レイプされて男性恐怖症になった僕に彼氏ができた件

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第72話 思春期が永遠に終わりそうにない件〜前編〜

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 僕は今年で16歳になった。この歳になるとΩの同級生たちはどんどん結婚して家庭を築いていく。
 彼らの様子を見ると、皆一様に大人のΩの顔つきになっていた。どんどん自意識が小さくなり、どんどん夢見がちなことを言わなくなり、どんどん現実を重視するようになり、すべての軸が『自分』ではなく『家庭』になっていく。キャリアにおいても私生活においても、『自分』のためではなく『家庭』のために判断するようになっていく。
 そういった光景を見ていると、結婚して家庭を築くというのは一人前の大人に至るための必要不可欠なプロセスなのだと思わされる。
 だが、中には僕みたいに立派な家庭を築いていけるだけの自信も能力もない人間がいる。
 家庭を築くというイニシエーションを突破できなかった発達障害者は永遠に思春期を引きずりながら妄想世界に引き込もり続ける。まさしく今の僕がそんな感じだ。
 ASD(自閉スペクトラム症)を患っている僕は何気ない会話が苦手で、一護いちごくんとのデート中でも自分の関心ごとばかり話してしまい、コミュニケーションが一方的になってしまう。
 僕を強く愛してくれる一護いちごくんなら気にせず付き合ってくれるが、それ以外の人間関係は壊滅的であり、他の人と信頼に基づく関係へ発展させることはかなり難しい。
 普通の人は相手の表情や言葉に隠れた意味を察することが出来るらしいが、僕にはてんで不可能であり、定型発達者がエスパーに感じることがある。
 定型発達者の会話では気遣いや感情が優先されるが、僕は自分が優先されないとパニックに陥ってしまう。こうした特性があるため対人スキルを鍛える機会にも恵まれづらく、人付き合いでの経験値も定型発達者より浅くなりがちだ。
 過去の人間関係でのつまずきやトラウマ、失敗経験などが原因で男性恐怖症が悪化し、自分に自信が持てず、そうした負のスパイラルから抜け出せない状況になってしまった発達障害者はたくさんいると思う。
 おまけに発達障害者はハラスメントや性被害に遭いやすく、迫ってきた相手から逃げられるだけの力もないためレイプされるのも一瞬だ。発達障害の僕は今までΩに生まれてきて良かったことなんて殆どないと思っている。一護いちごくんと出会っていなかったら、痴漢やレイプされるのが日常になっていたかもしれない……。


「やっぱり、僕みたいな発達障害者は定型発達者のような大人にはなれないよ……」


 一生、誰かに守ってもらわないと生活すらままならない哀れな子羊に救いの手を差し伸べる人間が殆どいない厳しい現実に絶望して思わず、よろけてしまう僕の身体を一護いちごくんは優しく抱き支えてくれた。


「落ち着け、アオイ♡ 自分と他人を比較したり、無理に競争する必要なんかない。皆と同じゴールを目指そうとするな。自分のペースでありのままに生きればいいのさ」


 一護いちごくんにそう言われて、僕の心のつかえが取れたような気がした。


「俺はアオイのペースに合わせて、これからも傍に寄り添い続けるぜ♡ その誓いとして今から結婚式の予行練習をしようwww」
「……予行練習?」
「ほ~ら、ベッドに上がるんだ♡ さっそく指輪の交換から始めるぞぉ~」


 一護いちごくんの言葉に、僕はうろたえて視線を泳がせる。


「えぇ、でも……指輪……僕、用意してないし……」


 僕の反応に一護いちごくんはニヤッと笑いながら自らの肉槍を指差してアピールする。


「ワリイ、正確には交換じゃなくて俺が一方的にハメるだけだなぁ♡ アオイという名の指輪に俺のチンポがハマる時、2人は永遠の愛を誓うというわけだwww」


 そう言うと、一護いちごくんの指が割れ目に触れた。そして、ずぶりと入ってきた。


「あうッ……」
「さあ、可愛いケツを上げろぉ~♡」


 パシッと尻たぶを張られた。「あうッ」と僕は一護いちごくんの前でヒップを上げてしまう。すると、尻たぶをぐっとひろげられ、次の瞬間、割れ目に舌が入ってきた。


「あッ……」


 ぬらりと舌が入り、僕のΩ穴を舐め始める。
 がっちりと僕のヒップを押さえ、ぺろぺろと何度も一護いちごくんは舐めてきた。
 一護いちごくんは己の欲望に任せて肉の凶器は入れず、からからのΩ穴が濡れ濡れになるまで前戯を続けた。
 僕の身体がじわっととろけ始める。僕だって身体は大人のΩなのだ。
 しかも、一護いちごくんの舌遣いは絶妙に上手かった。


「はあッ……」


 思わず甘い喘ぎがこぼれてしまう。いけないと、唇をぐっと嚙む。すると、一護いちごくんの舌がさらに奥まで入ってきた。


「あッ、あんッ……」


 Ωの急所を責められて喘ぎ声を上げながら感じている自分が恥ずかしい。
 一護いちごくんの舌が抜けると、ついに肉の凶器が僕に向けられる。ペニスが触れたとたん、とろけ始めていた僕の身体が一気に熱くなった。
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