84 / 165
第四章 亡国編
亡国Ⅲ 定式の断罪人形
しおりを挟む
アルエットが悲鳴の上がった路地裏に駆けつけると、そこには人間の男が三人がかりで女性に迫る光景が広がっていた。桃色の長い髪とおっとりとしたような垂れ目、そして少々ふくよか……いや母性が溢れた体型が印象的な女性である。路地の壁まで女性を追い込み三人で囲うように逃げ場を塞ぐと、リーダー格と思われる背の高い男が口を開いた。
「なぁ姉ちゃん、俺ら別に乱暴しようってわけじゃないんだ。ただちょっと仲良くお茶をしようって誘ってるだけなんだよ。」
「いや、ちょっとこの先の家に用事があるので、私は遠慮しときたいんですがぁ……」
「じゃあさ、お茶したらそこまで送ってくからよ。それでいいだろ?」
「こ、困りますぅ……!今日が初顔合わせで遅刻できないんですから、早く通らせてください!」
「そこまでにしておけ!嫌がっているだろう。」
アルエットが到着し、男たちに声をかける。背後からの人の声に男たちは驚き振り返るも、アルエットの姿を見るなり油断し大笑いをする。
「おいおい、治安維持の人形どもかと思ったら……。誰だか知らねえが、いっちょ前の正義感で動くとやけどするってこと、身体に教えてやらねえとなぁ!」
「アニキ!こいつもなかなか上玉ですぜ。殺しちまうにはもったいねえよ!」
「あぁ?幼児体型の女なんぞ要らねえよ、お前にくれてやらァ。」
「はぁ?お前、覚悟はできてるんでしょうね!!」
男衆がアルエットに武器を構え、今にも飛びかかろうとしたその時、ビィーと大きな音が鳴り響く。
「な、なんの音!?」
「やべえ、ずらかるぞ!!!」
「アニキ……か、身体が動かねえでやんす!!」
「なんだと!遅かったか……」
「乱闘行為の意志の発露を発見。捕縛完了。」
アルエットの後方から無機質な声が響く。振り返ると先程別れたばかりのシイナがそこにいた。
「シイナ!?」
「24分振りですね、アルエット殿下。ですが今は仕事中ですので、またその後に……お願いします、人型結界刻印装置3型46号。」
「もう終わってるよ~」
シイナの後ろに隠れていた幼女が姿を現し、そう呟いた。アルエットは後ろの男たちの方を向くと、三人の男は縦に真っ二つに裂け既に絶命していた。
「うわっ……」
「お疲れ様です、人型結界刻印装置3型46号。」
「こらーシイナ!ミシロって呼んでって言ってるでしょ!!」
「その申し出は全て拒否していると思うのですが。」
「もー、可愛くないから嫌なの!」
「ところで、アルエット殿下はご無事でしょうか。」
「無視すんな!」
「あ、ああ。ありがとうシイナ。」
アルエットとシイナは頬を緩めながら、そのような会話をしている。蚊帳の外にされたミシロはムッとしながら悪巧みをし、わざとらしい声色でシイナに告げる。
「あー、シイナったら、アルエットおばさんにシイナって呼ばせてんじゃーん。」
「お、おばっ!?」
「言いにくそうにしていらっしゃったので。呼びにくければと申し伝えておきました。」
「じゃあさ、ミシロちゃんのこともミシロちゃんって呼んでね、アルエットおばさん。」
「ミシロちゃん、それは分かったけど、おばさんはやめて欲しいかな……」
「なんで?もうそんな歳は過ぎ去ったでしょ?」
「まあそうだけど……」
不思議そうにアルエットを眺めるミシロと、バツが悪そうに目をそらすアルエット。そんなやり取りをしている中、ナンパされていた女性にシイナが近付く。
「あ、シイナ。助けてくれてありがとぉ。」
「はぁ……人型結界刻印装置2型46-9、貴女何をしているんですか。」
「ええっ!?その子も人型なんちゃらかんちゃらなの!?」
「人型なんちゃらかんちゃらって……。」
「はい。人型結界刻印装置2型46-9、アルエット殿下に自己紹介を。」
「はぁい。アルエット様、お初にお目にかかります。人型結界刻印装置2型46-9でぇす。みんなからはクニシロって呼ばれてますので、良かったらそう呼んで貰えると嬉しいなぁって思いまぁす。」
「あ、あぁ。よろしくね、クニシロ。」
「人型結界刻印装置2型46-9には滞在中の殿下に住み込みでお手伝いするよう命じております。なんなりとお好きにこき使ってください。」
シイナにそう言われたクニシロは腕まくりをし、
「クニシロ、頑張ります!」
とアルエットに宣言する。アルエットは驚き言った。
「え……クニシロが向かっていた家って、あの家のことだったの?」
「その通りです。お父様が直々に命じられました。」
「ひ、人型なんたらのお仕事って治安維持ではないのかい?」
