残酷なまでの美しさ

星空の下で

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夢世界

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夢を見た。

美しい景色を見に行くはずが、山を登り切った後、そこに広がっていたのは、おぞましく、えもいわれぬ不安を掻き立てられる光景だった。しかし、美しくもあった。

ピンク色の雨が降っていた。強い酸性の雨だ。左側半分の空は黒雲に覆われ、もう片方は嘘みたいに晴れ渡っていた。

田畑は荒れ、大地は死んでいた。何かがうごめく気配もない。

黒雲の下の高層ビルは、ぼろぼろで今にも崩れそうだ。どれだけ放置されていたのだろうか。

奥の方には山々が連なっているが、枯れていた。やはり、ここにも命の息づかいが感じられない。

ふと、そらを見上げると、いつの間にか黒雲は晴れ、この上なく見事な虹がかかっていた。

時折、ふわっとした冷たい風が吹いてきたが、怒り、悲しみ、安堵、寂しさを含んでいるようだった。

言葉こえが聞こえない、鳴き声おとが聞こえない。時の流れを感じられない。

ああ、これが生命の結末なのか…
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