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第52話  政は好きじゃない

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ルクセンドルトラックの回りには小国が5つ程並んだようにある。規模も同じような国が5つ。


昔ルクセンドルトラックの王室に継承位争いが起こった。
こちらの暦で553年
553ゴメン五つ子さようなら世に言う553分断である。

継承位争いが起こって怒った王が子供達に領土を分け、5つの国を作り、国と国が手を取り合わなければ、お互いに豊かになっていかないことを学ばせたのだ。

小国とはいえ、5つも分けれたという事ははルクセンドルトラックがいかに大きな国であったかが計り知れる。

あまりにも大きく、民族も多様であったため思想や利害の一致が難しくなってきたことも背景にある。
すべての人が同じ思想で生きていけるわけではない。

国家転覆をはかり、のしあがろうとした人も暗躍していたので、一緒に整理してしまったのだ。

ルクセンドルトラックは、千年国家である。
国を分けた事が項をそうしたのか、初めはどうであれ、今ではお互いwinwinの関係を保っている。
独自の思想、文化が発展していき、色んなネタを提供してくれる。



対して、シュワルツコフ皇国の位置はルクセンドルトラックのお隣
前皇帝が荼毘に付され(ルクセンドルトラックは、土葬シュワルツコフは火葬)
ルードリッヒが現皇帝にあたる。
お隣ではあるが、やたらと好戦的なシュワルツコフの国民の民意が、回りの国々に影響を与えているのは確かだ。西の国にグナン国がある。
かなり
厄介な国だ

グナンとシュワルツコフとの戦いにルクセンドルトラックは巻き添えを食う形で、協力することになる。

ジュードもルードリッヒと一緒に戦場へ向かうことになる。
連合国として、ルクセンドルトラックと、回りの5つの国も参加する。

大事になる前にリーリエは動いて、諸悪の根元を叩きたいと思っている。勿論ジュードもだ。



「リーリエ...。グナンの若い王子は確か、何も知らないんだよね。」

「そうです。知らない間に戦争に巻き込まれて両親を失って闇落ちするシーンありましたね。」

「シオン君...。ウッ」

ジュード涙目

「思い出しただけでよだれが...。」
リーリエがおかしな事言った

「え、よだれ?」

「あ、違います。涙です。」



ジュードとの絡みのショタ関連の薄い本を発売しようとしていたな。
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