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〈別視点〉 ベルハイトの憂慮
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今の、なに……?
俺は一瞬で過ぎ去ったその光景に、ただただ面食らった。
いつもの無表情は、何かを訴えるように、その金色の目が僅かに細められていた。そして。
べ、と。負の感情を訴えるように舌を出したかと思うと、すぐに隣の部屋へ引っ込んでしまった。
え、え?なんだ今の。なに?なんで?
ルカさんのその行動の意味が分からず、頭の中でぐるぐると疑問符が回る。無表情は無表情のままだったので、なおさら分からない。
「ベルハイト、どうした?」
ユリウス殿下に声をかけられるまで、俺は部屋の前で呆然と立ち尽くしていた。
その後、宿屋の食堂で夕食を摂ったが、俺は食事どころではなかった。
さっきの、なんだったんだろ……。
そっとルカさんを盗み見るが、彼女は黙々とチキンソテーを口に運んでいる。その様子はいつもと変わらない……と思う。
誰も何も話さないが、その空気を気まずく思っているのは俺だけかもしれない。
ユリウス殿下は育った環境ゆえに、食事中は不必要な会話はしないだろうし、ソニアさんはユリウス殿下の従者なのでそれに倣っている。ルカさんは……、
「…………」
彼女もまた、前から必要なこと以外話さない。話さなかったと思う。話さなかったよな…?たぶん……。
「…………」
いたたまれなくなった俺は、差し障りのない話題を探す。
「……あー…、明日はどうします?」
誰にともなく言ったのは、真っ直ぐルカさんに声をかけられなかったからだ。我ながら情けない。
「なにも無ければ、朝食後に出立でいいのでは?」
俺の打算的とも言える問いに答えたのは、ルカさんだった。それに少し安堵する。
するとソニアさんが遠慮がちに、
「あの、できれば保存の効く食料を少し買い足したいのですが……」
「じゃあ、朝食後に市場へ寄ってから出立、ですね」
改めてルカさんが言うと、ユリウス殿下とソニアさんがそれに頷き、一拍遅れて俺も頷いた。
再び沈黙が落ちるが、それを気にしているのは、たぶん俺だけだ。
今までどんな風にルカさんと話してたっけ…。
ぼんやりとそんな事を考え、そこで気づく。
あれから……俺の出自の話をしてから、彼女とあまり話をしていない。いや、話していないどころか、まともに顔も見ていない気がする。
俺は間違いなく、ルカさんを避けていた。
出自のことは追々、話すつもりだった。俺が貴族であること自体は彼女が特に気にするとは思わなかったが、あの事を知っているか、知っているとしたらどう思うか。それが俺の決断を鈍らせていた。
一人で鬱々と考えるうちに、完全に態度に出ていた。知られたくない。知らないでいてほしい。それが避けるという形で表に出ていたのだ。向こうから話しかけられれば、訊かれるかもしれないという怖れで、まともに会話もできなかった。
本当に情けない……。
自分の態度に今頃気づいたことも、未だに面と向かって話す決断ができないことも。
ルカさんが部屋の前でとったあの行動は、明らかに、そんな俺に対する不満の表れだったのだろう。いささか子供っぽいと思わなくもないが、それを指摘するような権利は俺にはない。面食らった一方で、心の底では、そんな表現方法を可愛いなんて思っていた自分を殴りたくもある。
俺は溜め息をつきそうになるのを堪え、ぐっと水を呷った。
食事を終え、それぞれの部屋に戻る。
ベッドの端に腰掛けてぼんやりしていると、コンコンと扉を叩く音がした。
「すみません。少しよろしいですか?」
ソニアさんの声だ。扉を開けると、そこにいたのはソニアさんだけで、ルカさんの姿はない。
俺の視線の動きを察したらしく、ソニアさんが「あ」と言い、
「ルカ様ならお部屋にいますよ。よく分かりませんけれど、見ているので安全だと仰っていました」
見ている――おそらく[探査]だろう。
ソニアさんを部屋に招き入れて扉を閉める。ユリウス殿下が荷物を整理していた手を止め、
