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第3話 フタナリにキスされたんですけど……
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夏真っ盛りの雲ひとつない空の下で女子だけ体育の授業をさせられていた。
このご時世に女子の体操着は未だにブルマであり、しかも女子だけにダンスの授業が課せられている。
底辺高校は教育の質においても途上国レベルであり、近代的価値観とは真逆の教育方針を貫いていた。
ダンスの練習はグループごとに分かれて行われ、運動オンチの私はいつものように無様な醜態を晒す。
掛け声に合わせて両手に持ったポンポンを大きく振る女子がブルマのハミパンを気にして羞恥に悶えながらも脚を高く上げる姿を男子たちは校舎の窓から粘りつくような視線で見つめていた。
激しく動くたびにバウンドするように揺れる胸や太腿が剥き出しになっているブルマ姿をとくと堪能する男子たちに呆れながらも女子生徒はクラスで1番目立とうと健康的な色気を振りまくっては男子にアピールする。
「ちょっと、全然脚が上がってないじゃん! やる気あんの⁉︎」
不幸にもクソギャル共とグループを組まされた私は体育の授業でも罵られていた。
「はぁ~、5人1組じゃなければ農田なんか入れなくて済んだのにさwww」
「分かる~、あたしらまでキモブスの仲間だと思われんじゃんwww」
ボッチで友達がいない私は人数が足りないチームへ強制的に割り振られたのだった。
ぎこちないロボットのような鈍い動きしか出来ない私のことをキツい表情で見つめる彼女らは体操着を胸の下でビキニの水着のように縛っていた。ウンコみたいに焼けた腹をこれ見よがしに見せる。
自己顕示欲の強い女たちは男子に注目されることのみに人生の全てをかけているようで無闇やたらと露出度の高い格好をしたがるのだ。
「ほらほら、男子たちが窓からアタシらのこと見てるよwww」
「うわぁ、マジヤバくねwww」
「誰が1番人気なんだろwww」
互いに競い合うかのようにバカ女たちは男子たちの性欲丸出しの視線を集めようとダンスの練習に気合いを入れる。
正直、男子に媚びることに対して全くもって意味が感じられない私には彼女らの思考がまるで理解できなかった。
人間にとって子孫繁栄以外で男の性欲が必要だろうか?
男の煩悩をイタズラに刺激し、刹那的な快感を与えるだけの性的対象物に私はなりたくない。そういう意味でも体育の授業は本当に苦痛だった。
「女の子ってスゴイよね。男の全てを容易く飲み込むブラックホールを持って生まれてくるんだから♡」
二也井さんが唐突に発した究極にキモい一声に私はドン引きした。
「ちょっと……突然何を言い出すの?」
狼狽する私のことなど気にもかけずに二也井さんは鼻息を荒くしながら語り始める。
「女の人は男の性欲を使って裏で世界を操ってきた真の支配者なんだよ。男の心と体をコントロールできる強大な力を持っているがゆえに女の人は長い間ずっと男社会で差別されてきたんだから」
二也井さんはブルマの前部分に巨大なテントを張らせながら私の耳元に囁きかける。
「女の子同士の戦いはよりエロい方が勝利を収め、全てをモノにする。女に生まれた者は嫌でもこの戦いから逃れることは出来ない。例えどんなに男女が平等になったとしてもね……」
女同士の争いから逃れられないのは何となく理解できるが、正直フタナリにそう言われても男にとって都合のいい理論を展開してるだけにしか聞こえない。
「だからこそボクは自分の女としての部分を大切にしてあげたいんだ。男の性欲はボクたちを傷つけることもあるけど、気持ち次第では男女の強い絆を生み出すこともできるのから♡」
そう言うと、二也井さんは汗で湿った体操着の肩にそっと手をまわしてきた。
「ちょっと、また勃ってるよ……」
私は困惑して視線を逸らし、消え入りそうな声でポツリとつぶやく。しかし強く抱き寄せられ、二也井さんの股間のモッコリにダイレクトアタックされてしまう。
「農田さんの汗、いい匂い♡……」
