78 / 87
悪魔の遺伝子編
78 光り輝く未来へ! 3度目の人生も異世界で♡
しおりを挟む
「やあ~、ミライくん♡ なんだか、このシチュエーション久しぶりだねぇ♡」
やたらと語尾に♡をつけて喋る聞き慣れた声がしてきた。
「やっぱり、いたんだ!」
僕は神様にしがみつく勢いで接近しながら言った。
「僕、ちゃんとヒビキたちのいる世界に帰れるんですよねッ⁉︎ ご都合主義的に生き返れるんですよねッ⁉︎ ねえったら!」
僕は泣きべそをかきながら神様の胸をポンポン叩いて尋ねた。
「大丈夫、落ち着いて♡ そう言うと思って、ちゃんとミライくんの魂をそのままにしておいたからね~♡」
「さっすが、神様! それじゃあ、さっそくお願いしま~す」
「うん、100年経ったらね♡」
「……はい? 今、何か仰いましたか?」
僕の聞き間違いじゃなければ、「100年経ったらね」とか意味不明なことを言ったような……。
「100年後ね♡」
「…………はい?」
「『百の巡り』といってね。生き物は死ぬと、死後の世界を旅し、100年後に生まれ変わるんだ。ただ、別の世界に転生する場合なら今すぐ生き返れるんだけどね♡」
「なるほど、だから前はすぐに生き返れたわけか……」
神様は意気消沈する僕を優しく抱きしめて頭を撫でながら言った。
「大丈夫、大丈夫♡ その辺を散歩しているうちに、100年なんてすぐに経っちゃうよ」
「いやいや、いくら何でも長過ぎでしょ! 100年も経ったら、みんな死んじゃってるか、仮に何とか生きてたとしてもヨボヨボの爺さんでしょうがwww」
みんな死んじゃってるような世界に生き返ったところで寂しいだけだし、仮に生きてたとしてもヨボヨボになったヒビキたちなんか見たくない。
何とかして今すぐ生き返らせてもらわなければ……。
「神様、お願いします! 僕、何でもしますから一刻も早く生き返らせてくださいッ!」
「何でも?」
「はい、何でも♡」
「へぇ~、何でもしてくれるんだ。それなら、ミライくんにオギャりたいんだけど♡」
僕は神様の言ってることがよく分からず、思わず呆然としてしまう。
「前々からミライくんにはすっごくバブみを感じてオギャりたいと思ってたんだ。今から幼児退行するから存分に甘やかしてねぇ~、ミライくん♡」
熱っぽく僕の名を叫んだ神様は、グリグリと僕の胸に顔を突っ込んできた。
「甘やかせって言われても……え~と、いい子でちゅね♡」
僕が耳元で囁いてあげると、神様はますます興奮してしまったらしい。
荒々しい手つきで僕の胸に指を食いこませる。
「んッ! いいですよ……生き返らせてもらえるなら、どんだけでも僕に甘えて♡」
神様はますます調子づき、ギチギチと音がしそうなほど強く揉んでくる。
神様の指先が触れた途端、僕の胸がビクンと震えた。乳首の感度もよい。ソフトなタッチで乳輪の周囲をくすぐると、それだけでプクンとふくらんだ乳輪がますますふくらむ。
「ん……ふ……。気持ちいい……」
僕は唇を舐めながら目を細める。
乳輪を神様は人差し指と親指でつまむ。
「やッ……んあッ……!」
痛みとも快楽ともつかない感覚に、一瞬僕は身を震わせる。
指と指の間でピンク色の乳輪が硬くしこってくるのを感じ、神様は、さらにそれをねじりあげた。少し引っ張られると、僕は喉をのけぞらせて切なげな喘ぎをもらした。
「んッ……乳首……乳首が……ジンジンするの……」
僕の乳輪は、もうこれ以上ないくらいに張りつめている。
すでに、乳首もピクピクと震えながら勃起しかけていた。
神様は、肉の輪からはみだした乳頭に軽くキスをする。乳輪を指でつまんだまま、唇で勃起しかけの蕾を挟んだ。
「……あッ、んッ……それ、いい~♡」
唇で乳首を挟んだまま、その先端を舌先でくすぐる。
「いッ……!」
電流にも似た快楽に背中を反らし、僕は切れぎれに甘い吐息をもらしつづけた。
神様は唇を離して、ピンクの突起を観察してみた。
「うわぁ~い、勃ってる、勃ってる♡」
見る間に勃起していく肉の蕾を見つめながら、神様は無邪気にはしゃいでいる。
乳輪に埋没していた乳首はピンと張りつめ、ムクムクと前方へのびていく。
「いやらしい、いやらしすぎる……」
