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プロローグ*終わりのはじまり*
ジジィの秘書は災難
しおりを挟む今年30歳になる私、松山 薫(まつやま かおる)はいわゆるブラックと呼ばれる種類の職に就いているといえよう。
なぜ、断言しないのか?
それは自分の上司によるところが大きいからだ。
そして、私の上司とは。
今まさに賄賂なるものを受けとっている悪徳政治家なのです。
くっそ禿げてるくそジジィです。
セクハラ、パワハラ、残業日常です。
ほんとにろくでもないジジィなのです。
まぁ、こんなことに関わっているせいか、仕事を辞めたくてもなんか命に関わりそうで。
辞めるにやめれず、ずるずると今に至っているわけで。
このまま仕事続けてたら遅かれ早かれいつか殺されそうだよ。
……でもさぁ、こんな愚痴が、フラグだなんて思うわけないじゃん?
突然、事務所の扉が開いたと同時に全身真っ黒な男が2人乗り込んできた。
ビビったジジィは私を突き飛ばし、真っ先に逃げやがった。
その瞬間に、今までに味わったことのない熱さ、痛みが同時に私を襲った。
なんで私が刺されてるの?
え、待てよくそジジィ。
逃げてんじゃねーよ救急車呼べよ!
待って、私まだ死ねないんだよ。
あのゲームの周回まだ終わってないし、妹のためにお金も稼がなきゃいけないのに。
外に目を向けると、はげしい雨が窓を叩いていた。
あーーー帰ってゲームすることだけが唯一の楽しみだったのになぁ。
ねぇ、遥。雨って、冷たいね、、。
……ん?
なんの声?
…遥、じゃなさそう。
誰?
綺麗な歌声。
暖かい。
泣きたくなる。
「おぎゃーおぎゃー!」
………え?
私、の、声、赤ん坊っぽくない?
どーゆうことー???!
「ぎゃー!!おぎゃー!!」
叫んでもやっぱり赤ん坊の鳴き声しかでないよーーー!
「あらあら、うとうとしていたのに眠りきれなかったわね。ディーン」
ふと視線を横にずらすと、とても綺麗な女性が微笑んで私を見てくれていた。
月明かりとランプの光のみが部屋を照らし、その光に照らされた淡い金髪とコーラルブルーの瞳をした人だ。
この人が歌ってくれていたのかな?
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え、でも待って。
この人私見てディーンって呼んでたよね?
え、誰ぇぇーーーー。
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