「はい。例えば城下町にて何者かが他者を害する攻撃意志が発露した場合、この街に張られているお父様の結界により感知されアラートが発せられます。我々人型結界刻印装置はそのアラートを聞き瞬時に現場へ直行、攻撃意志の主を直ちに拘束し現場状況から最適な罰を実行致します。」
「さっきのはナンパで真っ二つにされてるし、最適じゃないような気がするんだけど……」
「国賓への攻撃意志ゆえ、極刑にされて然るべしでございます。とにかく、この治安維持活動が我々人型結界刻印装置の基本の仕事になります。」
シイナの答えに、アルエットは納得するように頷く。
「なるほど、これが人魔共生を支える秘密ってことね。どうしても人間と魔族はお互いに対し敵愾心を産んでしまう。だからこそその攻撃意志の発露の時点で芽を摘んでおくという仕組みね。」
「はい。そう言われますと聞こえはよろしいですが、実情は臭いものに蓋しているだけではございます。」
「だけど時には、それが最善策な場合もあるわ。」
「そうですね。話が逸れました……我々の仕事はその"蓋"が基本ですが、お父様のご命令はそれよりも優先すべきものです。偵察、ハウスワーク、掃除、そして……暗殺。」
アルエットはその言葉にハッとし、思わず転がる死体を見る。
「……言われてみれば、似たような切断面を見たことがあるわね。イェーゴで。」
「ええ、まあ、あれも私と人型結界刻印装置3型46号のお仕事でしたね。」
アルエットは息を呑み、臨戦態勢を取りながらシイナ、ミシロを見つめる。ミシロはつまんなさそうにアルエットに告げる。
「もー、アルエットおばさん。そんな怖い顔で見ないでよ。今回は国賓なんだから誰も命は狙ってないって。」
「その通りです、アルエット殿下。お父様の命として皆様の安全を確保するよう申し付けられております。ごゆるりと、明日の対面までお過ごしいただければ。」
眉をひそめミシロ達を見つめるアルエット。やがて毒気を抜かれたように息をふうと吐き、構えを解いて答えた。
「……分かったわ。貴女達の話に乗ってあげる。行くわよ、クニシロ。」
「分かりましたぁ。」
アルエットとクニシロは路地から去り、屋敷の方へと歩いて行った。路地に残ったミシロは、シイナに向けてぽつりと呟く。
「おばさんと仲間たちには危害を加えないよね。その三人以外は分からないけど。」
「無論です。それがお父様の命令ですから。」
そう言い残し、二人は路地裏から消えた。
「なぁ姉ちゃん、俺ら別に乱暴しようってわけじゃないんだ。ただちょっと仲良くお茶をしようって誘ってるだけなんだよ。」
「いや、ちょっとこの先の家に用事があるので、私は遠慮しときたいんですがぁ……」
「じゃあさ、お茶したらそこまで送ってくからよ。それでいいだろ?」
「こ、困りますぅ……!今日が初顔合わせで遅刻できないんですから、早く通らせてください!」
「そこまでにしておけ!嫌がっているだろう。」
アルエットが到着し、男たちに声をかける。背後からの人の声に男たちは驚き振り返るも、アルエットの姿を見るなり油断し大笑いをする。
「おいおい、治安維持の人形どもかと思ったら……。誰だか知らねえが、いっちょ前の正義感で動くとやけどするってこと、身体に教えてやらねえとなぁ!」
「アニキ!こいつもなかなか上玉ですぜ。殺しちまうにはもったいねえよ!」
「あぁ?幼児体型の女なんぞ要らねえよ、お前にくれてやらァ。」
「はぁ?お前、覚悟はできてるんでしょうね!!」
男衆がアルエットに武器を構え、今にも飛びかかろうとしたその時、ビィーと大きな音が鳴り響く。
「な、なんの音!?」
「やべえ、ずらかるぞ!!!」
「アニキ……か、身体が動かねえでやんす!!」
「なんだと!遅かったか……」
「乱闘行為の意志の発露を発見。捕縛完了。」
アルエットの後方から無機質な声が響く。振り返ると先程別れたばかりのシイナがそこにいた。
「シイナ!?」
「24分振りですね、アルエット殿下。ですが今は仕事中ですので、またその後に……お願いします、人型結界刻印装置3型46号。」
「もう終わってるよ~」
シイナの後ろに隠れていた幼女が姿を現し、そう呟いた。アルエットは後ろの男たちの方を向くと、三人の男は縦に真っ二つに裂け既に絶命していた。
「うわっ……」
「お疲れ様です、人型結界刻印装置3型46号。」
「こらーシイナ!ミシロって呼んでって言ってるでしょ!!」
「その申し出は全て拒否していると思うのですが。」
「もー、可愛くないから嫌なの!」
「ところで、アルエット殿下はご無事でしょうか。」