僕の乳首をうっとりと眺め、ため息まじりに神様がつぶやいた。
「神様ったら……」
僕は微笑む。その笑みが、一瞬のうちに切なげな表情へと変わる。
いきりたった乳首を指で挟まれ、いまだ乳輪の中に埋没した方の乳首を音をたてて吸われる。
チュ……ン……ズチュッ……。
いやらしく音をたてながら、神様は、乳輪に埋まった肉の蕾を吸いまくった。中身をほじるように舌先を動かし、ふくらんだ乳輪ごと口に含んで敏感な突起を吸い出す。
「んッ……んッ……!」
思いきり強く乳首を吸われ、僕はビクビクと肩を震わせた。
神様の口の中で、ピンクの乳首がさらに大きくなっていく。ねっとりと絡んだ舌を押しかえしつつ、硬く勃起する。
勃起した乳首の側面を、神様は舌で何度もなぞった。
「んあッ!……それ……もっと……」
僕の表情を見上げながら、神様は乳首の根元を責めたてる。指先でつまんで引っ張り、のびきった肉の輪をレロレロと激しく舐めまわす。
もう片方の乳首を、人差し指と親指で挟んだままキュッキュと上下にしごいた。荒い息をあげる僕の、もうこれ以上ないほどにいきりたった乳首を肉棒に見たて、中に溜まったものを吐き出させるかのように激しくしごく。
「あッ! あッ! すご……」
僕は吐息まじりの声をあげる。
神様は乳首をしごく手を休めず、もう片方の乳首は舌先で先端をほじりつづけた。口中に含むと、神様は乳首に軽く歯を当ててきた。
「やッ……んッ……」
新たな刺激に、僕は甘い喘ぎをあげて応じる。
神様は前歯で乳首を挟み、そのまま上下にしごいてシコシコとした感触を味わった。
「んああッ! やッ……んん……」
切なげに目を細め、僕は身をよじった。自分の乳首に食らいつく神様の頭を抱きしめながら痛みに耐える表情で肩を震わせる。
「いい……いいよ……もっと……」
神様が嚙んでいた乳首を離し、ふいに反対側の乳首にむしゃぶりついた。乳輪に、舌先でたっぷりと唾液を塗り込んでいく。硬く尖って震える乳首に歯を当て、もう片方の乳首を指でつまんで引っ張った。
「いッ……ひッ!」
喉をひくつかせ、悲痛な声をあげる。
神様は食い込ませた指を、さらに乱暴な動きでこねまわす。
「あッ……あッ!」
背筋を駆け昇る快楽に、僕は小刻みに身体を震わせながら、すすり泣きに似た嗚咽をもらした。
張りつめた乳首が、弾けんばかりにふくらんでピクピクと震える。パンパンに張りつめたピンク色の突起が、神様の太い指で潰された。
「おや~♡」
神様は思わず声をあげ、自分の指で挟んだ乳首の先端を見つめた。
プツッ……。
液体が乳首の先端からほとばしり、水滴となって溜まっている。
神様は、乳首の根元のあたりを強くつまんできた。
「んああッ!」
ピシュッ……。
喘ぎ声とともに、僕は勃起した乳首の先端からミルクを噴射させていた。
「すご~い、妊娠してなくてもミルクって出せるんだね♡」
神様はミルクをしたたらせる乳首を口に含んだ。
「ふあッ……」
小さく声をあげる僕の乳首を舌で転がし、神様は、そこから分泌される液体の味を確かめた。
「美味しい~、ナギサくんは赤ん坊の時に毎日こんな美味しいミルクを飲んでたんだね♡」
神様は音をたてて乳首を吸引し、ジクジクと溢れてくるミルクを飲み込んだ。
官能の波が高まるのに合わせ、硬い突起からほとばしる液体の勢いが増していく。
「はうッ! くああッ!」
ひときわ激しく背中をのけぞらせて、僕は悲鳴じみた声をあげる。
ほとばしるミルクを夢中で吸いたてながら、神様はもう一方の乳首を揉みしだいた。見る間にプクンと乳輪が張りつめ、すぐにミルクが吹き出す。
ビュッ……ビュルッビュルッ……。
「あああ~♡」
だらしなく口を開き、僕は恍惚とした表情で喘いでいる。そのまま、神様は半開きになった僕の唇を奪う。
「んッ……んふう……」
唇からもれる僕の吐息があたりに響く。
「んふぁ……やっぱり、ミライくんは最高だよ♡」
唇を放し、荒く息をつきながら神様がささやいた。
「ミライくんの栄養満点なミルクのおかげで神パワーも十分に補充できたし、そろそろ元の世界に返してあげるよ♡」
「ありがとう、神様♡」
神様が指パッチンをした次の瞬間、僕の意識は飛んでいた。
ーーー
ゴゴオオオオンッ!!!
雷鳴が轟き、天空より降り注いだ光の矢は地下聖堂へと落ちた。
「雷鳴だッ!」
「聖堂に落ちたぞ!」
ヒビキたちは口々に叫びながら、聖堂の方へと駆けていった。
不思議なほどに心が踊る。胸の奥底から希望が溢れ出るようだった。ヒビキは聖堂へとつながる大扉を蹴りで叩き割った。
「⁉︎……」
水晶の聖堂は異様な光に満ちていた。雷鳴のエネルギーに呼応して、黄金に輝いている。
「ミライ……」
ヒビキは呆然とつぶやいていた。
光の集う中央に、僕は立っていた。自分の肉体を確認するように首の骨を鳴らし、肩をまわす。
「ヒビキ……ただいま♡」
集中する皆の視線を照れ臭そうに受けとめて、僕は軽く手をあげた。
「ああ……おかえり♡ 何となく戻ってくると思ってたぜ!」
ヒビキがそう言うと、ミントたちが一斉に声を張りあげて聖堂を揺るがした。
僕はヒビキの胸へ勢いよく飛びこんでいく。
身体の傷が癒えていないヒビキは僕の勢いによろめきながらも、やさしく抱きとめてくれるのだった。
やたらと語尾に♡をつけて喋る聞き慣れた声がしてきた。
「やっぱり、いたんだ!」
僕は神様にしがみつく勢いで接近しながら言った。
「僕、ちゃんとヒビキたちのいる世界に帰れるんですよねッ⁉︎ ご都合主義的に生き返れるんですよねッ⁉︎ ねえったら!」
僕は泣きべそをかきながら神様の胸をポンポン叩いて尋ねた。
「大丈夫、落ち着いて♡ そう言うと思って、ちゃんとミライくんの魂をそのままにしておいたからね~♡」
「さっすが、神様! それじゃあ、さっそくお願いしま~す」
「うん、100年経ったらね♡」
「……はい? 今、何か仰いましたか?」
僕の聞き間違いじゃなければ、「100年経ったらね」とか意味不明なことを言ったような……。
「100年後ね♡」
「…………はい?」
「『百の巡り』といってね。生き物は死ぬと、死後の世界を旅し、100年後に生まれ変わるんだ。ただ、別の世界に転生する場合なら今すぐ生き返れるんだけどね♡」
「なるほど、だから前はすぐに生き返れたわけか……」
神様は意気消沈する僕を優しく抱きしめて頭を撫でながら言った。
「大丈夫、大丈夫♡ その辺を散歩しているうちに、100年なんてすぐに経っちゃうよ」
「いやいや、いくら何でも長過ぎでしょ! 100年も経ったら、みんな死んじゃってるか、仮に何とか生きてたとしてもヨボヨボの爺さんでしょうがwww」
みんな死んじゃってるような世界に生き返ったところで寂しいだけだし、仮に生きてたとしてもヨボヨボになったヒビキたちなんか見たくない。
何とかして今すぐ生き返らせてもらわなければ……。
「神様、お願いします! 僕、何でもしますから一刻も早く生き返らせてくださいッ!」
「何でも?」
「はい、何でも♡」
「へぇ~、何でもしてくれるんだ。それなら、ミライくんにオギャりたいんだけど♡」
僕は神様の言ってることがよく分からず、思わず呆然としてしまう。
「前々からミライくんにはすっごくバブみを感じてオギャりたいと思ってたんだ。今から幼児退行するから存分に甘やかしてねぇ~、ミライくん♡」
熱っぽく僕の名を叫んだ神様は、グリグリと僕の胸に顔を突っ込んできた。
「甘やかせって言われても……え~と、いい子でちゅね♡」
僕が耳元で囁いてあげると、神様はますます興奮してしまったらしい。
荒々しい手つきで僕の胸に指を食いこませる。
「んッ! いいですよ……生き返らせてもらえるなら、どんだけでも僕に甘えて♡」
