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14話 襲撃2
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「……イリナ姫」
「気安く呼んでほしくない」
昔の名残で咄嗟に口にすると、イリナは顔を歪めた。
「爆炎の魔術師まで来ていたのか」
大きくなった──まだ小さかったあの子が成長したものだ。昔から伸ばしているハーフアップの長い髪は変わりはなかったが背も伸びて大人びていた。
感慨にふけっている暇もない、イリナが先に動いた。
火球を複数産み出して一斉に俺に向けて放った。
俺はただ回避に専念するしかない。俺は残念ながら初級魔術しか覚えていない。それに使えるかは分からなない、仮に成功してもそんなものを使えば何かおかしいと勘繰られるはずだ。
俺は魔術師の基本である守護壁すら扱い方を知らないのだ。まともに受けるわけにいなかった。
火球は着弾すると、どおんと地響きをならして大地を抉る。かなりの威力だった。気を取られている暇もない、ちりと首筋あたりに強烈な悪寒を感じた。
「爆ぜろ」
咄嗟に身体を投げ出すように地面に伏せる。
その瞬間に寸前まで俺の首があった場所に爆炎が燃え上がった。
「私を舐めているのですか!」
すぐさま立ち上がって体勢を整えるが、一向に反撃してこない俺にやはり疑問を抱いたようだった。俺は敵意がないことを示すために両の掌を軽く上げる。
「なぜここに来た。姫」
「何を!」
「なぜ我々を攻撃する」
「なぜ、ですって」
イリナ姫は心底理解できないと言った顔をした。
「ここにいる亜人はただここで平和に暮らしていただけだ。なぜそれを攻める。共に手を取りあうこともできたのではないか?」
「な、なにを言って。魔王がふざけたことを! 貴方たちが始めた戦争でしょう!」
まずは攻撃意欲を揺るがす。成功だ。かつてのイリナ姫の性根は気弱で心優しい少女だった。戦いの中でも疑問を感じていることはあっただろう。
「俺は本気で言ってる。考えたことはないのか。亜人がなぜ戦わなければいけなかったか」
「そ、それは」
穏やかな語り口は真実に見えたのかもしれない。かつては俺も彼女と同じ立場で戦ったが、ここでは利用させてもらおう。明確に敵意と気が揺らいだ。しかしすぐにイリナは気合を入れ直した。
「魔王の甘言に騙されるとは思わないことね」
イリナ姫は口を強く結び、俺に向かって問いを投げかけた。
「あの人を連れ去った亜人は穏健派にいると聞いた。貴方なら行方を知ってるはず」
「誰のことだ?」
たかが人探しにこんな僻地にまで姫君である彼女が来ているとは驚きだった。
「エル・デ・ラント」
イリナはぽつりと俺の名を口にした。
だがますます分からない。それがより大きな混乱を招いた。
「4英雄の姫君がなぜあんな男の行方を気にする」
まさか仕留め損ねた俺を追ってきたのではと嫌な予感が胸中に宿る。この子までもが、という深い落胆の念が襲いかかった。
「違うでしょう。耄碌しましたか残虐王」
「?」
まさか他人の空似か、いや先ほどイリナ姫と呼んで反応したはず、と思えば。
「5英雄です。負けた相手を忘れてる」
昔は戦いに怯えていた姫君が誰もが恐れる魔術師を前にして一歩も引かず。
──成長したな。
思わず口には笑みが浮かんだ。
しかし俺はそれと正反対の言葉を口にしていた。
「反逆した者を英雄に数えるとはな」
「そんなことするはずない!」
悲鳴じみた叫びが俺の言葉をかき消した。
「あの人がそんなこと」
打ち明けるか──いいや駄目だ。ゼクトとアリーチェの言葉がどこまで信じていいか分からなかったからだ。イリナ姫を完全には信用できなかった。彼女は世界統一連合中心国家パラディソスの第一王女だ。この世全ての秘密を知り得る立場にある。信じたくはないが全てを知りつつ演技している可能性だってあるにはあるのだ。
間違ってもこんな重要な情報を敵側に明かすわけにはいかない。第一、敵の親玉からそんなことを言われて信じる間抜けでもあるまい。状況は『探していた人の行方を魔王に聞いたらそれは私だと言われた』となる。下手をすれば馬鹿にしてると捉えられてもおかしくない。
「ふ」
「何がおかしいのです!」
「俺が生きているのがその証しだとは思わないのか?」
「だ、黙れ!」
イリナは激昂して爆炎の乗った拳を叩きつけた。
動きは単調、徒手で受け流すのは容易かった。
「あの人はどこだ!」
いつも俺を下から羨望の眼差しで見上げてきた瞳は怒りと憎しみに染まっていた。口にしたことはなかったが俺にとってはイリナ姫は可愛い妹のような存在だった。
彼女にとって俺はいったい何だったのだろうか。
「やつなら死んだ」
告げた瞬間、満ち満ちたマナが巡って空気が爆ぜた。
「絶対に許さない!」
余りの熱風により周囲の温度が上昇し始めた。これは辺り一帯を吹き飛ばす彼女が持つ最強の魔術だ。まずいな──わずかに冷や汗が流れる。即座に制圧しなければ。
「どうして死んだか聞きたくはないか」
手の内をみせるわけにいかない俺はやはり舌戦に持ち込む。
「謀略だよ。仲間に裏切られ消されたのさ」
「やっぱりお前は魔王だ。そんな戯言で私を丸め込めるとでも」
それはそうだろう。詳しい状況は割愛するが、信じたらただの間抜けだ。だが一筋の疑念は宿るはずだ。それがいずれ固い信頼を大きく揺るがす亀裂になる。
迷いを振り払ったイリナの瞳に闘気が燃え上がった。同時に俺も気合を全身に巡らせる。ぶつかり合った気が爆ぜた、その時。
「そこまでだ!」
待ったをかけた言葉があった。
険しい顔をしたアステールがそこにはいる。
周囲に亜人の兵をともなって。
まずい! 彼女はエル・デ・ラントを連れ去った張本人だ。イリナ姫が暴走しかねない、と思うがイリナはたいした反応を示さなかった。どうやらあの白龍がこうなっているとは想像もしていないのだろう。
ほっと安堵する。
イリナの機先を制するつもりで準備していたが丸く収まりそうだった。
「去るがいい。命までは取らん」
ぐるりとまわりを囲まれた状況だ。
己の不利を感じたイリナはパッと大きく後退した。
「逃がしていいのか?」
もとより彼女を殺すつもりなどなかったが。
「ああ。あのおなごに本気になられては町が吹っ飛んでしまう」
おそらく負けることはないが、町への被害は甚大になる。特にイリナ姫は多対一の戦闘を得意とする魔術士だ。危険は冒すべきではない。
「それに主様が蘇ったと知れば、もう迂闊に手を出せなくなる」
レギル・シルセスは慎重な男だった。勝ち目の低い戦いを嫌い、確実に勝てる状況に持ち込むために最大限の労力を払った。きっと攻めてくることはなくなるだろう。
まだ迷うようにしていたイリナは結局、英雄である者に与えられたマントを翻した。
「覚えておけ。お前を倒すのは私だ」
捨て台詞にそれだけを残して。
「気安く呼んでほしくない」
昔の名残で咄嗟に口にすると、イリナは顔を歪めた。
「爆炎の魔術師まで来ていたのか」
大きくなった──まだ小さかったあの子が成長したものだ。昔から伸ばしているハーフアップの長い髪は変わりはなかったが背も伸びて大人びていた。
感慨にふけっている暇もない、イリナが先に動いた。
火球を複数産み出して一斉に俺に向けて放った。
俺はただ回避に専念するしかない。俺は残念ながら初級魔術しか覚えていない。それに使えるかは分からなない、仮に成功してもそんなものを使えば何かおかしいと勘繰られるはずだ。
俺は魔術師の基本である守護壁すら扱い方を知らないのだ。まともに受けるわけにいなかった。
火球は着弾すると、どおんと地響きをならして大地を抉る。かなりの威力だった。気を取られている暇もない、ちりと首筋あたりに強烈な悪寒を感じた。
「爆ぜろ」
咄嗟に身体を投げ出すように地面に伏せる。
その瞬間に寸前まで俺の首があった場所に爆炎が燃え上がった。
「私を舐めているのですか!」
すぐさま立ち上がって体勢を整えるが、一向に反撃してこない俺にやはり疑問を抱いたようだった。俺は敵意がないことを示すために両の掌を軽く上げる。
「なぜここに来た。姫」
「何を!」
「なぜ我々を攻撃する」
「なぜ、ですって」
イリナ姫は心底理解できないと言った顔をした。
「ここにいる亜人はただここで平和に暮らしていただけだ。なぜそれを攻める。共に手を取りあうこともできたのではないか?」
「な、なにを言って。魔王がふざけたことを! 貴方たちが始めた戦争でしょう!」
まずは攻撃意欲を揺るがす。成功だ。かつてのイリナ姫の性根は気弱で心優しい少女だった。戦いの中でも疑問を感じていることはあっただろう。
「俺は本気で言ってる。考えたことはないのか。亜人がなぜ戦わなければいけなかったか」
「そ、それは」
穏やかな語り口は真実に見えたのかもしれない。かつては俺も彼女と同じ立場で戦ったが、ここでは利用させてもらおう。明確に敵意と気が揺らいだ。しかしすぐにイリナは気合を入れ直した。
「魔王の甘言に騙されるとは思わないことね」
イリナ姫は口を強く結び、俺に向かって問いを投げかけた。
「あの人を連れ去った亜人は穏健派にいると聞いた。貴方なら行方を知ってるはず」
「誰のことだ?」
たかが人探しにこんな僻地にまで姫君である彼女が来ているとは驚きだった。
「エル・デ・ラント」
イリナはぽつりと俺の名を口にした。
だがますます分からない。それがより大きな混乱を招いた。
「4英雄の姫君がなぜあんな男の行方を気にする」
まさか仕留め損ねた俺を追ってきたのではと嫌な予感が胸中に宿る。この子までもが、という深い落胆の念が襲いかかった。
「違うでしょう。耄碌しましたか残虐王」
「?」
まさか他人の空似か、いや先ほどイリナ姫と呼んで反応したはず、と思えば。
「5英雄です。負けた相手を忘れてる」
昔は戦いに怯えていた姫君が誰もが恐れる魔術師を前にして一歩も引かず。
──成長したな。
思わず口には笑みが浮かんだ。
しかし俺はそれと正反対の言葉を口にしていた。
「反逆した者を英雄に数えるとはな」
「そんなことするはずない!」
悲鳴じみた叫びが俺の言葉をかき消した。
「あの人がそんなこと」
打ち明けるか──いいや駄目だ。ゼクトとアリーチェの言葉がどこまで信じていいか分からなかったからだ。イリナ姫を完全には信用できなかった。彼女は世界統一連合中心国家パラディソスの第一王女だ。この世全ての秘密を知り得る立場にある。信じたくはないが全てを知りつつ演技している可能性だってあるにはあるのだ。
間違ってもこんな重要な情報を敵側に明かすわけにはいかない。第一、敵の親玉からそんなことを言われて信じる間抜けでもあるまい。状況は『探していた人の行方を魔王に聞いたらそれは私だと言われた』となる。下手をすれば馬鹿にしてると捉えられてもおかしくない。
「ふ」
「何がおかしいのです!」
「俺が生きているのがその証しだとは思わないのか?」
「だ、黙れ!」
イリナは激昂して爆炎の乗った拳を叩きつけた。
動きは単調、徒手で受け流すのは容易かった。
「あの人はどこだ!」
いつも俺を下から羨望の眼差しで見上げてきた瞳は怒りと憎しみに染まっていた。口にしたことはなかったが俺にとってはイリナ姫は可愛い妹のような存在だった。
彼女にとって俺はいったい何だったのだろうか。
「やつなら死んだ」
告げた瞬間、満ち満ちたマナが巡って空気が爆ぜた。
「絶対に許さない!」
余りの熱風により周囲の温度が上昇し始めた。これは辺り一帯を吹き飛ばす彼女が持つ最強の魔術だ。まずいな──わずかに冷や汗が流れる。即座に制圧しなければ。
「どうして死んだか聞きたくはないか」
手の内をみせるわけにいかない俺はやはり舌戦に持ち込む。
「謀略だよ。仲間に裏切られ消されたのさ」
「やっぱりお前は魔王だ。そんな戯言で私を丸め込めるとでも」
それはそうだろう。詳しい状況は割愛するが、信じたらただの間抜けだ。だが一筋の疑念は宿るはずだ。それがいずれ固い信頼を大きく揺るがす亀裂になる。
迷いを振り払ったイリナの瞳に闘気が燃え上がった。同時に俺も気合を全身に巡らせる。ぶつかり合った気が爆ぜた、その時。
「そこまでだ!」
待ったをかけた言葉があった。
険しい顔をしたアステールがそこにはいる。
周囲に亜人の兵をともなって。
まずい! 彼女はエル・デ・ラントを連れ去った張本人だ。イリナ姫が暴走しかねない、と思うがイリナはたいした反応を示さなかった。どうやらあの白龍がこうなっているとは想像もしていないのだろう。
ほっと安堵する。
イリナの機先を制するつもりで準備していたが丸く収まりそうだった。
「去るがいい。命までは取らん」
ぐるりとまわりを囲まれた状況だ。
己の不利を感じたイリナはパッと大きく後退した。
「逃がしていいのか?」
もとより彼女を殺すつもりなどなかったが。
「ああ。あのおなごに本気になられては町が吹っ飛んでしまう」
おそらく負けることはないが、町への被害は甚大になる。特にイリナ姫は多対一の戦闘を得意とする魔術士だ。危険は冒すべきではない。
「それに主様が蘇ったと知れば、もう迂闊に手を出せなくなる」
レギル・シルセスは慎重な男だった。勝ち目の低い戦いを嫌い、確実に勝てる状況に持ち込むために最大限の労力を払った。きっと攻めてくることはなくなるだろう。
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