「無視すんな!」
「あ、ああ。ありがとうシイナ。」
アルエットとシイナは頬を緩めながら、そのような会話をしている。蚊帳の外にされたミシロはムッとしながら悪巧みをし、わざとらしい声色でシイナに告げる。
「あー、シイナったら、アルエットおばさんにシイナって呼ばせてんじゃーん。」
「お、おばっ!?」
「言いにくそうにしていらっしゃったので。呼びにくければと申し伝えておきました。」
「じゃあさ、ミシロちゃんのこともミシロちゃんって呼んでね、アルエットおばさん。」
「ミシロちゃん、それは分かったけど、おばさんはやめて欲しいかな……」
「なんで?もうそんな歳は過ぎ去ったでしょ?」
「まあそうだけど……」
不思議そうにアルエットを眺めるミシロと、バツが悪そうに目をそらすアルエット。そんなやり取りをしている中、ナンパされていた女性にシイナが近付く。
「あ、シイナ。助けてくれてありがとぉ。」
「はぁ……人型結界刻印装置2型46-9、貴女何をしているんですか。」
「ええっ!?その子も人型なんちゃらかんちゃらなの!?」
「人型なんちゃらかんちゃらって……。」
「はい。人型結界刻印装置2型46-9、アルエット殿下に自己紹介を。」
「はぁい。アルエット様、お初にお目にかかります。人型結界刻印装置2型46-9でぇす。みんなからはクニシロって呼ばれてますので、良かったらそう呼んで貰えると嬉しいなぁって思いまぁす。」
「あ、あぁ。よろしくね、クニシロ。」
「人型結界刻印装置2型46-9には滞在中の殿下に住み込みでお手伝いするよう命じております。なんなりとお好きにこき使ってください。」
シイナにそう言われたクニシロは腕まくりをし、
「クニシロ、頑張ります!」
とアルエットに宣言する。アルエットは驚き言った。
「え……クニシロが向かっていた家って、あの家のことだったの?」
「その通りです。お父様が直々に命じられました。」
「ひ、人型なんたらのお仕事って治安維持ではないのかい?」
「はい。例えば城下町にて何者かが他者を害する攻撃意志が発露した場合、この街に張られているお父様の結界により感知されアラートが発せられます。我々人型結界刻印装置はそのアラートを聞き瞬時に現場へ直行、攻撃意志の主を直ちに拘束し現場状況から最適な罰を実行致します。」
「さっきのはナンパで真っ二つにされてるし、最適じゃないような気がするんだけど……」
「国賓への攻撃意志ゆえ、極刑にされて然るべしでございます。とにかく、この治安維持活動が我々人型結界刻印装置の基本の仕事になります。」
シイナの答えに、アルエットは納得するように頷く。
「なるほど、これが人魔共生を支える秘密ってことね。どうしても人間と魔族はお互いに対し敵愾心を産んでしまう。だからこそその攻撃意志の発露の時点で芽を摘んでおくという仕組みね。」
「はい。そう言われますと聞こえはよろしいですが、実情は臭いものに蓋しているだけではございます。」
「だけど時には、それが最善策な場合もあるわ。」
「そうですね。話が逸れました……我々の仕事はその"蓋"が基本ですが、お父様のご命令はそれよりも優先すべきものです。偵察、ハウスワーク、掃除、そして……暗殺。」
アルエットはその言葉にハッとし、思わず転がる死体を見る。
「……言われてみれば、似たような切断面を見たことがあるわね。イェーゴで。」
「ええ、まあ、あれも私と人型結界刻印装置3型46号のお仕事でしたね。」
アルエットは息を呑み、臨戦態勢を取りながらシイナ、ミシロを見つめる。ミシロはつまんなさそうにアルエットに告げる。
「もー、アルエットおばさん。そんな怖い顔で見ないでよ。今回は国賓なんだから誰も命は狙ってないって。」
「その通りです、アルエット殿下。お父様の命として皆様の安全を確保するよう申し付けられております。ごゆるりと、明日の対面までお過ごしいただければ。」
眉をひそめミシロ達を見つめるアルエット。やがて毒気を抜かれたように息をふうと吐き、構えを解いて答えた。
「……分かったわ。貴女達の話に乗ってあげる。行くわよ、クニシロ。」
「分かりましたぁ。」
アルエットとクニシロは路地から去り、屋敷の方へと歩いて行った。路地に残ったミシロは、シイナに向けてぽつりと呟く。
「おばさんと仲間たちには危害を加えないよね。その三人以外は分からないけど。」
「無論です。それがお父様の命令ですから。」
そう言い残し、二人は路地裏から消えた。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる