終わりと始まりに嗤う

イチ力ハチ力

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普通の生活

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 当時、小学四年生だったはなには、目の前で大人の人が倒れる光景は、衝撃的だった。

 小学校からの帰り道、友達と別れる交差点を過ぎると、自宅のアパートまでの百十数メートルを、華は一人で歩くことになる。朝は割と通勤の会社員等が歩いているが、平日の十六時前だと、その道に華一人になる事も少なくなかった。

 “え……あ……”

 前から歩いてきた高齢の男性が、突然糸が切れたかのように倒れたとして、小学生の女の子がすぐさま駆け寄り、何か出来るだろうか。

 勿論それが何なく出来る子もいるだろうが、華はそうではなかった。倒れた拍子に鞄の中身が盛大に道路の上にばら撒かれ、倒れた老人が自分を虚な目で見ている。

 助けたいと思うよりも、まず先に心を支配したのが“恐怖”だったとしても、それは非難されるものでもないだろう。

『その小瓶を……取って……もらえるかな……お嬢ちゃん……』

 自分の対応できる許容量を超えた事態に、身体が固まっていた華の耳に、とても優しく“お願い“する声が届いた。立ち尽くす自分の丁度足元に、錠剤が入った透明な小瓶が転がっていた。老人がお願いしている小瓶が、自分の手がすぐに届く位置にある事実に震えながらも、華はそれに手を伸ばした。

 “これ……はい”

『ありがとう……助かるよ』

 もう一度周りを見回しても自分しかいない状況に、半泣きになりながらも小瓶を拾い上げ、勇気を振り絞って倒れている老人に渡した。額に脂汗を浮かべながらも華に対して微笑んだ老人は、小瓶を受け取ると震える指で蓋を回そうとしていた。しかし指先に力が入らない為か、なかなか蓋を回すことができなかった。

『申し訳ないが……ふたを開けてもらえるかい?』

 “うん……“

 この時に華が行ったことは、足元に転がっていた小瓶を拾い、さして固くもなかった蓋を開けたこと。ただそれだけであった。たったそれだけのことだった。

 それだけのことだったのに、その老人は涙を流しながら、華にお礼を述べた。薬を飲み、道路の脇で少し休んでいると老人は顔色も良くなったように見えた。

『大分良くなったよ。ありがとう。この薬を飲む時間だったのに、うっかり忘れていてね。お嬢ちゃんは、このじじの命の恩人だ。名前を教えてもらえるかい?』

 “……”

 老人の問いに、華は顔を横に振った。家でも学校でも知らない人に、名乗ってはいけないと言われていたからだ。黙り込んでいると、老人は華の様子からその事を察したのか、微笑みながら華の目線に合わせるようにしゃがみ込んだ。

『このじじの名前は、古屋ふるやというんだ。これをお嬢ちゃんのお家の人に、渡してくれるかな』

 古屋ふるやと名乗った老人は、スーツの胸元から名刺入れを取り出し、自分の名刺を一枚取り出すと、今しがた起きた事と礼を余白の部分に書いた。そしてそれを、華に差し出した。

 “……うん“

 本当は知らない人から、物も貰っては行けないと言われていたが、目の前の老人の瞳があまりにも真っ直ぐに自分を見ているものだから、ついそのまま名刺を受け取ってしまっていた。

 まだ少し足取りがおぼつかない様子だったが、華が名刺を受け取ってくれると古屋ふるやは、歩いて去っていった。

 知らない人から貰った名刺を、母親に渡すかどうかアパートに着いてからも迷っていた華だったが、隠してたら隠していたで、怒られそうな気がしたので、母親が帰ってきたときに名刺を見せた。

 母親は華から渡された名刺に怪訝そうな表情を見せるも、古屋ふるやが書いたメモとしどろもどろになりながらも、あったことを説明する華の言葉を理解すると、華を抱きしめた。

 “まま?”

