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第6話+ 4月29日・昼2 車、壊れる
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「ブオーン………………」
それまで豪快な音を響かせて歩道を走っていた車が突如として止まった。「あれ?」と、困り果てるショウ。兄さん、止まってしまったよ、と声をかけると、ハルキは、はあい、と言って、ショウに駆け寄ってきて、
「ここ。押してみ」
と、ショウの車に取り付けてある赤いボタンを指差した。
「え?」
困惑しながらもボタンを押すショウ。そして、その時だった。
「うわあ——!?」
突如としてショウの車体が右に傾くと、今度は左に傾く。そのまま5メートルほど走ると、体勢を立て直して、すごい勢いで走り出した。
「ちょっと——!?」
ハルキも同じように赤いボタンを押す。二つの車は、今時速50kmくらいは出しているだろう。警察に見つかれば一発で即OUT案件。
「ほら。夜に光る『通行禁止』の看板と同じ仕組み。光電池だよ」
ハルキの説明も、ショウの必死の絶叫でかき消される。それから6~7分ほど走っただろうか? K和台駅の線路が見えてきた。
ここからは、電車を乗り継げばいいだけである。ハルキとショウは、思わずガッツポーズした。
それまで豪快な音を響かせて歩道を走っていた車が突如として止まった。「あれ?」と、困り果てるショウ。兄さん、止まってしまったよ、と声をかけると、ハルキは、はあい、と言って、ショウに駆け寄ってきて、
「ここ。押してみ」
と、ショウの車に取り付けてある赤いボタンを指差した。
「え?」
困惑しながらもボタンを押すショウ。そして、その時だった。
「うわあ——!?」
突如としてショウの車体が右に傾くと、今度は左に傾く。そのまま5メートルほど走ると、体勢を立て直して、すごい勢いで走り出した。
「ちょっと——!?」
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