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第一章
第47話:斜め上
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◆◇◆◇ Side:森羅 鏡花 ◆◇◆◇
先日死に掛けたばかりだと言うのに、私はまたも絶体絶命のピンチに立たされていました。
霧島さんを誘ってしまったことを後悔してもしきれない……。
私のせいだ。私が巻き込んでしまった。
探索者にとってはかなり良い経験を積めると思い、声をかけさせて貰ったのに恩を仇で返すような形になってしまった。
「森羅さん……霧島さんならきっと大丈夫。こんな凄いスキルを使えるんですもの」
「椿さん、でも……」
ここは霧島さんのユニークスキルで作り出された異空間。
確かに森羅家でも把握していないとんでもないスキルです。
恐らくダンジョンが出来て三〇年。
初めて付与されたユニークスキルだと思う。
この異空間だけじゃない。
霧島さんはアイテムボックスに似たスキルも持っているし、ダンジョンからクエストを発行して貰うような未知のスキルも持っています。もしかすると他にも……。
その上、私と同じ日に探索者になったというのに。とんでもないスピードでレベルを上げてもいます。
それでも……霧島さんはまだレベル20になったばかりです。
百花の皆さんが一瞬で半壊させられた異邦人を相手にして、果たして逃げ切れるでしょうか。
そんな風に後ろ向きな考えに思考を支配されそうになっていると、明るい声で話しかけられました。
「鏡花ちゃん、きっと大丈夫だって。私の勘はよく当たるんだから」
「三上さん!? 意識が戻ったんですね!」
日暮さんと二人で祈祷したのが効いたようで様態は安定したのだけど、まだ意識が戻ってませんでした。目を覚ましたようで安心しました。
「で……これ、どういう状況? あのやばい奴に襲われてから記憶ないんで説明を求む」
ん~と……これ、どう説明すればいいのでしょう?
あまりにも突拍子のないことの連続で、うまく話せる自信がないです……。
「え? なに? なんでみんな見つめ合って黙ってるの? そもそもここどこよ?」
「ほら、森羅さん。聞かれてるわよ?」
「えっ!? 私ですか!?」
ほ、本庄さんずるい!
こんなの説明するの無理ですよぉ~!?
「だって~。本家で英才教育受けて育った森羅さんが一番頭良さそうだし?」
「そうね。英才教育うんぬんは置いておいても、理路整然と何かを説明するのは得意でしょ?」
つ、椿さんまで……。
「ぅぅ……わかりました。まず、ここはどこかって言うと……」
あれ? どう言えばいいんだろ? いきなり言葉に詰まってしまいました。
「え? なに? そんな勿体つけて言うような場所なの? だれか、男の人の部屋っぽいけど……もしかして霧島さんの部屋? って……待って……。待って待って待って!? なんか部屋にあってはいけないものがあるんだけど!?」
部屋の中を興味深そうに眺めていた三上さんが、あるモノを見つけて混乱したようです。
「えっと、ここは霧島さんの部屋と言えば霧島さんの部屋ですね。ただ……霧島さんがスキルで作り出した異空間だってだけで……」
「は? どゆこと?」
「ですから、ここはまだダンジョンの中……っていうとここも異空間だから物理的には中ではないのかもしれないですけど、それは話がややこしくなるので一旦置いておいて……。えっと、つまりダンジョンの中でさっきの異邦人から逃げるために霧島さんが生み出した別の異空間? ってことになるんだと思います。たぶん……」
「え? は? 生み出した? 部屋を? え? たぶんってなに!?」
「だ、だって、私だって今の状況をちゃんとわかってないんですよぉ~」
「森羅さん、がんば!」
穂上さん……。
「ぇぇ……頑張って説明してみますけど、私も理解出来ていないことが多いので間違ってたらごめんなさい」
そこからこの短い間に起こった出来事を思い出しつつ、状況を整理しながら説明してみました。でも、整理して説明すればするほどわけがわからなくなるって、どういうことなのでしょうか……。
「な、なんとなくわかったけど、わからないというか……」
やっぱりそうなりますよね!?