『今日は、頑張ったんだね』

 “知らない人だったの……怒らない?“

 母親に抱きしめられながらも、少し不安そうにつぶやく華の言葉に、さらに母親は強く抱きしめた。

 “まま、いたいぃ“

『ふふふ、ごめんね。華ちゃんが、とっても可愛くって。それに怒らないよ。ママは華ちゃんが、その人の命を助けたのが誇らしいの』

 とても嬉しそうにそう耳元で話す母親の言葉は、華の胸に温もりを与えていた。何故そこまで、母親が嬉しそうにしているのか華はよく分かっていなかったが、そんなことは正直どうでも良く、母親が嬉しそうにしているのが誇らしかった。

 何をきっかけに、自分の道を選ぶのかわからない。ちょっとした冒険の結果、誇らしげに自分を抱きしめる母親。胸に伝わるその温もりが、心を満たす。

 “あ……”

『また会えたね、お嬢ちゃん。このじじを覚えているかい?』

 あれから一月程経った休みの午後、買い物からの帰り道に古屋ふるやと華は再会した。この時は華は母親と一緒であった為、古屋ふるやがとにかく自分と母親に礼を言っている様を母親の影から覗いていた。そしてこの時から、古屋ふるやじいじとの関係が始まることになった。

 “じいじ! 今日は何を教えてくれるの!”

 アパートの近くにある公園で、華は古屋ふるやに笑顔で元気いっぱいに尋ねた。古屋ふるやじいじと華と母親の三人は、あれから交流を続けており、この日は家で留守番予定だった華を古屋ふるやが公園で一緒に遊んでいた。

『そうだねぇ。こんなのは、どうかな?』

 “あくしゅ? きゃっ!?”

 自然に華の前に手を差し出した古屋ふるやは、握手だと思い華が手を取った瞬間、優しく芝生の上に転がした。芝生を身体に付けながらも、顔を上げた華の目は輝いていた。不思議と自分が転がされた事に、心が躍っていた。

 “あいきどぉって、凄いね!”

 古屋ふるやは華の母親の了承を得て、華に合気道を遊びながら教えていた。古屋ふるやから提案を受けたときに、不思議に思った華の母親だったが、護身術として覚えて損はないだろうと考え、特に深く考えずに提案を受け入れていた。

 華が高校を卒業する頃には、華は古屋ふるやと手加減なしの組手を行うことが出来る程になっていた。見るからに身体も細い老人である古屋ふるやに対して、はなが本気で挑んでいる時点で古屋ふるやの実力が窺い知れる。そして、この頃には華も自分の腕は、その辺の素行の悪い連中相手に対しても余裕を持って打ちのめす事が出来ると認識しており、それは間違いではなかった。

 “じいじ……本当に良いの? これ……”

『遠慮しないでおくれ。うちでは、もう誰も着ることはないのだから。華ちゃんが着てくれると、私は嬉しいんだよ』

  これまでも入学祝いや誕生日、クリスマスに贈り物をしてくれていた古屋ふるやから、成人式を半年後に控えた日、アパートで母親と共に華は驚きのあまり固まっていた。

 この日、古屋ふるやから渡されようとしているものは、着物であった。二人とも着物というものの良し悪しが分かる眼は持っていなかったが、そんな素人目にも分かるほどの上等な晴着であった。当然、華の母親はこれほど高価な物は頂けないと固辞しようとしたが、古屋ふるやが発した言葉で、抵抗が出来なくなっていた。

『これは、華ちゃんの為に改めて仕立てたという訳ではないのですよ。私の大事な家族が、かつて着ていたものなのです。私が持っていて家で広げてみても、感傷に浸る以外の使い道がありませんから。それならば、偶然にも体格が似通っている華ちゃんなら、大きく仕立て直さなくても着れるかなと考えましてね』

 華は、出会った頃には既に古屋ふるやの家族が全員事故で亡くなっていた事を、中学生の時に母親から聞いていた。これまでの古屋ふるやの言動から、資産家なのだろうとは考えていたが、特に援助してくれるから付き合っている訳ではなかった。

 古屋ふるやが二人に向ける瞳には、どこかいつも哀しさを帯びていた。そして家族が全員亡くなっていることを母親から聞いた時、華にもその哀しげな瞳の理由を理解したのだった。自分達を亡き家族に見立てて良くしてくれている事に、戸惑いも少なからずあった。しかし、最終的に二人はその好意を受け入れた。

 二人はお人好しで、それでいておおらかだった。

 成人式の日、華の晴着姿を会場で見た古屋ふるやは満面の笑みで祝福した。

 本来なら、成人式の着物を用意出来るかどうかでさえ悩む程の状況であった華と母親にとって、古屋ふるやからの申し出は、本当に嬉しかった。何より、自分の姿を見て目頭を熱くさせているじいじの顔を見た華は、何故だか自分も自然に頬を涙が伝った。



 彩菜は華が成人式の会場で、級友達の輪に向かって歩いていくのを見届けると、自分の隣で優しい眼差しを娘に向ける老人に深々と頭を下げた。

 “ほんっとうに、ありがとうございました”

 既に何度も礼を言われている古屋ふるやが礼はいらないと声をかけようとする。

 “兎古野とこやさん”

 しかし、その名前を彩菜が口にした事で、兎古野とこやと呼びかけられた老人は一瞬の間を作ってしまった。そしてその一瞬の間に、彩菜は話を続けた。

 “どのような方だろうと、あの子にとって貴方は”古谷のじいじ“ですから”

 彩菜の言葉に、兎古野とこやは言葉が出てこなかった。


 いつから知っていたのか?

