【完結】乙女ゲームのヒロインに転生したけどゲームが始まらないんですけど

七地潮

文字の大きさ
1 / 13

ヒロイン 1

しおりを挟む
私、ミルファ、もうすぐ16歳の女の子。
晴れた青空の様な瞳と、緩くウェーブしたピンクの髪の女の子。

下町でお母さんと二人暮らしだったのに、教会での成人の儀式で光魔法が使える事が分かったの。

そしてその時薄っすらとだけど、前世の記憶が蘇ったのよ。

私は前世、別の世界の日本と言う国で、シャチクと言う仕事をしていた24歳。
仕事の帰り道、歩きながらスマホというモノでアプリゲームとか言うものをやってたら、シャドウと言うところに出ちゃって、クルマと言うものに跳ねられちゃって死んじゃったみたい。

状況は分かるけど、生まれる前の記憶って、15年以上前の記憶でしょ?
本当に薄っすらしかわかんないの。

ただハッキリ分かっているのは、この世界は、死ぬ直前にやっていたアプリゲームと言う遊戯の世界で、私はそこの主人公、ヒロインだって事。

これから父親である男爵様が迎えに来て、私はそこの庶子と認められ、マナーを学んで16歳になったら、2年間王立学園に通うことになるの。

そこで登場人物である【攻略対象】の美青年…イケメンというんだっけ?に出会って、恋をして、そのうちの誰かと、または全員と結ばれるって事。

学園で【イベント】と言う出来事をこなしていくと、【好感度】と言うものが上がって行って、イケメン達は私にメロメロになるのって凄くない⁈
選択肢さえ間違えなければ、公爵様や騎士様、王子様さえ私にメロメロになるのよ?

私の相手は確か、一学年上の王子様、宰相様の跡取り息子さん、同じ学年の騎士団長の次男さん、公爵家の跡取りさん、魔法の才能が有り飛び級で入学してくる二つ年下の男の子、それと保健室の先生の6人。

前世の私はよく、
「テンプレ過ぎだけど、キャラ絵とボイスが神過ぎて沼る。
課金天井上等、スキンコンプしてやる!
何のために社畜ってると思ってんの、課金の為よ!」
とか言ってたけど、意味が今ひとつわかんない。


さあ、男爵家からお迎えの馬車が来たわ。
私は今日から、ミルファ・ドルシュド  としてイイ男に囲まれた、キャッキャウフフの生活を送るのよ!
さあ、来なさいイケメン達よ!



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

前世は有名コーヒーチェーン店で働いてたので、異世界で再現してみようという話

くじら
恋愛
王立学園の薬学科には、いつも白衣を着て調合室でコーヒーを淹れている女学生がいる。 彼女の淹れるコーヒー(という回復薬)を求めて、今日も学生がやってくる。

モブの私がなぜかヒロインを押し退けて王太子殿下に選ばれました

みゅー
恋愛
その国では婚約者候補を集め、その中から王太子殿下が自分の婚約者を選ぶ。 ケイトは自分がそんな乙女ゲームの世界に、転生してしまったことを知った。 だが、ケイトはそのゲームには登場しておらず、気にせずそのままその世界で自分の身の丈にあった普通の生活をするつもりでいた。だが、ある日宮廷から使者が訪れ、婚約者候補となってしまい…… そんなお話です。

悪役令嬢ですが、どうやらずっと好きだったみたいです

朝顔
恋愛
リナリアは前世の記憶を思い出して、頭を悩ませた。 この世界が自分の遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気がついたのだ。 そして、自分はどうやら主人公をいじめて、嫉妬に狂って殺そうとまでする悪役令嬢に転生してしまった。 せっかく生まれ変わった人生で断罪されるなんて絶対嫌。 どうにかして攻略対象である王子から逃げたいけど、なぜだか懐つかれてしまって……。 悪役令嬢の王道?の話を書いてみたくてチャレンジしました。 ざまぁはなく、溺愛甘々なお話です。 なろうにも同時投稿

目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした

エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ 女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。 過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。 公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。 けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。 これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。 イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん) ※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。 ※他サイトにも投稿しています。

乙女ゲームのヒロインとして転生しましたが、謹んで回避させて頂きます!

アズやっこ
恋愛
大好きなお母さんがこの世を去った。 月に一度やって来るお父さんは男爵って貴族だった。 私はお父さんに連れられて男爵令嬢になった。 男爵令嬢になった私は、貴族の令息、令嬢が通う貴族学園に入学した。 入学式が終わり、教室へ移動中、誰かとぶつかり倒れた私は気を失い、前世の記憶を思い出した。 友達に進められた乙女ゲーム、私には合わなくてすぐやめちゃったけど、その世界のヒロインに転生してた。 王子ルート? 時期宰相ルート? 時期騎士団長ルート? 隠れルート? 嫌嫌、全部スルーして、ヒロインを謹んで回避させて頂きます。

モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します

みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが…… 余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。 皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。 作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨ あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。 やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。 この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。

悪役令嬢ではあるけれど

蔵崎とら
恋愛
悪役令嬢に転生したみたいだからシナリオ通りに進むように奔走しよう。そう決意したはずなのに、何故だか思った通りに行きません! 原作では関係ないはずの攻略対象キャラに求婚されるわ悪役とヒロインとで三角関係になるはずの男は一切相手にしてくれないわ……! そんな前途多難のドタバタ悪役令嬢ライフだけど、シナリオ通りに軌道修正……出来……るのか、これ? 三話ほどで完結する予定です。 ゆるく軽い気持ちで読んでいただければ幸い。  

王子好きすぎ拗らせ転生悪役令嬢は、王子の溺愛に気づかない

エヌ
恋愛
私の前世の記憶によると、どうやら私は悪役令嬢ポジションにいるらしい 最後はもしかしたら全財産を失ってどこかに飛ばされるかもしれない。 でも大好きな王子には、幸せになってほしいと思う。

処理中です...