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3:引きこもりは意外と拉致されても楽勝だった
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同じ門番に外まで送ってもらった。外に出たら、もう夕暮れらしく、太陽が傾いていた。トオヤは焦ってしまう。果たして、ここからどうしたらいいのか。
夜ということは、魔獣とか出るのだろうか。とりあえず、街みたいなものはないのだろうか。いや、あるとしても、地図もない、方角もわからない。そもそも人が。
というか、なぜ魔族の皆様とか翻訳の魔法がなくても話せたのか、急に不安になる。俺、もしかして言葉を通じない? 急いでスキルのメニューを出す。もう一度習得可能な魔法のリストを見たが、翻訳にあたりそうなものはない。
とりあえず、ヒールを取っとくか?それとも攻撃?多分一つしか取れない。とりあえず翻訳はない。頭が混乱して暴走するが、とにかく今何かを決めるのはまずいと冷静になる。
その時、話しかける声が聞こえた。トオヤには、それは天使の祝福にも等しい。
「おい、そこのお前」
「は、はい!僕ですか!」とトオヤはつい、喜色満面で振り返る。いつもは俺が一人称なのに、僕とか言い出している。
そこにいたのは、魔王城の中で見たのに比べると、ずいぶんボロボロで、トゲトゲのたくさんついてベルトとか、トゲトゲのたくさんついた球体がついた武器みたいなものとか、トゲトゲがたくさんついた腕輪とか、トゲトゲ多いな、装備をした、物騒な鈍い緑色の肌をした一段だった。さっき案内してくれた門番の色違いという感じだ。それが五人はいる。
「どうせ、就職失敗したんだろ?魔王の選考は厳しいからな。なんだい?勇者様?俺たちも似たようなもんで職にあぶれてる。似たもの同士、仲良くしようぜ」とトゲトゲしたブレスレットの気になる手を出して握手を求められた。しかし、トオヤはしのごの言ってられないとは言っても、流石に疑念が湧く。
「え、それってまずいことなんじゃ……。犯罪とか……」
その質問に、トゲトゲさんは「がっはっは」と大笑いした。その質問に慣れているようだ。
「いいや、まさか。そんな危ないことしねぇよ。ここがどこだかわかるか?魔王城の前だぞ?傭兵だよ。傭兵。勇者さんの国にある?よ・う・へ・い」
「は、はい。あります。わかります」トオヤはちょっとドン引きしながらそう答えた。
「なら話は早い」とトゲトゲさんは続ける。周りの子分らしき人たちがにやにやしてるのが少し気になるが、そういうことならお役に立てるかもしれない。
「俺、仮にも勇者ですし、もし戦闘経験が積めるなら、お役に立てるかもしれないです」
「おう、決まりだな。アジトに案内するよ。この辺は魔獣が出て、危険なんだ」
トオヤたちは森の中を進んでいく。道というほどのものではないが、獣道のようなものがあり、トゲトゲさんとその一味、ゴブリンなのだろうか彼らは、にとっては慣れた肯定であるようで、するすると迷いなく進むのが頼もしい。トオヤはちょっとしたおべっかを使うように、質問してみる。
「この世界にも魔獣っているんですね。俺の国だと、魔獣は魔族の言うことを聞いたり、召喚されたりすることもあるんですけど、やっぱり野生の魔獣は魔族の方も襲うんですか?」
「この辺でいいか」
質問と全く噛み合ってない答えが来て、トオヤはぼかんとする。しかし、確かにかなり森の奥にきた。ここで野営でもすると言う意味だろうか、と思っていたら、目の前に三人しかいない。子分その3と4はどこだ、ときょろきょろしていると、首の後ろに衝撃が走る。
トオヤはそのまま意識を失った。
