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早朝『神乃』の編成部隊は来日した。
大きい荷物と部隊の編成を整える指揮官は執務室へ。首領棟は一部の人を除き更なる高みを目指す。先生方の寮は優先的に建てられている。
俺は『妖狐』の昨夜の話を実現するため、首領棟の茅場先生の寮へ向かい検討を願うように要請を出す。
研究所の研究は一人では入れない。上位の先輩方にお願いするのが手っ取り早いが茅場先生は安心できる。しかし極秘で保管されている『白骸の樹』を出すなら先生の許可がおりてやっと入れる。
『白骸の樹』の保管庫は重大な資料と開けるための内容。その他の手続きを済ませないとならない。
火の粉を散らしたような花が特徴の紅蓮の茅場先生。術式は火の粉の領域。
『茅場先生』はどこにいる。寮は関係者以外立ち入り禁止。『ゼノン』の関係者なら入れるはずだ。
「『ゼノン』の寮からきているから入れるよね。悪いものじゃないよ」
「寮入るのにも情報は守らないといけないよ。自分の寮の所属している名。クランの名前を記入しなくてはならない。規則だ」
首領棟ゼノンの先生方の寮は首領棟のフロアにて要件を紙で提出する。
火の粉の領域を使う茅場先生は毛髪がボサボサ。紫紺の目にスーツを着ている。
「寮のご案内ですね。ただいま、受け付けます」
寮の受付の人が手続きを済ませ寮にいる茅場先生の部屋へ問い合わせる。部屋というのも仕事部屋職務室である。早朝から『白骸の樹』を保管庫から出すのにこの時間を費やしてしまった。
寮の案内が終わると茅場先生が直々に出迎えてくる。それまでラウンジにでも行って座っているか。
フロアの石壁は精巧に作られ工事現場はまだ開発中。『妖狐』にも手を掛けさせられる。
術式界国立施設『ゼノン』の生活と違って首領棟の生活も順調なんだろうなと心底、思った。
『妖狐』は灯火を使う。『茅場先生』が来るのを警戒している。
窓の向こうで『神乃』の武器から『魔物』を出して試合をしている若者たち。試合専用のコートで試合をしている。
朱雀は戦いたくないからずっと引きこもる。
本場では試合は出場する。
出場経験の差で出場以外は試合に出たくない朱雀。
「首領棟はラウンジがあるから楽だ。『神乃』を使うまでもない」
『白木竜』の話が先にあるというのに気楽だな。午前11時で『シニザリア草』の採取をしなくてはならないのに茅場先生遅いな。仕事をしている時間ではないはず。
「風間様、寮に問い合わせたのですが」
寮の受付の人が駆けつけてきた。
首領棟は寮の管理、経理担当し経済を維持する。
この場合、茅場先生は酒を飲み食堂へ行っている。
呑気な人だ。外にいる。
「わかりました」
寮に居ないとすれば寮の何処かで滞在しているな。予想が正しければ自然と寝ぐらしている。
「寮の部屋に置き手紙を残してその内容が、、、、」
手紙の内容がそうだな。茅場先生のことだ。首領棟の施設を抜けてもう事態を把握している。
「ゼノンに戻ります」
「はぁ、申し訳ありません。お取り継ぎできなくて」
「『ゼノン』にいると思うので」
『シニザリア草』までの時間がない。
変装武器『神乃』を持ち私服で『ゼノン』に戻る。
魔物図鑑の攻略と『悪鬼』を殲滅させるべく首領棟を出た。その辺の『魔物』を倒しながらランク上げの準備をし列車へ向かうとしよう。
編成部隊用のホログラムで囲まれたエリアに入り『魔物』の討伐、捕獲を繰り返す。
送った研究材料は城の研究施設で捕獲した記録とその捕獲リストに合わせ報酬がもらえる。
火属性はカゲボウ。その変装武器『神乃』は自動転送で博士に送った。最終進化はフレアテイル。これは必殺を覚えて火属性の最高位魔術を得意とする。
『シニザリア草』までの時間はないがしかしホログラムで囲まれた領土で働くのも仕事としてはありだ。寄り道をしている訳ではない。
時刻(青)午前9時
術式界国立施設『ゼノン』へ向かわなければもう間に合わないかもしれない。変装武器『神乃』を片手に急いで『イビキ島』駅へ移動する。ホログラムから抜けてスキル『脚足』を使用して一気に駆ける。
知らないような顔で朱雀がスマホをいじっている。
「白木竜のことも調べてくれない?」
朱雀はじっくり調べ始めた。調べてくれるのは有り難い。
褒められると調子に乗るがそれは良い傾向なので仕組みさえ教えればなんなりと成し遂げるのが朱雀のいいところだ。施設も数えきれないほどあるが商業施設、開拓施設、鍛冶施設、研究施設。街内の各地区に存在している。冒険者ギルド、商人ギルド。ギルドもこうやって施設と称して働く物を促す。
走行しているとニュースで臨時速報があらわれた。
次元から怪獣が現れたと。戦闘科の仕事の時間だ。戦闘科は処理班と戦闘班、研究班と分かれて解体する人たちも時間を追われる。
第三部隊隊長『亜城 御幸』は突発的な剣技を見せ処理班と合同で処理もしている。朱雀は『亜城 御幸』推し。
処理班はその出現してから処理に入るまで『レコード処理 解体屋』の事務所で待機している。
処理班は怪獣の死骸を解体しなければならないため、装備を整えてから出動する。
解体屋は営むと大変な作業で働きたくて働く人は数人だ。怪獣が現れたら討伐し処理班に任せる。
魔獣と合併で現れるときもあるが怪獣型の魔物は仕様武器で狩りに出ないと倒せない。術式界国立施設『ゼノン』の施設の長 苅間はその瞬間に参戦するが未成年でまだ未熟だから目立った闘いはしない。執務室で資料をまとめて作業に勤しんでいる。
討伐できないのはそれだけじゃない。
昨日、術式界国立施設『ゼノン』の団体チャットで『苅間』は「雑務を誰か助けてくれ」と応援要請をしたようだが副隊長が笑った。
しつこい雑務に追われ作業を投げやりになる『苅間』は世の自分を広めたがる一方で副長官の『篠原 雷鳥』は仕事に追われる『苅間』の代わりに怪獣退治。『苅間』は「己、篠原め」とぼやくが仕事量が多い割に早く終わる。
副長官は緋色の髪に左眼が傷痕。仕事終わりに商業施設の受注書をこなし社会に貢献している。
武器を扱うもの達は団体のチャットや日頃のコミュニケーションを取り組む事で自信を向上させている。
施設の長は地位や名誉があり、活動範囲が広がる。
そのはずが書類をまとめたり雑務をすることで対価を得るみたいだ。至極当然のように討伐に参加させてくれない日頃の恨みを、篠原に当たる。
広い分野で活動できる『苅間』は自分の実績の凄さをわかっていない。書類を本棚に纏め、緋色の髪を靡かせながら働く『苅間』は出撃準備に備えると専属のモビルスーツに着替えて槍の武器を持ちながら怪獣討伐兼魔物狩りを始める。『シニザリア草』は白木竜も絡んでいるときて独断行動を許されている『苅間』は『シニザリア草』の採取途中に薄明な人を見かけその人に攻撃を仕掛けたら最初に背後を取られ莫大な魔素の脅威を肌に染みたらしい。
白木竜は莫大な魔素で周囲の森を囲んで治安を維持していたみたいだが白木竜が関連しているとは俺は思わない。
『シニザリア草』は森の毒沼にある晴れた場所だ。『シニザリア草』はランクの高い冒険者でも手強い。最低でもCランクはないと死んでしまう。
知識や冒険者のスキルBランクまでの筆記試験をクリアしないと辿り着けないけどね。
あくまで冒険者の話。変装武器『神乃』を使う俺には流儀がある。赤い線を引くようにメーターが点滅。指揮を取るように島々の危険度がわかる。
『イビキ島』駅へ向かうのが優先だ。はやく受注書通りに動かないと間に合わなくなる。
スキル『脚足』で『イビキ島』駅へ走る俺は変装武器『神乃』を揺らしながら術式界国立施設『ゼノン』にいる茅場先生の元へ急ぐ。
識別番号6番 シクルミア 識別番号のついた魔獣はその異常な魔素の量で変化する。
その異形な思念体は怨念の具現化といってもいい。
徐々に思念体は規模を制圧し勢力を拡大する。
戦闘科第一部隊隊長 如月はこの識別番号の難易度を評価している。
強い相手でも瞬時に倒すことで知名度を上げて新聞紙にも記載される英雄。
魔術搭載の新聞紙は画像が映像化し一面が動く。
大鎌のような武器を扱う如月は怪獣討伐を専門とする。魔獣討伐は冒険者でもできる。
術式界国立施設『ゼノン』のエントランスに戻った風間は朱雀と『妖狐』を連れて首領棟の受付の人に渡された手紙の内容を報告するため本部の人と繋げてもらう。
『茅場先生』は本部の謁見会議室に出席なされている。仕事をしていた。
「もう時間がない。あの人、毎回仕事はしていても本部内のカフェで飲んでるからな」
本部は一つの街で関係者以外はお断り。『ゼノン』のような施設関係者が条件だ。
今日は姫君が今後の活動の方針を定めるため、遠い国から遥々やってきた。
本部の謁見会議室に出席しているはきっとこのことだった。
「そのために呼ばれたとなると面倒だな。白皇の指南針がないとあれにはたどり着かない。そうだな、朱雀」
朱雀はあからさまに内容がわかってるようでドヤ顔した。
《月海の魂華》
古くから言い伝えられている伝説の御伽噺。
かつて大陸を生み出した伝説の魔物がいた。その魔物は鳳凰のように翼を広げ薄明な角を生やし大地を豊かにした。
魚は泳ぎ茂みには野兎。様々な生命が芽吹き自然を誕生させた。その魔物は冒険者ランクがSでも計り知れない。姫君はこの伝説を世の中に広めたいと精進している。《月海の魂華》はその在処を示すものだ。
一刻も早く《月海の魂華》を見つけるため、術式界国立施設『ゼノン』にも説明をし話の題材となった『ラスターの自然》地帯を知り尽くさければ。
『茅場先生』は御伽噺に出てくる姫君の話に付き合わされ時間を取られている。その時間帯は多くの施設代表の人も出席され一昔前の伝承を聞かされるのであった。
白皇の指南針を探すべく組織を動かし姫君は計画に取り掛かる。
月の雫を凍らせたような白い髪が光そのものを形にしたような眩い銀。俗世のことに疎く、常にどこか遠くを見つめているような静かな佇まい。普段は魔法や布で髪の色を偽っており、真の姿を知る者はごく僅か。
術式界国立施設『ゼノン』の出動隊でも知っている人はいない。その正体は白木竜ともいわれている。
「全然、来ないんだな」
「茅場先生、遅い。時間」
取り込み中でまだかと待ち侘びる朱雀は日の玉で遊びはじめる。
日の玉は日光の光を凝縮した朱雀オリジナルの十界だ。結界を作る時の基盤みたいなものだ。
《白皇の指南針》は実は『妖狐』の祖先だといわれている。
「物じゃないけどね、白皇の指南針は」
「『妖狐』、知ってるな」
「早く準備をして『シニザリア草』を採取してそれから白木竜を討伐しないといけないのに」
「拗ねるな」
白木竜の討伐?
「それはちょっと白木竜の討伐は受注書にはないよ。無茶だって『妖狐』!」
「『妖狐』はね、消滅するまでに術式界を破滅に追いやってほしいの。こんな時間取ってられないわ。ふん!」
そっぽを向いた。しかし《白皇の指南針》が物じゃない?
《ゼノン》に居ないとすると本部という所が話噛み合わないなぁ。全く。
転移魔法で来たら早いのに時刻が11時に回るよ!!
呪物『白骸の樹』は研究施設にある。取り出したい『妖狐』はしつこく膝を蹴ってくる。
《ラスターの自然》地帯はオリジナルの魔物が彷徨い暮らしている。鋼の『シノン』は鋼の肉体を持ちながら、その動きは驚くほどしなやかで俊敏。独自の呼吸法によって体内のエネルギーを循環させ、一瞬の爆発力で間合いを詰める。
放たれる拳や蹴りは単なる物理攻撃を超え硬質な鋼に呼吸の鼓動が乗ることで衝撃波を伴う破壊力を生む。
朱雀が居るから必要ないんだがな。ギルドで調査に入っても新米冒険者はやられる。幻術を操る火属性のシニカルは火を好まず水でできた尻尾で遊んでいる。体内に強力な火炎エネルギーを宿しながら、本能的に熱を嫌う。常に冷めた視線を周囲に投げかけ、群れることを好まない。
直接的な火力をぶつける戦い方を嫌悪し、幻影で敵を自滅させる。彼が通った後には、熱のない炎が揺らめいている。
騎士道精神を絶やさない鋼の騎士は騎士団を率いれ漆黒の騎士様を慕っている。漆黒の騎士様は漆黒なのに『紫カラー』なのだ。
その騎士の鎧は、黄昏時の空を切り取ったかのような深い紫色に染まっていた。
戦場に立つ姿は威厳に満ちた一本の古木のように静かであり周囲を圧倒する鋭い気迫を放っている。
《ラスターの自然》地帯は鋼の魔物が縄張り争いを繰り広げ自身の経験を積みはじめる鍛錬の場だ。
大きい荷物と部隊の編成を整える指揮官は執務室へ。首領棟は一部の人を除き更なる高みを目指す。先生方の寮は優先的に建てられている。
俺は『妖狐』の昨夜の話を実現するため、首領棟の茅場先生の寮へ向かい検討を願うように要請を出す。
研究所の研究は一人では入れない。上位の先輩方にお願いするのが手っ取り早いが茅場先生は安心できる。しかし極秘で保管されている『白骸の樹』を出すなら先生の許可がおりてやっと入れる。
『白骸の樹』の保管庫は重大な資料と開けるための内容。その他の手続きを済ませないとならない。
火の粉を散らしたような花が特徴の紅蓮の茅場先生。術式は火の粉の領域。
『茅場先生』はどこにいる。寮は関係者以外立ち入り禁止。『ゼノン』の関係者なら入れるはずだ。
「『ゼノン』の寮からきているから入れるよね。悪いものじゃないよ」
「寮入るのにも情報は守らないといけないよ。自分の寮の所属している名。クランの名前を記入しなくてはならない。規則だ」
首領棟ゼノンの先生方の寮は首領棟のフロアにて要件を紙で提出する。
火の粉の領域を使う茅場先生は毛髪がボサボサ。紫紺の目にスーツを着ている。
「寮のご案内ですね。ただいま、受け付けます」
寮の受付の人が手続きを済ませ寮にいる茅場先生の部屋へ問い合わせる。部屋というのも仕事部屋職務室である。早朝から『白骸の樹』を保管庫から出すのにこの時間を費やしてしまった。
寮の案内が終わると茅場先生が直々に出迎えてくる。それまでラウンジにでも行って座っているか。
フロアの石壁は精巧に作られ工事現場はまだ開発中。『妖狐』にも手を掛けさせられる。
術式界国立施設『ゼノン』の生活と違って首領棟の生活も順調なんだろうなと心底、思った。
『妖狐』は灯火を使う。『茅場先生』が来るのを警戒している。
窓の向こうで『神乃』の武器から『魔物』を出して試合をしている若者たち。試合専用のコートで試合をしている。
朱雀は戦いたくないからずっと引きこもる。
本場では試合は出場する。
出場経験の差で出場以外は試合に出たくない朱雀。
「首領棟はラウンジがあるから楽だ。『神乃』を使うまでもない」
『白木竜』の話が先にあるというのに気楽だな。午前11時で『シニザリア草』の採取をしなくてはならないのに茅場先生遅いな。仕事をしている時間ではないはず。
「風間様、寮に問い合わせたのですが」
寮の受付の人が駆けつけてきた。
首領棟は寮の管理、経理担当し経済を維持する。
この場合、茅場先生は酒を飲み食堂へ行っている。
呑気な人だ。外にいる。
「わかりました」
寮に居ないとすれば寮の何処かで滞在しているな。予想が正しければ自然と寝ぐらしている。
「寮の部屋に置き手紙を残してその内容が、、、、」
手紙の内容がそうだな。茅場先生のことだ。首領棟の施設を抜けてもう事態を把握している。
「ゼノンに戻ります」
「はぁ、申し訳ありません。お取り継ぎできなくて」
「『ゼノン』にいると思うので」
『シニザリア草』までの時間がない。
変装武器『神乃』を持ち私服で『ゼノン』に戻る。
魔物図鑑の攻略と『悪鬼』を殲滅させるべく首領棟を出た。その辺の『魔物』を倒しながらランク上げの準備をし列車へ向かうとしよう。
編成部隊用のホログラムで囲まれたエリアに入り『魔物』の討伐、捕獲を繰り返す。
送った研究材料は城の研究施設で捕獲した記録とその捕獲リストに合わせ報酬がもらえる。
火属性はカゲボウ。その変装武器『神乃』は自動転送で博士に送った。最終進化はフレアテイル。これは必殺を覚えて火属性の最高位魔術を得意とする。
『シニザリア草』までの時間はないがしかしホログラムで囲まれた領土で働くのも仕事としてはありだ。寄り道をしている訳ではない。
時刻(青)午前9時
術式界国立施設『ゼノン』へ向かわなければもう間に合わないかもしれない。変装武器『神乃』を片手に急いで『イビキ島』駅へ移動する。ホログラムから抜けてスキル『脚足』を使用して一気に駆ける。
知らないような顔で朱雀がスマホをいじっている。
「白木竜のことも調べてくれない?」
朱雀はじっくり調べ始めた。調べてくれるのは有り難い。
褒められると調子に乗るがそれは良い傾向なので仕組みさえ教えればなんなりと成し遂げるのが朱雀のいいところだ。施設も数えきれないほどあるが商業施設、開拓施設、鍛冶施設、研究施設。街内の各地区に存在している。冒険者ギルド、商人ギルド。ギルドもこうやって施設と称して働く物を促す。
走行しているとニュースで臨時速報があらわれた。
次元から怪獣が現れたと。戦闘科の仕事の時間だ。戦闘科は処理班と戦闘班、研究班と分かれて解体する人たちも時間を追われる。
第三部隊隊長『亜城 御幸』は突発的な剣技を見せ処理班と合同で処理もしている。朱雀は『亜城 御幸』推し。
処理班はその出現してから処理に入るまで『レコード処理 解体屋』の事務所で待機している。
処理班は怪獣の死骸を解体しなければならないため、装備を整えてから出動する。
解体屋は営むと大変な作業で働きたくて働く人は数人だ。怪獣が現れたら討伐し処理班に任せる。
魔獣と合併で現れるときもあるが怪獣型の魔物は仕様武器で狩りに出ないと倒せない。術式界国立施設『ゼノン』の施設の長 苅間はその瞬間に参戦するが未成年でまだ未熟だから目立った闘いはしない。執務室で資料をまとめて作業に勤しんでいる。
討伐できないのはそれだけじゃない。
昨日、術式界国立施設『ゼノン』の団体チャットで『苅間』は「雑務を誰か助けてくれ」と応援要請をしたようだが副隊長が笑った。
しつこい雑務に追われ作業を投げやりになる『苅間』は世の自分を広めたがる一方で副長官の『篠原 雷鳥』は仕事に追われる『苅間』の代わりに怪獣退治。『苅間』は「己、篠原め」とぼやくが仕事量が多い割に早く終わる。
副長官は緋色の髪に左眼が傷痕。仕事終わりに商業施設の受注書をこなし社会に貢献している。
武器を扱うもの達は団体のチャットや日頃のコミュニケーションを取り組む事で自信を向上させている。
施設の長は地位や名誉があり、活動範囲が広がる。
そのはずが書類をまとめたり雑務をすることで対価を得るみたいだ。至極当然のように討伐に参加させてくれない日頃の恨みを、篠原に当たる。
広い分野で活動できる『苅間』は自分の実績の凄さをわかっていない。書類を本棚に纏め、緋色の髪を靡かせながら働く『苅間』は出撃準備に備えると専属のモビルスーツに着替えて槍の武器を持ちながら怪獣討伐兼魔物狩りを始める。『シニザリア草』は白木竜も絡んでいるときて独断行動を許されている『苅間』は『シニザリア草』の採取途中に薄明な人を見かけその人に攻撃を仕掛けたら最初に背後を取られ莫大な魔素の脅威を肌に染みたらしい。
白木竜は莫大な魔素で周囲の森を囲んで治安を維持していたみたいだが白木竜が関連しているとは俺は思わない。
『シニザリア草』は森の毒沼にある晴れた場所だ。『シニザリア草』はランクの高い冒険者でも手強い。最低でもCランクはないと死んでしまう。
知識や冒険者のスキルBランクまでの筆記試験をクリアしないと辿り着けないけどね。
あくまで冒険者の話。変装武器『神乃』を使う俺には流儀がある。赤い線を引くようにメーターが点滅。指揮を取るように島々の危険度がわかる。
『イビキ島』駅へ向かうのが優先だ。はやく受注書通りに動かないと間に合わなくなる。
スキル『脚足』で『イビキ島』駅へ走る俺は変装武器『神乃』を揺らしながら術式界国立施設『ゼノン』にいる茅場先生の元へ急ぐ。
識別番号6番 シクルミア 識別番号のついた魔獣はその異常な魔素の量で変化する。
その異形な思念体は怨念の具現化といってもいい。
徐々に思念体は規模を制圧し勢力を拡大する。
戦闘科第一部隊隊長 如月はこの識別番号の難易度を評価している。
強い相手でも瞬時に倒すことで知名度を上げて新聞紙にも記載される英雄。
魔術搭載の新聞紙は画像が映像化し一面が動く。
大鎌のような武器を扱う如月は怪獣討伐を専門とする。魔獣討伐は冒険者でもできる。
術式界国立施設『ゼノン』のエントランスに戻った風間は朱雀と『妖狐』を連れて首領棟の受付の人に渡された手紙の内容を報告するため本部の人と繋げてもらう。
『茅場先生』は本部の謁見会議室に出席なされている。仕事をしていた。
「もう時間がない。あの人、毎回仕事はしていても本部内のカフェで飲んでるからな」
本部は一つの街で関係者以外はお断り。『ゼノン』のような施設関係者が条件だ。
今日は姫君が今後の活動の方針を定めるため、遠い国から遥々やってきた。
本部の謁見会議室に出席しているはきっとこのことだった。
「そのために呼ばれたとなると面倒だな。白皇の指南針がないとあれにはたどり着かない。そうだな、朱雀」
朱雀はあからさまに内容がわかってるようでドヤ顔した。
《月海の魂華》
古くから言い伝えられている伝説の御伽噺。
かつて大陸を生み出した伝説の魔物がいた。その魔物は鳳凰のように翼を広げ薄明な角を生やし大地を豊かにした。
魚は泳ぎ茂みには野兎。様々な生命が芽吹き自然を誕生させた。その魔物は冒険者ランクがSでも計り知れない。姫君はこの伝説を世の中に広めたいと精進している。《月海の魂華》はその在処を示すものだ。
一刻も早く《月海の魂華》を見つけるため、術式界国立施設『ゼノン』にも説明をし話の題材となった『ラスターの自然》地帯を知り尽くさければ。
『茅場先生』は御伽噺に出てくる姫君の話に付き合わされ時間を取られている。その時間帯は多くの施設代表の人も出席され一昔前の伝承を聞かされるのであった。
白皇の指南針を探すべく組織を動かし姫君は計画に取り掛かる。
月の雫を凍らせたような白い髪が光そのものを形にしたような眩い銀。俗世のことに疎く、常にどこか遠くを見つめているような静かな佇まい。普段は魔法や布で髪の色を偽っており、真の姿を知る者はごく僅か。
術式界国立施設『ゼノン』の出動隊でも知っている人はいない。その正体は白木竜ともいわれている。
「全然、来ないんだな」
「茅場先生、遅い。時間」
取り込み中でまだかと待ち侘びる朱雀は日の玉で遊びはじめる。
日の玉は日光の光を凝縮した朱雀オリジナルの十界だ。結界を作る時の基盤みたいなものだ。
《白皇の指南針》は実は『妖狐』の祖先だといわれている。
「物じゃないけどね、白皇の指南針は」
「『妖狐』、知ってるな」
「早く準備をして『シニザリア草』を採取してそれから白木竜を討伐しないといけないのに」
「拗ねるな」
白木竜の討伐?
「それはちょっと白木竜の討伐は受注書にはないよ。無茶だって『妖狐』!」
「『妖狐』はね、消滅するまでに術式界を破滅に追いやってほしいの。こんな時間取ってられないわ。ふん!」
そっぽを向いた。しかし《白皇の指南針》が物じゃない?
《ゼノン》に居ないとすると本部という所が話噛み合わないなぁ。全く。
転移魔法で来たら早いのに時刻が11時に回るよ!!
呪物『白骸の樹』は研究施設にある。取り出したい『妖狐』はしつこく膝を蹴ってくる。
《ラスターの自然》地帯はオリジナルの魔物が彷徨い暮らしている。鋼の『シノン』は鋼の肉体を持ちながら、その動きは驚くほどしなやかで俊敏。独自の呼吸法によって体内のエネルギーを循環させ、一瞬の爆発力で間合いを詰める。
放たれる拳や蹴りは単なる物理攻撃を超え硬質な鋼に呼吸の鼓動が乗ることで衝撃波を伴う破壊力を生む。
朱雀が居るから必要ないんだがな。ギルドで調査に入っても新米冒険者はやられる。幻術を操る火属性のシニカルは火を好まず水でできた尻尾で遊んでいる。体内に強力な火炎エネルギーを宿しながら、本能的に熱を嫌う。常に冷めた視線を周囲に投げかけ、群れることを好まない。
直接的な火力をぶつける戦い方を嫌悪し、幻影で敵を自滅させる。彼が通った後には、熱のない炎が揺らめいている。
騎士道精神を絶やさない鋼の騎士は騎士団を率いれ漆黒の騎士様を慕っている。漆黒の騎士様は漆黒なのに『紫カラー』なのだ。
その騎士の鎧は、黄昏時の空を切り取ったかのような深い紫色に染まっていた。
戦場に立つ姿は威厳に満ちた一本の古木のように静かであり周囲を圧倒する鋭い気迫を放っている。
《ラスターの自然》地帯は鋼の魔物が縄張り争いを繰り広げ自身の経験を積みはじめる鍛錬の場だ。
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