アホ無双~アホは異世界で無茶苦茶する~

こんぶおにぎり

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初戦闘

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そのとき、目の前に画面が表示された。

スキル:アホを使いますか?
 YES NO

「いえーーーーーす」

その瞬間、タカシはとてつもないアホ面になった。
もうなに考えているか何てわかったもんじゃあない。

「真っ直ぐ向かってきているから、後ろへ瞬間移動して、剣奪って、背中斬って終わりだな」
ツカサは笑った。
「もうここから逆転は無理だ。このスピードには追い付けない。しかもなんだよ、瞬間移動って。
できもしないことほざいてんじゃねーよ?それに万が一本当のことだったとしても、口に出すとかアホじゃねーか」
「いや、スキルが”アホ”なんだよ」
「自分のことをスキルにするやつがいるか!ほんと、アホだな!」
「ええ~・・・」

いつの間にか、タカシはツカサの後ろをとった。
しかもしっかり短剣も奪っている。

「あ、あいつどこへいった」
ツカサは首を左右に降るが、見つけられない。

「そーーーーい!!」
タカシはツカサの背中を切り裂いた。

「グワーーーー」
背中から大量の血が吹き出しており、よろめいた末に倒れた。

「ツ、ツカサ!」
ジュイル王が駆け寄る。
「死んでおる・・・」
「なんですと!あのツカサが・・・・・・」

騒ぎになっている間にタカシは逃げ出した。
「もうこんなところに来たくないぞ。それにしてもこれからどうしようか・・・・・・」

路頭に迷うタカシであった。
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