49 / 99
第49話 ただ乗ってるだけじゃそうなるかな
しおりを挟む
『何か衝撃的な事や命の危険に晒された瞬間に、まるで時間が止まったかのような感覚になると聞いた事がある、ような無いような』
「あやふや止めぃ! どっちかに断言せぬと、気持ち悪いカァアン! それにどうせ〝そんな事おきてませぇえん〟的なノリなのであろうよ!」
『それは、どうかな? よく周りを落ち着いて見てみなよ』
意味深なイチカの言葉に、カンは言われた通りに、自身の周りを見渡した。
「一体、何を言って……まさカァアアン!?」
カンの目の前で、ゲス勇者の放った斬撃が、時を止めたかのように停止していた。
「突然始まった普通の会話の所為で、ゲスの斬撃のことを完全に忘れておったわ。って、まさか本当に、時間が……止まってるだと?」
〝力が欲しいか?〟
この時を止めた状態で、再び謎の問いかけを、カンは聞いた。
「さっきの声が、またもや!? って、イチカであろうが。何なのだ、これは。せめて、ボイチェン使うくらいの手間をかけよ。ちょっと声低くしただけではないか、手抜きか」
〝力が欲しいか?〟
「安定のスルーか。しかも、今度はいつものイチカの声になっておるではないか。飽きるの早すぎるであろうよ」
〝力が欲しいか?〟
「それ以外の選択肢がないかのような、ゴリ押しだな。じゃが、確かに力は欲しい。このような、ゲス外道勇者なんぞに……負けたくない! 我は〝力が欲しい〟!」
〝ご契約ありがとうございます。後ほど請求書を郵送致しますので、到着後三日以内に、代金のお支払いをお願い致します〟
「……思ってたんと大分ちゃう!? 請求価格とか、大事なこと諸々聞いてないカァアアアアン!?」
『契約書は面倒だと思っていても、きちんと最後まで読まないと駄目だよね。口頭でも、契約はしっかり成立だよ』
「……騙されたのカァアアン!?」
『人聞きの悪いことを言う腐れ空き缶だね全く、失敬な。そんな都合よく〝力〟なんて、手に入る訳ないでしょ』
呆れるイチカの言葉に、額があったら青筋をたてる感じにイラつくカン。
「おのれぇええ! 普通〝力がほしいか?〟みたいに聞かれたら、神か悪魔かの言葉だと思うであろう! で、そこからの御都合良くパワーアップがあって然るべきなのでは!」
大声で〝力〟をねだるカン。
『そんな都合よく、神や悪魔が声をかけてくれる訳がないでしょ。お汁粉みたいな缶め!』
「甘いってことを言いたいのだな。では、あの声は一体どういう事だったのだ。ただの悪戯であったのか!」
『ん? あの契約は、本当だよ。契約自体の真偽を確かめずに、更には内容に関しても質問せずに、契約しちゃったの? 信じられない程の、カモ缶だね』
「完全に、お主の声だった上に、了承する以外のコマンド選択がなかったではないか!」
キレるカン。
『カンは、契約してしまったのだよ。ボッタクリ契約だと……かもしれないというのに。あちゃぁ』
「ほぼボッタクリって断定してから、かもしれないと言い変えても遅いがな。しかし契約してしまったからには、仕方がない。それで、どんな力を我は得たのだ?」
イチカからの扱いに慣れ始めたカンは、細かいことを気にせず、得られたであろう〝力〟の確認を求めた。
『ふむ。大分凹み慣れて、メンタルが前向きになってきたね』
「そんな慣れなど、全く嬉しく無いがな」
『それでは、契約内容に従うとするかな……〝カンは、内なる言葉に耳を傾けた。力を欲した願いは、まさに自分の魂からの怒りに反応する形で叶えられる事になった〟』
イチカは、ナレーション風の声で、カンの意識とは全く関係なしに、そう告げた。
「久しぶりのナレーション風の台詞だが〝内なる言葉〟って言われても、我は知らぬし、全く身に覚えもないのだがな。お主は、いったい何を言って……」
困惑と呆れが混じった声をカンが発した時、異変が起こった。
「なんだ!? 急に身体が熱くなるカァアアアアン!?」
〝グルォオオオオ!〟
カンの悲鳴と、何者かの咆哮が、時が止まる空間に響き渡った。
『変身や変形というのは、どうしてこうも心踊るのだろうね』
「何何何!? 何が起きたのカァアン!? 龍っぽいのが、我から出てきたカァアアン!?」
『あ、そう言えばそろそろ、時間停止的超感覚が戻るから。あとよろしくね』
「嘘であろう!? この状況で、丸投げカァアアァアン!?」
