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0日目 夜 ~茶漬けをめぐって~

0日目夜 2

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「いいから、茶漬けくれや!!!」
「だめです!!!」
「茶漬け!」

 父は憤然としてたちあがった。

「茶漬けくれェ!」
「だめです」

 父は「しばくぞ」とはいえても、しばくことはなかった。度胸がなかったのだ。
 父は坐り、少し不服そうに「ふりかけごはん」とつぶやいた。

「変わらん。後、子供か」母がむなしそうに冷蔵庫を開け、「それにないし」
「しそをふりかけと定義すればいいんだよ?」僕がからかう。
 しそという言葉に父が反応した。
「しばくぞ」

 しばくことはない父――でも、父にそんなことをいうと、今度こそ本当にしばかれそうだから、僕はいままでそのことをいいやしなかった。
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