トオヤが眼を覚ますと、腕が後ろでに固定されてた。首輪がついていて、そこから腕に向けてチェーンが両方の腕に伸びている。足はなにもない。
少し離れたところには焚き火があり、ゴブリンさんたち(仮)がわいわい楽しんでいるようだった。ご飯も串に刺した肉が焚き火の周りにあった。
そういえばお腹すいたな、と思うと、お腹の音がなる。言われてみたら、アフタヌーンティーのあと何も食べてない。現代人はすぐお腹が空くのだ。
やっぱりエイムの言う通り、勇者やっておけばよかったかなぁ、でもあのまま受けたら命張って人間を守るのが当たり前みたいになりそうだったしなぁ、と考えてみるが、お腹がすいて、頭が働かない。つい脳内で天の声に聞いてみる。
『ご飯が出る魔法、とかないの?』
『水ならあります』
そりゃそうか。ウォーターボールなら水が出てくる。もうそれとって喉だけでも潤そうかと思ってると、子分の一人が、トオヤが起きてることに気づいた。
「親分、やつ、目を覚ましたようですよ」とトゲトゲさんに進言する。
トゲトケさんは、トオヤをちらっとみた。それから、ニヤッと笑う。
「おい、あいつ、俺たちの肉を物欲しそうにみてるぞ。可哀想にな。魔封じの首輪までされて。本当に異国からきた勇者に仕事を俺たちが与えると思ったのか?俺たちだって、そんなもんないのに」
「しかし、これでやっといい金が手に入りますな。へへ、鴨がネギ背負って歩いてきやがった」
どうやら、やはり傭兵というのは嘘で、彼らはトオヤと同じニートだったらしい。ただ、この世界ではそれでは生きいけない。だからトオヤをさらって身代金を請求しよう、という算段らしかった。
しかし、一体誰がトオヤのために身代金を払ってくれるのだろうか。いささか疑問だが、何か彼らにも考えがあるのだろう。
「ほら」
そんなことを考えていると、子分の一人がパンのカケラをちぎって地面に投げていた。他の子分も来て、小さいお椀に水を注いで前におく。 もちろん手が塞がっているので、犬のように食べるしかない。ワン、と、いうのは控えつつ、気分は犬だが、パンをたべて水に口を突っ込んで、べちゃべちゃにしながら食べる。
しかし、ウォーターボールはいらないし、そこそこパンもあって、お腹が満たされることに比べたら、屈辱は気にならなかった。元来の性格のせいかもしれない。むしろ、この人たち、実はいい人なのでは?とトオヤは感じた。
少し仮眠をとったあと、トオヤたちは夜の霧の中を移動した。8時間ほど高速の魔獣馬車のようなものを走らせて、早朝には王都の城門の前にいた。どうやら、魔王城と王都はそもそも、そんなに遠くなかったらしい。だから転移なんてものかできたのかもしれない。
「たのもー」と冗談みたいなことをいってゴブリン(仮)たちが騒いでると、明らかに寝巻きのエイムが出てきた。30分は騒いでいたので、魔族と話せるから、ということでエイムがよばれたらしい。
「なんですか、こんな時間に。あ、トオヤさん、昨日ぶりですね。ずいぶん見窄らしくなって」そういってエイムは、くすくす笑った。
この状態に全く動じてないエイムに、トオヤは軽く会釈をすることしかできない。しかし、この態度でほぼ展開は読めたようなものだ。
「お、お前が、人間どもの代表者か!」
「は、はぁ。まあそういうことでいいんじゃないですか?」
なぜかちょっと足が震えてる子分1が、それでも指をさして、イキっている。
「こ、この勇者を、こ、こ、ころされたくなければ、金を払え!」
「いくら欲しいんですか?」
「へ?」
どうやら誰も考えていなかったみたいで、全員が親分の方を見た。親分、トゲトゲさんも考えていなかったみたいで、戸惑いながら
「ひゃ、百万エルピー、だ!」
なんとかセリフを言い終えた親分に、エイムは「金貨10枚ですか、そのぐらいなら払ってもいいですけど……」とわざとらしく考えるそぶりをしている。
「こ、こいつが殺されてもいいのか?!」と子分がなんとか追い討ちをかける。しかし、もう彼らもわかっているだろう、彼女はまともではないと。もしくは勇者というものが、イメージとかけ離れた存在として扱われていると。
「でもなぁ、その人、正直いらないんですよね。金貨3枚の食事を食べさせてあげるといっても、断るし」
「き、金貨3枚、お前まじなのか?!」と子分がきいてくる。トオヤが仕方なく頷くと、「なんてことだ?!」とくらっていた。この世界、かなり金が大切なようだ。
しかし、自由も同じくらい大切だ。いやトオヤも半分以上強がりだが。空腹は堪える。
「ま、経費になるので申請もだるいし、いいですよ、殺しちゃってください。そもそも、そのつもりであっちの送ったのに」
「どういうことだ?」
トオヤは、その発言そのものでなく、なにか引っかかってきくと、エイムは、「ああ」と、意を汲んで答えてくれた。
「あなたがいると、次の勇者を召喚できないんですよ」
「俺が死んだら、また呼ぶ気なのか……」
どこまで異国の人間に頼る気だろう、とうろんな視線をついトオヤはむけてしまうが、エイムの感覚では、十分まともの範囲みたいだ。まあ、そうじゃなきゃ、そもそもトオヤを呼ばないか。
そもそも、魔族が来てもエイムは攻撃もしない。この世界は本当に魔族と人間は争っているのだろうか。よくわからない。
「そういうことで、さっさとどっかいってください。まったくくだらないことで呼び出さないでくださいよ。あーあ、早く帰って二度寝しよう」
そういうと、エイムは王都の中に戻っていってしまった。
「お、」と子分が多分、おい待て、とかおいちょっととか言いかけたのだろうが、続きが出てこない。
多分こいつらは魔族の中でも小物なのだろう。しかし、エイムの態度は、あまりに雑魚い魔族たちに、攻撃することすらしなくていい、という、彼我の力の差を見せつけるものだった。少し魔王様のトオヤに対する感覚とも似ていた。
逆にやっぱり平和なのだなと思う。この世の真理が見えたような、なにもわかっていないような、トオヤはそんな心地がした。
夜ということは、魔獣とか出るのだろうか。とりあえず、街みたいなものはないのだろうか。いや、あるとしても、地図もない、方角もわからない。そもそも人が。
というか、なぜ魔族の皆様とか翻訳の魔法がなくても話せたのか、急に不安になる。俺、もしかして言葉を通じない? 急いでスキルのメニューを出す。もう一度習得可能な魔法のリストを見たが、翻訳にあたりそうなものはない。
とりあえず、ヒールを取っとくか?それとも攻撃?多分一つしか取れない。とりあえず翻訳はない。頭が混乱して暴走するが、とにかく今何かを決めるのはまずいと冷静になる。
その時、話しかける声が聞こえた。トオヤには、それは天使の祝福にも等しい。
「おい、そこのお前」
「は、はい!僕ですか!」とトオヤはつい、喜色満面で振り返る。いつもは俺が一人称なのに、僕とか言い出している。
そこにいたのは、魔王城の中で見たのに比べると、ずいぶんボロボロで、トゲトゲのたくさんついてベルトとか、トゲトゲのたくさんついた球体がついた武器みたいなものとか、トゲトゲがたくさんついた腕輪とか、トゲトゲ多いな、装備をした、物騒な鈍い緑色の肌をした一段だった。さっき案内してくれた門番の色違いという感じだ。それが五人はいる。
「どうせ、就職失敗したんだろ?魔王の選考は厳しいからな。なんだい?勇者様?俺たちも似たようなもんで職にあぶれてる。似たもの同士、仲良くしようぜ」とトゲトゲしたブレスレットの気になる手を出して握手を求められた。しかし、トオヤはしのごの言ってられないとは言っても、流石に疑念が湧く。
「え、それってまずいことなんじゃ……。犯罪とか……」
その質問に、トゲトゲさんは「がっはっは」と大笑いした。その質問に慣れているようだ。
「いいや、まさか。そんな危ないことしねぇよ。ここがどこだかわかるか?魔王城の前だぞ?傭兵だよ。傭兵。勇者さんの国にある?よ・う・へ・い」
「は、はい。あります。わかります」トオヤはちょっとドン引きしながらそう答えた。
「なら話は早い」とトゲトゲさんは続ける。周りの子分らしき人たちがにやにやしてるのが少し気になるが、そういうことならお役に立てるかもしれない。
「俺、仮にも勇者ですし、もし戦闘経験が積めるなら、お役に立てるかもしれないです」
「おう、決まりだな。アジトに案内するよ。この辺は魔獣が出て、危険なんだ」
トオヤたちは森の中を進んでいく。道というほどのものではないが、獣道のようなものがあり、トゲトゲさんとその一味、ゴブリンなのだろうか彼らは、にとっては慣れた肯定であるようで、するすると迷いなく進むのが頼もしい。トオヤはちょっとしたおべっかを使うように、質問してみる。
「この世界にも魔獣っているんですね。俺の国だと、魔獣は魔族の言うことを聞いたり、召喚されたりすることもあるんですけど、やっぱり野生の魔獣は魔族の方も襲うんですか?」
「この辺でいいか」
質問と全く噛み合ってない答えが来て、トオヤはぼかんとする。しかし、確かにかなり森の奥にきた。ここで野営でもすると言う意味だろうか、と思っていたら、目の前に三人しかいない。子分その3と4はどこだ、ときょろきょろしていると、首の後ろに衝撃が走る。
トオヤはそのまま意識を失った。
トオヤが眼を覚ますと、腕が後ろでに固定されてた。首輪がついていて、そこから腕に向けてチェーンが両方の腕に伸びている。足はなにもない。
少し離れたところには焚き火があり、ゴブリンさんたち(仮)がわいわい楽しんでいるようだった。ご飯も串に刺した肉が焚き火の周りにあった。
そういえばお腹すいたな、と思うと、お腹の音がなる。言われてみたら、アフタヌーンティーのあと何も食べてない。現代人はすぐお腹が空くのだ。
やっぱりエイムの言う通り、勇者やっておけばよかったかなぁ、でもあのまま受けたら命張って人間を守るのが当たり前みたいになりそうだったしなぁ、と考えてみるが、お腹がすいて、頭が働かない。つい脳内で天の声に聞いてみる。
『ご飯が出る魔法、とかないの?』
『水ならあります』
そりゃそうか。ウォーターボールなら水が出てくる。もうそれとって喉だけでも潤そうかと思ってると、子分の一人が、トオヤが起きてることに気づいた。
「親分、やつ、目を覚ましたようですよ」とトゲトゲさんに進言する。
トゲトケさんは、トオヤをちらっとみた。それから、ニヤッと笑う。
「おい、あいつ、俺たちの肉を物欲しそうにみてるぞ。可哀想にな。魔封じの首輪までされて。本当に異国からきた勇者に仕事を俺たちが与えると思ったのか?俺たちだって、そんなもんないのに」
「しかし、これでやっといい金が手に入りますな。へへ、鴨がネギ背負って歩いてきやがった」
どうやら、やはり傭兵というのは嘘で、彼らはトオヤと同じニートだったらしい。ただ、この世界ではそれでは生きいけない。だからトオヤをさらって身代金を請求しよう、という算段らしかった。
しかし、一体誰がトオヤのために身代金を払ってくれるのだろうか。いささか疑問だが、何か彼らにも考えがあるのだろう。
「ほら」
そんなことを考えていると、子分の一人がパンのカケラをちぎって地面に投げていた。他の子分も来て、小さいお椀に水を注いで前におく。 もちろん手が塞がっているので、犬のように食べるしかない。ワン、と、いうのは控えつつ、気分は犬だが、パンをたべて水に口を突っ込んで、べちゃべちゃにしながら食べる。
しかし、ウォーターボールはいらないし、そこそこパンもあって、お腹が満たされることに比べたら、屈辱は気にならなかった。元来の性格のせいかもしれない。むしろ、この人たち、実はいい人なのでは?とトオヤは感じた。
少し仮眠をとったあと、トオヤたちは夜の霧の中を移動した。8時間ほど高速の魔獣馬車のようなものを走らせて、早朝には王都の城門の前にいた。どうやら、魔王城と王都はそもそも、そんなに遠くなかったらしい。だから転移なんてものかできたのかもしれない。
「たのもー」と冗談みたいなことをいってゴブリン(仮)たちが騒いでると、明らかに寝巻きのエイムが出てきた。30分は騒いでいたので、魔族と話せるから、ということでエイムがよばれたらしい。
「なんですか、こんな時間に。あ、トオヤさん、昨日ぶりですね。ずいぶん見窄らしくなって」そういってエイムは、くすくす笑った。
この状態に全く動じてないエイムに、トオヤは軽く会釈をすることしかできない。しかし、この態度でほぼ展開は読めたようなものだ。
「お、お前が、人間どもの代表者か!」
「は、はぁ。まあそういうことでいいんじゃないですか?」
なぜかちょっと足が震えてる子分1が、それでも指をさして、イキっている。
「こ、この勇者を、こ、こ、ころされたくなければ、金を払え!」
「いくら欲しいんですか?」
「へ?」
どうやら誰も考えていなかったみたいで、全員が親分の方を見た。親分、トゲトゲさんも考えていなかったみたいで、戸惑いながら
「ひゃ、百万エルピー、だ!」
なんとかセリフを言い終えた親分に、エイムは「金貨10枚ですか、そのぐらいなら払ってもいいですけど……」とわざとらしく考えるそぶりをしている。
「こ、こいつが殺されてもいいのか?!」と子分がなんとか追い討ちをかける。しかし、もう彼らもわかっているだろう、彼女はまともではないと。もしくは勇者というものが、イメージとかけ離れた存在として扱われていると。
「でもなぁ、その人、正直いらないんですよね。金貨3枚の食事を食べさせてあげるといっても、断るし」
「き、金貨3枚、お前まじなのか?!」と子分がきいてくる。トオヤが仕方なく頷くと、「なんてことだ?!」とくらっていた。この世界、かなり金が大切なようだ。
しかし、自由も同じくらい大切だ。いやトオヤも半分以上強がりだが。空腹は堪える。
「ま、経費になるので申請もだるいし、いいですよ、殺しちゃってください。そもそも、そのつもりであっちの送ったのに」
「どういうことだ?」
トオヤは、その発言そのものでなく、なにか引っかかってきくと、エイムは、「ああ」と、意を汲んで答えてくれた。
「あなたがいると、次の勇者を召喚できないんですよ」
「俺が死んだら、また呼ぶ気なのか……」
どこまで異国の人間に頼る気だろう、とうろんな視線をついトオヤはむけてしまうが、エイムの感覚では、十分まともの範囲みたいだ。まあ、そうじゃなきゃ、そもそもトオヤを呼ばないか。
そもそも、魔族が来てもエイムは攻撃もしない。この世界は本当に魔族と人間は争っているのだろうか。よくわからない。
「そういうことで、さっさとどっかいってください。まったくくだらないことで呼び出さないでくださいよ。あーあ、早く帰って二度寝しよう」
そういうと、エイムは王都の中に戻っていってしまった。
「お、」と子分が多分、おい待て、とかおいちょっととか言いかけたのだろうが、続きが出てこない。
多分こいつらは魔族の中でも小物なのだろう。しかし、エイムの態度は、あまりに雑魚い魔族たちに、攻撃することすらしなくていい、という、彼我の力の差を見せつけるものだった。少し魔王様のトオヤに対する感覚とも似ていた。
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