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終章 LASTBATTLE ON THE EARTH
DEATHGAME-ISLAND⑥
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せっかくウルトアレアな処刑映像を楽しみにしていたのに、鋼帝巨蛇の旗色悪しと判断した開発者がいきなり画面を閉じたことで殆ど激昂した挙句、神野優彦を放置してビドゥロが籠る2Fの医務室に向かった迷彩タンクトップ&ショートジーンズに裸足のラヌーガとレモンイエローTシャツ&白短パン姿で黄色いサンダル履きのジェフェズは、1Fに上がったところで異様な機械生命体=修理途中の幻護郎が仁王立ちしているのに気付いて驚愕した。
「な、何だよこりゃあ…!?
まさか自称・天才技師サンの製作途中の新作か…!?」
褐色の野生児が努めて小声で発した疑問に、青白い冷血漢も気色ばんで同調する。
「おそらくそうだッ!
ヤツめ、やはり鋼蛇に次ぐ怪物を既に用意してやがったな──とはいえ未だ完成にゃ程遠いようだが…。
だが主人の護衛が目的なら、何故医務室の扉の前じゃなく1階に立ってるんだ?
…オイ、それにはヤベえ理由があるんじゃねえのか?
まさかさっきのべシャリを聴かれちまったのかな…!?
それに画面が消える前、いきなり現れたあのワケの分かんねえ物体…ありゃババイヴを斃した蛸ノ宮がオレらにトドメを刺すために送り込んだ殺し屋メカじゃねえのか?
しかもシロウトのオレらがパッと見ただけでも鋼蛇が押されてたみてえだからその実力差はビドゥロにとっちゃ大ショックなんじゃね?
となると元々肝っ玉の小せえオタク野郎のことだからいよいよ完全にトチ狂って、一応味方のはずのオレらのことも敵視しはじめたのかもな…!?」
この見解にラヌーガも緊張した表情で頷く。
「うむ、可能性はあるな。
だがさすがに今の段階でこっちから手を出すワケにゃいかねえ。
…とりあえずアイツの両脇をさりげなく通り抜けてみようぜ…それで進行を妨げるような動きを見せやがったら構うこたあねえ、熱光弾銃を足首目がけてブチ込んでやるのさ…正面向けて発砲したら同士討ちのリスクが大だからな…!」
小さく頷いたジェフェズは、不敵な笑みを浮かべてこう提案する。
「もしそれで破壊できねえようならオレが連射してトドメを刺すから、足の速えオメエは2階に駆け上がってあの糞エンジニアにこってりとヤキ入れてやれッ。
──じゃ、行くぜ。
1メートルほどの横幅を取ってバケモンに近付いて、スレ違いざまに発砲だ…」
「了解」
かくて破落戸コンビは呼吸のリズムを合わせつつ、短パンの後に差し込んだ熱光弾銃のグリップに意識を集中させて5メートルほど前方で微動だにしない金属怪物にジリジリと接近して行く…。
『──全然動かねえじゃねえか…。
もしかしてコイツ見た目通りの欠陥品で、とことんメカに無知なオレらを脅すためだけに突っ立ってるただの置物なんじゃね…!?
だとしたらビドゥロの野郎、おちょくりやがって…!
足を撃った途端にひっくり返ってそのまんまなら、二人同時に雪崩込んで電気アンマどころじゃねえ地獄を味わわせてやるぜッ!!』
そして三者が横一線となった瞬間、打ち合わせ通り光弾銃を抜いてロボット?の足首目がけて発砲したチンピラ二人であったが、標的はあえなく崩れ落ちるどころかそもそもその空間に存在していなかった!
「──野郎ッ!飛びやがったッッ!!」
まさしく1千度のプラズマ弾が真紅の絨毯に覆われたコンクリート床を深く穿った刹那、幻護郎の機体は7メートル上方の天井スレスレに到達しており、その左右の手首からは全長50センチのこれだけは妖しい緑色に輝く鋭刃が伸び出していたのだ!
「クソッタレがああああッッ!!!」
ビスッビスッビスッビスッ!!
連射モードで蜂の巣にせんと試みる両者だが、何発かの被弾をものともせずに急降下した人工戦士は左腕を一閃してまずはジェフェズの脳天を唐竹割りにした!
チーズの塊に食い込む研ぎ上げられたナイフのように易々と頭蓋にメリ込んだ魔性の刃はあっさり下顎付近まで達し、マグマのごとく噴出した鮮血と脳漿は艶の無い金髪と白茶けた全身をどっぷりと朱に染め上げる。
「……」
被害者が前のめりに崩れ落ちるとほぼ同時に殆ど腹這いとなって着地した攻撃者は、内部機構剥き出しの背中に何発か食らいながらも怯むことなく右の刃でラヌーガの両脚を膝の辺りで薙ぎ払う。
「あぎゃッ!?
──うぎゃぎゃぎゃああッッ!!!」
一瞬にして二本の足を寸断された褐色の野獣は膝から下を床に直立させたまま尻餅をつき、状況を把握しきれぬまま両手で銃把を握りしめて意味不明の絶叫を迸らせながらひたすら引き金を引く。
「ひぎゃほッ、へえけぇッ、でごばッッ!!
じじゃげてててめげちぃッッ!!??」
されど懸命に首を起こしての決死の乱射も地に伏したままにじり寄る幻護郎を掠めることすら叶わず、斜め上から振り下ろされた凶刃によってあっさりと両手首を切断されてしまうのであった。
「──ぬななッ!?
ばきゃぴぽぱぁああおぉぉッッ…!」
下半身からの夥しい出血によって二度目の悲鳴は既に力を失っていたが、俊敏に機体を起こして中腰となったメタルカラーの殺戮者は返す刀でラヌーガの太い首を刎ね飛ばしてのけたのである…。
されどゴロゴロと勢い余って4メートルほども転がった挙句、1階ロビーの中央部に向かい合って据えられた6人掛けのソファの脚にぶつかって停止した生首には何の関心も示さず、逆三角形の顔面の半ば以上を占める蟷螂のごとき機眼は今しも開け放たれた玄関口から浮遊しつつ侵入してきた不可思議な銀紫色の飛翔物体に向けられていた。
かくて思いもかけぬ高速で向かって来たM字型オブジェは幻護郎の鼻先スレスレに停止し、まるで挨拶するかのように小刻みに全体を上下させると、“異世界の魔霊”バアル=シェザードの声色で大いに嘆いてみせる。
“あ~ぁ、こりゃまたハデに殺っちゃいましたネェ…。
まあたしかにそうされても仕方ないロクデナシどもではありましたが、一応聖衛軍でも使い道を決めてあったんですけれども…ハイ”
あくまで低姿勢ではあるが、失望を隠し切れない弟分の反応を明らかに愉しむような涼し気な声音で王妃霊が応じる。
“あ~ら、そうだったわね。
何でもアイツを除く四人はペトゥルナワスに連れ帰って新開発の生体強化手術の実験台にするとか何とか蛸ノ宮の基地内で言ってたっけ…ついうっかり忘れてたわ、ゴメンね♡
でもねえ…そーするとコイツら、ヘタしたらかなりの期間生き延びちゃう可能性があるワケじゃない?
だけどもあたしとしては“リュザーンドの面汚し”ともいえるこの連中にそんな特権を赦すなんてゼ~ッタイに認められないのよね…!
それに元々薄情なキミは気にもならないんだろうけど、地下のリングにたった独り放り出されて、生涯最悪の恥辱に咽び泣いてる神野クンの胸中を思うとたまらなくなって…とてもじっとしちゃいられなかったのよ…。
かといって、彼にこの地獄絵図を見せることは別の意味で一生モノのトラウマになるだけだろうから、もちろんそこは自重しておくけどね…”
“はあ、なるほど…まあたしかにボクも些か人を見る目が甘かったようです。
まさかコイツらがこれほど無体な悪党だとは思わなかった…てっきりババイヴを恐れるあまりに、少なくとも今日いっぱいは神野氏に手を出さないだろうと踏んでたんですが…”
“んなわきゃないわよ…何しろ遠征隊の実働部隊の正体については第二惑星防衛軍でもトップクラスの荒くれ者どもをあえて選抜している上に、ザジナスによると依代の方も中◯地方…いや西日本でも指折りの喧嘩自慢のヤンキーを苦労して集めたって豪語してたんだから…”
“…特にこの二人は決して第一線級ではなかったにしろプロのリングの経験者だったらしいですネ。
ま、そこらへんのフィジカルエリートっぷりもわれわれにとっては魅力だったんですが…”
“でもね、肉体にどんな改造を施そうが肝心のハートがアレじゃ必ずボロを出すはずよ…とっておきの新技術の素体にするんなら、手間はかかるけどそれなりに心技体の三拍子が揃った逸材を鵜の目鷹の目で探し出さなきゃね。
──さて、それじゃ二度と来たくなかった宝麗仙宮をあえて再訪した目的を果たすとしますか。
まずは私にとっても最愛の依代だった桜城和紗嬢の神聖なご遺体を名を口にするのも穢らわしいあの地獄の亡者のようなキ●ガイエンジニアから奪回し、彼奴に神をも恐れぬ蛮行の報いを骨の髄まで味わわせることッ!