 いつ知られてしまったのか?

 何故、それを今この場で言うのか?

 それを問うことは、彩菜の瞳が許してくれなかった。


 “そうか……彩菜は、普段はそこそこ抜けているのに、変な所で鋭いからな”

 地道家の屋敷に兎古野とこやが戻り、書斎で仕事をしていたおさむへと、彩菜に対して自分の正体がバレてしまったことを報告すると、特に叱責や落胆の様子を見せず主は苦笑していた。

 “しかし、流石にあの場に変装した俺がいることは、気づいた様子はなかったな?”

『それは大丈夫かと。私達とおさむ様は随分と離れた場所におられましたから。しかし……目が完全に赤く腫れ上がる程に泣いてしまっては、少々目立っておいでで冷や汗を背中に感じましたよ』

 “う……“

 兎古野とこやの指摘に、おさむは机に唸りながら突っ伏してしまう。その様子に嘆息を吐きながら、兎古野とこやは真剣に何故素性が知られてしまったのかを考えていた。誰かに聞かれるのを警戒し、おさむとの電話はあの二人といるときは一切していない。地道家屋敷の書斎でのみ、二人の様子や援助の方法等といった事をおさむと話し合っていない。

 “それにしても、とても綺麗に育ったんだな……この十年という期間、見守ってくれてありがとう“

『顔をお上げください。私にとってのこの十年は、おさむ様には申し訳ございませんが、仕事と言うよりは休日を楽しんでいた感覚でした。とても、幸せな時間でしたから』

 兎古野とこやの言葉に、嘘はない。

 成長するにつれながれに似てくるはなは、今では瓜二つと言っていいほどに美しい女性になっていた。性格や身体の強さは全く違うが、それを思い浮かべると兎古野とこやはつい笑顔がもれてしまう。

 成人式後も、彩菜も華も兎古野とこや古屋ふるやと呼び、これまで通りに接してくれていた。どのような経緯で自分の事を知ったのか探ることは、早急に行わなければならなかったが、彩菜が意外にもその隙を古屋ふるやに与えていなかった。

 忽然とおさむの前から消えた上に消息を追わせず、はなを一人で育て上げる程の人物。この時、兎古野とこやは彩菜のことを、これまで過小評価していることに気が付いた。


 六月に入り、梅雨の雨が大地へ恵みを与える。今年も、去年と同じように夏が来て秋がくると信じていた。

 しかし、それは叶うことはなかった。

 世界のことわりの改変は、これまでと同じ夏が来るほど小さな出来事ではなかった。

『以上が、あまね様のお言葉……と言う連絡が、今し方に地道家に通達されました』

 “な……それは……しかも、今日の二十四時から!?”

 兎古野とこやの言葉におさむは、座っていた書斎の椅子から勢いよく立ちすぎて、椅子を壁に激突させていた。兎古野とこやは、焦るおさむの横を静かに歩き、横たわる椅子を起こした。そして、主人であるおさむに再び座るように促した。

 “すまない……取り乱した”

『無理もないことです。全ての縛りを無くすなどと言うことは、何が起きても天真が感知しないということだけでなく、天真の本家自体もどうなるか予想も出来ない状況。しかし、幸運なことに地道家においては他家に対する影響を及ぼす力は、今はもうありません』

 “それが良いことかと言われれば、情けないが。しかし、今は好都合。地道家に対し態々何かをしてくるほどに、他の分家は余裕はないだろう。ただ一つ、水樹だけは違うだろうが……”

 実弟の名を口にするだけだと言うのに、おさむは渋面であり、それは兎古野とこやも同じだった。

 “あいつは、ここに来るだろうか?”

