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第四章 亡国編
亡国Ⅱ グレニアドールの歩き方
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グレニアドール――魔族領と人間領の境界付近の大都市で、その歴史をひもとくと人間領と魔族領を行ったり来たりしている。というのも、人間側にしてみればここを取ればジューデスは目と鼻の先であり、支配を磐石にできれば戦争の勝利に一気に近付く要衝なのである。しかし、支配層が目まぐるしく変化するとは言っても、あくまでトップの首がすげ変わるだけなので城下町で暮らす民衆にはあまり関係がなく、土地柄として人魔が共生する風潮が強い街である。周囲には人間に比較的友好な魔族の村落も点在し、街の規模としてもフォーゲルシュタットと大差がないため、人口は非常に多い。この街を統治しているデステールは『守賢将』の称号の通り守りに秀でた将で、実に二百年もの間人間族の侵攻を防ぎ続けている。そのグレニアドールの門の前でアルエット一行は待たされ続けていた。
「門番に人と魔族の兵士が一人ずつ……客の種類によって対応できるように用意されているんですね。」
「人間には人間、魔族には魔族を当てて交渉をするんでしょうね。それにしても、なかなか帰ってきませんね……。」
「書状の精査に二時間もかかるわけないものね。おおかた、城のおえらいさんでも呼び出しているんじゃないかしら。」
「えぇ……ここで交戦はなるべく避けたいですし、なんとか穏便にすみませんかね。」
「アルエット様!ガステイルさん!門が!」
アムリスが指さす方角、城の門がギイと音を立て開く。そこにはメイド服を来た背の高い女性が立っていた。
「アルエット王女御一行様、歓迎致します。ようこそグレニアドールへ。」
メイド服を着た女性はそう言って深々と頭を下げる。アルエット達は慌てて馬車から降りて応対した。
「これはご丁寧に、お出迎えいただきありがとうございます。ええと……」
「申し遅れました。わたくし、人型結界刻印装置C-17型と申します。」
「人型結界……なに?」
「人型結界刻印装置C-17型でございます。デステールお父様によって作られた、いわば人造人間といったようなものでございます。」
「んで……その、人型ナンタラ装置が私たちを招き入れて、どういう用件なのよ。」
「人型結界刻印装置C-17型でございます。呼びにくければ同僚達はシイナと呼んでおりますのでそう呼んでいただければ。城下町の案内を致しますので、よろしければ馬車をあちらに停めてわたくしに着いて来てください。」
アルエットは怪訝そうにシイナを見つめながら言われた通りに馬車を置き、シイナに続き街を見て回った。人と魔族が同じ屋根の下で働き仲良く食事や酒を酌み交わしている姿を、アルエットは新鮮な気持ちで見つめる。
「すごい……こんな世界が作れるのなら、私たちと魔王が争う必要なんてどこにもないじゃない。」
「はい。お父様はそのようにお考えでございます。ですが魔王様……ネカルク・アルドネア様は人間は滅ぼすべきだと言い、お父様と衝突したこともございました。」
「だったらどうして、あの男は魔王に仕えているんだ?人間の血もひいているんだろう?」
「……そこまで自力で気付いていらしたのですね。流石はアルエット殿下と言ったところでしょうが、お父様の出自の件はご内密に……」
「まあ、分かったわ。特に周りに話す必要も感じられないし。」
「ありがとうございます。話が逸れました……お父様が魔王様に仕えている理由でしたね。シンプルですよ……お父様が許せない人間がいるというだけです。」
「許せない……人間?」
「はい。その人間にできるだけ恥をかかせ、尊厳を壊し、惨たらしく死なせることこそがお父様の至上命題だとおっしゃいます。」
「その人って一体……?」
「人間族の女王、ヴェクトリア・フォーゲルでございます。」
「なんですって!?」
アルエット一行は思わず立ち止まり驚きの声をあげる。シイナは構わず進もうとするが、着いてこない三人に気付き足を止め振り返る。
「なにか問題でも……?」
「いや問題というか……」
「でしたら、早く進みましょう。長旅でお疲れでしょうし。」
「どうして、そんなにお母様を……?」
「それは明日お父様自身にお尋ねした方がよろしいかと。ただ、ヴェクトリアをお母様と呼ぶのはいただけませんね。お父様の前でそんなことをすればいくらアルエット殿下でも無事ではすまないでしょう。」
「いやいや、お母様をお母様と呼んで何が悪いのよ。」
「……その認識なら、これ以上は語りません。ただ一つだけ。」
シイナはゴソゴソと胸元のポケットを探り、一枚の小さな地図を取り出した。グレニアドールと書かれた大きな都市の少し東に赤くバツ印が刻まれている。その下には『ケイレス村跡地』と書かれていた。
「この先、自分を見失いどうすればいいのか分からなくなったとき、そこに立ち寄ってみるとよろしいかと。」
「怪しい占いのラッキーアイテムみたいですね。」
「このケイレス村というのは……?」
「お父様の故郷です。」
「なんでデステールの故郷に行けば私の悩みが解決するのよ……。まあいいわ、とりあえず少しだけ覚えておくわね。」
アルエットはそう言って地図を受け取り、荷物の中にぐしゃっと押し込んだ。それから30分ほど他愛もない会話をしながら進んだアルエット一行とシイナは、豪邸の前で歩みを止めた。
「グレニアドール滞在中、皆様にはこちらで寝泊まりしていただきます。」
「ひぇぇ……おっきいですぅ……」
「すげぇや……」
ガステイルとアムリスは目を飛び出しそうなくらい大きく開いて、豪邸を見上げる。アタラクシアやエリフィーズでは見ないような建物に興奮を隠しきれない中、アルエットはやれやれと首を振りながらシイナに告げる。
「そこまでしてもらうのは悪いし、宿はこちらで探すわよ。」
「「なんで/どうしてですか!!!!」」
食い気味にツッコミをいれるガステイルとアムリスを引き気味に手で制しながら、アルエットはシイナへ言葉を続ける。
「私にとってここは敵地である以上、貴女たちの申し出は罠だとしか思えないわ。だから……ごめんなさいね。」
「そんなぁ……」
「そうですか……では、お父様にもそうお伝えしておきます。ここ数日アルエット殿下が来ると耳にしてからずっと旅行前日の子供のように大はしゃぎしていたお父様に、お伝えしておきます。」
「……それ、言う必要あった?」
「ええ。昨日も使ってないこの別荘をわざわざ引っ張り出して休みを申請していた人型結界刻印装置を総動員し、ご自身も服を着替えて屋敷中を掃除しながら『アルエットは喜んでくれるかなぁ……』と2分毎に呟いていらっしゃいました。そんなお父様にアルエット殿下はお気に召さなかったとお伝えしておきます。恐らく五日は寝込むでしょうが。」
「……貴女もしかして、休みを潰された腹いせに?」
「いいえ。久しぶりの一日休みをカフェ巡りに費やそうとした計画がパァになったことなんて、わたくし全く怒っておりませんよ。」
「目が怒ってるわね……」
「アルエット様、シイナさんもデステールさんもかわいそうです!使ってあげましょうよ!」
「でも敵のデステールが五日寝込むならそれはそれで俺たちにメリットというか……いでっ!!何すんだアムリス!」
「ガステイル……あんたはどっちの味方なのよ!!お願いですアルエット様~私一度でいいから、こういうところに住んでみたかったんですよ!!」
「ぞ……俗物シスター……」
「……はぁ、分かったわよ。本当に何も罠はないのね?」
「仕掛けようとした人型結界刻印装置はデステール様の手により全治一週間の怪我を負いました。シフトの穴埋めで私の仕事が増えたこと以外は問題ありませんね。」
「安心できない返答をどうもありがとう。」
「では、わたくしはこれで。また明日城内でお待ちしております。」
シイナはそう言い残し、目の前からフッと消えた。はしゃぐアムリスとガステイルを見たアルエットがやれやれと呆れながら改めて豪邸を見上げた、その時だった。
「キャー!!!」
豪邸の向かいに並ぶ店の路地、そこから女の悲鳴が響いた。
「門番に人と魔族の兵士が一人ずつ……客の種類によって対応できるように用意されているんですね。」
「人間には人間、魔族には魔族を当てて交渉をするんでしょうね。それにしても、なかなか帰ってきませんね……。」
「書状の精査に二時間もかかるわけないものね。おおかた、城のおえらいさんでも呼び出しているんじゃないかしら。」
「えぇ……ここで交戦はなるべく避けたいですし、なんとか穏便にすみませんかね。」
「アルエット様!ガステイルさん!門が!」
アムリスが指さす方角、城の門がギイと音を立て開く。そこにはメイド服を来た背の高い女性が立っていた。
「アルエット王女御一行様、歓迎致します。ようこそグレニアドールへ。」
メイド服を着た女性はそう言って深々と頭を下げる。アルエット達は慌てて馬車から降りて応対した。
「これはご丁寧に、お出迎えいただきありがとうございます。ええと……」
「申し遅れました。わたくし、人型結界刻印装置C-17型と申します。」
「人型結界……なに?」
「人型結界刻印装置C-17型でございます。デステールお父様によって作られた、いわば人造人間といったようなものでございます。」
「んで……その、人型ナンタラ装置が私たちを招き入れて、どういう用件なのよ。」
「人型結界刻印装置C-17型でございます。呼びにくければ同僚達はシイナと呼んでおりますのでそう呼んでいただければ。城下町の案内を致しますので、よろしければ馬車をあちらに停めてわたくしに着いて来てください。」
アルエットは怪訝そうにシイナを見つめながら言われた通りに馬車を置き、シイナに続き街を見て回った。人と魔族が同じ屋根の下で働き仲良く食事や酒を酌み交わしている姿を、アルエットは新鮮な気持ちで見つめる。
「すごい……こんな世界が作れるのなら、私たちと魔王が争う必要なんてどこにもないじゃない。」
