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第1章 成り上がったら、成り下がった(8995字)
9話 そして島とかでっかくなった
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伊織ちゃんとわたしは、島を漕いでいた(さっきから思うんだけど、この言い方なんとなくおかしくない?)。
JOUSIはまだ諦めてなかったらしく、影は徐々に迫っている。
緊張を覚え、わたしは島のスピードを早めた。
おっと?
後ろに迫っているはずの上司の場所が、わからなくなった。
ふッと遮断されたみたいだ。
神のオーラっていうのかな、それがうっすらと消え始めた。
上司が、普通のユーザーに戻り始める。
おぉ……その崩壊は、どれほど神秘的だったか。
わたしは、そのすごさがわかんないけれど。
すさまじい勢いで衰退した上司はわたしにとってもう小さな虫ぐらいのサイズだった。小さな虫を現実で見かけるとわたしは小さな虫を追い出す。
それは、異世界でも同じだった――
JOUSIが再ログインするまでの猶予は、たぶんこの世界にして30分くらい。
その間に、あそこの島にわたしの島と領地を合体させよう――
待てよ?
わたしは脳裏にわたし島と大陸の繋がる様子を想像する。
あとは……
「伊織ちゃん、寝るよー」
「ニャア―」
わたしたちはぽかぽかあったかい島を満喫した。
JOUSIはまだ諦めてなかったらしく、影は徐々に迫っている。
緊張を覚え、わたしは島のスピードを早めた。
おっと?
後ろに迫っているはずの上司の場所が、わからなくなった。
ふッと遮断されたみたいだ。
神のオーラっていうのかな、それがうっすらと消え始めた。
上司が、普通のユーザーに戻り始める。
おぉ……その崩壊は、どれほど神秘的だったか。
わたしは、そのすごさがわかんないけれど。
すさまじい勢いで衰退した上司はわたしにとってもう小さな虫ぐらいのサイズだった。小さな虫を現実で見かけるとわたしは小さな虫を追い出す。
それは、異世界でも同じだった――
JOUSIが再ログインするまでの猶予は、たぶんこの世界にして30分くらい。
その間に、あそこの島にわたしの島と領地を合体させよう――
待てよ?
わたしは脳裏にわたし島と大陸の繋がる様子を想像する。
あとは……
「伊織ちゃん、寝るよー」
「ニャア―」
わたしたちはぽかぽかあったかい島を満喫した。
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