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第一章
第48話:お誘い
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作業部屋のゲートをくぐり、異邦人を討伐したと伝えると変なものでも見るような目で見られてしまった。
「えっと……霧島さんが無事だったのは本当に嬉しいのですが、今なんと?」
「はい。なんとか異邦人を倒してタスクも完了させることが出来ました。だからもういつでもゲートの再稼働が出来るはずです」
あとはタスク1と2の報酬受け取りをすればいいだけだ。
しかし、三上さんの怪我が悪化していないか心配だったけど、どうやらかなり回復したみたいだ。良かった。
まだベッドに寝てはいるけど、上半身を起こしてこちらを見て口をあんぐりと開けている。
うん。三上さんも美少女? 美人さん? なのだからそんな顔しちゃ駄目だと思うぞ。一応誰のせいかはわかってるつもりだから言わないけど。
「あの……失礼ですけど、あの驚異的な強さの異邦人をお一人で倒したのですか?」
そりゃぁ信じられないよな。
百花が一瞬で半壊させられ、全力で事にあたっても押さえ込むのがやっとだった相手だ。
聞いてきたのは椿さんだけど、みんな同じ気持ちだろう。
「はい。あの驚異的な強さだった異邦人を倒しました」
「す、すごい……でも霧島さんのレベルでどうやって……」
森羅さんが、思わずといった感じで呟いた言葉が漏れ聞こえた。
まだ半信半疑の百花のみんなと違い、森羅さんが即信じてしまったことが逆に驚きだ。
普通に考えてレベル20のオレが倒せるわけがないからね。
変な男に騙されないかちょっと心配になるレベルだよ?
まぁそんな冗談は心の中だけにして飲み込み、ちゃんと説明しておこう。
もちろん全部話すつもりはないけど。
「まぁ所謂ジャイアントキリングが成功したのは、オレの切り札を使ったからです」
探索者にとって切り札は命綱だ。
だからマナー的には言わなくてもいいことだし、聞いちゃ駄目ってことになる。
特に今回はもう問題は解決したのだから、尚更明かす必要はない。
でも、ここは敢えて百花に種明かしをしておいて、後で協会への報告の時に援護射撃をしてもらおう。そういう打算が大きい。
「切り札って、何枚お持ちなんですかね……?」
「はははは……そこまでは秘密ってことで……。でもお見せした分は今から説明します」
なんか笑顔なのに、椿さんのジト目の奥が笑ってない。
埒外な強さなのはオレじゃないんだと叫びたい気分だが、愛想笑いで流しておく。
エンジニアとして顧客の無茶な要望を笑顔でスルーしてきたのが、まさかこんな所で役に立つなんて……。
でも三上さん、小声で「ということは、それ以外にも切り札になりえるスキルがあるってことよね」って鋭い考察呟くのはやめて。
「えっと……まず、私はアイテムボックスに似た『倉庫』ってスキルを持っています。これは探索者協会の桐生さんや大門寺さん、銀杏さんは知っていますし、みんなの荷物を預かった時点でわかっているとは思います」
みんな興味津々で前のめりになって聞いてくれているのはいいのだが、ただでさえそこまで広くない作業部屋にオレ含めて七人もいるので距離が近い……。
「つ、次に、今回の行動の元になったもの。オレはダンジョンからクエストのようなものを発行して報酬を得ることが出来るんです」
こういう言い方をしておけば、オレが大量にポーションを持っていることや、普通の探索者の何倍ものスピードでレベルを上げているのがこのスキルのお陰だと勝手に誤解して推測してくれるはず。
スキルじゃないからスキルとも言ってない。
だから嘘は言っていないと心の中で言い訳をしておく……。
「ただこれは、いつどこで、どんなものが発行されるかわからないので、オレの方でコントロール出来るものではないことは覚えておいて下さい」
バレた時に、あまり都合のいいスキルだと思われても困る。
クエスト発行に縛られた探索を求められて窮屈な探索者生活を送りたくない。
だから、その辺りも念押ししておいた。
「わかりました。みんなもわかってるわね」
「大丈夫よ。法的に打ち明けないといけないような状況にならない限りはね?」
おっと、今度は百花側から釘を刺された。
というか自分たちの身を守るためにも、法に触れるような形になれば隠し通すつもりはないというのは当たり前のことだろう。
「わかっています。法的になにか情報の開示を求められた時や、なにか脅しを受けたり、身の危険を感じるような時は隠さず話しちゃってください」
「へぇ~♪ さっすが霧島さん! 心が広い! 研修期間終わったら霧島さんのパーティに入れて貰おうかな~?」
「あ、あの! それなら私も!!」
「お? 鏡花ちゃんも一緒なのいいねぇ!」
んん? 今のところパーティ作る気はないがどういうことだ?