『おそらく。水樹様は、常々自分が当主であるのが相応しいと公言されています。息子の大炎ひろお様が、次期当主となるのも親でありながらも、本音では苛立っているのが分かります。身内殺しは天真の重大な掟破りであり、今ままでの他家での歴史からも、実行に移せなかったでしょうが、今夜二十四時にその枷が取れるのですから』

 “そこまで、この席に魅力があるとは思えないんだが……ただ、正直な話として能力が人前でも扱えるようになった今、この席というのはこれまでと違ってくるのかもしれないんだな。ということはだ、それは仕方がない。しかしだ……彩菜と華が何より心配だ“

 口にするとそれだけ不安が具体的に想像できてしまうのか、おさむが何かに祈るように合掌する手は震えていた。

『彩菜様と華様の事は、二十四時を持って天真の縛りから外れる為、縛り破りによって地道家諸共消されるという危機は回避されるでしょう。その為、我ら以外にあの二人の存在を知らなければ、今宵に我々が死んだとしてもお二人に手が伸びることは無いはずですが……“

 “少なくとも彩菜が、兎古野とこやの事を知っているということだな。俺が彩菜と一緒にいる時に、兎古野とこやの事を話しているから、彩菜が何かの拍子に気づいたと思いたかったが……その可能性以外を考えなければならないのか“

『地道家以外の何者かが御二人の存在を知ったと言う事であれば、有無を言わさず既に天真家が動いてるでしょう。その動きが見られないということは、彩菜様に私の事を伝えた者がいるとしたら地道の筋の者。当主が、持たぬ者ゼロとの間に子を作り、しかも隠しているとなれば地道の本家分家問わずに文字通りに消滅させられる危険がありますから』

 思わず唾を飲み込み喉を鳴らす主人を目の前にして、淡々と述べる兎古野とこやは、頭の中で一人の人物を思い浮かべていた。

『そして地道家の者が水樹様の手の者だった場合、もし動くとしたら縛りから解き放たれる今夜でしょう。おさむ様が御二人を認知し、地道家として二人を護るとの意思を示されては、水樹様にとっては面白くありません。次期当主として本人の意思は別にしてはな様の順位が一位になりますので、それも防ぎたい筈です』

 そこまで聞いた所で、おさむは天を仰ぐように椅子にもたれ掛かった。

 “こんな力など、昨日まではよく出来た手品程度だったと言うのに……一体、どこの何奴が余計なことをしてくれたんだ”

おさむ様、いくら天を見ても神は助けてくれません。残された時間に手を打たねば、御二人に危険が及ぶのだけは阻止しなければなりません。あの二人に近づいたのは、私達なのですから』

 厳しくも強い意志を持った言葉を、兎古野とこやは己の主人に対して発した。

 “そうだな……俺の我儘を通すのなら、最後まで通さないとな。二人を狙う輩が現れるとして、守る手はあるか? 本当に彩菜の勘が冴えていたというパターンだった場合、迂闊に地道家の者を動かすと藪蛇になるぞ”

おさむ様は、【宿り木ミスティルテイン】という組織をご存知ですか?』

 “聞いたことはある。こっちの世界では、割と名の通った組織、ギルドというのだったか。それだろう? そこに護衛の依頼を出すつもりか? コンタクトを取れるのか?“

『はい。彼らの【依頼請負人】から、業者を装い接触されていた様でして、庭師の男がそうでした』

 “……報告を受けていないが?”

『申し訳ありませんが、所謂彼らは裏家業の人間達ですので、何かあっても私の所で終わりに出来るようにしていたのです』

 分かりやすく渋面を作って見せるおさむだが、口では謝っているものの悪びれる様子がない兎古野とこやに強く出れず、話を続けるようにだけ目線で促した。

 “実は既に、彼らに依頼は出しております。報酬は明日の正午までの護衛として報酬は三百万円。襲撃犯を殺害出来た場合は、追加報酬で更に百万円を支払う契約です』

『そうか……先方は、この依頼を受けてくれたのか?』

 頷いた兎古野とこやの顔から視線を外したおさむは、柱時計を見た。

『会えずとも、話せずとも、俺はあの二人が自分の命よりも大事だ。それに兎古野とこや、同じようにお前も大事だ』

 “存じておりますよ”

 おさむの言葉に優しく微笑む兎古野とこやは、同じように柱時計へと目を移すのだった。



 書斎の柱時計の二本の針が、天に向かってその矛先を揃えた。

 今宵、世界は再び変革を迎える。


 誰しもが絶望の横に立つ

 そして希望を与えんとする

 それを眺める男は、この夜も嗤っていた。
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