神様はますます調子づき、ギチギチと音がしそうなほど強く揉んでくる。
神様の指先が触れた途端、僕の胸がビクンと震えた。乳首の感度もよい。ソフトなタッチで乳輪の周囲をくすぐると、それだけでプクンとふくらんだ乳輪がますますふくらむ。
「ん……ふ……。気持ちいい……」
僕は唇を舐めながら目を細める。
乳輪を神様は人差し指と親指でつまむ。
「やッ……んあッ……!」
痛みとも快楽ともつかない感覚に、一瞬僕は身を震わせる。
指と指の間でピンク色の乳輪が硬くしこってくるのを感じ、神様は、さらにそれをねじりあげた。少し引っ張られると、僕は喉をのけぞらせて切なげな喘ぎをもらした。
「んッ……乳首……乳首が……ジンジンするの……」
僕の乳輪は、もうこれ以上ないくらいに張りつめている。
すでに、乳首もピクピクと震えながら勃起しかけていた。
神様は、肉の輪からはみだした乳頭に軽くキスをする。乳輪を指でつまんだまま、唇で勃起しかけの蕾を挟んだ。
「……あッ、んッ……それ、いい~♡」
唇で乳首を挟んだまま、その先端を舌先でくすぐる。
「いッ……!」
電流にも似た快楽に背中を反らし、僕は切れぎれに甘い吐息をもらしつづけた。
神様は唇を離して、ピンクの突起を観察してみた。
「うわぁ~い、勃ってる、勃ってる♡」
見る間に勃起していく肉の蕾を見つめながら、神様は無邪気にはしゃいでいる。
乳輪に埋没していた乳首はピンと張りつめ、ムクムクと前方へのびていく。
「いやらしい、いやらしすぎる……」
僕の乳首をうっとりと眺め、ため息まじりに神様がつぶやいた。
「神様ったら……」
僕は微笑む。その笑みが、一瞬のうちに切なげな表情へと変わる。
いきりたった乳首を指で挟まれ、いまだ乳輪の中に埋没した方の乳首を音をたてて吸われる。
チュ……ン……ズチュッ……。
いやらしく音をたてながら、神様は、乳輪に埋まった肉の蕾を吸いまくった。中身をほじるように舌先を動かし、ふくらんだ乳輪ごと口に含んで敏感な突起を吸い出す。
「んッ……んッ……!」
思いきり強く乳首を吸われ、僕はビクビクと肩を震わせた。
神様の口の中で、ピンクの乳首がさらに大きくなっていく。ねっとりと絡んだ舌を押しかえしつつ、硬く勃起する。
勃起した乳首の側面を、神様は舌で何度もなぞった。
「んあッ!……それ……もっと……」
僕の表情を見上げながら、神様は乳首の根元を責めたてる。指先でつまんで引っ張り、のびきった肉の輪をレロレロと激しく舐めまわす。
もう片方の乳首を、人差し指と親指で挟んだままキュッキュと上下にしごいた。荒い息をあげる僕の、もうこれ以上ないほどにいきりたった乳首を肉棒に見たて、中に溜まったものを吐き出させるかのように激しくしごく。
「あッ! あッ! すご……」
僕は吐息まじりの声をあげる。
神様は乳首をしごく手を休めず、もう片方の乳首は舌先で先端をほじりつづけた。口中に含むと、神様は乳首に軽く歯を当ててきた。
「やッ……んッ……」
新たな刺激に、僕は甘い喘ぎをあげて応じる。
神様は前歯で乳首を挟み、そのまま上下にしごいてシコシコとした感触を味わった。
「んああッ! やッ……んん……」
切なげに目を細め、僕は身をよじった。自分の乳首に食らいつく神様の頭を抱きしめながら痛みに耐える表情で肩を震わせる。
「いい……いいよ……もっと……」
神様が嚙んでいた乳首を離し、ふいに反対側の乳首にむしゃぶりついた。乳輪に、舌先でたっぷりと唾液を塗り込んでいく。硬く尖って震える乳首に歯を当て、もう片方の乳首を指でつまんで引っ張った。
「いッ……ひッ!」
喉をひくつかせ、悲痛な声をあげる。
神様は食い込ませた指を、さらに乱暴な動きでこねまわす。
「あッ……あッ!」
背筋を駆け昇る快楽に、僕は小刻みに身体を震わせながら、すすり泣きに似た嗚咽をもらした。
張りつめた乳首が、弾けんばかりにふくらんでピクピクと震える。パンパンに張りつめたピンク色の突起が、神様の太い指で潰された。
「おや~♡」
神様は思わず声をあげ、自分の指で挟んだ乳首の先端を見つめた。
プツッ……。
液体が乳首の先端からほとばしり、水滴となって溜まっている。
神様は、乳首の根元のあたりを強くつまんできた。
「んああッ!」
ピシュッ……。
喘ぎ声とともに、僕は勃起した乳首の先端からミルクを噴射させていた。
「すご~い、妊娠してなくてもミルクって出せるんだね♡」
神様はミルクをしたたらせる乳首を口に含んだ。
「ふあッ……」
小さく声をあげる僕の乳首を舌で転がし、神様は、そこから分泌される液体の味を確かめた。
「美味しい~、ナギサくんは赤ん坊の時に毎日こんな美味しいミルクを飲んでたんだね♡」
神様は音をたてて乳首を吸引し、ジクジクと溢れてくるミルクを飲み込んだ。
官能の波が高まるのに合わせ、硬い突起からほとばしる液体の勢いが増していく。
「はうッ! くああッ!」
ひときわ激しく背中をのけぞらせて、僕は悲鳴じみた声をあげる。
ほとばしるミルクを夢中で吸いたてながら、神様はもう一方の乳首を揉みしだいた。見る間にプクンと乳輪が張りつめ、すぐにミルクが吹き出す。
ビュッ……ビュルッビュルッ……。
「あああ~♡」
だらしなく口を開き、僕は恍惚とした表情で喘いでいる。そのまま、神様は半開きになった僕の唇を奪う。
「んッ……んふう……」
唇からもれる僕の吐息があたりに響く。
「んふぁ……やっぱり、ミライくんは最高だよ♡」
唇を放し、荒く息をつきながら神様がささやいた。
「ミライくんの栄養満点なミルクのおかげで神パワーも十分に補充できたし、そろそろ元の世界に返してあげるよ♡」
「ありがとう、神様♡」
神様が指パッチンをした次の瞬間、僕の意識は飛んでいた。
ーーー
ゴゴオオオオンッ!!!
雷鳴が轟き、天空より降り注いだ光の矢は地下聖堂へと落ちた。
「雷鳴だッ!」
「聖堂に落ちたぞ!」
ヒビキたちは口々に叫びながら、聖堂の方へと駆けていった。
不思議なほどに心が踊る。胸の奥底から希望が溢れ出るようだった。ヒビキは聖堂へとつながる大扉を蹴りで叩き割った。
「⁉︎……」
水晶の聖堂は異様な光に満ちていた。雷鳴のエネルギーに呼応して、黄金に輝いている。
「ミライ……」
ヒビキは呆然とつぶやいていた。
光の集う中央に、僕は立っていた。自分の肉体を確認するように首の骨を鳴らし、肩をまわす。
「ヒビキ……ただいま♡」
集中する皆の視線を照れ臭そうに受けとめて、僕は軽く手をあげた。
「ああ……おかえり♡ 何となく戻ってくると思ってたぜ!」
ヒビキがそう言うと、ミントたちが一斉に声を張りあげて聖堂を揺るがした。
僕はヒビキの胸へ勢いよく飛びこんでいく。
身体の傷が癒えていないヒビキは僕の勢いによろめきながらも、やさしく抱きとめてくれるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる