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誰
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「さて、先ずは事実確認からね。揉んだの? 揉んでないの?」
「事実だけを述べれば、まぁ、そうだな。揉んだかと問われれば、揉んだと言う他ない」
「どちらの手で?」
「右手だったかな」
「そう……〝縮地〟」
「ぬぅ!」
まだ三十歩程は俺たち離れていた筈のサンゴが、一瞬にして三歩程の距離にまで積められていた。それと同時に、俺はソラを球体の防御障壁で包むと戦闘領域外へと蹴り飛ばした。
「まおぉさぁまぁあぁあああぁぁ……」
「あ」
つい力を込めて蹴りすぎてしまった。
遠くへ消えていくソラを内包した防護球を眺めながらも、サンゴの剣を摘む指先に力を込めた。
「本気でないとは言え、流石に剣撃を指で白刃どりされたのは初めてよ。だけれども、レディーの持ち物を許可無く手にするなんて、少し礼儀がなってないんじゃない。その指を、ちょっとでいいから離してくれないかしら」
「この剣に込められた力を抜いてくれれば、俺も剣を離すことが出来るんだが?」
「それじゃあ、貴方の右腕を斬り落とせないじゃない」
「一体、どうしたと言うんだ、全く……」
光を失った瞳で、真っ直ぐ俺を見るサンゴは、どこか懐かしい狂気を纏っていた。
「何で笑ってるのよ」
「さあな。何故だろうな、ははは」
アイツも、そう言えばヤンデレ気質だったよな。
「はぁ、興が削がれたわ」
サンゴがため息を吐いたと同時に、剣に込められた力を緩めたので、俺も剣から指をを離した。
「今日は、俺を狩りに来たのか」
「あぁ、魔王討伐クエストのこと? 初心者の私が、単騎で魔王なんて討伐出来るわけないじゃない」
「え?」
「ん? 何よ」
驚愕のあまり、思わず声が漏れてしまった。まだ、自分が初心者のつもりで動いていただと?
流石に、これまでの言動や戦闘の様子を見て、サンゴが初心者だと思う者を逆に見てみたいと思うのだが。何ともはや、抜けているというか天然と言うか、本気で言っている事が分かるだけに、残念な子なのかと思ってしまうぞ。
「いやなに、初心者が魔王の元に単騎でやってくるとは、豪気なことだなと思ってな」
「初心者だから、向こうみずの無鉄砲なのよ。それに、フレをいきなり攻撃したりしないでしょ、魔王様は」
「俺はいきなり、フレに腕を落とされそうになったが?」
「それはそれ、これはコレよ。それに関連してだけれども、本当に貴方、身体に戦闘のスキル以外でプレーヤーの胸に触れることが出来るの?」
剣を鞘にしまい、俺の目の前で佇むサンゴは、まだ何処か危うい雰囲気を感じさせた。
「先ほどから、やけにソレに拘るな。擬似肉体の胸が揉めたからと言って、何なんだ。擬似肉体に興奮するほど、俺は変態ではないぞ」
「別に貴方の性癖を知りたいわけではあるのだけれど、今はそれを問題にしているわけでないわ」
今日のサンゴは、すぐにポンコツ化するな。
「何故、そんな設定なんてない筈なのに、それが行えるかという話なのよ。それは、言うなれば、人が水中で呼吸できると言われたに等しい感覚なの。そんなこと、あり得ないでしょう?」
「要するに、この世界の理ではあり得ないことが、俺の身に起きたと言うことか」
この世界を訪れた際に、世界の理に身体を適用させた筈だが、細かい仕様までは、身体に馴染まなかったのか。これは、術式改善の余地があるな。
「プレーヤーとしては、と言うことだけれどね。どうやら魔王様は、プレーヤーではなかったと言うことになったんでしょう?」
「俺は、この世界に外からやって来た者だからな。サンゴの言うところの、プレーヤーとは異なっていると言うことだ」
「そう……」
「ん?」
俺の言葉に俯いたサンゴは、一呼吸置いた後に再び抜刀すると、その剣を俺に向けるわけではなく、剣先で地面を削り出した。
〝あなたは だれ?〟
そして俺を見上げるサンゴの瞳は、確かに揺れていた。
「俺は、魔王。それ以上でも、それ以下でもない……という、答えを求めている訳ではなさそうだな」
それが、サンゴの欲している答えではない事だけは分かった。しかしながら、それ以外の答えを、今の俺は持ち合わせていなかった。
「……そう……ね。魔王様は、魔王様か。まぁ、いいわ。そう言えば、貴方が蹴り飛ばした人、随分遠くまで行ってそうだけど、あのまま放っておいて言いわけ?」
「あっ」
咄嗟に戦場から離脱させたつもりだったが、蹴り飛ばす際に力加減を間違えて、大分飛ばしてしまっていたことを、サンゴに指摘されて思い出した。
ソラ自体は、防護球の中で無事な筈だが、俺が解除しないとソラがアレから出られないからな。
「サンゴ、すまんがソラを迎えて行ってくる」
「ソラ……と言う名のプレーヤーなのね。今度は、多分斬りかかったりしないから、一緒に遊びましょう」
「あぁ、そうだな。きっと、ソラも喜ぶだろう。では、またな」
「えぇ、また」
「〝空間交換転移〟〝対象ソラ〟【起動】」
転移陣を発動させ、光の中に消えながら見えるサンゴの顔は、少し驚きながらも、しっかりと俺を観察している様だった。
「何……今の転移魔法? 詠唱は? しかも、今の感じからすると、個人の居場所に向かって転移したっていうの?」
彼が口にした言葉は、詠唱なんてものではない。この世界において、アレは詠唱とは言える言葉ではない。
私は、その場で座り込み、自分で書いたソレを見る。
〝あなたは だれ?〟
彼は、本気で自身のことを魔王だと思っている様だった。プレーヤーがキャラを作って〝魔王〟を演じているとは、思えなかった。
そして、プレーヤーとは異なる魔法の発動方式。
会社が特別に用意したレイドボスだと言われれば、プレーヤー〝サンゴ〟としてであるのならば、彼は倒すべきボスとして疑うことはなかっただろう。
だけれども、上井 宇海として彼を見るのであれば……
「どこまで仲間を蹴飛ばしたか知らないけれども、この時間帯であの方向は、ちょっとした大騒ぎになるかもしれないわね」
今日の掲示板は、盛り上がるだろうなと思うと、自然と笑みが浮かんでしまう。
「魔王様? 色々色々いろいろとぉおお言いたいことはあるんですが……どうしてこうなったんですかぁああ!?」
「野生の魔王は、人気者のようだ」
後ほど語られることになる〝魔王様降臨祭〟が、ソラを巻き込む形で開幕したのだった。
「事実だけを述べれば、まぁ、そうだな。揉んだかと問われれば、揉んだと言う他ない」
「どちらの手で?」
「右手だったかな」
「そう……〝縮地〟」
「ぬぅ!」
まだ三十歩程は俺たち離れていた筈のサンゴが、一瞬にして三歩程の距離にまで積められていた。それと同時に、俺はソラを球体の防御障壁で包むと戦闘領域外へと蹴り飛ばした。
「まおぉさぁまぁあぁあああぁぁ……」
「あ」
つい力を込めて蹴りすぎてしまった。
遠くへ消えていくソラを内包した防護球を眺めながらも、サンゴの剣を摘む指先に力を込めた。
「本気でないとは言え、流石に剣撃を指で白刃どりされたのは初めてよ。だけれども、レディーの持ち物を許可無く手にするなんて、少し礼儀がなってないんじゃない。その指を、ちょっとでいいから離してくれないかしら」
「この剣に込められた力を抜いてくれれば、俺も剣を離すことが出来るんだが?」
「それじゃあ、貴方の右腕を斬り落とせないじゃない」
「一体、どうしたと言うんだ、全く……」
光を失った瞳で、真っ直ぐ俺を見るサンゴは、どこか懐かしい狂気を纏っていた。
「何で笑ってるのよ」
「さあな。何故だろうな、ははは」
アイツも、そう言えばヤンデレ気質だったよな。
「はぁ、興が削がれたわ」
サンゴがため息を吐いたと同時に、剣に込められた力を緩めたので、俺も剣から指をを離した。
「今日は、俺を狩りに来たのか」
「あぁ、魔王討伐クエストのこと? 初心者の私が、単騎で魔王なんて討伐出来るわけないじゃない」
「え?」
「ん? 何よ」
驚愕のあまり、思わず声が漏れてしまった。まだ、自分が初心者のつもりで動いていただと?
流石に、これまでの言動や戦闘の様子を見て、サンゴが初心者だと思う者を逆に見てみたいと思うのだが。何ともはや、抜けているというか天然と言うか、本気で言っている事が分かるだけに、残念な子なのかと思ってしまうぞ。
「いやなに、初心者が魔王の元に単騎でやってくるとは、豪気なことだなと思ってな」
「初心者だから、向こうみずの無鉄砲なのよ。それに、フレをいきなり攻撃したりしないでしょ、魔王様は」
「俺はいきなり、フレに腕を落とされそうになったが?」
「それはそれ、これはコレよ。それに関連してだけれども、本当に貴方、身体に戦闘のスキル以外でプレーヤーの胸に触れることが出来るの?」
剣を鞘にしまい、俺の目の前で佇むサンゴは、まだ何処か危うい雰囲気を感じさせた。
「先ほどから、やけにソレに拘るな。擬似肉体の胸が揉めたからと言って、何なんだ。擬似肉体に興奮するほど、俺は変態ではないぞ」
「別に貴方の性癖を知りたいわけではあるのだけれど、今はそれを問題にしているわけでないわ」
今日のサンゴは、すぐにポンコツ化するな。
「何故、そんな設定なんてない筈なのに、それが行えるかという話なのよ。それは、言うなれば、人が水中で呼吸できると言われたに等しい感覚なの。そんなこと、あり得ないでしょう?」
「要するに、この世界の理ではあり得ないことが、俺の身に起きたと言うことか」
この世界を訪れた際に、世界の理に身体を適用させた筈だが、細かい仕様までは、身体に馴染まなかったのか。これは、術式改善の余地があるな。
「プレーヤーとしては、と言うことだけれどね。どうやら魔王様は、プレーヤーではなかったと言うことになったんでしょう?」
「俺は、この世界に外からやって来た者だからな。サンゴの言うところの、プレーヤーとは異なっていると言うことだ」
「そう……」
「ん?」
俺の言葉に俯いたサンゴは、一呼吸置いた後に再び抜刀すると、その剣を俺に向けるわけではなく、剣先で地面を削り出した。
〝あなたは だれ?〟
そして俺を見上げるサンゴの瞳は、確かに揺れていた。
「俺は、魔王。それ以上でも、それ以下でもない……という、答えを求めている訳ではなさそうだな」
それが、サンゴの欲している答えではない事だけは分かった。しかしながら、それ以外の答えを、今の俺は持ち合わせていなかった。
「……そう……ね。魔王様は、魔王様か。まぁ、いいわ。そう言えば、貴方が蹴り飛ばした人、随分遠くまで行ってそうだけど、あのまま放っておいて言いわけ?」
「あっ」
咄嗟に戦場から離脱させたつもりだったが、蹴り飛ばす際に力加減を間違えて、大分飛ばしてしまっていたことを、サンゴに指摘されて思い出した。
ソラ自体は、防護球の中で無事な筈だが、俺が解除しないとソラがアレから出られないからな。
「サンゴ、すまんがソラを迎えて行ってくる」
「ソラ……と言う名のプレーヤーなのね。今度は、多分斬りかかったりしないから、一緒に遊びましょう」
「あぁ、そうだな。きっと、ソラも喜ぶだろう。では、またな」
「えぇ、また」
「〝空間交換転移〟〝対象ソラ〟【起動】」
転移陣を発動させ、光の中に消えながら見えるサンゴの顔は、少し驚きながらも、しっかりと俺を観察している様だった。
「何……今の転移魔法? 詠唱は? しかも、今の感じからすると、個人の居場所に向かって転移したっていうの?」
彼が口にした言葉は、詠唱なんてものではない。この世界において、アレは詠唱とは言える言葉ではない。
私は、その場で座り込み、自分で書いたソレを見る。
〝あなたは だれ?〟
彼は、本気で自身のことを魔王だと思っている様だった。プレーヤーがキャラを作って〝魔王〟を演じているとは、思えなかった。
そして、プレーヤーとは異なる魔法の発動方式。
会社が特別に用意したレイドボスだと言われれば、プレーヤー〝サンゴ〟としてであるのならば、彼は倒すべきボスとして疑うことはなかっただろう。
だけれども、上井 宇海として彼を見るのであれば……
「どこまで仲間を蹴飛ばしたか知らないけれども、この時間帯であの方向は、ちょっとした大騒ぎになるかもしれないわね」
今日の掲示板は、盛り上がるだろうなと思うと、自然と笑みが浮かんでしまう。
「魔王様? 色々色々いろいろとぉおお言いたいことはあるんですが……どうしてこうなったんですかぁああ!?」
「野生の魔王は、人気者のようだ」
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