カンは内なる怪しげな声との契約により、空き缶の口から魔力が噴き出した。
そしてその魔力は徐々に形を成していくと風龍の姿へと変わった。そして風龍が風を起こしたかと思うと、カンは舞い上がり風龍の頭に乗っかった。
風龍の頭の上に、空き缶がちょこんと乗っているシュールな絵が此処に完成した。
「……ふぉおおおお!? 我、龍と合体したのカァアン!?」
『いやいや、どう見ても単に乗っかってるだけでしょ』
興奮するカンは、イチカのツッコミを無視した。
そしてカンが驚きの声を出したと同時に、カンの時間停止的超感覚が解けたのだった。
「くらえぇええ! え? えぇえええ!? 龍がいきなり目の前にぃい!?」
驚く勇者。
「我はこっちだぁああ! 風龍のブレスぅううう! を、お願いしまぁあああす!」
「は? はぁああああ!?」
カンは、このような展開の際のお約束である状況説明を全くせずに、完全に不意打ちで勇者に上空から風龍のブレスをお願いした。
あくまでカンは、何も出来ないので〝お願い〟である。
そして、風龍はその〝お願い〟を聞き入れ、ブレスを勇者に向かって放った。
「なんのぉおおお! 勇者を、舐めるんじゃない!」
流石、ゲスでも勇者。
訳がわかっていないが、身体は今の状況に対応し始める。完全に隙を作らされ、カンのいない地面に向かって動いている剣を、無理矢理に止めた。
そして止めた反動を利用して、頭上から放たれた風龍のブレスに向かって、剣を振る上げた。
「ブレスに向かって、先ほど技の発動を咄嗟に止め、再び雷鳴轟光覇王天撃を放っただとぉおお! ゲスのくせにぃいい! ゲスのくせにぃいい!」
「さも大事な事のように、ゲスを二回もいうんじゃない! くらえ空き缶ぉおおお! 僕のハーレム作りを、邪魔するなぁああ!」
「知るカァアアン! 貴様の腐った匂いを、すべて吹き飛ばしてくれるわぁあああ!」
風龍の頭の上から、さも自分が力を出しているかの如く叫ぶカン。
しかし、カンは忘れていた。自分が単に竜の頭に、ただただ乗っているだけであることを。
「のわ!? 風で我が飛ばされぇえええ!? ちょちょちょ待つカァアアアン!?」
そして、カンが具現化した風龍のブレスと、勇者の雷鳴轟光覇王天撃が激突したのだった。
「あやふや止めぃ! どっちかに断言せぬと、気持ち悪いカァアン! それにどうせ〝そんな事おきてませぇえん〟的なノリなのであろうよ!」
『それは、どうかな? よく周りを落ち着いて見てみなよ』
意味深なイチカの言葉に、カンは言われた通りに、自身の周りを見渡した。
「一体、何を言って……まさカァアアン!?」
カンの目の前で、ゲス勇者の放った斬撃が、時を止めたかのように停止していた。
「突然始まった普通の会話の所為で、ゲスの斬撃のことを完全に忘れておったわ。って、まさか本当に、時間が……止まってるだと?」
〝力が欲しいか?〟
この時を止めた状態で、再び謎の問いかけを、カンは聞いた。
「さっきの声が、またもや!? って、イチカであろうが。何なのだ、これは。せめて、ボイチェン使うくらいの手間をかけよ。ちょっと声低くしただけではないか、手抜きか」
〝力が欲しいか?〟
「安定のスルーか。しかも、今度はいつものイチカの声になっておるではないか。飽きるの早すぎるであろうよ」
〝力が欲しいか?〟
「それ以外の選択肢がないかのような、ゴリ押しだな。じゃが、確かに力は欲しい。このような、ゲス外道勇者なんぞに……負けたくない! 我は〝力が欲しい〟!」
〝ご契約ありがとうございます。後ほど請求書を郵送致しますので、到着後三日以内に、代金のお支払いをお願い致します〟
「……思ってたんと大分ちゃう!? 請求価格とか、大事なこと諸々聞いてないカァアアアアン!?」
『契約書は面倒だと思っていても、きちんと最後まで読まないと駄目だよね。口頭でも、契約はしっかり成立だよ』
「……騙されたのカァアアン!?」
『人聞きの悪いことを言う腐れ空き缶だね全く、失敬な。そんな都合よく〝力〟なんて、手に入る訳ないでしょ』
呆れるイチカの言葉に、額があったら青筋をたてる感じにイラつくカン。
「おのれぇええ! 普通〝力がほしいか?〟みたいに聞かれたら、神か悪魔かの言葉だと思うであろう! で、そこからの御都合良くパワーアップがあって然るべきなのでは!」
大声で〝力〟をねだるカン。
『そんな都合よく、神や悪魔が声をかけてくれる訳がないでしょ。お汁粉みたいな缶め!』
「甘いってことを言いたいのだな。では、あの声は一体どういう事だったのだ。ただの悪戯であったのか!」
『ん? あの契約は、本当だよ。契約自体の真偽を確かめずに、更には内容に関しても質問せずに、契約しちゃったの? 信じられない程の、カモ缶だね』
「完全に、お主の声だった上に、了承する以外のコマンド選択がなかったではないか!」
キレるカン。
『カンは、契約してしまったのだよ。ボッタクリ契約だと……かもしれないというのに。あちゃぁ』
「ほぼボッタクリって断定してから、かもしれないと言い変えても遅いがな。しかし契約してしまったからには、仕方がない。それで、どんな力を我は得たのだ?」
イチカからの扱いに慣れ始めたカンは、細かいことを気にせず、得られたであろう〝力〟の確認を求めた。
『ふむ。大分凹み慣れて、メンタルが前向きになってきたね』
「そんな慣れなど、全く嬉しく無いがな」
『それでは、契約内容に従うとするかな……〝カンは、内なる言葉に耳を傾けた。力を欲した願いは、まさに自分の魂からの怒りに反応する形で叶えられる事になった〟』
イチカは、ナレーション風の声で、カンの意識とは全く関係なしに、そう告げた。
「久しぶりのナレーション風の台詞だが〝内なる言葉〟って言われても、我は知らぬし、全く身に覚えもないのだがな。お主は、いったい何を言って……」
困惑と呆れが混じった声をカンが発した時、異変が起こった。
「なんだ!? 急に身体が熱くなるカァアアアアン!?」
〝グルォオオオオ!〟
カンの悲鳴と、何者かの咆哮が、時が止まる空間に響き渡った。
『変身や変形というのは、どうしてこうも心踊るのだろうね』
「何何何!? 何が起きたのカァアン!? 龍っぽいのが、我から出てきたカァアアン!?」
『あ、そう言えばそろそろ、時間停止的超感覚が戻るから。あとよろしくね』
「嘘であろう!? この状況で、丸投げカァアアァアン!?」
カンは内なる怪しげな声との契約により、空き缶の口から魔力が噴き出した。
そしてその魔力は徐々に形を成していくと風龍の姿へと変わった。そして風龍が風を起こしたかと思うと、カンは舞い上がり風龍の頭に乗っかった。
風龍の頭の上に、空き缶がちょこんと乗っているシュールな絵が此処に完成した。
「……ふぉおおおお!? 我、龍と合体したのカァアン!?」
『いやいや、どう見ても単に乗っかってるだけでしょ』
興奮するカンは、イチカのツッコミを無視した。
そしてカンが驚きの声を出したと同時に、カンの時間停止的超感覚が解けたのだった。
「くらえぇええ! え? えぇえええ!? 龍がいきなり目の前にぃい!?」
驚く勇者。
「我はこっちだぁああ! 風龍のブレスぅううう! を、お願いしまぁあああす!」
「は? はぁああああ!?」
カンは、このような展開の際のお約束である状況説明を全くせずに、完全に不意打ちで勇者に上空から風龍のブレスをお願いした。
あくまでカンは、何も出来ないので〝お願い〟である。
そして、風龍はその〝お願い〟を聞き入れ、ブレスを勇者に向かって放った。
「なんのぉおおお! 勇者を、舐めるんじゃない!」
流石、ゲスでも勇者。
訳がわかっていないが、身体は今の状況に対応し始める。完全に隙を作らされ、カンのいない地面に向かって動いている剣を、無理矢理に止めた。
そして止めた反動を利用して、頭上から放たれた風龍のブレスに向かって、剣を振る上げた。
「ブレスに向かって、先ほど技の発動を咄嗟に止め、再び雷鳴轟光覇王天撃を放っただとぉおお! ゲスのくせにぃいい! ゲスのくせにぃいい!」
「さも大事な事のように、ゲスを二回もいうんじゃない! くらえ空き缶ぉおおお! 僕のハーレム作りを、邪魔するなぁああ!」
「知るカァアアン! 貴様の腐った匂いを、すべて吹き飛ばしてくれるわぁあああ!」
風龍の頭の上から、さも自分が力を出しているかの如く叫ぶカン。
しかし、カンは忘れていた。自分が単に竜の頭に、ただただ乗っているだけであることを。
「のわ!? 風で我が飛ばされぇえええ!? ちょちょちょ待つカァアアアン!?」
そして、カンが具現化した風龍のブレスと、勇者の雷鳴轟光覇王天撃が激突したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる