パーティーの仲間に冤罪を着せられた最強の剣士が魔王になって復讐をはたすまでの物語

一発逆転

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52話 地道な努力

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 いずれ主戦派からの接触はあるだろうと思っていたが、あまりにも早かった。人間と亜人が全面的にぶつかり合うような事態はどうしても避けなければいけないことだった。

 その最中に俺も俺の目的を達成するための行動をしなければならないだろう。その前にまず地道な努力も必要になってくる。 

 ざくざくと音を立ててクワが振るわれて土が舞い上がる。人が増える分、農地の開拓を進めなければならない。これから亜人が解放されれば急場の食料はどうしても必要になる。事前の準備は必須であると、結論付けられた。城壁の外に農地を拡張していたのだった。
 
 掘り返された褐色の土は柔らかくなり、そこから石や砂利を除いていく。本国ほど発展していないこの地に農具などは貴重だ。開墾も耕作も大部分は地道な人海戦術による作業をするしかなかった。スキやクワもあり、篩に近い網目状の大きな石だけを取り除く農具などもあるが、数が揃っているわけでもない。しかし魔術でやるにしても効率が悪すぎる。

 小麦などは意外と肥料さえちゃんと賄えれば育ちやすい作物だ。質よりも量、とにかく農地を広げることを先決にすべきだった。

「主様。私は牛ではないのですが……」
 
 牛鬼族という牛の頭の亜人が、牛に引かせるカラスキを装着されて不満そうな言葉をもらした。筋骨隆々な頑強な体躯をしていて、ピッタリの役目だと思ったが、意外と不評のようだった。

「これはお前にしか任せられない役割だ。亜人一の怪力を持つという牛鬼族のお前にな。牛なんかには任せられん」

「おお! そういうことでしたか。お任せください!」

 嬉しそうに、牛の顔をにぃと歪めて作業に入る。牛鬼は亜人一の怪力を自称して獅子族などをライバル視しているのだ。こう褒めてやると、上手く動いてくれる。

 彼を見送っていると俺の足元近くで、ぼこりと地面が盛り上がって穴が開いた。

「主様。ご命令通りモグラやネズミどもにここに近づかぬよう言い聞かせてきました」
  
 その穴の中から甲高いきーきー声が響いた。姿を見せたのは出っ歯で毛むくじゃらのげっ歯類に近い生き物だった。長い鼻とふわふわした尻尾、鋭い爪が生えそろった5本の指がある。本国で言うネズミとモグラの中間ぐらいの姿形だ、ただその大きさは1メートルを超える大きさだ。彼も亜人である。

 意外と愛くるしい見た目に反して土竜族というかっこい名前がついていた。つまりやはり感覚的にはモグラなのだろうか。

「ご苦労」
 
 モグラやネズミがいるのは土地がいい証拠だ。しかし彼らは農地を荒らす存在であり、近づかないようにさせてもらった。

 それにしても暑いなとパタパタ手で扇ぐ。もっと戦力があれば、と考えた時に目の前の亜人が眼が止まった。

「ノルムだったか。お前は畑を耕せないのか?」

「経験はありませんが土を掘ることならば誰にも負けません!」

 言うやいなやバサバサと鋭い爪で勢いよく地面を掘り返していく。

「ふんぬうううう!」
 
 などと威勢のいい掛け声をあげて真下に潜っていった。

「おいこら。下に掘るな。横に行け」

「は! つい癖で!」

 ノルムは穴の中からひょこりと顔を出した。

「とりゃああああああ!」

 甲高い声で叫び声をあげて今度は横に地面を掘り返していった。なんとも元気のいいことだ。これで楽ができそうだと、一つ汗のかいた額をぬぐった。

 そんな俺のもとに1人の少年が近づいてきた。青年になりかけの年頃だったが、純然たる疑問の光を瞳に宿していた。

「市長。ご質問してもよろしいでしょうか」

「ああ」と返す。

「いったいどうやったら亜人を従えるようになれるんですか。あの凶暴だと教えられた亜人が、あなたの命令に喜んで従っています」

「1つ目に力。2つ目に信頼関係ってやつかな。彼らはそれほど凶暴ではない」

「そうなんですか?」

「自分の目で見て、そうは思わなかったか? 自分から信じなければ、相手からも信じてもらうことなどできはしない」

 はっとしたように少年は神妙な顔をして頷いた。これは自分自身にとっても課題になっていることではあったが。信じていない相手に信用してもらおうなど、虫の良すぎる話だ。
 
 だからこそ俺は行動で示す。俺は亜人たちにとって利益をもたらす存在であると。

「なるほど。さすが市長です。ありがとうございました」

 質問は終わりで、彼は作業に戻っていこうとした。
 まさにその時、カン、カン、カンと警鐘がなった。

「急げ! 避難しろ!」

 叫ぶ声が響いた。見張りが遠くに魔物の姿を見つけたのだ。作業に従事していたものたちは冷静に決められた通りに避難を進めた。最近は妙に魔物の出現率が多いから、もはや慣れたものだった。

 特に大蝕害の侵攻から生き延びたあとだ、数体程度の魔物に対してはわずかに弛緩した空気もあった。それには簡易防壁で追い返せる魔物が多かったことも関係していた。

 農地の周りには杭を等間隔に打ち込んでロープで結び、簡易的な防壁を築いていた。そこに魔物が侵入しようとすると、ロープに括りつけられた呪符が発動し、雷撃で脅かす仕組みになっている。これは魔物のマナを感知して発動する、事故の危険性の少ない便利な罠だった。

 だが今日は。

「突破してくるか」
 
 敵は少数だった。相手は小鬼だ、二足歩行で動き、赤黒い肌とざんばら髪、前頭部に二本生えた角が特徴的な魔物である。手には原始的な槍やカマなどの武器を備えている。

 一見して亜人のようにも思える、しかし亜人と魔物の決定的な違い、それは意思の疎通ができるかどうかだ。彼らはそれができずに、亜人も人間も等しく襲うゆえに魔物として扱われているのだ。

 たいしたことのない相手だ。人々は武器を手に取り魔物たちを取り囲んだ。その戦いぶりを眺めていて感じたことは兵士の練度があまり高くないことだ。

 それも不思議ではないか。ここは自由都市、俺のように従軍経験があるわけでもなく、基本的な戦闘訓練を積んだ者たちがいるわけでもない。この地に落とされて持って生まれた魔術を初めて戦いのために使用している者たちも多いのだろう。

「うわあ!」

 と大きな叫びが響く。先ほどの質問に来た少年がすっころんで動けなくなっていた。彼に小鬼の握るカマが振りかぶられ、ギラリと鋭い光を放った。少年は恐怖に身を固まらせる。

 カマが振り下ろされた瞬間、俺は拾っていた親指ぐらいの大きさの石を指で強く弾く。それは魔物の目玉を打ち抜き、悶えさせる。指弾という実に単純な原理の暗器術だ。

「あ、ありがとうございます。市長」

 地面を転がりながらなんとか魔物から逃れた少年は弱り切った表情で言った。

「名前は?」

「ウィルです」

「よしウィル。早く立て。実戦だと敵は待っちゃくれないぞ」

「ええぇっ! 倒してくれないんですか!」

 彼は素っ頓狂な声をあげた。

「俺が倒したら訓練にならんだろ。ほら前向きな」

 少年は戦々恐々としながら魔物と向かい合った。

 どう転ぶかな──そう考えつつも掌に短剣をおさめて遊ばせる。少年がやられそうになったら、その前に瞬時に魔物を殺すつもりだった。

 厳しいようだが必要なことだ。全て他人に助けを求めるようになってはいけない。自分で生き延びる術を学ばなければ。窮地を強者に救ってもらったことで、どこか自分たちの当事者意識が薄れていると感じられた、そんな弛みきった精神は荒療治で立てなおす。

 こんなスタンスでかつて幼いイリナ姫と接していたのを今から振り返ると、よくもまあ不敬罪にならなかったなと今さらながらに思うほどだった。

 ◇◇◇◇◇◇

 ウィルは怯えながらも剣を構える。無茶苦茶を言う人だと不満半分だった。助けてもらったのに失礼だったが、それほど恐ろしさを感じていたのだ。

「まず距離を取れ。敵の間合いには入るな」

 言われずとも怯え半分の少年は大きく距離を取っていた。
 敵の遮二無二な攻め手に恐れをなしていた。

 ──どうする。どうすればいい。

 凶器を振り回されるだけで威圧感がある、そこに踏み込めず焦りは募った。

「眼が潰れた右側が安全だぞ。そっちに回り込め」

 さらなる声が聞こえてようやく頭が働き始めた。徐々に冷静になる。相手は手負いだ、言われた通りにすると魔物の反応が明確に鈍った。

「攻撃は単調だ。冷静によく見ろ。相手の知能は低い。隙が見えるはずだ」

 何度か潰れた眼の側に回り込むと魔物の動きが見えてくる。敵は見えない方向から近づかれるのを恐れている、少年が踏み込もうとすると咄嗟に反応して武器を振り回した。

「なら!」

 ウィルは一気に踏み込んだ、魔物は突然の動作に驚きを見せながらも、またも同じ動作を。──この攻撃は読めていた。ウィルは方向転換してあえて敵の残った目のある方向に踏み込んだ。