「はい。お父様はそのようにお考えでございます。ですが魔王様……ネカルク・アルドネア様は人間は滅ぼすべきだと言い、お父様と衝突したこともございました。」
「だったらどうして、あの男は魔王に仕えているんだ?人間の血もひいているんだろう?」
「……そこまで自力で気付いていらしたのですね。流石はアルエット殿下と言ったところでしょうが、お父様の出自の件はご内密に……」
「まあ、分かったわ。特に周りに話す必要も感じられないし。」
「ありがとうございます。話が逸れました……お父様が魔王様に仕えている理由でしたね。シンプルですよ……お父様が許せない人間がいるというだけです。」
「許せない……人間?」
「はい。その人間にできるだけ恥をかかせ、尊厳を壊し、惨たらしく死なせることこそがお父様の至上命題だとおっしゃいます。」
「その人って一体……?」
「人間族の女王、ヴェクトリア・フォーゲルでございます。」
「なんですって!?」
アルエット一行は思わず立ち止まり驚きの声をあげる。シイナは構わず進もうとするが、着いてこない三人に気付き足を止め振り返る。
「なにか問題でも……?」
「いや問題というか……」
「でしたら、早く進みましょう。長旅でお疲れでしょうし。」
「どうして、そんなにお母様を……?」
「それは明日お父様自身にお尋ねした方がよろしいかと。ただ、ヴェクトリアをお母様と呼ぶのはいただけませんね。お父様の前でそんなことをすればいくらアルエット殿下でも無事ではすまないでしょう。」
「いやいや、お母様をお母様と呼んで何が悪いのよ。」
「……その認識なら、これ以上は語りません。ただ一つだけ。」
シイナはゴソゴソと胸元のポケットを探り、一枚の小さな地図を取り出した。グレニアドールと書かれた大きな都市の少し東に赤くバツ印が刻まれている。その下には『ケイレス村跡地』と書かれていた。
「この先、自分を見失いどうすればいいのか分からなくなったとき、そこに立ち寄ってみるとよろしいかと。」
「怪しい占いのラッキーアイテムみたいですね。」
「このケイレス村というのは……?」
「お父様の故郷です。」
「なんでデステールの故郷に行けば私の悩みが解決するのよ……。まあいいわ、とりあえず少しだけ覚えておくわね。」
アルエットはそう言って地図を受け取り、荷物の中にぐしゃっと押し込んだ。それから30分ほど他愛もない会話をしながら進んだアルエット一行とシイナは、豪邸の前で歩みを止めた。
「グレニアドール滞在中、皆様にはこちらで寝泊まりしていただきます。」
「ひぇぇ……おっきいですぅ……」
「すげぇや……」
ガステイルとアムリスは目を飛び出しそうなくらい大きく開いて、豪邸を見上げる。アタラクシアやエリフィーズでは見ないような建物に興奮を隠しきれない中、アルエットはやれやれと首を振りながらシイナに告げる。
「そこまでしてもらうのは悪いし、宿はこちらで探すわよ。」
「「なんで/どうしてですか!!!!」」
食い気味にツッコミをいれるガステイルとアムリスを引き気味に手で制しながら、アルエットはシイナへ言葉を続ける。
「私にとってここは敵地である以上、貴女たちの申し出は罠だとしか思えないわ。だから……ごめんなさいね。」
「そんなぁ……」
「そうですか……では、お父様にもそうお伝えしておきます。ここ数日アルエット殿下が来ると耳にしてからずっと旅行前日の子供のように大はしゃぎしていたお父様に、お伝えしておきます。」
「……それ、言う必要あった?」
「ええ。昨日も使ってないこの別荘をわざわざ引っ張り出して休みを申請していた人型結界刻印装置を総動員し、ご自身も服を着替えて屋敷中を掃除しながら『アルエットは喜んでくれるかなぁ……』と2分毎に呟いていらっしゃいました。そんなお父様にアルエット殿下はお気に召さなかったとお伝えしておきます。恐らく五日は寝込むでしょうが。」
「……貴女もしかして、休みを潰された腹いせに?」
「いいえ。久しぶりの一日休みをカフェ巡りに費やそうとした計画がパァになったことなんて、わたくし全く怒っておりませんよ。」
「目が怒ってるわね……」
「アルエット様、シイナさんもデステールさんもかわいそうです!使ってあげましょうよ!」
「でも敵のデステールが五日寝込むならそれはそれで俺たちにメリットというか……いでっ!!何すんだアムリス!」
「ガステイル……あんたはどっちの味方なのよ!!お願いですアルエット様~私一度でいいから、こういうところに住んでみたかったんですよ!!」
「ぞ……俗物シスター……」
「……はぁ、分かったわよ。本当に何も罠はないのね?」
「仕掛けようとした人型結界刻印装置はデステール様の手により全治一週間の怪我を負いました。シフトの穴埋めで私の仕事が増えたこと以外は問題ありませんね。」
「安心できない返答をどうもありがとう。」
「では、わたくしはこれで。また明日城内でお待ちしております。」
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