「でも、今の話の通りだとすると、霧島さんが一人で戦って……はさすがにないか。だけど、逃げ回ってるかも知れないってことなのね。最悪は脱してるけど、なにも解決出来ていない状況かぁ」
もう私がここに入ってから一〇分は経っています。
霧島さんは「自分が死んだとしても異空間に閉じ込められることはなく、追い出されるから安心して下さい」って言っていました。
だから、まだ無事なのだと思いますが、それでも心配な事に変わりはありません。
でも、魔力を回復させた椿さんと穂上さんが一度ゲートに触れてみたところ、何も反応しなかったので助けに向かうことも出来ませんでした。結局私たちはこうやって無事を祈って待つことしか出来ないでいるのです。
「しかしここ、本当に異空間なの? この部屋、男の秘密基地感がすごいんだけど……」
たしかにそれは私も入ってきた時に思いました。
壁には窓の絵が描かれた大きなタペストリーが飾られ、ベッドにテーブル、簡易キッチンまで備え付けられています。
その上、部屋の隅には巨大なポータブルバッテリーが置かれていて、ノートパソコンなどのちょっとした家電も使え、天井にはシーリングライトまで……。
あっ、よく見ると壁紙はDIYで貼り付けたのかも知れませんね。ところどころズレてシワになっているところが……。
他にも愛犬だと思われるパグの写真や、昔私も見たことがある探索者もののアニメのフィギュアまで置いてあって、たしかに男の人の趣味の部屋って感じです。
あれ!? そう言えば、ダンジョンの中では家電製品は使えないはずなのに、ここでは普通に使えています!?
霧島さんには何度驚かされるのかと、呆れるやら感心するやらしていると、聞きたかった声が部屋に響きました。
「いや~遅くなってすみません」
「「「霧島さん!?」」」
あの異邦人から無事に逃げ延びられたんですね!!
さすがの霧島さんも今度ばかりは危ないんじゃないかと心配で心配で仕方ありませんでしたが、やっぱりさすがですね! 本当に無事で良かったです!
と、心の底からホッとしたのですが……。
「なんとか無事に異邦人を討伐してきました」
「「「は?」」」
でもその第一声は、予想の斜め上をいくものでした。
先日死に掛けたばかりだと言うのに、私はまたも絶体絶命のピンチに立たされていました。
霧島さんを誘ってしまったことを後悔してもしきれない……。
私のせいだ。私が巻き込んでしまった。
探索者にとってはかなり良い経験を積めると思い、声をかけさせて貰ったのに恩を仇で返すような形になってしまった。
「森羅さん……霧島さんならきっと大丈夫。こんな凄いスキルを使えるんですもの」
「椿さん、でも……」
ここは霧島さんのユニークスキルで作り出された異空間。
確かに森羅家でも把握していないとんでもないスキルです。
恐らくダンジョンが出来て三〇年。
初めて付与されたユニークスキルだと思う。
この異空間だけじゃない。
霧島さんはアイテムボックスに似たスキルも持っているし、ダンジョンからクエストを発行して貰うような未知のスキルも持っています。もしかすると他にも……。
その上、私と同じ日に探索者になったというのに。とんでもないスピードでレベルを上げてもいます。
それでも……霧島さんはまだレベル20になったばかりです。
百花の皆さんが一瞬で半壊させられた異邦人を相手にして、果たして逃げ切れるでしょうか。
そんな風に後ろ向きな考えに思考を支配されそうになっていると、明るい声で話しかけられました。
「鏡花ちゃん、きっと大丈夫だって。私の勘はよく当たるんだから」
「三上さん!? 意識が戻ったんですね!」
日暮さんと二人で祈祷したのが効いたようで様態は安定したのだけど、まだ意識が戻ってませんでした。目を覚ましたようで安心しました。
「で……これ、どういう状況? あのやばい奴に襲われてから記憶ないんで説明を求む」
ん~と……これ、どう説明すればいいのでしょう?
あまりにも突拍子のないことの連続で、うまく話せる自信がないです……。
「え? なに? なんでみんな見つめ合って黙ってるの? そもそもここどこよ?」
「ほら、森羅さん。聞かれてるわよ?」
「えっ!? 私ですか!?」
ほ、本庄さんずるい!
こんなの説明するの無理ですよぉ~!?
「だって~。本家で英才教育受けて育った森羅さんが一番頭良さそうだし?」
「そうね。英才教育うんぬんは置いておいても、理路整然と何かを説明するのは得意でしょ?」
つ、椿さんまで……。
「ぅぅ……わかりました。まず、ここはどこかって言うと……」
あれ? どう言えばいいんだろ? いきなり言葉に詰まってしまいました。
「え? なに? そんな勿体つけて言うような場所なの? だれか、男の人の部屋っぽいけど……もしかして霧島さんの部屋? って……待って……。待って待って待って!? なんか部屋にあってはいけないものがあるんだけど!?」
部屋の中を興味深そうに眺めていた三上さんが、あるモノを見つけて混乱したようです。
「えっと、ここは霧島さんの部屋と言えば霧島さんの部屋ですね。ただ……霧島さんがスキルで作り出した異空間だってだけで……」
「は? どゆこと?」
「ですから、ここはまだダンジョンの中……っていうとここも異空間だから物理的には中ではないのかもしれないですけど、それは話がややこしくなるので一旦置いておいて……。えっと、つまりダンジョンの中でさっきの異邦人から逃げるために霧島さんが生み出した別の異空間? ってことになるんだと思います。たぶん……」
「え? は? 生み出した? 部屋を? え? たぶんってなに!?」
「だ、だって、私だって今の状況をちゃんとわかってないんですよぉ~」
「森羅さん、がんば!」
穂上さん……。
「ぇぇ……頑張って説明してみますけど、私も理解出来ていないことが多いので間違ってたらごめんなさい」
そこからこの短い間に起こった出来事を思い出しつつ、状況を整理しながら説明してみました。でも、整理して説明すればするほどわけがわからなくなるって、どういうことなのでしょうか……。
「な、なんとなくわかったけど、わからないというか……」
やっぱりそうなりますよね!?
「でも、今の話の通りだとすると、霧島さんが一人で戦って……はさすがにないか。だけど、逃げ回ってるかも知れないってことなのね。最悪は脱してるけど、なにも解決出来ていない状況かぁ」
もう私がここに入ってから一〇分は経っています。
霧島さんは「自分が死んだとしても異空間に閉じ込められることはなく、追い出されるから安心して下さい」って言っていました。
だから、まだ無事なのだと思いますが、それでも心配な事に変わりはありません。
でも、魔力を回復させた椿さんと穂上さんが一度ゲートに触れてみたところ、何も反応しなかったので助けに向かうことも出来ませんでした。結局私たちはこうやって無事を祈って待つことしか出来ないでいるのです。
「しかしここ、本当に異空間なの? この部屋、男の秘密基地感がすごいんだけど……」
たしかにそれは私も入ってきた時に思いました。
壁には窓の絵が描かれた大きなタペストリーが飾られ、ベッドにテーブル、簡易キッチンまで備え付けられています。
その上、部屋の隅には巨大なポータブルバッテリーが置かれていて、ノートパソコンなどのちょっとした家電も使え、天井にはシーリングライトまで……。
あっ、よく見ると壁紙はDIYで貼り付けたのかも知れませんね。ところどころズレてシワになっているところが……。
他にも愛犬だと思われるパグの写真や、昔私も見たことがある探索者もののアニメのフィギュアまで置いてあって、たしかに男の人の趣味の部屋って感じです。
あれ!? そう言えば、ダンジョンの中では家電製品は使えないはずなのに、ここでは普通に使えています!?
霧島さんには何度驚かされるのかと、呆れるやら感心するやらしていると、聞きたかった声が部屋に響きました。
「いや~遅くなってすみません」
「「「霧島さん!?」」」
あの異邦人から無事に逃げ延びられたんですね!!
さすがの霧島さんも今度ばかりは危ないんじゃないかと心配で心配で仕方ありませんでしたが、やっぱりさすがですね! 本当に無事で良かったです!
と、心の底からホッとしたのですが……。
「なんとか無事に異邦人を討伐してきました」
「「「は?」」」
でもその第一声は、予想の斜め上をいくものでした。
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