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1 捨てられた棒人間かな?って思ったの!
とにかくそういうことだから!
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「行ってきまーす」
声をはりあげ、駆けだした。
中学受験並みにみっちり、頭に地図はたたきこんでおいたから!
大丈夫。ドアを開ければ、開けてるはず……。
「って、なんで電柱? 目の前に電柱あるんだけど?」
まあひと悶着くらいはイイよね。
「まあいいや、ドア閉めよ」
私はドアを閉めて、ふう、とため息ひとつこぼして、歩き始めた。
「そんで、これもかァーい!」私は、みたび叫んだ。「なァ~んで、近くにマンホールがあるんかなァ~?」
まあいい。憂さ晴らしに上を踏んでやろう、って……、
「マンホール、底抜けるんかーい!」
間一髪、マンホールからはい出したが、もう息は切れている。なんだかさっきから私、ずっとツッコんでばかりだ。
「ダメだなぁ~」と間延びした声で悪態をつき、少しだけニヒルな笑みを浮かべた。
こういうの、自嘲気味っていうんだって、前の学校の藤本君が教えてくれた。
ああ、前の学校が恋しい――。
でも、次の学校もがんばろう。
スクール・ハットは黄色だった。地元みたいな安心で、すぐになじめちゃうデザイン。
私は、これ、結構気に入ってるんだ。
午前7時59分出発で、学校は8時10分にチャイムが鳴る。
いまは、もう8時4分。
もたもたしている時間は、なくなってきた。
「急がなきゃ、ね」
私はつぶやくと、タタタタって、走り出したんだ。
声をはりあげ、駆けだした。
中学受験並みにみっちり、頭に地図はたたきこんでおいたから!
大丈夫。ドアを開ければ、開けてるはず……。
「って、なんで電柱? 目の前に電柱あるんだけど?」
まあひと悶着くらいはイイよね。
「まあいいや、ドア閉めよ」
私はドアを閉めて、ふう、とため息ひとつこぼして、歩き始めた。
「そんで、これもかァーい!」私は、みたび叫んだ。「なァ~んで、近くにマンホールがあるんかなァ~?」
まあいい。憂さ晴らしに上を踏んでやろう、って……、
「マンホール、底抜けるんかーい!」
間一髪、マンホールからはい出したが、もう息は切れている。なんだかさっきから私、ずっとツッコんでばかりだ。
「ダメだなぁ~」と間延びした声で悪態をつき、少しだけニヒルな笑みを浮かべた。
こういうの、自嘲気味っていうんだって、前の学校の藤本君が教えてくれた。
ああ、前の学校が恋しい――。
でも、次の学校もがんばろう。
スクール・ハットは黄色だった。地元みたいな安心で、すぐになじめちゃうデザイン。
私は、これ、結構気に入ってるんだ。
午前7時59分出発で、学校は8時10分にチャイムが鳴る。
いまは、もう8時4分。
もたもたしている時間は、なくなってきた。
「急がなきゃ、ね」
私はつぶやくと、タタタタって、走り出したんだ。
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