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バイト先
しおりを挟む四十歳の頃、和食ファミレスチェーンで、20時~2時半(ラストオーダー1時半、閉店2時(閉店後掃除と精算をして、終わったら帰るって感じ)のシフトでした。
私より少し年上の主婦の方と組んでシフトに入ることが多かったのですけど、そのお店、なんのいわくやいわれがあるのか知らないけど、不思議なことが多かったんです。
一人が精算、一人が清掃をするのですけど、店内の灯りは半分消し、静かなのはなんだかなぁ、って事で有線はつけっぱなしで作業をしていました。
よく聞く話なんですけど、誰もいないのにトイレの水が流れたり、有線の曲とは全く関係ない子供の笑い声が聞こえたり。
呼び出しベルは鳴らないんですけど、何番テーブルがベルを押したかランプが点灯するボード?が点滅してたり。
不思議な事の多い職場でした。
お店には北側にお座敷席が5部屋並んでます。
1番から4番迄が10人席、5番部屋は6人席です。
何故5番席だけテーブルが小さいのかと言うと、部屋が斜めに切り落としたような感じで狭くなっているからです。
この部屋は掃除中にも視線を感じたり、何かに触られた気がしたり、調味料の小瓶が倒れてたり、いろいろ有りました。
この5番席にお客様をお通しすると、そのうちの何人かは昼夜関係なしに、
「この部屋なんだか嫌だから、テーブル席でもいいから、他の席にして」
と申し出があります。
北東の部屋で、鬼門封じで角がない建物や家の塀って多いですけど、鬼門や裏鬼門とかって、何かあるんですかねえ。
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