「せい!」

 単純なフェイントにひっかかった魔物のがら空きの胴に全身の力を込めて剣を叩きこんだ。得意属性である雷をエンチャントした切れ味抜群の一撃だった。その名を「ライトニグ・スラッシュ」という。それは偶然だったが急所を捉え、魔物は倒れ伏したのだった。
 
「やった」

 はあはあと肩で息をしながらも充足感に包まれていた。1人で魔物を倒したのだ。本国ではこんな経験のある子供はいないだろう。
 
「よくやった。見事だ」
 
 ぱちぱちと拍手が聞こえて振り向くと、市長がそう言った。

「これで一人前の戦士だな」

「あ、ありがとうございます!」

 とてつもない人に認められたという事実、その思いは少年の胸を熱くさせたのだった。

 ◇◇◇◇◇◇

 俺は午後になると都市内に戻り、一人の男のもとを訪ねていた。情報屋の男、クインだ。面倒くさいボディチェックは省いてもらった。どうせその気になれば俺を止めることなど、門番たちにはできないのだから。

「エリック・ドランと接触したい。ルートを教えてくれ」

 押しかけてそうそう、相変わらずぼさぼさの髪の彼に問う。

「ああ。必要ない。会うならすぐにでも」

「どういうことだ?」

 彼の説明ではその男は監獄都市にいるのではなかったか。だが情報屋の男は煙草をくゆらせながら、さらりと答えた。

「エリック・ドランは俺だからな」

「はあ?」

 呆気に取られて聞き返す意外なかった。だがすぐに状況を理解しようと頭を巡らせて、一応の理解が及んだ。やられたな、とこめかみを押さえる。

「その証拠は?」

 情報屋の男は左手を持ちあげて甲を俺に見せた。

 そこには刑期が150年を超えている証しが刻まれていた。亜人もそうだが人間の年齢というのは内包する恩寵の量によって伸びる傾向がある。

 非常に強力な魔術師ならゆうに2、300年は生きるというほどだ。終身刑以外ならば監獄都市に貢献すれば数十年、刑期を減らしてもらえることもある。終身刑がいかに重い刑期か分かるだろう。俺も含めてだが終生この地で生きなければならないと決めらているのだ。

「じゃあこの前の話は」

「悪いな。あれは嘘だ」

 拍子抜けはしたが、当然理解できる保険だった。あの場で正体を明かせば、下手をすれば力づくで情報を聞き出される可能性があった。それを回避したかったのだ。

 危機を乗り越え、互いにある程度の信用を築いたことで彼も名を明かした。

「つまり監獄都市に潜入するルートの話も嘘だったと」

「それは本当だ。俺も工事に協力させられてたからな」

 それは不幸中の幸いとでもいうのか。きっと、いつか利用する日が訪れることだろう。

「俺に答えられることがあるなら答えよう。女心以外なら任せておきな」

「あんたに女心を聞くほど落ちぶれちゃいない」

「どういう意味だ、こら」

 彼のラナへのセクハラ染みた態度を見れば女心が分かるとは到底思えなかった。少なくとも女性の胸を舐めまわすように見つめてニヤニヤ笑うことが正着でないことだけは確かだ。

「この世界からの脱出方法を探せるか」

「無理だ。絶対に不可能だと断言してもいい」

 女心はともかく魔法技術的には彼は天才だ。監獄都市の魔導兵も彼の理論が使われているほどだ。その言葉は限りなく真実を示している。

「この世界はこちら側からの操作ができないように完全に独立している。俺があらかじめ仕込んでた抜け道もいつの間にか潰されちまってたしな」

 あの天才が言うのならば事実なのだろう。期待感が高くはないと元から思っていたとはいえ、これで手段の一つは断たれてしまったことになる。

「だから抜け出すにはたった一つだろ」

 それは冗談交じりの発言だった。

「監獄都市を落す。それだけさ。かつて残虐王がやったようにな」

 結局そうなってしまうのかと。俺の運命が一点に向かって集約されているような不思議な感覚があった。意図して、しっかりと己の足取りを確かめながら歩みを進めた。

 それは己自身の道を歩くという決意に満ちていた。残虐王に行く先の全てを操られるわけにはいかない。俺は俺として生きなければ、そうしなければ意味がない。


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