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第十六章
展開早すぎ 4
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僕は目の前で、潤の唇が動くのをじっと見ていた。
あの唇に、おじ様が、さんざん肉をなすりつけて、あの口に無理やり突っ込んで……と僕は思い出した。
そこに恍惚として語る、潤の声が響く。
その内容がまた。
はぁぁ。
目の前には、全裸の潤が、椅子に座っていた。
僕は、姫に求婚する王子みたいに床に跪いていた。
「姫、結婚してくださいっ」
「はい?」
「お願いしますっ」
「誰が姫だよ?」
「潤さんです」
「また、瑤は、空想の世界に入ってるんだな?」
「また、って僕の妄想語ったことないのにっ」
「語らなくても、瑤が妄想に耽ってるときって、だいたいわかる」
「えー、ご冗談を。まさか、妄想の中身まで?」
「それは、わからないけど」
「潤だって、さっきの妄想でしょ」
「事実だよ」
「うそだあ。だって、胸に置いただけで、脂が溶けるのぉ? 馬のが体温高いのに」
「不飽和脂肪酸は融点が低いんだよ」
「ふーん」
「そんな感じで気持ちよかった、ってせっかく語ってたのに、瑤監督、さっきから、ツッコミ多すぎ」
「瑤監督じゃないよぅ」
「だったら、黙って俺の乳首舐めろよ」
「うわっ、潤が俺様になった」
「ふふふ」
「でも、乳首舐めろよって、どうなの?」
僕のツッコミを潤は、無視した。
あの唇に、おじ様が、さんざん肉をなすりつけて、あの口に無理やり突っ込んで……と僕は思い出した。
そこに恍惚として語る、潤の声が響く。
その内容がまた。
はぁぁ。
目の前には、全裸の潤が、椅子に座っていた。
僕は、姫に求婚する王子みたいに床に跪いていた。
「姫、結婚してくださいっ」
「はい?」
「お願いしますっ」
「誰が姫だよ?」
「潤さんです」
「また、瑤は、空想の世界に入ってるんだな?」
「また、って僕の妄想語ったことないのにっ」
「語らなくても、瑤が妄想に耽ってるときって、だいたいわかる」
「えー、ご冗談を。まさか、妄想の中身まで?」
「それは、わからないけど」
「潤だって、さっきの妄想でしょ」
「事実だよ」
「うそだあ。だって、胸に置いただけで、脂が溶けるのぉ? 馬のが体温高いのに」
「不飽和脂肪酸は融点が低いんだよ」
「ふーん」
「そんな感じで気持ちよかった、ってせっかく語ってたのに、瑤監督、さっきから、ツッコミ多すぎ」
「瑤監督じゃないよぅ」
「だったら、黙って俺の乳首舐めろよ」
「うわっ、潤が俺様になった」
「ふふふ」
「でも、乳首舐めろよって、どうなの?」
僕のツッコミを潤は、無視した。
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