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間章(ダイジェスト版)
とある教師の困惑1
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※桃李視点
かなり久しぶりです。
********************************************
桃李は目の前の扉を見つめた。
憂鬱だ。
普段の桃李を知るものならば、別に彼の表情からそれを読み取る者はいないだろう。
あまり表情が動かないのは昔からわかっていた。
桃李は理事長室の前に立っていた。
理事長に呼び出されたのだ。
呼び出しの内容については大体予想がついた。
おそらく理事長の話は、あの転校生のことだろう。
先日、数人の生徒が巻き込まれた誘拐事件の影響で、学園は一週間ばかり休校となっていた。
とはいえ、もともと大型連休の挟まる時期だったため、実際に休校としたのは二日だけで、あとは週末休みと祝日だ。授業進行にはさほど影響はない。
転校生の少女は双子と一緒にいて事件に巻き込まれたらしい。
幸い未遂で済んだ誘拐事件だが、保護された彼女は大事をとって精密検査された。
その結果、吸血鬼の花嫁であることが発覚した。
そのまま彼女は天空寮入りが決まった。
どういう理由で花嫁である彼女の存在が吸血鬼の情報網を漏れたのかわからない。
しかし、気づいてしまった以上、彼女を一般生徒と同じには扱えなかった。
桃李は月下騎士会の顧問であると同時に彼らと彼らの親衛隊が生活する天空寮の寮監でもある。
おそらく寮監としての彼女の周囲に対する事情説明のための呼び出しであろう。
桃李は先日対立した少女の姿を思い出す。人間にしては美しい少女だった。
柔らかそうな薄い色の髪と瞳で、優しそうで儚げな容姿だが、それを裏切る意志の強い瞳と言動が印象的だった。
だが彼女からは人間の気配しかしなかった。
桃李はまさか彼女が吸血鬼の花嫁だとは思いもしなかった。
あれほど近づいていたというのに、気づかないとは。自身の嗅覚に自信を失いそうだ。
再び扉を見る。
中に人がいるのは気配で分かっていたが、なかなかノックができなかった。
別に話を聞きに行くことを躊躇しているわけではなかった。
中に待ち構えている人物を想像し、気が滅入るのを感じた。
桃李は理事長が苦手だ。
まあ、あの理事長が得意だという人間はいないと思うのが。
裏戸学園の理事長の名は、黄土瑠衣という。
黄土家の純血の吸血鬼だ。今では珍しい純血は通常六色家の当主となるが、理事長は当主の座を蹴って混血の兄に譲り、裏戸学園の理事に収まっている変わり種だ。
しかし、いつまでも躊躇している訳にはいかない。
桃李は一度深呼吸をして、意を決して扉を叩いた。
すぐに返事があって、入室の旨を伝えて扉を開ける。
入室の礼をし、顔を上げると落ち着いた色調で統一された室内には一人の男の姿があった。
中央に設えられたマホガニーのアンティーク調の机の奥にいるチョコレート色の髪のスーツをスッキリ着こなした男が理事長だ。
その顔には張り付いたような笑みが浮かんでいる。
いつでも笑顔の人だが、その実本当に楽しんで笑っているのかそうでないのか全くわからない人物でもある。
正直火澄も仕事関係以外で相手をしたい相手ではない。
「やあ。火澄先生。遅かったね」
理事長が桃李を名前で呼ぶのは、学内に桃李の姓を持つ者が多いせいだ。
桃李家は教育関連事業で財をなしているため、自然と一族のものが教師や学校関係者が多くなる。
桃李もご多分に洩れず、その道を選んだため、教師陣からは名前で呼ばれている。
理事長の顔は笑顔だが、責められているように感じて、桃李は少しだけ跋が悪くなった。
「…申し訳ありません。出がけに仕事が溜まっていまして」
「いや、こちらこそ忙しいところ、わざわざ呼びつけて悪かったね」
窓を背景にチョコレート色の髪をした男が笑う。
甥である双子はなぜか彼らの父親より、こちらによく似ていた。
双子が年を取ったらこんな感じに育つのだろうと、想像できる姿だ。
しかし双子が成長して彼と同じ年になってもおそらく同じような雰囲気にはなるまいと思う。
細身の美丈夫である現理事長ではあるが、柔和な表情とは異なりその圧倒的と感じる濃厚な純血の気配に知らず、手汗がにじむ。
力は抑えられているとはいえ、生来感知能力の高い桃李には瑠衣の力は毒のように感じる。
教師となり三年目にして少しは慣れたとは言え、やはり純血の力は桃李には恐ろしかった。
室内に濃密に渦巻く力に鳥肌が立つが、表面には出さずに答えた。
「いえ、理事長。仕事ですから問題はありません」
短く言い終えると、何が楽しいのか顔に笑みを張り付かせたまま理事長が話し出す。
「…話はね、君の予想通りだと思うよ。今度天空寮に入る生徒のことだよ。
既に、身柄は移してあるけど、手続きはまだだしね。
天空寮の寮監として、君に彼女について説明が必要と思ってね」
やはり、と思ったが言葉は挟まなかった。
桃李は月下騎士会顧問である。それと同時に彼らと、彼らの親衛隊のいる天空寮の寮監でもある。歴代の月下騎士会顧問と寮監はほぼセットの役職なので桃李だけが特別なわけではない。
「一応、花嫁として誰かの親衛隊に入れようかと思ったんだけどね。まだ転校してきて一月でしょ?流石に誰かを選べとか酷だからさ。猶予期間を儲けようと思うんだ」
「…猶予期間ですか?」
「そうそう。別に花嫁なんて卒業してしまえば、誰かの子供でも生んでくれればそれでいいんだけどさ。 流石に貴重な存在じゃない?在学中はそれなりの敬意を払えってうるさいのが言うんで、彼女の選択に任せようと思ってねぇ」
張り付いた笑顔の理事長が語った話によれば、まだ入学して間もない相手に突然親衛隊の仕事を押し付けるのは酷だという話が、学園の裏を知る教師から上がったらしい。
確かに突然無理矢理誰かの親衛隊など酷ではある。
通常、親衛隊はそれぞれの花嫁がなるものであるし、ファンクラブの管理や月下騎士の手伝いなど学業との両立が大変なのだ。相手が好きでなければ、やっていられない。
学生時代、月下騎士ではあったが、親衛隊をもたなかった桃李は、寮監になり彼女たちからの相談を受けるようになって、初めて彼女たちの苦労がわかった。
それに、先日親友である女子生徒のために怒鳴り込んできた性格を考えれば、下手に押し付ければ、反発しそうな様子がはっきり浮かぶ。
脱走でもしそうだ、と考える。
理事長が言うには、彼女は当面近衛候補として扱い、二学期が始まる頃に再度誰の親衛隊に入るか選ばせるということだ。
「まあ、一応?現在の月下騎士に人間いないし、誰を選んでも問題ないんじゃないか~的なね。ただ、ちょっと一部、彼女についておかしなことを言い出す輩もいてねえ」
「おかしなこと、ですか?」
聞き返して理事長が答えた言葉に桃李は僅かに目を見開いた。
「『<古き日の花嫁>じゃないか』と言う疑いがかけられている」
<古き日の花嫁>については桃李も知識として知っていた。
だが実物はいた証拠はないし、おとぎ話の類だと思っていた。
そんな存在があの少女だというのか。
「とはいえ、誰も確かめようないしねぇ。まあ、手っ取り早い話、誰のでもいいから子供を産ませりゃわかるという短慮な意見をいうものもいてねえ。ちょっと面倒になってるんだ」
流石にその意見にはぎょっとした。
いくらなんでも女性の意思を完全に無視したその意見には桃李も胸が悪くなった。
一族内では人間の女の意思など無視して花嫁とし、子を産ませろという強硬派がいることは知っていた。
だが、そんな野蛮な意見には桃李は納得し兼ねた。
吸血鬼の子供を産むのは命懸けだ。桃李の生母も出産後亡くなった。
彼女たちは命をかけて吸血鬼を産んでくれているのだ。
流石にそんな彼女たちの意思を無視するのはあってはならない。
「そんなわけでさ。一応抑えは用意してるけど、彼女の身柄結構危険だったするんだよね。親衛隊なら各家が花嫁に守りを用意してもらえるんだけど、猶予期間はそうはいかない。理事会からも守りは用意するけど、火澄先生も気をつけてほしんだ」
「…はい。」
確かにその話が本当であれば、彼女の身はかなり危険な位置にあると言わざるを得ない。
学園内でよもやのことはないと思うが、改めて寮の守りを考える必要がありそうだ。
かなり久しぶりです。
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桃李は目の前の扉を見つめた。
憂鬱だ。
普段の桃李を知るものならば、別に彼の表情からそれを読み取る者はいないだろう。
あまり表情が動かないのは昔からわかっていた。
桃李は理事長室の前に立っていた。
理事長に呼び出されたのだ。
呼び出しの内容については大体予想がついた。
おそらく理事長の話は、あの転校生のことだろう。
先日、数人の生徒が巻き込まれた誘拐事件の影響で、学園は一週間ばかり休校となっていた。
とはいえ、もともと大型連休の挟まる時期だったため、実際に休校としたのは二日だけで、あとは週末休みと祝日だ。授業進行にはさほど影響はない。
転校生の少女は双子と一緒にいて事件に巻き込まれたらしい。
幸い未遂で済んだ誘拐事件だが、保護された彼女は大事をとって精密検査された。
その結果、吸血鬼の花嫁であることが発覚した。
そのまま彼女は天空寮入りが決まった。
どういう理由で花嫁である彼女の存在が吸血鬼の情報網を漏れたのかわからない。
しかし、気づいてしまった以上、彼女を一般生徒と同じには扱えなかった。
桃李は月下騎士会の顧問であると同時に彼らと彼らの親衛隊が生活する天空寮の寮監でもある。
おそらく寮監としての彼女の周囲に対する事情説明のための呼び出しであろう。
桃李は先日対立した少女の姿を思い出す。人間にしては美しい少女だった。
柔らかそうな薄い色の髪と瞳で、優しそうで儚げな容姿だが、それを裏切る意志の強い瞳と言動が印象的だった。
だが彼女からは人間の気配しかしなかった。
桃李はまさか彼女が吸血鬼の花嫁だとは思いもしなかった。
あれほど近づいていたというのに、気づかないとは。自身の嗅覚に自信を失いそうだ。
再び扉を見る。
中に人がいるのは気配で分かっていたが、なかなかノックができなかった。
別に話を聞きに行くことを躊躇しているわけではなかった。
中に待ち構えている人物を想像し、気が滅入るのを感じた。
桃李は理事長が苦手だ。
まあ、あの理事長が得意だという人間はいないと思うのが。
裏戸学園の理事長の名は、黄土瑠衣という。
黄土家の純血の吸血鬼だ。今では珍しい純血は通常六色家の当主となるが、理事長は当主の座を蹴って混血の兄に譲り、裏戸学園の理事に収まっている変わり種だ。
しかし、いつまでも躊躇している訳にはいかない。
桃李は一度深呼吸をして、意を決して扉を叩いた。
すぐに返事があって、入室の旨を伝えて扉を開ける。
入室の礼をし、顔を上げると落ち着いた色調で統一された室内には一人の男の姿があった。
中央に設えられたマホガニーのアンティーク調の机の奥にいるチョコレート色の髪のスーツをスッキリ着こなした男が理事長だ。
その顔には張り付いたような笑みが浮かんでいる。
いつでも笑顔の人だが、その実本当に楽しんで笑っているのかそうでないのか全くわからない人物でもある。
正直火澄も仕事関係以外で相手をしたい相手ではない。
「やあ。火澄先生。遅かったね」
理事長が桃李を名前で呼ぶのは、学内に桃李の姓を持つ者が多いせいだ。
桃李家は教育関連事業で財をなしているため、自然と一族のものが教師や学校関係者が多くなる。
桃李もご多分に洩れず、その道を選んだため、教師陣からは名前で呼ばれている。
理事長の顔は笑顔だが、責められているように感じて、桃李は少しだけ跋が悪くなった。
「…申し訳ありません。出がけに仕事が溜まっていまして」
「いや、こちらこそ忙しいところ、わざわざ呼びつけて悪かったね」
窓を背景にチョコレート色の髪をした男が笑う。
甥である双子はなぜか彼らの父親より、こちらによく似ていた。
双子が年を取ったらこんな感じに育つのだろうと、想像できる姿だ。
しかし双子が成長して彼と同じ年になってもおそらく同じような雰囲気にはなるまいと思う。
細身の美丈夫である現理事長ではあるが、柔和な表情とは異なりその圧倒的と感じる濃厚な純血の気配に知らず、手汗がにじむ。
力は抑えられているとはいえ、生来感知能力の高い桃李には瑠衣の力は毒のように感じる。
教師となり三年目にして少しは慣れたとは言え、やはり純血の力は桃李には恐ろしかった。
室内に濃密に渦巻く力に鳥肌が立つが、表面には出さずに答えた。
「いえ、理事長。仕事ですから問題はありません」
短く言い終えると、何が楽しいのか顔に笑みを張り付かせたまま理事長が話し出す。
「…話はね、君の予想通りだと思うよ。今度天空寮に入る生徒のことだよ。
既に、身柄は移してあるけど、手続きはまだだしね。
天空寮の寮監として、君に彼女について説明が必要と思ってね」
やはり、と思ったが言葉は挟まなかった。
桃李は月下騎士会顧問である。それと同時に彼らと、彼らの親衛隊のいる天空寮の寮監でもある。歴代の月下騎士会顧問と寮監はほぼセットの役職なので桃李だけが特別なわけではない。
「一応、花嫁として誰かの親衛隊に入れようかと思ったんだけどね。まだ転校してきて一月でしょ?流石に誰かを選べとか酷だからさ。猶予期間を儲けようと思うんだ」
「…猶予期間ですか?」
「そうそう。別に花嫁なんて卒業してしまえば、誰かの子供でも生んでくれればそれでいいんだけどさ。 流石に貴重な存在じゃない?在学中はそれなりの敬意を払えってうるさいのが言うんで、彼女の選択に任せようと思ってねぇ」
張り付いた笑顔の理事長が語った話によれば、まだ入学して間もない相手に突然親衛隊の仕事を押し付けるのは酷だという話が、学園の裏を知る教師から上がったらしい。
確かに突然無理矢理誰かの親衛隊など酷ではある。
通常、親衛隊はそれぞれの花嫁がなるものであるし、ファンクラブの管理や月下騎士の手伝いなど学業との両立が大変なのだ。相手が好きでなければ、やっていられない。
学生時代、月下騎士ではあったが、親衛隊をもたなかった桃李は、寮監になり彼女たちからの相談を受けるようになって、初めて彼女たちの苦労がわかった。
それに、先日親友である女子生徒のために怒鳴り込んできた性格を考えれば、下手に押し付ければ、反発しそうな様子がはっきり浮かぶ。
脱走でもしそうだ、と考える。
理事長が言うには、彼女は当面近衛候補として扱い、二学期が始まる頃に再度誰の親衛隊に入るか選ばせるということだ。
「まあ、一応?現在の月下騎士に人間いないし、誰を選んでも問題ないんじゃないか~的なね。ただ、ちょっと一部、彼女についておかしなことを言い出す輩もいてねえ」
「おかしなこと、ですか?」
聞き返して理事長が答えた言葉に桃李は僅かに目を見開いた。
「『<古き日の花嫁>じゃないか』と言う疑いがかけられている」
<古き日の花嫁>については桃李も知識として知っていた。
だが実物はいた証拠はないし、おとぎ話の類だと思っていた。
そんな存在があの少女だというのか。
「とはいえ、誰も確かめようないしねぇ。まあ、手っ取り早い話、誰のでもいいから子供を産ませりゃわかるという短慮な意見をいうものもいてねえ。ちょっと面倒になってるんだ」
流石にその意見にはぎょっとした。
いくらなんでも女性の意思を完全に無視したその意見には桃李も胸が悪くなった。
一族内では人間の女の意思など無視して花嫁とし、子を産ませろという強硬派がいることは知っていた。
だが、そんな野蛮な意見には桃李は納得し兼ねた。
吸血鬼の子供を産むのは命懸けだ。桃李の生母も出産後亡くなった。
彼女たちは命をかけて吸血鬼を産んでくれているのだ。
流石にそんな彼女たちの意思を無視するのはあってはならない。
「そんなわけでさ。一応抑えは用意してるけど、彼女の身柄結構危険だったするんだよね。親衛隊なら各家が花嫁に守りを用意してもらえるんだけど、猶予期間はそうはいかない。理事会からも守りは用意するけど、火澄先生も気をつけてほしんだ」
「…はい。」
確かにその話が本当であれば、彼女の身はかなり危険な位置にあると言わざるを得ない。
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2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
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2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
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こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
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2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
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