オメガバースな異世界に転移した僕はαの親友とツガイになる

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16話 α寮は性欲オバケの動物園

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 ヤリさん達の制止を振り切って僕は千代田がいる汗と精液の臭いが充満するα寮へと足を踏み入れた。
 が、その直後に僕は後悔することになる。


「こんな早朝からΩ1人で乗り込んでくるとはなかなか犯しがいがありそうだぜwww」
「うひゃひゃ、可哀想に。死ぬまで寮の外には出られねえかもなwww」
「全員でお前を歓迎してやるから覚悟しろwww」


 それが合図になった。


「うひょ~、久々に思いっきりヤれるぜぇぇぇぇ!」


 後ろから不潔極まる相撲取りのようなデブαが、いきなり私のストッキングを下ろしにかかった。


「ちょっと、やめてよ! 僕はそんな事をしに来たんじゃない。千代田に会いに……ぎゃああああ!!!」


 最後まで言わないうちに誰かが僕のパンツをα特有の凄まじい力で上に持ち上げる。


「あひゃひゃ、可愛いプリプリのお尻が丸見えだぜwww」
「痛ッ、痛いよ! やめてってば、やめろぉ~!」


 僕が絶叫してもお構いなしにパンツはどんどん持ち上げられる。布が千切れそうなくらい伸びて自然と僕は前屈みになってしまった。
 そこにたくさんの魔手が伸びてくる。


「ハアハア、男に揉まれるためだけに存在するΩのオッパイはホント柔らかいなぁwww」
「きっと彼氏に揉まれまくって成長したんだろ。オレ達もいっぱい揉んでやるからなぁ。おっぱいだけにwww」
「や、やめて……お願いだから離してってばぁぁ!」


 床に座ったホームレスみたいな小汚い身なりのαが僕の脚に抱きついて太股を舐めてきた。


「ベロ~ぉん……むふぅ~、美味しい太腿ちゃんだなぁwww」


 右脚にも誰かがしがみついた。


「うひゃひゃ、Ωの太股ぉ……ぶちゅ~ッ!」
「き、気持ち悪いぃぃ! いやああああああああ!!!」


 頬ずりをしながら太股の内側を舐められて発狂しそうになった。
 お尻の方にも次々と手が伸びて、たくさんの指が這いずり回る。


「うひひ、いい張りじゃねえか。やっぱり生尻が一番だよなぁwww」
「あぁ、Ωの価値はケツで決まると言っても過言じゃねえやwww」
「もうホント無理……誰か.……助けてぇ~!!!」


 泣きながら助けを求める僕の哀れな姿に加虐心を掻き立てられた男達はついにグロテスクな肉剣を股間から取り出した。


「ひッ…⋯いぃ⋯⋯いや⋯⋯いやぁ⋯⋯」


 男達の股間にはα特有の硬くゴツゴツした巨砲がこちらに向かって発射準備を進めていた。


「そんなに泣かれると、もっとイジメたくなるなぁ。みんな、そろそろ慰めて貰うとしようぜwww」
「ひいいぃ! いやぁ、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 股間の肉剣は長さや太さが全員バラバラで形も千差万別だった。だが、どれも邪悪かつ凶悪で醜悪な形をしていて実に悍ましい。見ているだけで生きた心地がしなかった。


「やめて! やめてえぇぇ! もう許してぇ~、嫌だよぉ……いやああああ!!!」


 必死に暴れて抵抗するが、身体は微動だにしない。恐怖と絶望の中でもう逃げられないと悟った。
 このまま僕の中を悪魔のごときモンスターが容赦なく侵略の限りを尽くすのかと考えただけで身の毛がよだった。


「うへへ、Ωにさえ生まれなきゃ、こんな悲惨な目に遭わなかったのによ。恨むなら、お前をΩに産んだ親を恨みなwww」
「イヤぁぁぁぁぁぁぁ、入れないでぇぇぇぇぇ!!!」


 その時、不思議なことが起こった。


「――あんた達、何やってるのかなぁ?」


 性欲丸出しの野獣が巣食うα寮に女子と思われる人物が濃紺のスクール水着を着て話しかけてきたのだ。
 一瞬目を疑ったが、目の前の女子は物怖じせずにずかずか近づいて来た。


「よぉ、ウラヌスじゃねえか。ちょうどいい所に来たなぁ。お前も一緒にヤらないか? なかなか楽しませてくれそうなΩが自分からα寮にノコノコやって来たんだwww」
「ふ~ん、この子が……」


 α寮の男子と対等に話す女子の存在に僕は驚愕した。ウラヌスと呼ばれた彼女の存在は明らかに場違いなのにも関わらず、自然と馴染んでいたからだ。


「悪いけど、水泳部の練習で疲れててね。それにさ、この子は確か1年の千代田くんが可愛がってるΩじゃないの。犯したりなんかしたら、千代田くんにチンポもぎ取られてケツの中にもぎ取ったチンポをぶち込まれるかもねwww」


 ウラヌスの発言に男子たちは誰もが恐怖のあまり死人のように青ざめる。


「おっと、今日の宿題をやるのを忘れてたなぁ……」
「オレも忘れてたぜ……」
「宿題、忘れたら大変だよなぁ……」


 そう言うと、男子たちはそそくさと自室へ戻っていくのだった。


「Ω1人でα寮まで来る子は初めて見たよ。君、ユウタくんでしょ? ルームメイトの千代田くんから話は聞いてるよ♡」


 意外にも千代田と知り合いらしい。つか、ルームメイトって言いました???
 ますます深まる彼女の謎に僕はただただ困惑するばかりだった。


「……女子がどうしてα寮にいるんですか?」
「そりゃあ、私がαだからに決まってるでしょ。もしかして女子のαと会うのは初めてだった? やれやれ、女のαはマイノリティだから肩身が狭いよ……」


 そういえば、この世界に来たばかりの頃に女自体が珍しいとスラム街のΩ達は話していた。女は希少という設定のわりに都会の方には普通にいるような気もするが、あまり気にしないことにする。


「あの、すみません。僕、千代田に会いたくて……」
「いいよ、ついておいで♡ まだ寮に戻ってきてるかは分からないけど、そのうち戻ってくるはずだから」


 僕はウラヌスに連れられて、ようやく千代田が入居する部屋へと辿り着くのだった。
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