そしてもう一つは、栄えある【霊闘極典祭】の覇者の証である〈六大霊闘具〉をこの手に取り戻し、薄汚い泥棒猫みたいなアイツの魔手から断じて守り抜くことよッ…!!”
「な、何だよこりゃあ…!?
まさか自称・天才技師サンの製作途中の新作か…!?」
褐色の野生児が努めて小声で発した疑問に、青白い冷血漢も気色ばんで同調する。
「おそらくそうだッ!
ヤツめ、やはり鋼蛇に次ぐ怪物を既に用意してやがったな──とはいえ未だ完成にゃ程遠いようだが…。
だが主人の護衛が目的なら、何故医務室の扉の前じゃなく1階に立ってるんだ?
…オイ、それにはヤベえ理由があるんじゃねえのか?
まさかさっきのべシャリを聴かれちまったのかな…!?
それに画面が消える前、いきなり現れたあのワケの分かんねえ物体…ありゃババイヴを斃した蛸ノ宮がオレらにトドメを刺すために送り込んだ殺し屋メカじゃねえのか?
しかもシロウトのオレらがパッと見ただけでも鋼蛇が押されてたみてえだからその実力差はビドゥロにとっちゃ大ショックなんじゃね?
となると元々肝っ玉の小せえオタク野郎のことだからいよいよ完全にトチ狂って、一応味方のはずのオレらのことも敵視しはじめたのかもな…!?」
この見解にラヌーガも緊張した表情で頷く。
「うむ、可能性はあるな。
だがさすがに今の段階でこっちから手を出すワケにゃいかねえ。
…とりあえずアイツの両脇をさりげなく通り抜けてみようぜ…それで進行を妨げるような動きを見せやがったら構うこたあねえ、熱光弾銃を足首目がけてブチ込んでやるのさ…正面向けて発砲したら同士討ちのリスクが大だからな…!」
小さく頷いたジェフェズは、不敵な笑みを浮かべてこう提案する。
「もしそれで破壊できねえようならオレが連射してトドメを刺すから、足の速えオメエは2階に駆け上がってあの糞エンジニアにこってりとヤキ入れてやれッ。
──じゃ、行くぜ。
1メートルほどの横幅を取ってバケモンに近付いて、スレ違いざまに発砲だ…」
「了解」
かくて破落戸コンビは呼吸のリズムを合わせつつ、短パンの後に差し込んだ熱光弾銃のグリップに意識を集中させて5メートルほど前方で微動だにしない金属怪物にジリジリと接近して行く…。
『──全然動かねえじゃねえか…。
もしかしてコイツ見た目通りの欠陥品で、とことんメカに無知なオレらを脅すためだけに突っ立ってるただの置物なんじゃね…!?
だとしたらビドゥロの野郎、おちょくりやがって…!
足を撃った途端にひっくり返ってそのまんまなら、二人同時に雪崩込んで電気アンマどころじゃねえ地獄を味わわせてやるぜッ!!』
そして三者が横一線となった瞬間、打ち合わせ通り光弾銃を抜いてロボット?の足首目がけて発砲したチンピラ二人であったが、標的はあえなく崩れ落ちるどころかそもそもその空間に存在していなかった!
「──野郎ッ!飛びやがったッッ!!」
まさしく1千度のプラズマ弾が真紅の絨毯に覆われたコンクリート床を深く穿った刹那、幻護郎の機体は7メートル上方の天井スレスレに到達しており、その左右の手首からは全長50センチのこれだけは妖しい緑色に輝く鋭刃が伸び出していたのだ!
「クソッタレがああああッッ!!!」
ビスッビスッビスッビスッ!!
連射モードで蜂の巣にせんと試みる両者だが、何発かの被弾をものともせずに急降下した人工戦士は左腕を一閃してまずはジェフェズの脳天を唐竹割りにした!
チーズの塊に食い込む研ぎ上げられたナイフのように易々と頭蓋にメリ込んだ魔性の刃はあっさり下顎付近まで達し、マグマのごとく噴出した鮮血と脳漿は艶の無い金髪と白茶けた全身をどっぷりと朱に染め上げる。
「……」
被害者が前のめりに崩れ落ちるとほぼ同時に殆ど腹這いとなって着地した攻撃者は、内部機構剥き出しの背中に何発か食らいながらも怯むことなく右の刃でラヌーガの両脚を膝の辺りで薙ぎ払う。
「あぎゃッ!?
──うぎゃぎゃぎゃああッッ!!!」
一瞬にして二本の足を寸断された褐色の野獣は膝から下を床に直立させたまま尻餅をつき、状況を把握しきれぬまま両手で銃把を握りしめて意味不明の絶叫を迸らせながらひたすら引き金を引く。
「ひぎゃほッ、へえけぇッ、でごばッッ!!
じじゃげてててめげちぃッッ!!??」
されど懸命に首を起こしての決死の乱射も地に伏したままにじり寄る幻護郎を掠めることすら叶わず、斜め上から振り下ろされた凶刃によってあっさりと両手首を切断されてしまうのであった。
「──ぬななッ!?
ばきゃぴぽぱぁああおぉぉッッ…!」
下半身からの夥しい出血によって二度目の悲鳴は既に力を失っていたが、俊敏に機体を起こして中腰となったメタルカラーの殺戮者は返す刀でラヌーガの太い首を刎ね飛ばしてのけたのである…。
されどゴロゴロと勢い余って4メートルほども転がった挙句、1階ロビーの中央部に向かい合って据えられた6人掛けのソファの脚にぶつかって停止した生首には何の関心も示さず、逆三角形の顔面の半ば以上を占める蟷螂のごとき機眼は今しも開け放たれた玄関口から浮遊しつつ侵入してきた不可思議な銀紫色の飛翔物体に向けられていた。
かくて思いもかけぬ高速で向かって来たM字型オブジェは幻護郎の鼻先スレスレに停止し、まるで挨拶するかのように小刻みに全体を上下させると、“異世界の魔霊”バアル=シェザードの声色で大いに嘆いてみせる。
“あ~ぁ、こりゃまたハデに殺っちゃいましたネェ…。
まあたしかにそうされても仕方ないロクデナシどもではありましたが、一応聖衛軍でも使い道を決めてあったんですけれども…ハイ”
あくまで低姿勢ではあるが、失望を隠し切れない弟分の反応を明らかに愉しむような涼し気な声音で王妃霊が応じる。
“あ~ら、そうだったわね。
何でもアイツを除く四人はペトゥルナワスに連れ帰って新開発の生体強化手術の実験台にするとか何とか蛸ノ宮の基地内で言ってたっけ…ついうっかり忘れてたわ、ゴメンね♡
でもねえ…そーするとコイツら、ヘタしたらかなりの期間生き延びちゃう可能性があるワケじゃない?
だけどもあたしとしては“リュザーンドの面汚し”ともいえるこの連中にそんな特権を赦すなんてゼ~ッタイに認められないのよね…!
それに元々薄情なキミは気にもならないんだろうけど、地下のリングにたった独り放り出されて、生涯最悪の恥辱に咽び泣いてる神野クンの胸中を思うとたまらなくなって…とてもじっとしちゃいられなかったのよ…。
かといって、彼にこの地獄絵図を見せることは別の意味で一生モノのトラウマになるだけだろうから、もちろんそこは自重しておくけどね…”
“はあ、なるほど…まあたしかにボクも些か人を見る目が甘かったようです。
まさかコイツらがこれほど無体な悪党だとは思わなかった…てっきりババイヴを恐れるあまりに、少なくとも今日いっぱいは神野氏に手を出さないだろうと踏んでたんですが…”
“んなわきゃないわよ…何しろ遠征隊の実働部隊の正体については第二惑星防衛軍でもトップクラスの荒くれ者どもをあえて選抜している上に、ザジナスによると依代の方も中◯地方…いや西日本でも指折りの喧嘩自慢のヤンキーを苦労して集めたって豪語してたんだから…”
“…特にこの二人は決して第一線級ではなかったにしろプロのリングの経験者だったらしいですネ。
ま、そこらへんのフィジカルエリートっぷりもわれわれにとっては魅力だったんですが…”
“でもね、肉体にどんな改造を施そうが肝心のハートがアレじゃ必ずボロを出すはずよ…とっておきの新技術の素体にするんなら、手間はかかるけどそれなりに心技体の三拍子が揃った逸材を鵜の目鷹の目で探し出さなきゃね。
──さて、それじゃ二度と来たくなかった宝麗仙宮をあえて再訪した目的を果たすとしますか。
まずは私にとっても最愛の依代だった桜城和紗嬢の神聖なご遺体を名を口にするのも穢らわしいあの地獄の亡者のようなキ●ガイエンジニアから奪回し、彼奴に神をも恐れぬ蛮行の報いを骨の髄まで味わわせることッ!
そしてもう一つは、栄えある【霊闘極典祭】の覇者の証である〈六大霊闘具〉をこの手に取り戻し、薄汚い泥棒猫みたいなアイツの魔手から断じて守り抜くことよッ…!!”
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