研修期間? なにそれ?
森羅さんはソロだしまだわかる。
と言っても、一回り以上歳が離れてるオレみたいなおじさんと組もうとしなくても。
まぁパーティ組みたいと言ってくれるのは嬉しいけどね。
でも、三上さんは百花のメンバーなんじゃ?
そんな引き抜くような真似できないし、この発言で百花が揉めないといいけど……。
あ、そう言えば一人だけ後から入ったとは言ってたけど、それが何か関係してるのか?
「え? いや、今のとこパーティ結成は考えてなかったんだけど、どういうこと? 研修って?」
「え~パーティ作っちゃおうよ~。鏡花ちゃんも立候補してるし、とりあえず三人いたら何かと活動の幅が広がるよ? 私が斥候でアタッカー、鏡花ちゃんが後衛出来るし、いざって時は式神も呼べて回復もできる。霧島さんはなんか盾役向いてそうだし、バランス抜群じゃない? それにほら。うちらみたいな美少女二人に囲まれるとか男の夢じゃない?」
そう言われると、なんか凄くバランス良さそうではある……。
異邦人と戦って、オレが盾役すごい向いてそうなのは自分でも感じたしな。
だいふくとはレベルが離れすぎているから、頼ってるとオレのレベルが上がらない。
今回みたいないざって時の保険としては頼らせて貰うけど。
いい話のような気がしてきたけど……だけど問題はそこじゃない。
「い、いや。自分で美少女とか言い切っちゃうか? まぁ否定はしないけど、それより三上さんは百花のメンバーなんじゃないの? 引き抜くような真似は出来ないよ」
自分で美少女とか言っておいて、オレがあっさり認めると顔赤らめるの破壊力凄いからやめてくれない? 森羅さんにも飛び火して彼女なんか、もっと真っ赤っ赤なんだが?
「あ、えっと、実は私も一応は森羅家の末席には身をおいているんだよね。で、ソロで気ままに稼いでたのに、お家の命令で若手実力者の百花で経験を詰んでこいと言われてね。みんなめっちゃいい人だったから良かったけどさぁ。でも、その研修期間が来月ちょうど終了するのよ。それに私だけだいぶんレベル低いしさ」
「うちに残ったらとは誘ってたんだけど、もう断られてるのよ。最後にまた誘ってみようと思ってたんだけど、これは望み薄ね」
「そ、そうなんですね」
三上さん、我道を行くって感じはしてたけど、百花の誘いを断るとかいい意味で中々だな。
「えっと……霧島さんが無事だったのは本当に嬉しいのですが、今なんと?」
「はい。なんとか異邦人を倒してタスクも完了させることが出来ました。だからもういつでもゲートの再稼働が出来るはずです」
あとはタスク1と2の報酬受け取りをすればいいだけだ。
しかし、三上さんの怪我が悪化していないか心配だったけど、どうやらかなり回復したみたいだ。良かった。
まだベッドに寝てはいるけど、上半身を起こしてこちらを見て口をあんぐりと開けている。
うん。三上さんも美少女? 美人さん? なのだからそんな顔しちゃ駄目だと思うぞ。一応誰のせいかはわかってるつもりだから言わないけど。
「あの……失礼ですけど、あの驚異的な強さの異邦人をお一人で倒したのですか?」
そりゃぁ信じられないよな。
百花が一瞬で半壊させられ、全力で事にあたっても押さえ込むのがやっとだった相手だ。
聞いてきたのは椿さんだけど、みんな同じ気持ちだろう。
「はい。あの驚異的な強さだった異邦人を倒しました」
「す、すごい……でも霧島さんのレベルでどうやって……」
森羅さんが、思わずといった感じで呟いた言葉が漏れ聞こえた。
まだ半信半疑の百花のみんなと違い、森羅さんが即信じてしまったことが逆に驚きだ。
普通に考えてレベル20のオレが倒せるわけがないからね。
変な男に騙されないかちょっと心配になるレベルだよ?
まぁそんな冗談は心の中だけにして飲み込み、ちゃんと説明しておこう。
もちろん全部話すつもりはないけど。
「まぁ所謂ジャイアントキリングが成功したのは、オレの切り札を使ったからです」
探索者にとって切り札は命綱だ。
だからマナー的には言わなくてもいいことだし、聞いちゃ駄目ってことになる。
特に今回はもう問題は解決したのだから、尚更明かす必要はない。
でも、ここは敢えて百花に種明かしをしておいて、後で協会への報告の時に援護射撃をしてもらおう。そういう打算が大きい。
「切り札って、何枚お持ちなんですかね……?」
「はははは……そこまでは秘密ってことで……。でもお見せした分は今から説明します」
なんか笑顔なのに、椿さんのジト目の奥が笑ってない。
埒外な強さなのはオレじゃないんだと叫びたい気分だが、愛想笑いで流しておく。
エンジニアとして顧客の無茶な要望を笑顔でスルーしてきたのが、まさかこんな所で役に立つなんて……。
でも三上さん、小声で「ということは、それ以外にも切り札になりえるスキルがあるってことよね」って鋭い考察呟くのはやめて。
「えっと……まず、私はアイテムボックスに似た『倉庫』ってスキルを持っています。これは探索者協会の桐生さんや大門寺さん、銀杏さんは知っていますし、みんなの荷物を預かった時点でわかっているとは思います」
みんな興味津々で前のめりになって聞いてくれているのはいいのだが、ただでさえそこまで広くない作業部屋にオレ含めて七人もいるので距離が近い……。
「つ、次に、今回の行動の元になったもの。オレはダンジョンからクエストのようなものを発行して報酬を得ることが出来るんです」
こういう言い方をしておけば、オレが大量にポーションを持っていることや、普通の探索者の何倍ものスピードでレベルを上げているのがこのスキルのお陰だと勝手に誤解して推測してくれるはず。
スキルじゃないからスキルとも言ってない。
だから嘘は言っていないと心の中で言い訳をしておく……。
「ただこれは、いつどこで、どんなものが発行されるかわからないので、オレの方でコントロール出来るものではないことは覚えておいて下さい」
バレた時に、あまり都合のいいスキルだと思われても困る。
クエスト発行に縛られた探索を求められて窮屈な探索者生活を送りたくない。
だから、その辺りも念押ししておいた。
「わかりました。みんなもわかってるわね」
「大丈夫よ。法的に打ち明けないといけないような状況にならない限りはね?」
おっと、今度は百花側から釘を刺された。
というか自分たちの身を守るためにも、法に触れるような形になれば隠し通すつもりはないというのは当たり前のことだろう。
「わかっています。法的になにか情報の開示を求められた時や、なにか脅しを受けたり、身の危険を感じるような時は隠さず話しちゃってください」
「へぇ~♪ さっすが霧島さん! 心が広い! 研修期間終わったら霧島さんのパーティに入れて貰おうかな~?」
「あ、あの! それなら私も!!」
「お? 鏡花ちゃんも一緒なのいいねぇ!」
んん? 今のところパーティ作る気はないがどういうことだ?
研修期間? なにそれ?
森羅さんはソロだしまだわかる。
と言っても、一回り以上歳が離れてるオレみたいなおじさんと組もうとしなくても。
まぁパーティ組みたいと言ってくれるのは嬉しいけどね。
でも、三上さんは百花のメンバーなんじゃ?
そんな引き抜くような真似できないし、この発言で百花が揉めないといいけど……。
あ、そう言えば一人だけ後から入ったとは言ってたけど、それが何か関係してるのか?
「え? いや、今のとこパーティ結成は考えてなかったんだけど、どういうこと? 研修って?」
「え~パーティ作っちゃおうよ~。鏡花ちゃんも立候補してるし、とりあえず三人いたら何かと活動の幅が広がるよ? 私が斥候でアタッカー、鏡花ちゃんが後衛出来るし、いざって時は式神も呼べて回復もできる。霧島さんはなんか盾役向いてそうだし、バランス抜群じゃない? それにほら。うちらみたいな美少女二人に囲まれるとか男の夢じゃない?」
そう言われると、なんか凄くバランス良さそうではある……。
異邦人と戦って、オレが盾役すごい向いてそうなのは自分でも感じたしな。
だいふくとはレベルが離れすぎているから、頼ってるとオレのレベルが上がらない。
今回みたいないざって時の保険としては頼らせて貰うけど。
いい話のような気がしてきたけど……だけど問題はそこじゃない。
「い、いや。自分で美少女とか言い切っちゃうか? まぁ否定はしないけど、それより三上さんは百花のメンバーなんじゃないの? 引き抜くような真似は出来ないよ」
自分で美少女とか言っておいて、オレがあっさり認めると顔赤らめるの破壊力凄いからやめてくれない? 森羅さんにも飛び火して彼女なんか、もっと真っ赤っ赤なんだが?
「あ、えっと、実は私も一応は森羅家の末席には身をおいているんだよね。で、ソロで気ままに稼いでたのに、お家の命令で若手実力者の百花で経験を詰んでこいと言われてね。みんなめっちゃいい人だったから良かったけどさぁ。でも、その研修期間が来月ちょうど終了するのよ。それに私だけだいぶんレベル低いしさ」
「うちに残ったらとは誘ってたんだけど、もう断られてるのよ。最後にまた誘ってみようと思ってたんだけど、これは望み薄ね」
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