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調査業務解決編4
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「そのあと、お前は本命じゃないって、付き合ってる女の子連れて来られて。ははは、馬鹿ですよね」
そこまで行くと笑うしかない。しかし、美玖は笑うことなく
「……まあ、あんたもそのうちいいことあるよ。大丈夫、なんかあんた逞しそうだから」
生霊から慰められてしまった。
「あの、ありがとうございます」
葵がそういうと美玖が初めて優しい笑みを見せた。
さっきは怖かったけれどこうして話てみると、結構いい人なのかもしれない。いつの間にか美玖の方が聞き役になっていた。
「そうですね、そのうちいいこと……」
葵が言いかけたところでゴトン大きな音をたてて美玖が机に突っ伏した。
「美玖さんどうしたんですか! しっかりしてください、ってあれ?」
すーっと黒い影が舞香の体から抜け出て煙のように消えて行った。それからゆっくり舞香が顔を起こす。どうやら生霊は去って行ったようだ。
「私、美玖にあやまらなくちゃ、あの子が翔太の事まだ好きだったなんて気づきもしなかった」
いきなり消えた美玖の代わりに舞香が現れて焦った。どうやら、美玖の思いが舞香に中に流れ込んでいたようだ。舞香の体を使っているのだから、当たり前なのかもしれない。
「私今から、美玖のところに行ってくる」
舞香がふらりと立ち上がる。しかし、それについては社長から指示を受けていた。
「絶対だめです。今後、美玖さんとは一切連絡を取らないようにお願いします」
これは厳命されている。
「そんな、美玖は私の親友なのよ」
「今は駄目です。美玖さんが落ち着くのを……美玖さんから連絡が来るまで待ってあげてください。」
社長はいっていた、縁を切らなければこの関係は終わらないと。
その後舞香は静かに泣き続けた。おそらく美玖から連絡が来ることはないだろう。生霊になるほど舞香を恨んだのだ。
二人とも悪い人ではないのに……もう二度と二人の友情が復活することはないだろう。
そこまで行くと笑うしかない。しかし、美玖は笑うことなく
「……まあ、あんたもそのうちいいことあるよ。大丈夫、なんかあんた逞しそうだから」
生霊から慰められてしまった。
「あの、ありがとうございます」
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さっきは怖かったけれどこうして話てみると、結構いい人なのかもしれない。いつの間にか美玖の方が聞き役になっていた。
「そうですね、そのうちいいこと……」
葵が言いかけたところでゴトン大きな音をたてて美玖が机に突っ伏した。
「美玖さんどうしたんですか! しっかりしてください、ってあれ?」
すーっと黒い影が舞香の体から抜け出て煙のように消えて行った。それからゆっくり舞香が顔を起こす。どうやら生霊は去って行ったようだ。
「私、美玖にあやまらなくちゃ、あの子が翔太の事まだ好きだったなんて気づきもしなかった」
いきなり消えた美玖の代わりに舞香が現れて焦った。どうやら、美玖の思いが舞香に中に流れ込んでいたようだ。舞香の体を使っているのだから、当たり前なのかもしれない。
「私今から、美玖のところに行ってくる」
舞香がふらりと立ち上がる。しかし、それについては社長から指示を受けていた。
「絶対だめです。今後、美玖さんとは一切連絡を取らないようにお願いします」
これは厳命されている。
「そんな、美玖は私の親友なのよ」
「今は駄目です。美玖さんが落ち着くのを……美玖さんから連絡が来るまで待ってあげてください。」
社長はいっていた、縁を切らなければこの関係は終わらないと。
その後舞香は静かに泣き続けた。おそらく美玖から連絡が来ることはないだろう。生霊になるほど舞香を恨んだのだ。
二人とも悪い人ではないのに……もう二度と二人の友情が復活することはないだろう。
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