「ソニア?どうした?」
「えぇと……。少しお話ししたいことがありまして……」
ソニアさんは言い辛そうに俺を見た。
「……え、俺?」
「はい」
頷いたソニアさんは、何から話そうかしばし迷った様子だったが、伺うように口を開く。
「ルカ様と、何かありましたか?」
「!…え、と…。なんで?」
「その…、なんだかベルハイト様のご様子がおかしいというか、ルカ様を避けていらっしゃるように思って……」
なんてことだ。まさか昨日今日会ったばかりのソニアさんにも分かるほどとは。どれだけ分かりやすいんだ、俺は。
「そうなのか?」
しかし、ユリウス殿下は首を傾げている。
気づかない人もいることに、少しほっとした。
「私達がお会いした時の、仲がよろしいご様子と比べると、その……はい…」
ソニアさんは頬に手を当て、困ったような笑みで言い淀んだ。そういえば、ソニアさんから見てルカさんと俺は仲良く見えるらしい。
俺はもう誤魔化すこともできず、
「まあ、その……。なにかあったというか、俺が悪いんだけど……」
「なんだ、痴話喧嘩か」
なんでそうなるんだ。相手がユリウス殿下じゃなかったら、「違います!」と叫ぶところだった。
「痴話喧嘩じゃないです。喧嘩ですらないですし。……俺が後ろめたく思ってるだけで……」
知り合ったばかりの、しかも年下の二人に吐露してしまうとは、目も当てられない。だが、そうしてしまうほどには行き詰まっていた。
「何を悩んでいらっしゃるのかは存じませんが、それだけ、あの方のことを想っていらっしゃるのですね」
そう言ったソニアさんは、目を細めて微笑んだ。
想っている。そうかもしれない。いや、実際そうだ。だから悩んでいて、その悩んでいること自体が後ろめたい。結局のところ、ルカさんから離れることを考えていない時点で、俺には腹を括る以外の選択肢はないというのに。
あの人は、いつだって冷静で落ち着いてる。俺はそれに甘えていたのだ。
「私が口を出すことでないのは承知しているのですが、ルカ様もなんだか、寂しそうに見えたので……」
寂しそう?あの人が?
ソニアさんの言葉にぽかんとしていると、
「やっぱり痴話喧嘩じゃないか」
やれやれ、といった風に肩を竦めたユリウス殿下に、俺は少し意趣返しをしたくなった。
「…………。そういう殿…リース様はどうなんですか?妹とは随分親しくしていただいているようですけど」
途端にユリウス殿下は顔を真っ赤にした。
「な、なにを言ってるんだ!手紙のやりとりをしているだけだ!」
「バライザとオルベリアでは、手紙を送るにも手間ですよねー。国の検閲は入りますし、リース様の立場とかを考えると、きちんとした手順と信頼できるルートが必要ですし」
「ぐ……っ」
「っ、ふふふっ」
否定する要素が見つからないのか、言葉に詰まるユリウス殿下。ソニアさんも口元を押さえて笑っている。
俺は表情を崩し、
「すみません。でも、リース様が痴話喧嘩なんて言うからですよ」
王族相手に、これでおあいこ、と言外に言う俺は、物怖じしないルカさんの影響を、多少受けてるかもしれない。
むっと眉を寄せていたユリウス殿下は、ふと真顔になった。
「……貴方とルカは、まだそういう関係じゃないのか?」
「まだ違いますよ」
二人と話して幾分か気持ちが晴れたためか、深く考えず答えると、ユリウス殿下がニヤリと笑った。
「そうか。まだ、か」
「っ!ちが……っ。今のはつられて……!」
思わず立ち上がって否定するが、
「いずれはそうなる、ということですね」
ソニアさんまでそんなことを言い出した。
「違うから!いや、違うのも嫌だけど……。……ああもうっ!」
完全に墓穴だ。いっそもう、深く深く穴を掘って、潜ってしまいたい。
どさりとベッドに座り込み、膝に顔を埋めた俺の様子に耐えかねたのか、ユリウス殿下とソニアさんは声を上げて笑い出した。
俺は一瞬で過ぎ去ったその光景に、ただただ面食らった。
いつもの無表情は、何かを訴えるように、その金色の目が僅かに細められていた。そして。
べ、と。負の感情を訴えるように舌を出したかと思うと、すぐに隣の部屋へ引っ込んでしまった。
え、え?なんだ今の。なに?なんで?
