37 / 40
クレーム
しおりを挟む
「魔王様、今日もまた冒険者達が此方に向かってきているようですが、如何なさいますか? 取り敢えず、PKしておきますか?」
「いやいやいや、サンゴ。さも当然の様に我の右腕みたいな顔しているが、そもそもお前は冒険者であって、我を討伐するクエストを受注しているんじゃないのか? まぁ、他の皆もそうなんだが……」
俺は正に玉座と呼ぶに相応しい椅子に腰掛けながら、まるで元の世界にいるかの様な錯覚を覚えながら、嘆息を吐いた。
何故こんな事になっているか?
本当に、俺がそれを教えてほしいくらいである。
ことの発端は、一ヶ月前に遡る。
「魔王様ぁああ!? 魔王様って【魔王】だったんですか!?」
ハスレ村のシリル親娘の家で、まったりお茶をもらっていたところに、それはもう慌てた様子のソラが飛び込んできた。紅の一件は取り敢えず、シリル親娘を紹介した事や、その美味い料理で有耶無耶にはできていたので、ここ数日は前と同じように一緒に狩りを行っていたのだ。
「ソラ……」
「ソラさん……」
「ソラねえちゃん……」
「きぃいいい! その残念な子を見るような目で、私を見ないでくれます!?」
俺だけでなく、シリルとアリンも同じ反応を示していたので、変なのはこちら側ではなく、ソラの方でだろうな。
などと言おうものなら、更にソラの怒りの焔が燃えたぎりそうなので、決して口には出さないが。
「まぁまぁ、ソラさん。お茶でも飲んで、落ち着いて下さい」
「うぅううう……まぁ、折角ですし、そうですね、いただきま……美味ぁあ!? んん!? 飲んだ事ないけど、イメージだけれども、最高級のロイヤルミルクティーの様な味わい!? 飲んだ事ないけど!? それくらいしか表現できない私のボキャブラリーの無さが恨めしい!」
「美味いだけじゃないぞ。ソラ、自分のステータスを見てみるんだ」
「ステータス? はぁ、アレですか? 飲んだらステ上昇効果があるみたいな言い出すんですか? そんな超高級回復薬みたいな効果のあるお茶が、初心者エリアの村で普通にでて来る訳ががががあったぁああ!?」
「ソラねえちゃん……ちょっと怖い」
「アリン、あんまり見ちゃダメよ」
ソラが、俺も若干引く程の大きさで、床を転げまくる反応をするものだから、アリンが完全に怯えていた。
「ソラ、落ち着け。完全に、アリンが怯えてるぞ」
「は!? アリンちゃん!? おねぇちゃんは、こわくないよぉ♪ こわぁくないよぉ♪ 普通のおねえさんだよぉお♪」
アリンが怯えていることに気がついたソラが、機嫌を治させようと歌い踊りながらアリンとシリルの回りをぐるぐる回ってるが、どうにも逆効果にしか見えない。
「ソラ、その辺で勘弁してやってくれ。二人の精神が、そろそろ限界に来ていそうだ」
「どう言う意味ですか!? あぁ! もう! そう言うことじゃなくて! 魔王様! 【魔王討伐クエスト】のターゲットモンスターになってるじゃないですか!」
「俺は最初から〝魔王〟だと、誰に対しても名乗っている筈だが?」
俺がアリルとシリルに目をやると、二人もしっかり頷いているから、間違いはないだろう。
「そうなんですけども! そうなんですけども……そうなんですよね? 確かに、初めから〝魔王〟と言ってますもんね……と言うことは、本物の魔王と言うことだったんですね」
「当たり前だろう。俺が、偽物の魔王に見えるのか?」
「プレーヤーとして紛れ込んでいるって書いてあるし……顔写真は、一緒だし……そっか……ゲームの中の人だったんだ……」
何やらソラが肩を落としている原因が俺にあるのは分かるのだが、何とも腑に落ちない。しかし、ソラの〝クエスト〟という言葉から、先程メニューのインフォメーションに新着の知らせが来た事を告げる音が鳴っていた事を思い出し確認してみると、その理由が判明したのだった。
「なるほど。俺が、この世界における賞金首となった訳か」
そこには、【魔王出現!? プレーヤーに紛れ込む侵略者を、その手で討ち滅ぼせ! 世界の平和を護る勇者は、君達だ!】なる題名と共に、クエストの説明が記載されていた。
「十中八九、奴の仕業だろうな。はぁ、全く。何故、異なる世界にまで来て、元の世界の様な仕事をせねばならんのだ」
ブレイブの奴の嫌がらせに他ならんとは思うが、この手の業務に関しては本業だからな。面倒だなと思うものの、焦ったりすることはないが。
「魔王様……は、私と同じ世界の人じゃなかったんですね……」
「会った時から、そう言っていたと思うが?」
「あ……確かに、最初から一貫して魔王様は〝魔王様〟でしたね……そう……ですよね! 最初から、そう仰ってましたね!」
「凄い無理矢理自分を納得させたような顔だが、大丈夫か?」
「大丈夫か? ですって? 大丈夫な訳ある訳ないでしょうがぁああ! ゲーム初めて最初に話しかけて仲良くなったプレーヤーが、プレーヤーじゃなくて、野生の魔王だったんですよ!」
「野生の魔王って、何なんだそれは」
コロコロ忙しそうに感情を入れ替えるソラの言動に、流石に可笑しくなって、自然に口元が緩む。それはアリンやシリルも同じ様だった。
「魔王様がプレーヤーじゃなくて、魔王様だったと言うことは、今の私のプレーヤーのフレンドって、あのゴリ押しでフレンド登録させられた紅さんだけになっちゃうんですよ!? あぁああ! ずっと野生の魔王様と行動していたとか、絶対運営にニヤニヤしながら見られてるんだぁああ! 何かもう色々恥ずかしぃいいい! 運営のバカぁあああ!」
そんなこんなで、ソラが事態を飲み込むまで、ここから十数分はかかったのだった。
「笹本先輩、遂にスタートしてしまいましたね、魔王討伐クエスト」
私は、休憩室でコーヒーを飲みながら窓の外を眺めていた笹本先輩に話しかけた。
「上井……頼むから、現実世界でその気迫を俺にぶつけてくるな。それで、今から魔王様に会ってくるのか?」
「はい。流石に、まだ解像度の低い横顔の写真と、名前が〝魔王〟という情報のみですから、今なら普通に会えるでしょうし」
「あぁ、うん。そうだな。そうなんだが、クスエト案内直後に実は既に運営にクレームが入っていてな」
凄い言いにくそうな笹本先輩に違和感を感じながらも、その内容を聞いてみる。
「魔王様関連という事ですよね?」
「あぁ、あるトッププレーヤーからのクレームでな。そんな事はあり得ないはず何だが……」
「何ですか?」
「……〝この魔王に、試着室で着替えを覗かれ、更には胸を揉まれた。運営は何を考えてるんだ!〟っていう……おぉい、上井さぁん……ひぃ!?」
何を笹本先輩は、怯えているのだろう?
「問題調査担当官として、今からそのクレームに関しての調査を行うべく、ログインして来ます」
「お……おう、分かった。くれぐれも、お前が討伐するなよ?」
「ハハハハ。それでは、行ってきます」
討伐? するわけ無いじゃない。
「私以外の胸を揉んだ腕を、叩き斬ってやる」
さぁ、行こう。
私の魔王様の元へ。
「いやいやいや、サンゴ。さも当然の様に我の右腕みたいな顔しているが、そもそもお前は冒険者であって、我を討伐するクエストを受注しているんじゃないのか? まぁ、他の皆もそうなんだが……」
俺は正に玉座と呼ぶに相応しい椅子に腰掛けながら、まるで元の世界にいるかの様な錯覚を覚えながら、嘆息を吐いた。
何故こんな事になっているか?
本当に、俺がそれを教えてほしいくらいである。
ことの発端は、一ヶ月前に遡る。
「魔王様ぁああ!? 魔王様って【魔王】だったんですか!?」
ハスレ村のシリル親娘の家で、まったりお茶をもらっていたところに、それはもう慌てた様子のソラが飛び込んできた。紅の一件は取り敢えず、シリル親娘を紹介した事や、その美味い料理で有耶無耶にはできていたので、ここ数日は前と同じように一緒に狩りを行っていたのだ。
「ソラ……」
「ソラさん……」
「ソラねえちゃん……」
「きぃいいい! その残念な子を見るような目で、私を見ないでくれます!?」
俺だけでなく、シリルとアリンも同じ反応を示していたので、変なのはこちら側ではなく、ソラの方でだろうな。
などと言おうものなら、更にソラの怒りの焔が燃えたぎりそうなので、決して口には出さないが。
「まぁまぁ、ソラさん。お茶でも飲んで、落ち着いて下さい」
「うぅううう……まぁ、折角ですし、そうですね、いただきま……美味ぁあ!? んん!? 飲んだ事ないけど、イメージだけれども、最高級のロイヤルミルクティーの様な味わい!? 飲んだ事ないけど!? それくらいしか表現できない私のボキャブラリーの無さが恨めしい!」
「美味いだけじゃないぞ。ソラ、自分のステータスを見てみるんだ」
「ステータス? はぁ、アレですか? 飲んだらステ上昇効果があるみたいな言い出すんですか? そんな超高級回復薬みたいな効果のあるお茶が、初心者エリアの村で普通にでて来る訳ががががあったぁああ!?」
「ソラねえちゃん……ちょっと怖い」
「アリン、あんまり見ちゃダメよ」
ソラが、俺も若干引く程の大きさで、床を転げまくる反応をするものだから、アリンが完全に怯えていた。
「ソラ、落ち着け。完全に、アリンが怯えてるぞ」
「は!? アリンちゃん!? おねぇちゃんは、こわくないよぉ♪ こわぁくないよぉ♪ 普通のおねえさんだよぉお♪」
アリンが怯えていることに気がついたソラが、機嫌を治させようと歌い踊りながらアリンとシリルの回りをぐるぐる回ってるが、どうにも逆効果にしか見えない。
「ソラ、その辺で勘弁してやってくれ。二人の精神が、そろそろ限界に来ていそうだ」
「どう言う意味ですか!? あぁ! もう! そう言うことじゃなくて! 魔王様! 【魔王討伐クエスト】のターゲットモンスターになってるじゃないですか!」
「俺は最初から〝魔王〟だと、誰に対しても名乗っている筈だが?」
俺がアリルとシリルに目をやると、二人もしっかり頷いているから、間違いはないだろう。
「そうなんですけども! そうなんですけども……そうなんですよね? 確かに、初めから〝魔王〟と言ってますもんね……と言うことは、本物の魔王と言うことだったんですね」
「当たり前だろう。俺が、偽物の魔王に見えるのか?」
「プレーヤーとして紛れ込んでいるって書いてあるし……顔写真は、一緒だし……そっか……ゲームの中の人だったんだ……」
何やらソラが肩を落としている原因が俺にあるのは分かるのだが、何とも腑に落ちない。しかし、ソラの〝クエスト〟という言葉から、先程メニューのインフォメーションに新着の知らせが来た事を告げる音が鳴っていた事を思い出し確認してみると、その理由が判明したのだった。
「なるほど。俺が、この世界における賞金首となった訳か」
そこには、【魔王出現!? プレーヤーに紛れ込む侵略者を、その手で討ち滅ぼせ! 世界の平和を護る勇者は、君達だ!】なる題名と共に、クエストの説明が記載されていた。
「十中八九、奴の仕業だろうな。はぁ、全く。何故、異なる世界にまで来て、元の世界の様な仕事をせねばならんのだ」
ブレイブの奴の嫌がらせに他ならんとは思うが、この手の業務に関しては本業だからな。面倒だなと思うものの、焦ったりすることはないが。
「魔王様……は、私と同じ世界の人じゃなかったんですね……」
「会った時から、そう言っていたと思うが?」
「あ……確かに、最初から一貫して魔王様は〝魔王様〟でしたね……そう……ですよね! 最初から、そう仰ってましたね!」
「凄い無理矢理自分を納得させたような顔だが、大丈夫か?」
「大丈夫か? ですって? 大丈夫な訳ある訳ないでしょうがぁああ! ゲーム初めて最初に話しかけて仲良くなったプレーヤーが、プレーヤーじゃなくて、野生の魔王だったんですよ!」
「野生の魔王って、何なんだそれは」
コロコロ忙しそうに感情を入れ替えるソラの言動に、流石に可笑しくなって、自然に口元が緩む。それはアリンやシリルも同じ様だった。
「魔王様がプレーヤーじゃなくて、魔王様だったと言うことは、今の私のプレーヤーのフレンドって、あのゴリ押しでフレンド登録させられた紅さんだけになっちゃうんですよ!? あぁああ! ずっと野生の魔王様と行動していたとか、絶対運営にニヤニヤしながら見られてるんだぁああ! 何かもう色々恥ずかしぃいいい! 運営のバカぁあああ!」
そんなこんなで、ソラが事態を飲み込むまで、ここから十数分はかかったのだった。
「笹本先輩、遂にスタートしてしまいましたね、魔王討伐クエスト」
私は、休憩室でコーヒーを飲みながら窓の外を眺めていた笹本先輩に話しかけた。
「上井……頼むから、現実世界でその気迫を俺にぶつけてくるな。それで、今から魔王様に会ってくるのか?」
「はい。流石に、まだ解像度の低い横顔の写真と、名前が〝魔王〟という情報のみですから、今なら普通に会えるでしょうし」
「あぁ、うん。そうだな。そうなんだが、クスエト案内直後に実は既に運営にクレームが入っていてな」
凄い言いにくそうな笹本先輩に違和感を感じながらも、その内容を聞いてみる。
「魔王様関連という事ですよね?」
「あぁ、あるトッププレーヤーからのクレームでな。そんな事はあり得ないはず何だが……」
「何ですか?」
「……〝この魔王に、試着室で着替えを覗かれ、更には胸を揉まれた。運営は何を考えてるんだ!〟っていう……おぉい、上井さぁん……ひぃ!?」
何を笹本先輩は、怯えているのだろう?
「問題調査担当官として、今からそのクレームに関しての調査を行うべく、ログインして来ます」
「お……おう、分かった。くれぐれも、お前が討伐するなよ?」
「ハハハハ。それでは、行ってきます」
討伐? するわけ無いじゃない。
「私以外の胸を揉んだ腕を、叩き斬ってやる」
さぁ、行こう。
私の魔王様の元へ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる