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第一章
第49話:ぐるぐる
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「あ~ごめんね~。なんか話の腰をぽっきり折っちゃった。でも真面目な話だから、あとで時間ちょうだい。ってことで、話を続けて!」
もしかして思いつきで言ったのかとも思ったけど、結構本気なのかもしれない。
真面目に考えてくれているのなら、オレもいい大人なんだしちゃんと時間を作って話をして決めよう。森羅さんも「うんうん」頷いているし、誘っておくか。
「わかった。じゃぁ後でちゃんと話をしよう。森羅さんもね」
「はい! 私も本気なのでお願いします!」
とりあえずパーティの話は後だ。
今はオレのスキルと、事の顛末をちゃんと話していこう。
「どこまで話したか……。そうだ。それで今回の報酬は既に達成されてるんですけど、ゲートの再稼働はこの話が終わってからでいいですか?」
「そうね。ゲートが通れるようになったら一気に慌ただしくなるでしょうし、私はいいと思うわ」
はぁ……そうだよな。
このまま「終わった終わった~」と帰れるわけがないよな。
この後、協会でいろいろ報告をしないといけないのかと思うと気が重くなる。
事が事だっただけに仕方がないのだが……諦めて暫く頑張りますか。
「じゃぁこの部屋を出た後に、ゲートを通れるようにします」
念の為、第三の視界に映るタスク1、2の完了報酬を確認するが大丈夫そうだ。
他にもタスク1、タスク2それぞれに個別報酬が設定されているのだが、受け取ってみないとよくわからなそうだから、今は後回しだ。
「それで、次がこの異空間の作業部屋。これ、退避場所として最高に便利なんですが、実はこれ、最強の盾にもなるんですよ」
みんなの頭の上に、はてなマークが見えてきそうないい表情だ。
うん。オレも部屋が盾とか言われても意味不明だ。
「は? 作業部屋が盾???」
中でも自身も盾を使う穂上さんが「最強の盾」ってワードに強く反応しててちょっと面白い。
それからゲートの非破壊属性の話をしてあげると「本当に最強の盾じゃない!?」って凄い食いつきようだった。
「まぁそんなわけで異邦人の魔法とかは、作業部屋のゲートで食い止めたんです」
「そんな使い方を咄嗟に思いついたの……?」
ほんとよく思いついたよな。
ただこれは、もしかすると分析スキルのお陰もあるのかもしれない。
どうもスキルを使うと、思考加速するだけでなく頭がクリアになる感じがするし、なにかこう物事を俯瞰的に考えたりがしやすくなる気がするんだ。
落ち着いたら、このスキルもいろいろ検証してみないと。
「で……もう一つ。こちらは最強かどうかはわからないんですが、このローブ。実は私専用装備で、他の人が着ても効果はなくなるんですが、オレが着るとかなり高い防御力を発揮するんです。どこで手に入れたかって話は、まぁ想像にお任せします」
今まで人に話すことがなかったから気にしなかったが、この管理者ローブは管理者に就任しているものしか効果が発動しない制限が掛けられている。
百花や森羅さんは大丈夫だと思うが、オレを殺してでも奪おうとする奴らが出てくるかも知れないから、この辺りの情報も合わせて伝えておく。
それにこういう言い方をしておけば、専用装備というのも合わさって、これもまたクエストの報酬と勘違いしてくれるだろう。
「とまぁ、このスキルと装備の二つを使うことで、なんとか異邦人の攻撃を耐え忍ぶことが出来たわけです」
「なんというか。これでまだ隠している能力やスキルがあるのでしょうから、霧島さんは本当に底が知れませんね……」
「ほんとほんと。第一印象は探索者っぽくない普通の人って感じだったのにね」
「ついこの間まで本当に普通の人でしたから。実際、探索者暦も浅いですし、運よくスキルと装備を手に入れられたからってだけで、中身は今でも普通の人ですよ」
椿さんの言葉に同意の言葉を添える本庄さん。
ほんと人生何があるかわからないよな。本当に運が良かったのだろう。
そう思っていると……。
「霧島さんさぁ。なんか全部スキルや装備のお陰って思ってるかもしんないけど、あんな圧倒的な異邦人を前にしたら、いくら能力があっても普通は怖くてまともに戦えないと思うよ?」
「そうですね。私もそう思います。霧島さんは探索者になるべくしてなったって感じがします!」
三上さんと椿さんにそこまで言ってもらえると、下手に謙遜しすぎるのも嫌味になるか。
「わかりました。まぁオレが本当に探索者に向いているかどうかはわかりませんが、これからも頑張っていきます」
「霧島さんなら、日本トップの方たちにだって引けを取らない探索者になれると思います!」
「えぇぇ……さすがにそこまでは……。でもまぁ出来るとこまで頑張ってみます」
森羅さんはちょっとオレのこと買いかぶりすぎだと思うけど、今日一日色々な経験をして、オレも百花のみんなと並び立つぐらいには強くなりたいと思うように意識が変化した。
しかし、話が中々進まないな……。
「話が逸れましたが、まぁ防御はなんとか対抗できることがわかったので、一か八か、切り札を使って反撃に出ることにしたんです」
「おぉ~! いよいよ明かされる霧島さんの切り札!」
三上さんが茶化してくるけど、反応していると話が進まないのでスルーしておく。
でもスルーされたからって唇尖らせて拗ねないでくれ……。
「ごほん。で、その切り札がこれです! はぁ~!! 『従魔召喚』!!」
オレがちょっと格好をつけてそう叫ぶと、陰の中から小さな声が聞こえた。
「(ばっふぅぉ~ぉん)」
陰の中にいるだいふくが、打ち合わせ通りにオレの合図に合わせて眷属召喚を行使する。と同時に現れる一つの魔法陣。
「え!? な、なに!?」
「うそ!? まさか召喚魔法!?」
ざわつく周囲の声を一旦無視して、オレも興味津々に魔法陣を見つめる。
さっきリハーサルで見たけど、やっぱり魔法ってワクワクするよな!
「はい。オレの切り札。アビスコボルトを召喚する魔法です!」
まるでその言葉に合わせるかのように魔法陣の光が増していき……地面からせり上がるようにアビスコボルトが出現したのだった。
なんか変なポーズを取ってぐるぐる回りながら……。
もしかして思いつきで言ったのかとも思ったけど、結構本気なのかもしれない。
真面目に考えてくれているのなら、オレもいい大人なんだしちゃんと時間を作って話をして決めよう。森羅さんも「うんうん」頷いているし、誘っておくか。
「わかった。じゃぁ後でちゃんと話をしよう。森羅さんもね」
「はい! 私も本気なのでお願いします!」
とりあえずパーティの話は後だ。
今はオレのスキルと、事の顛末をちゃんと話していこう。
「どこまで話したか……。そうだ。それで今回の報酬は既に達成されてるんですけど、ゲートの再稼働はこの話が終わってからでいいですか?」
「そうね。ゲートが通れるようになったら一気に慌ただしくなるでしょうし、私はいいと思うわ」
はぁ……そうだよな。
このまま「終わった終わった~」と帰れるわけがないよな。
この後、協会でいろいろ報告をしないといけないのかと思うと気が重くなる。
事が事だっただけに仕方がないのだが……諦めて暫く頑張りますか。
「じゃぁこの部屋を出た後に、ゲートを通れるようにします」
念の為、第三の視界に映るタスク1、2の完了報酬を確認するが大丈夫そうだ。
他にもタスク1、タスク2それぞれに個別報酬が設定されているのだが、受け取ってみないとよくわからなそうだから、今は後回しだ。
「それで、次がこの異空間の作業部屋。これ、退避場所として最高に便利なんですが、実はこれ、最強の盾にもなるんですよ」
みんなの頭の上に、はてなマークが見えてきそうないい表情だ。
うん。オレも部屋が盾とか言われても意味不明だ。
「は? 作業部屋が盾???」
中でも自身も盾を使う穂上さんが「最強の盾」ってワードに強く反応しててちょっと面白い。
それからゲートの非破壊属性の話をしてあげると「本当に最強の盾じゃない!?」って凄い食いつきようだった。
「まぁそんなわけで異邦人の魔法とかは、作業部屋のゲートで食い止めたんです」