耳に息を吹きかけるように囁かれると、背筋がゾクッとするような感覚が突き抜ける。途端に顔がかっと熱くなり、身体から力が抜けそうになるが、慌てて足に力を込めた。
羞恥を誤魔化すようにうつむくが、顎を摘まれて顔をあげられた。
「あ……」
「クラスの誰よりもエロいよ、農田さん♡」
正直どこがエロいのか全くもって分からないが、二也井さんが私にだけ見せる天使のような微笑みに胸がキュンとなった。その隙を狙ったかのように、そっと唇を奪われる。唇の表面がほんの少し触れ合うだけの軽いキスだが、それだけで私の理性は蕩けそうになってしまう。
「ちょっと……みんなが見てるから……」
「いいじゃない、見せびらかしてあげれば」
「ンン……」
いったんは唇を離すが、すぐに肩を抱かれて再び唇を奪われた。
いくらチンポが付いているとはいえ、傍から見れば女同士で口づけを交わしていると思われるだろう。それでも強引なアプローチの前では強く抗うことができず、うっとりと瞳を閉じていた。
すると丁度授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、女子生徒たちは私たちのことなど無視して校舎へ戻っていった。
「昼休みはナニして過ごそうかなぁ~♡」
そう言うと、二也井さんは指を絡め合わせるように手を繋いできた。
下腹部の奥が熱くなってきた私はブルマから剥き出しになっている内腿を擦り合わせながら、何かを期待している自分を不思議に思っていた。
私には暗い過去がある。
幼い頃に水泳を習っていたクラブチームに気持ち悪いオッサンのコーチがいた。未だ男の醜い欲望を知らない純真無垢だった私は毎日のようにコーチに悪戯された。日に日にエスカレートしていき、身体を触るだけでは飽き足らず、ついには男性器を見せられ、扱くことを強要されたのだった。
レイプこそされていないが、あのまま水泳を続けていたら間違いなく犯されていただろう。以来、すっかり男が生理的に受けつけず、話すのも苦痛になってしまった。
ちなみに男に媚びを売ろうとして女らしく振る舞う女も嫌いである。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは言うが、男が好むようなモノ全般に対して私は敵愾心を抱くようになっていた。
もう男とは一生関わらないで生きていくと心に誓った私の前に現れた二也井さんの存在が心の処方箋となりつつあった。
ーーー
我が底辺高校にはエアコンが設置されていないため、夏の時期は女子生徒の殆どが体操着で過ごしている。
男子たちの猛烈な視線を気にすることなく、あられもないブルマ姿で堂々と股を開きながら座って談笑する女子たちに私は嫌悪感を抱いていた。更衣室で制服にちゃんと着替えるのは私と二也井さんくらいだろう。
「やっぱり、この学校の女って頭おかしいよね。私よりバカなんじゃないかな?」
「みんな、男子の視線を独り占めにしたいんだよ。女の子は狙われるうちが花だからね」
いやらしい形容ではあるが、確かに二也井さんの言うことにも一理ある。頭の悪い女にとって人生が輝いている時期は今しかないのだ。まあ、私には輝いていた時期なんてなかったが……。
「二也井さんはいいよね。綺麗でスタイルも良くてさ。チンポなんか付いてなかったら、今頃は男を手玉に取ってやりたい放題やってたんじゃない?」
喪女を拗らせた私は思わず刺々しい言い方で二也井さんに八つ当たりする。
「男を手玉に取ったところでボクにはメリットなんかないよ。ぶっちゃけ、男から女扱いされてもキモいだけだしね」
二也井さんは勃起したチンポを誇示するかのように私の前で扱いてみせる。
「このチンポだけがボクを男たらしめる唯一のモノなんだ。どんなに身体の方が女性化していっても、このチンポがボクを男だと証明してくれる……」
そう言うと、二也井さんは私をいきなり抱き竦めて唇を重ねてきた。
今度は先ほどのような軽いキスではない。唇を割られて舌が入り込んでくると、途端に舌を絡めとられて強く吸われた。
二也井さんとのディープキスが理性を甘く蕩かしていく。口づけを交わしたまま、リノリウムの床にそっと横たえられた。
仰向けになった私に、二也井さんが添い寝するような格好だ。
「何となく二也井さんの気持ち分かるかも。私も生理で死ぬほどキツイ日とか、自分が女であることを強く意識しちゃって妙に女扱いされたくなるんだ。で、女の子として扱われないと近くの男にキレ散らかしちゃうwww」
「キレていいよ。生理中の女の子を大事にできない男なんかに生きてる価値ないからwww」
火照った身体に床の冷たさが心地いい。唾液を啜ると、二也井さんは私の味を確認しながら喉をコクコクと鳴らして飲みくだした。
汗で湿った体操着の中に二也井さんの手が入ってくる。まるで壊れ物でも扱うように優しく胸を揉みしだかれた。
体操着をゆっくり捲られて、ブラジャーも押し上げられてしまう。
指で少し摘めるぐらいしかない貧乳を、ねっとりと丹念にマッサージされる。そして先端の突起をそっと摘みあげられた。
「ンああッ……そ、そんなにされたら……」
こらえきれずにディープキスを振りほどいて声をあげる。すると、さらに乳首をクニクニと転がされて、瞬く間に勃ってしまう。
「はむンッ……」
乳首に吸いつかれて、思わず背筋が反り返る。たまらなくなって内腿を擦り合わせると、短パンの奥で微かにクチュッと卑猥な音が響いた。
「興奮してきたね♡」
二也井さんは全てお見通しといった感じで太腿に手のひらを這わせてくる。内腿の隙間を撫でながら滑り込ませてきた。
「あッ……だ、らめぇ……」
私は言葉とは裏腹に乳首を吸っている二也井さんの頭を両手で抱きながら腰を微かに震わせる。
「農田さんのして欲しいこと、もっとしてあげるからね♡」
ブルマの隙間から指が入り込み、パンツと内腿のきわどいラインをねちねちと撫でまわしてくる。わざと焦らすように、割れ目の近くを刺激してくるのだ。
「あッ……あッ……らめぇ……はうンンッ!」
ようやくパンツの中に指が入り込んで、濡れそぼった割れ目をなぞられる。たったそれだけで達しそうになり、腰がビクンッと跳ね上がった。
「すごく濡れてるよ♡」
「もうイヤッ!」
蕩けるような快感に抗えない自分に罪悪感を覚えた私は意識朦朧としながらも何とか二也井さんを押し退けて更衣室を後にするのだった。
このご時世に女子の体操着は未だにブルマであり、しかも女子だけにダンスの授業が課せられている。
底辺高校は教育の質においても途上国レベルであり、近代的価値観とは真逆の教育方針を貫いていた。
ダンスの練習はグループごとに分かれて行われ、運動オンチの私はいつものように無様な醜態を晒す。
掛け声に合わせて両手に持ったポンポンを大きく振る女子がブルマのハミパンを気にして羞恥に悶えながらも脚を高く上げる姿を男子たちは校舎の窓から粘りつくような視線で見つめていた。
激しく動くたびにバウンドするように揺れる胸や太腿が剥き出しになっているブルマ姿をとくと堪能する男子たちに呆れながらも女子生徒はクラスで1番目立とうと健康的な色気を振りまくっては男子にアピールする。
「ちょっと、全然脚が上がってないじゃん! やる気あんの⁉︎」
不幸にもクソギャル共とグループを組まされた私は体育の授業でも罵られていた。
「はぁ~、5人1組じゃなければ農田なんか入れなくて済んだのにさwww」
「分かる~、あたしらまでキモブスの仲間だと思われんじゃんwww」
ボッチで友達がいない私は人数が足りないチームへ強制的に割り振られたのだった。
ぎこちないロボットのような鈍い動きしか出来ない私のことをキツい表情で見つめる彼女らは体操着を胸の下でビキニの水着のように縛っていた。ウンコみたいに焼けた腹をこれ見よがしに見せる。
自己顕示欲の強い女たちは男子に注目されることのみに人生の全てをかけているようで無闇やたらと露出度の高い格好をしたがるのだ。
「ほらほら、男子たちが窓からアタシらのこと見てるよwww」
「うわぁ、マジヤバくねwww」
「誰が1番人気なんだろwww」
互いに競い合うかのようにバカ女たちは男子たちの性欲丸出しの視線を集めようとダンスの練習に気合いを入れる。
正直、男子に媚びることに対して全くもって意味が感じられない私には彼女らの思考がまるで理解できなかった。
人間にとって子孫繁栄以外で男の性欲が必要だろうか?
男の煩悩をイタズラに刺激し、刹那的な快感を与えるだけの性的対象物に私はなりたくない。そういう意味でも体育の授業は本当に苦痛だった。
「女の子ってスゴイよね。男の全てを容易く飲み込むブラックホールを持って生まれてくるんだから♡」
二也井さんが唐突に発した究極にキモい一声に私はドン引きした。
「ちょっと……突然何を言い出すの?」
狼狽する私のことなど気にもかけずに二也井さんは鼻息を荒くしながら語り始める。
「女の人は男の性欲を使って裏で世界を操ってきた真の支配者なんだよ。男の心と体をコントロールできる強大な力を持っているがゆえに女の人は長い間ずっと男社会で差別されてきたんだから」
二也井さんはブルマの前部分に巨大なテントを張らせながら私の耳元に囁きかける。
「女の子同士の戦いはよりエロい方が勝利を収め、全てをモノにする。女に生まれた者は嫌でもこの戦いから逃れることは出来ない。例えどんなに男女が平等になったとしてもね……」
女同士の争いから逃れられないのは何となく理解できるが、正直フタナリにそう言われても男にとって都合のいい理論を展開してるだけにしか聞こえない。
「だからこそボクは自分の女としての部分を大切にしてあげたいんだ。男の性欲はボクたちを傷つけることもあるけど、気持ち次第では男女の強い絆を生み出すこともできるのから♡」
そう言うと、二也井さんは汗で湿った体操着の肩にそっと手をまわしてきた。
「ちょっと、また勃ってるよ……」
私は困惑して視線を逸らし、消え入りそうな声でポツリとつぶやく。しかし強く抱き寄せられ、二也井さんの股間のモッコリにダイレクトアタックされてしまう。
「農田さんの汗、いい匂い♡……」
耳に息を吹きかけるように囁かれると、背筋がゾクッとするような感覚が突き抜ける。途端に顔がかっと熱くなり、身体から力が抜けそうになるが、慌てて足に力を込めた。
羞恥を誤魔化すようにうつむくが、顎を摘まれて顔をあげられた。
「あ……」
「クラスの誰よりもエロいよ、農田さん♡」
正直どこがエロいのか全くもって分からないが、二也井さんが私にだけ見せる天使のような微笑みに胸がキュンとなった。その隙を狙ったかのように、そっと唇を奪われる。唇の表面がほんの少し触れ合うだけの軽いキスだが、それだけで私の理性は蕩けそうになってしまう。
「ちょっと……みんなが見てるから……」
「いいじゃない、見せびらかしてあげれば」
「ンン……」
いったんは唇を離すが、すぐに肩を抱かれて再び唇を奪われた。
いくらチンポが付いているとはいえ、傍から見れば女同士で口づけを交わしていると思われるだろう。それでも強引なアプローチの前では強く抗うことができず、うっとりと瞳を閉じていた。
すると丁度授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、女子生徒たちは私たちのことなど無視して校舎へ戻っていった。
「昼休みはナニして過ごそうかなぁ~♡」
そう言うと、二也井さんは指を絡め合わせるように手を繋いできた。
下腹部の奥が熱くなってきた私はブルマから剥き出しになっている内腿を擦り合わせながら、何かを期待している自分を不思議に思っていた。
私には暗い過去がある。
幼い頃に水泳を習っていたクラブチームに気持ち悪いオッサンのコーチがいた。未だ男の醜い欲望を知らない純真無垢だった私は毎日のようにコーチに悪戯された。日に日にエスカレートしていき、身体を触るだけでは飽き足らず、ついには男性器を見せられ、扱くことを強要されたのだった。
レイプこそされていないが、あのまま水泳を続けていたら間違いなく犯されていただろう。以来、すっかり男が生理的に受けつけず、話すのも苦痛になってしまった。
ちなみに男に媚びを売ろうとして女らしく振る舞う女も嫌いである。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは言うが、男が好むようなモノ全般に対して私は敵愾心を抱くようになっていた。
もう男とは一生関わらないで生きていくと心に誓った私の前に現れた二也井さんの存在が心の処方箋となりつつあった。
ーーー
我が底辺高校にはエアコンが設置されていないため、夏の時期は女子生徒の殆どが体操着で過ごしている。
男子たちの猛烈な視線を気にすることなく、あられもないブルマ姿で堂々と股を開きながら座って談笑する女子たちに私は嫌悪感を抱いていた。更衣室で制服にちゃんと着替えるのは私と二也井さんくらいだろう。
「やっぱり、この学校の女って頭おかしいよね。私よりバカなんじゃないかな?」
「みんな、男子の視線を独り占めにしたいんだよ。女の子は狙われるうちが花だからね」
いやらしい形容ではあるが、確かに二也井さんの言うことにも一理ある。頭の悪い女にとって人生が輝いている時期は今しかないのだ。まあ、私には輝いていた時期なんてなかったが……。
「二也井さんはいいよね。綺麗でスタイルも良くてさ。チンポなんか付いてなかったら、今頃は男を手玉に取ってやりたい放題やってたんじゃない?」
喪女を拗らせた私は思わず刺々しい言い方で二也井さんに八つ当たりする。
「男を手玉に取ったところでボクにはメリットなんかないよ。ぶっちゃけ、男から女扱いされてもキモいだけだしね」
二也井さんは勃起したチンポを誇示するかのように私の前で扱いてみせる。
「このチンポだけがボクを男たらしめる唯一のモノなんだ。どんなに身体の方が女性化していっても、このチンポがボクを男だと証明してくれる……」
そう言うと、二也井さんは私をいきなり抱き竦めて唇を重ねてきた。
今度は先ほどのような軽いキスではない。唇を割られて舌が入り込んでくると、途端に舌を絡めとられて強く吸われた。
二也井さんとのディープキスが理性を甘く蕩かしていく。口づけを交わしたまま、リノリウムの床にそっと横たえられた。
仰向けになった私に、二也井さんが添い寝するような格好だ。
「何となく二也井さんの気持ち分かるかも。私も生理で死ぬほどキツイ日とか、自分が女であることを強く意識しちゃって妙に女扱いされたくなるんだ。で、女の子として扱われないと近くの男にキレ散らかしちゃうwww」
「キレていいよ。生理中の女の子を大事にできない男なんかに生きてる価値ないからwww」
火照った身体に床の冷たさが心地いい。唾液を啜ると、二也井さんは私の味を確認しながら喉をコクコクと鳴らして飲みくだした。
汗で湿った体操着の中に二也井さんの手が入ってくる。まるで壊れ物でも扱うように優しく胸を揉みしだかれた。
体操着をゆっくり捲られて、ブラジャーも押し上げられてしまう。
指で少し摘めるぐらいしかない貧乳を、ねっとりと丹念にマッサージされる。そして先端の突起をそっと摘みあげられた。
「ンああッ……そ、そんなにされたら……」
こらえきれずにディープキスを振りほどいて声をあげる。すると、さらに乳首をクニクニと転がされて、瞬く間に勃ってしまう。
「はむンッ……」
乳首に吸いつかれて、思わず背筋が反り返る。たまらなくなって内腿を擦り合わせると、短パンの奥で微かにクチュッと卑猥な音が響いた。
「興奮してきたね♡」
二也井さんは全てお見通しといった感じで太腿に手のひらを這わせてくる。内腿の隙間を撫でながら滑り込ませてきた。
「あッ……だ、らめぇ……」
私は言葉とは裏腹に乳首を吸っている二也井さんの頭を両手で抱きながら腰を微かに震わせる。
「農田さんのして欲しいこと、もっとしてあげるからね♡」
ブルマの隙間から指が入り込み、パンツと内腿のきわどいラインをねちねちと撫でまわしてくる。わざと焦らすように、割れ目の近くを刺激してくるのだ。
「あッ……あッ……らめぇ……はうンンッ!」
ようやくパンツの中に指が入り込んで、濡れそぼった割れ目をなぞられる。たったそれだけで達しそうになり、腰がビクンッと跳ね上がった。
「すごく濡れてるよ♡」
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