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2章 帰郷(ダイジェスト版)
とある吸血鬼の苦悩2~公園にて
しおりを挟む……え、なにこれって。
いや環の弟こと、竜輝君視点です。
キラリ☆純情、十五歳って感じで。
……うん、イタイことは自覚しているのであまり責めないで。
まあ、とりあえず本文サンプルってことで。
まあ、いいじゃない。
とりあえず、話を戻そうか。
藤崎堂に戻った環の一方、紅原の話だ。
……あれ、なんでそんな紅原の話で食いつくの?
え? 中の人が好きなの? ゲームで一番ご贔屓?
ぼ、僕という物がありながら、なんてこと……いデデデ!そんなつねらなくてもいいじゃない。DV反対!
まあ、いいよ。
僕は心の広い彼氏を目指しているから。
でも嫉妬、拘束系も捨てがたい……!
……わかりました。早く続けるから、拳を振り上げるのやめて。
環と別れた紅原はとある住宅街の公園に行ったんだ。
そこで紅原は環にカーディガンを上げた老婦人に出会う。
実はこの老婦人、紅原の祖母だった。
そして紅原に環の足止めを依頼されたエージェントでもあったのです!
……ねえ、一応盛り上げてんだから、少しは相手して。
フーンてだけで終わられると心が折れそう。
……うん、はい。君ってそう言う人だよね。はあ。
気を撮り直して話を進めれば、老婦人が環に話した誘拐の危険についての話は本当の話なんだ。
それでも、落ち込んだ環の様子を見ていた老婦人は紅原を一喝。
紅原も自覚があるだけに、紅原が素直に謝るんだ。
そのご褒美にって、老婦人はあるものを紅原に渡す。
それは環にもらったたい焼きだ。
そこで老婦人は、紅原に昔話を語る。
それは彼の両親の昔話だった。
昔紅原の父親は、初デートの際に母親に高価な洋服を送っていたんだ。
いや、普通に引くよね? 初デートにだよ?
ようやく一緒に出かけるようになって初日に洋服とか。重いよね?
え。お前が言うなって?
とにかく、母親は受け取らなかった。そこで母親に受け取らせるために父親は洋服が古着で、大した値段はないと言って聞かせた。
明らかにおかしとは思ったけど、紅原の母親は熱心な父親に折れる形で受け取った。
そしてその御礼にたい焼きを上げたという。
……え?どこかで聞いた話だって?
そりゃそうだよ。今回老婦人が環に受け取らせた手法だもん。
そして、気付いているかもしれないけど、老婦人の送った洋服って、実は紅原が用意したものだったんだ。
と、言っても別にその日に用意したものじゃ、ないんだけど。
連休の前日に母親の買い物に付き合わされた時に、駄賃としてもらった洋服だったんだ。
え?なんで男の紅原の駄賃が女物のカーディガンかって?
それはね、彼の母親がカーディガンを見ていた紅原に気付いて、買ってあげたから。
紅原は、なんとなく環に似合うだろうな、と目に止めていたんだ。
そんな経緯のある洋服を環に渡したんだけど、彼女は意図せずたい焼きを返礼として渡した。なんか、運命を感じるエピソードだよね。
まあ、そんな経緯があって、老婦人は紅原が環を好きなのだと指摘した。
だが、紅原は全然そんなつもりはなかったから、驚いた。
自分が環に恋をしているなどとは考えたこともなかったから。
でも数回の出会いを重ねるごとに、環の存在が自分の中で大きくなっている自覚はあった。
そのことについて、考えようとした紅原に酷い頭痛が襲い掛かる。
いくつかのフラッシュバックのあと、紅原は絶叫を上げて気を失った……。
さて、そろそろ僕も帰らなくちゃ。
え? 紅原はなんで気を失ったのかって?
それは……、ちょっと……。
いや、考えてないわけじゃないよ? 本当だよ、信じてよ。
あ~、でも本当にごめん。まじめにこの後用事があって行かなくちゃ。
はあ、行きたくないんだけど。
……顔色悪いけど大丈夫かって?
え?なに、まさか本当に心配してくれてる!?
うっわ、なんか感激だなあ。お礼に感謝のちゅうでも……、あ、はい。
調子にノリました。
まあ、気は進まないけど、行くよ。
じゃあ、また話し聞いてね。さよなら。
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