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第一章・学園編
第十三話
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「さてと、これで荷造りの準備は万全だな。」
退学処分を言い渡されて一週間目の朝、僕は目覚め学園を出る準備をしている。
「しかしこれが買えて良かったな。」
僕が雑貨屋で購入したもの、それは収納鞄だ。これは別名異次元空間鞄とも言われていて、鞄の中は異次元空間であり、広い空間にあらゆるものを収納できる鞄というわけだ。
仮に巨大なモンスターを運ぶ場合、これがあれば楽々と運ぶことができる。中は別空間になっているため重さは加わることはないが、だからといってなんでも無限に収納できるわけではない。鞄は種類ごとに収納できる大きさや重さがあって、必ずしも万能というわけではない。
とにかく大量収納可能なとても役に立つ不思議な鞄というわけだ。ちなみに生きてる生物とかは収納できないため、鞄の中に入ることは当然できない。
「よし、それじゃあ始めますか。」
僕は部屋から出て、昨日考えてた作戦を始める。
ちなみに僕がこれを購入したのには理由がある。一つは今後の旅で必要になるからだ。道中色んな素材を手に入れることがあるため、沢山持ち運べるようになりたい。そこで収納鞄を持っていれば、素材を持ち運べて儲かるし、なによりいざという時に使えるものが揃っていれば安心する。
二つ目は、これからすることに必須だからだ。
「さてさて、まだ誰もいないな。」
僕は今、調理場に潜入している。なぜここに来たのかというと、食糧を調達するためだ。
食糧も旅では必ず必要になるため、今のうちに手に入るだけぬs…貰っておこう。
「学校には悪いと思ってるけど、これも生きていくためだ。」
そんなわけで次々と食材を収納鞄に詰め込んでいく。
パンに野菜、果物、肉などなど、とにかく色んなものを詰め込む。
「おっと、あれも忘れてはいけないな。」
僕は調理器具が置かれてる場所に行き、再び詰め込んでいく。旅では自分で料理をしなければならない。その時に調理器具がないと料理ができない。
「あと調味料もいるな。高価なものは避けておこう。」
調理器具を詰め込んだら、次に料理に使う調味料も詰め込む。香辛料は高価なものが多いため盗む、じゃなくて貰うのは気が引ける。
とりあえず塩や胡椒などの調味料と、そこまで高価ではない香辛料も詰め込む。
「よし、こんなものかな。」
調理場での調達で、鞄の容量を半分ほど埋めることになった。成果は上々だ。
そうして調理場から色んなものを貰い終え出て行こうとしたら足音が聞こえてきた。
(調理場で働く教職員だ。バレたらマズい。)
ここで盗みをしてたことがバレたら、間違いなく捕まってしまう。
学校を去る前に前科持ちになりたくはないため、僕は気づかれないよう素早く調理場を後にする。
調理場を後にして、僕は学校の校門前に立っている。校門を出れば、僕はもう学園の生徒ではなく、ただの一般人だ。
「長いようで短い学園生活だったなぁ。」
3年ほど前に入学してから今日まで、友達といえる人はできなかった。ずっと欠陥欠陥と馬鹿にされても諦めずに頑張ってきた結果、退学処分されてしまったが、不死鳥との出会いで人生が一変した。
あのときが僕の新しい人生の始まりともいえる。
「それじゃあ行くか。」
~ 主人公プロフィール 技能編~
⬇︎
【潜在能力値】
『名前』コトノ=オオトリ
『技能とは?』
技能は、技術と同時に会得する。
技能を発動させると自身の体力や精神力を消費する。例えば、『片手剣技・一閃』の技能を発動すれば、普通に剣を振るのよりも威力が高く素早い。
しかし欠点があって、連続で発動すると体力や精神力の消費が段々と大きくなっていったり、途中で発動中止することはできない。
退学処分を言い渡されて一週間目の朝、僕は目覚め学園を出る準備をしている。
「しかしこれが買えて良かったな。」
僕が雑貨屋で購入したもの、それは収納鞄だ。これは別名異次元空間鞄とも言われていて、鞄の中は異次元空間であり、広い空間にあらゆるものを収納できる鞄というわけだ。
仮に巨大なモンスターを運ぶ場合、これがあれば楽々と運ぶことができる。中は別空間になっているため重さは加わることはないが、だからといってなんでも無限に収納できるわけではない。鞄は種類ごとに収納できる大きさや重さがあって、必ずしも万能というわけではない。
とにかく大量収納可能なとても役に立つ不思議な鞄というわけだ。ちなみに生きてる生物とかは収納できないため、鞄の中に入ることは当然できない。
「よし、それじゃあ始めますか。」
僕は部屋から出て、昨日考えてた作戦を始める。
ちなみに僕がこれを購入したのには理由がある。一つは今後の旅で必要になるからだ。道中色んな素材を手に入れることがあるため、沢山持ち運べるようになりたい。そこで収納鞄を持っていれば、素材を持ち運べて儲かるし、なによりいざという時に使えるものが揃っていれば安心する。
二つ目は、これからすることに必須だからだ。
「さてさて、まだ誰もいないな。」
僕は今、調理場に潜入している。なぜここに来たのかというと、食糧を調達するためだ。
食糧も旅では必ず必要になるため、今のうちに手に入るだけぬs…貰っておこう。
「学校には悪いと思ってるけど、これも生きていくためだ。」
そんなわけで次々と食材を収納鞄に詰め込んでいく。
パンに野菜、果物、肉などなど、とにかく色んなものを詰め込む。
「おっと、あれも忘れてはいけないな。」
僕は調理器具が置かれてる場所に行き、再び詰め込んでいく。旅では自分で料理をしなければならない。その時に調理器具がないと料理ができない。
「あと調味料もいるな。高価なものは避けておこう。」
調理器具を詰め込んだら、次に料理に使う調味料も詰め込む。香辛料は高価なものが多いため盗む、じゃなくて貰うのは気が引ける。
とりあえず塩や胡椒などの調味料と、そこまで高価ではない香辛料も詰め込む。
「よし、こんなものかな。」
調理場での調達で、鞄の容量を半分ほど埋めることになった。成果は上々だ。
そうして調理場から色んなものを貰い終え出て行こうとしたら足音が聞こえてきた。
(調理場で働く教職員だ。バレたらマズい。)
ここで盗みをしてたことがバレたら、間違いなく捕まってしまう。
学校を去る前に前科持ちになりたくはないため、僕は気づかれないよう素早く調理場を後にする。
調理場を後にして、僕は学校の校門前に立っている。校門を出れば、僕はもう学園の生徒ではなく、ただの一般人だ。
「長いようで短い学園生活だったなぁ。」
3年ほど前に入学してから今日まで、友達といえる人はできなかった。ずっと欠陥欠陥と馬鹿にされても諦めずに頑張ってきた結果、退学処分されてしまったが、不死鳥との出会いで人生が一変した。
あのときが僕の新しい人生の始まりともいえる。
「それじゃあ行くか。」
~ 主人公プロフィール 技能編~
⬇︎
【潜在能力値】
『名前』コトノ=オオトリ
『技能とは?』
技能は、技術と同時に会得する。
技能を発動させると自身の体力や精神力を消費する。例えば、『片手剣技・一閃』の技能を発動すれば、普通に剣を振るのよりも威力が高く素早い。
しかし欠点があって、連続で発動すると体力や精神力の消費が段々と大きくなっていったり、途中で発動中止することはできない。
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