「そんな使い方を咄嗟に思いついたの……?」
ほんとよく思いついたよな。
ただこれは、もしかすると分析スキルのお陰もあるのかもしれない。
どうもスキルを使うと、思考加速するだけでなく頭がクリアになる感じがするし、なにかこう物事を俯瞰的に考えたりがしやすくなる気がするんだ。
落ち着いたら、このスキルもいろいろ検証してみないと。
「で……もう一つ。こちらは最強かどうかはわからないんですが、このローブ。実は私専用装備で、他の人が着ても効果はなくなるんですが、オレが着るとかなり高い防御力を発揮するんです。どこで手に入れたかって話は、まぁ想像にお任せします」
今まで人に話すことがなかったから気にしなかったが、この管理者ローブは管理者に就任しているものしか効果が発動しない制限が掛けられている。
百花や森羅さんは大丈夫だと思うが、オレを殺してでも奪おうとする奴らが出てくるかも知れないから、この辺りの情報も合わせて伝えておく。
それにこういう言い方をしておけば、専用装備というのも合わさって、これもまたクエストの報酬と勘違いしてくれるだろう。
「とまぁ、このスキルと装備の二つを使うことで、なんとか異邦人の攻撃を耐え忍ぶことが出来たわけです」
「なんというか。これでまだ隠している能力やスキルがあるのでしょうから、霧島さんは本当に底が知れませんね……」
「ほんとほんと。第一印象は探索者っぽくない普通の人って感じだったのにね」
「ついこの間まで本当に普通の人でしたから。実際、探索者暦も浅いですし、運よくスキルと装備を手に入れられたからってだけで、中身は今でも普通の人ですよ」
椿さんの言葉に同意の言葉を添える本庄さん。
ほんと人生何があるかわからないよな。本当に運が良かったのだろう。
そう思っていると……。
「霧島さんさぁ。なんか全部スキルや装備のお陰って思ってるかもしんないけど、あんな圧倒的な異邦人を前にしたら、いくら能力があっても普通は怖くてまともに戦えないと思うよ?」
「そうですね。私もそう思います。霧島さんは探索者になるべくしてなったって感じがします!」
三上さんと椿さんにそこまで言ってもらえると、下手に謙遜しすぎるのも嫌味になるか。
「わかりました。まぁオレが本当に探索者に向いているかどうかはわかりませんが、これからも頑張っていきます」
「霧島さんなら、日本トップの方たちにだって引けを取らない探索者になれると思います!」
「えぇぇ……さすがにそこまでは……。でもまぁ出来るとこまで頑張ってみます」
森羅さんはちょっとオレのこと買いかぶりすぎだと思うけど、今日一日色々な経験をして、オレも百花のみんなと並び立つぐらいには強くなりたいと思うように意識が変化した。
しかし、話が中々進まないな……。
「話が逸れましたが、まぁ防御はなんとか対抗できることがわかったので、一か八か、切り札を使って反撃に出ることにしたんです」
「おぉ~! いよいよ明かされる霧島さんの切り札!」
三上さんが茶化してくるけど、反応していると話が進まないのでスルーしておく。
でもスルーされたからって唇尖らせて拗ねないでくれ……。
「ごほん。で、その切り札がこれです! はぁ~!! 『従魔召喚』!!」
オレがちょっと格好をつけてそう叫ぶと、陰の中から小さな声が聞こえた。
「(ばっふぅぉ~ぉん)」
陰の中にいるだいふくが、打ち合わせ通りにオレの合図に合わせて眷属召喚を行使する。と同時に現れる一つの魔法陣。
「え!? な、なに!?」
「うそ!? まさか召喚魔法!?」
ざわつく周囲の声を一旦無視して、オレも興味津々に魔法陣を見つめる。
さっきリハーサルで見たけど、やっぱり魔法ってワクワクするよな!
「はい。オレの切り札。アビスコボルトを召喚する魔法です!」
まるでその言葉に合わせるかのように魔法陣の光が増していき……地面からせり上がるようにアビスコボルトが出現したのだった。
なんか変なポーズを取ってぐるぐる回りながら……。
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