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光の悪魔と闇の天使
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今、俺は牢屋にいる。「なんで、こうなるんだ」数時間前、「ダン、光ゴケの様子を見てきてくれぬか」「行ってきます、サタン様」そう言って使いに出かけたが、間違えて天使の暮らす区域に踏み入れてしまった。偵察者だと思われこの状況だ。
そんなとき、あいつに出会った。あいつは「僕の名前はソウ、君の名前は?」そう言って聞いてきた。牢屋にいる俺に名前を聞いてきたんだぜ。驚いたが、「俺はダンっていうんだ」そう自己紹介した。なぜかわからないけど俺はその日からソウと話すのが楽しみになっていた。ソウは俺を牢屋にいれるように言ったのはイリというんだと言った。「イリは天使に神の言ったことを伝える役をしているんだよ。その性格から闇の天使と呼ばれているんだ」そう言った。俺はサタン様の話しをした。「イリが闇の天使なら、サタン様は光の悪魔だな。あまり争いが好きじゃない。きっとソウもサタン様のことを好きになるはずだ」ソウの話しを聞いている時も、俺が話している時も、楽しかった。
ある日いきなり、俺や悪魔たちを牢屋から出すと「悪魔の国に攻め込みに行くんだ。その混乱で逃げてくれ」そう言われた。「ありがとう」
サタン様のところヘ戻り天使が攻めに来ることを話した。「怪我はないか?」まず、俺たちの心配をした。回復できないような傷がある悪魔たちに薬を塗った。どんなに怪我をしても死ぬことがない薬だった。サタン様を守る役目を貰った。 俺とサタン様そしてほかの悪魔たちも戦いに備えた。いよいよ天使が攻めてきた。
俺は天使のほうを見て絶句した。そこに居たのはソウだった。とてつもない不安が俺を襲った。何度も振り払おうとしたけどまた浮かんで来る、ソウが仲間たちを滅多刺ししている姿が。ソウと目があった。大丈夫そう言っているように見えた。違うとわかって良かった。でもあたりまえだよな。心の中で言った。安心したのも束の間流れ矢がソウに当たりかけた。
ついソウを庇ってしまって裏切り物だと思われた。「天使と手を組んだんじゃないか」「それなら天使の牢屋から出れたのにも納得だしな」「そうよね」
そんな声が聞こえてくる中サタン様が「私がそうするよう言ったんだよ。できるだけ流れる血は少ない方がいいからな」そう言って微笑んだ。おかげで助かった。本当にいい悪魔の王だよな。「サタン様がそう言うなら」戦いが続くなかイリのほうに矢が飛んでいた。俺もソウも間に合わなかった。当たりそうになった。サタン様がとっさに庇った。サタン様は「気にするな」そう言いった。イリにサタン様が話しかけた。「小さいとき私と君は仲が良かったよ。ただある日親どうしのもめ事が原因であそばなくなった」イリは、はっと驚いたようで「ごめんなさい」声を震わせて「このくらい平気だから」今度は少年のようにニカッと笑った。
よろけながら立ち上がるとイリが支えた。
「天使よ」「悪魔よ」「天使悪魔関係なく」「怪我人を運んでほしい」イリとサタン様が呼びかける。「ソウ、俺らは運ばれてきた人たちに薬を塗ろう」こうして天使と悪魔の戦いは終わったのでした。
そんなとき、あいつに出会った。あいつは「僕の名前はソウ、君の名前は?」そう言って聞いてきた。牢屋にいる俺に名前を聞いてきたんだぜ。驚いたが、「俺はダンっていうんだ」そう自己紹介した。なぜかわからないけど俺はその日からソウと話すのが楽しみになっていた。ソウは俺を牢屋にいれるように言ったのはイリというんだと言った。「イリは天使に神の言ったことを伝える役をしているんだよ。その性格から闇の天使と呼ばれているんだ」そう言った。俺はサタン様の話しをした。「イリが闇の天使なら、サタン様は光の悪魔だな。あまり争いが好きじゃない。きっとソウもサタン様のことを好きになるはずだ」ソウの話しを聞いている時も、俺が話している時も、楽しかった。
ある日いきなり、俺や悪魔たちを牢屋から出すと「悪魔の国に攻め込みに行くんだ。その混乱で逃げてくれ」そう言われた。「ありがとう」
サタン様のところヘ戻り天使が攻めに来ることを話した。「怪我はないか?」まず、俺たちの心配をした。回復できないような傷がある悪魔たちに薬を塗った。どんなに怪我をしても死ぬことがない薬だった。サタン様を守る役目を貰った。 俺とサタン様そしてほかの悪魔たちも戦いに備えた。いよいよ天使が攻めてきた。
俺は天使のほうを見て絶句した。そこに居たのはソウだった。とてつもない不安が俺を襲った。何度も振り払おうとしたけどまた浮かんで来る、ソウが仲間たちを滅多刺ししている姿が。ソウと目があった。大丈夫そう言っているように見えた。違うとわかって良かった。でもあたりまえだよな。心の中で言った。安心したのも束の間流れ矢がソウに当たりかけた。
ついソウを庇ってしまって裏切り物だと思われた。「天使と手を組んだんじゃないか」「それなら天使の牢屋から出れたのにも納得だしな」「そうよね」
そんな声が聞こえてくる中サタン様が「私がそうするよう言ったんだよ。できるだけ流れる血は少ない方がいいからな」そう言って微笑んだ。おかげで助かった。本当にいい悪魔の王だよな。「サタン様がそう言うなら」戦いが続くなかイリのほうに矢が飛んでいた。俺もソウも間に合わなかった。当たりそうになった。サタン様がとっさに庇った。サタン様は「気にするな」そう言いった。イリにサタン様が話しかけた。「小さいとき私と君は仲が良かったよ。ただある日親どうしのもめ事が原因であそばなくなった」イリは、はっと驚いたようで「ごめんなさい」声を震わせて「このくらい平気だから」今度は少年のようにニカッと笑った。
よろけながら立ち上がるとイリが支えた。
「天使よ」「悪魔よ」「天使悪魔関係なく」「怪我人を運んでほしい」イリとサタン様が呼びかける。「ソウ、俺らは運ばれてきた人たちに薬を塗ろう」こうして天使と悪魔の戦いは終わったのでした。
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