どうしよう、俺の公子様がXXに。

小夜時雨

文字の大きさ
145 / 229

薬物調査……前のひととき。

しおりを挟む
 僕も僕でフリードと共に上品なほうの夜会に出たり、友好を結んだ親交貴族と茶会を催したりといそいそと情報収集に励んだ。鳩も鳩であれこれとあちこちに飛び回り、あちこちから集まった情報をまとめたりしている。
 フリードは僕のやることに特に何も言わず、静観の構えだ。
 
 (……時々、フリードの昔の間柄のやつがたまにいるから、
  夜会はね、本当にお上品なところにしか行かないけど)

 それでも稀にいるのだから、実に婚約者どのは節操のない……ぷんぷん、とあからさまに不機嫌さを表明すると嬉しそうに擦り寄ってくるので、本当に僕の怒りを理解していないのが腹立たしい。
 
 (そのうち、理解してもらおうかなあ……)

 と思わんでもないけど。
 
 (そりゃあ、好きだから……、
  僕の未来のお嫁さん、いや、お婿さん?
  だからさ……)

 苛立つのは当然だと思うんだけど、フリードにとってはそれはそれは、いつまでも楽しい出来事であるらしいのだ。まったく……呑気な獣人だな、僕の婚約者どのは。本性猫だから、気ままなのかもしれない。僕と一緒にいるフリードはごろごろしてるし……。人型のときも、獣型のときも。
 最近は僕の膝の上で寝転ぶのが趣味で、虎視眈々と前回の続きを狙っている……とても疲れるので、僕としてはもうよっぽどのことでないとやりたくはない、が。しゅん、とせつなげな声を出す猫型フリードの鳴き声ときたら……僕がよっぽどの愛猫家であったならば危なかったところだ。犬も猫も平等に好きなので、大型猫のフリフリな尻尾で催促されても我慢できるのだ。

 (尻尾で僕の身体中を弄るのはやめていただきたい)

 寝起きに頬を、もふもふな尻尾で撫でられるのは大変気持ちが良いが、フリードの狙いは本格のイチャイチャなので、あまりいちゃつくと本イチャになってしまい、薬の出所をしばきにいくのが遅れてしまう。それはいけない。

 「フリード……」
 「リヒ、もう少し……」
 「んー……」

 うるうるな瞳で……その、僕の大好きなエメラルドの瞳で見つめられると参ってしまう。
本当に年上とは思えないほど、可愛い性格をしていると思う。
 
 「仕方ないですね……、フリード」
 「リヒト……!」

 まるでトキメク乙女のように頬を染めて僕を見つめている彼には悪いが、今日は鳩からの報告が待っている。

 「ほら、ここで……、
  見せてくれない?」
 「見せる?」
 「そう、いつもしてるでしょ?」
 「……いつ、も?」
 「そう、フリードの、えっちなの」
 「……え?」
  
 ほら、と僕はフリードをベッドに座らせて太ももに両手をかけて、ぱかっと開いた。

 「り、リヒ」
 「んで、そこ」

 開かせた中心にある、フリードの息子さんを、僕は見つめる。
そこはすでに立派に芯がゆるく立ち上がっているというか、膨らんでいる。寝巻きの上からわかるほどの力強さだ。

 「すでに大きくなってるよ、フリード」
 「あ……」
 「ね、もっと大きくなってるとこ、
  見せてくれない?」
 
 首を傾げてフリードを見上げると、かああ、とさらに頬を上気させて足を閉じようとしているけれども、どっこい、僕があいだに入っているから閉じることはない。むしろ、挟まれている僕をみてとった公子様は少し興奮値が上昇したみたいで、熱い視線を宿したまま震えている。少しは照れているようだ。

 (ふむ……)

 僕の視線も材料になるのか、ぐんぐんと膨らみ始めるフリードのフリード。

 「ね、公子様の自慰してるところ、
  僕、見てみたいな」

 穴をほぐすところは前に見たし、なんなら積極的に閲覧させられたけど。
こうして、僕から働きかけて自慰するところはじっくり見たことはないな、そういえば。
 盛り上げるためにやることはあったし、見たけど、こうしてストレートに頼むのはフリード的にはどうやらピンポイントに狙えるらしい。何を? といえば、僕の女王様ポイントらしい。ルフスさん曰く、僕が主導権握った方が、フリードは大興奮するらしいのだ。なるほど? 
 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

同性愛者であると言った兄の為(?)の家族会議

海林檎
BL
兄が同性愛者だと家族の前でカミングアウトした。 家族会議の内容がおかしい

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。

誉コウ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。 その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。 胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。 それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。 運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。

不幸体質っすけど、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!

タッター
BL
 ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。 自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。 ――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。  そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように―― 「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」 「無理。邪魔」 「ガーン!」  とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。 「……その子、生きてるっすか?」 「……ああ」 ◆◆◆ 溺愛攻め  × 明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け

届かない「ただいま」

AzureHaru
BL
いつも通りの変わらない日常のはずだった。 「行ってきます。」と言って出て行った貴方。1日が終わる頃に「ただいま。」と「おかえり。」を笑顔で交わすはずだった。でも、その言葉はもう貴方には届かない。 これは「優しさが奪った日常」の物語。

処理中です...