ルカさんのその行動の意味が分からず、頭の中でぐるぐると疑問符が回る。無表情は無表情のままだったので、なおさら分からない。
「ベルハイト、どうした?」
ユリウス殿下に声をかけられるまで、俺は部屋の前で呆然と立ち尽くしていた。
その後、宿屋の食堂で夕食を摂ったが、俺は食事どころではなかった。
さっきの、なんだったんだろ……。
そっとルカさんを盗み見るが、彼女は黙々とチキンソテーを口に運んでいる。その様子はいつもと変わらない……と思う。
誰も何も話さないが、その空気を気まずく思っているのは俺だけかもしれない。
ユリウス殿下は育った環境ゆえに、食事中は不必要な会話はしないだろうし、ソニアさんはユリウス殿下の従者なのでそれに倣っている。ルカさんは……、
「…………」
彼女もまた、前から必要なこと以外話さない。話さなかったと思う。話さなかったよな…?たぶん……。
「…………」
いたたまれなくなった俺は、差し障りのない話題を探す。
「……あー…、明日はどうします?」
誰にともなく言ったのは、真っ直ぐルカさんに声をかけられなかったからだ。我ながら情けない。
「なにも無ければ、朝食後に出立でいいのでは?」
俺の打算的とも言える問いに答えたのは、ルカさんだった。それに少し安堵する。
するとソニアさんが遠慮がちに、
「あの、できれば保存の効く食料を少し買い足したいのですが……」
「じゃあ、朝食後に市場へ寄ってから出立、ですね」
改めてルカさんが言うと、ユリウス殿下とソニアさんがそれに頷き、一拍遅れて俺も頷いた。
再び沈黙が落ちるが、それを気にしているのは、たぶん俺だけだ。
今までどんな風にルカさんと話してたっけ…。
ぼんやりとそんな事を考え、そこで気づく。
あれから……俺の出自の話をしてから、彼女とあまり話をしていない。いや、話していないどころか、まともに顔も見ていない気がする。
俺は間違いなく、ルカさんを避けていた。
出自のことは追々、話すつもりだった。俺が貴族であること自体は彼女が特に気にするとは思わなかったが、あの事を知っているか、知っているとしたらどう思うか。それが俺の決断を鈍らせていた。
一人で鬱々と考えるうちに、完全に態度に出ていた。知られたくない。知らないでいてほしい。それが避けるという形で表に出ていたのだ。向こうから話しかけられれば、訊かれるかもしれないという怖れで、まともに会話もできなかった。
本当に情けない……。
自分の態度に今頃気づいたことも、未だに面と向かって話す決断ができないことも。
ルカさんが部屋の前でとったあの行動は、明らかに、そんな俺に対する不満の表れだったのだろう。いささか子供っぽいと思わなくもないが、それを指摘するような権利は俺にはない。面食らった一方で、心の底では、そんな表現方法を可愛いなんて思っていた自分を殴りたくもある。
俺は溜め息をつきそうになるのを堪え、ぐっと水を呷った。
食事を終え、それぞれの部屋に戻る。
ベッドの端に腰掛けてぼんやりしていると、コンコンと扉を叩く音がした。
「すみません。少しよろしいですか?」
ソニアさんの声だ。扉を開けると、そこにいたのはソニアさんだけで、ルカさんの姿はない。
俺の視線の動きを察したらしく、ソニアさんが「あ」と言い、
「ルカ様ならお部屋にいますよ。よく分かりませんけれど、見ているので安全だと仰っていました」
見ている――おそらく[探査]だろう。
ソニアさんを部屋に招き入れて扉を閉める。ユリウス殿下が荷物を整理していた手を止め、
「ソニア?どうした?」
「えぇと……。少しお話ししたいことがありまして……」
ソニアさんは言い辛そうに俺を見た。
「……え、俺?」
「はい」
頷いたソニアさんは、何から話そうかしばし迷った様子だったが、伺うように口を開く。
「ルカ様と、何かありましたか?」
「!…え、と…。なんで?」
「その…、なんだかベルハイト様のご様子がおかしいというか、ルカ様を避けていらっしゃるように思って……」
なんてことだ。まさか昨日今日会ったばかりのソニアさんにも分かるほどとは。どれだけ分かりやすいんだ、俺は。
「そうなのか?」
しかし、ユリウス殿下は首を傾げている。
気づかない人もいることに、少しほっとした。
「私達がお会いした時の、仲がよろしいご様子と比べると、その……はい…」
ソニアさんは頬に手を当て、困ったような笑みで言い淀んだ。そういえば、ソニアさんから見てルカさんと俺は仲良く見えるらしい。
俺はもう誤魔化すこともできず、
「まあ、その……。なにかあったというか、俺が悪いんだけど……」
「なんだ、痴話喧嘩か」
なんでそうなるんだ。相手がユリウス殿下じゃなかったら、「違います!」と叫ぶところだった。
「痴話喧嘩じゃないです。喧嘩ですらないですし。……俺が後ろめたく思ってるだけで……」
知り合ったばかりの、しかも年下の二人に吐露してしまうとは、目も当てられない。だが、そうしてしまうほどには行き詰まっていた。
「何を悩んでいらっしゃるのかは存じませんが、それだけ、あの方のことを想っていらっしゃるのですね」
そう言ったソニアさんは、目を細めて微笑んだ。
想っている。そうかもしれない。いや、実際そうだ。だから悩んでいて、その悩んでいること自体が後ろめたい。結局のところ、ルカさんから離れることを考えていない時点で、俺には腹を括る以外の選択肢はないというのに。
あの人は、いつだって冷静で落ち着いてる。俺はそれに甘えていたのだ。
「私が口を出すことでないのは承知しているのですが、ルカ様もなんだか、寂しそうに見えたので……」
寂しそう?あの人が?
ソニアさんの言葉にぽかんとしていると、
「やっぱり痴話喧嘩じゃないか」
やれやれ、といった風に肩を竦めたユリウス殿下に、俺は少し意趣返しをしたくなった。
「…………。そういう殿…リース様はどうなんですか?妹とは随分親しくしていただいているようですけど」
途端にユリウス殿下は顔を真っ赤にした。
「な、なにを言ってるんだ!手紙のやりとりをしているだけだ!」
「バライザとオルベリアでは、手紙を送るにも手間ですよねー。国の検閲は入りますし、リース様の立場とかを考えると、きちんとした手順と信頼できるルートが必要ですし」
「ぐ……っ」
「っ、ふふふっ」
否定する要素が見つからないのか、言葉に詰まるユリウス殿下。ソニアさんも口元を押さえて笑っている。
俺は表情を崩し、
「すみません。でも、リース様が痴話喧嘩なんて言うからですよ」
王族相手に、これでおあいこ、と言外に言う俺は、物怖じしないルカさんの影響を、多少受けてるかもしれない。
むっと眉を寄せていたユリウス殿下は、ふと真顔になった。
「……貴方とルカは、まだそういう関係じゃないのか?」
「まだ違いますよ」
二人と話して幾分か気持ちが晴れたためか、深く考えず答えると、ユリウス殿下がニヤリと笑った。
「そうか。まだ、か」
「っ!ちが……っ。今のはつられて……!」
思わず立ち上がって否定するが、
「いずれはそうなる、ということですね」
ソニアさんまでそんなことを言い出した。
「違うから!いや、違うのも嫌だけど……。……ああもうっ!」
完全に墓穴だ。いっそもう、深く深く穴を掘って、潜ってしまいたい。
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