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第40話 俺の眼鏡…眼鏡…
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「えへへ、これが兄君様の専用装備、見通しの眼鏡(スカウターレンズ)かあ…うーんボクにとっては只の伊達眼鏡だね。精霊様が召喚した異世界の戦士に与える専用装備はその本人にしか使えないというのはやはり間違いないということだね!」
「ああーずるいですわミリィお姉様! ポーラもお兄様の眼鏡掛けたいですわ!」
「ふふっ、ゴメンねポーラ。はいどうぞ」
「わあ…これがお兄様の眼鏡なのですね…。ああ、お兄様…おっきいですわ。…ねえお兄様、ポーラ似合ってますか?」
「うん? …似合っているんじゃないかな」
俺はどう答えたら良いのか一瞬戸惑ったが素直に思ったことを口にした。
ポーラ姫もミリィも凄い美少女なのだ。ちょっとサイズが大きい眼鏡でも彼女たちから合わせてくれるのである。
「あの姫様、出来れば自分も」
「はいどうぞですわシノブ」
「これが兄様の愛用する眼鏡ですか、感慨深い…」
シノブさん何かキャリアウーマン的な感じがしてとても有能そうですよ。
ちょっとポンコツな匂いも感じますけどね!
「あー団長、またしれっと抜け駆けずるいですよー。カエデも兄様の眼鏡掛けたいですー」
「モミジもです」
「わたしも」
「クレハもお願いします」
「シダレもね!」
「あたくしも」
「…私も」
姫騎士団(プリンセスナイツ)の7人の団員たちが黄色い声を上げながら一斉にシノブ団長の所に集まって来た。
「姫騎士団整列せよ! ここは一度冷静になって落ち着きなさい。そして一人づつ兄様の眼鏡を掛けるのです…わかりましたかお前たち!」
「はい、団長!」
シノブ団長の下に姫騎士団全員が綺麗に整列して順々に俺の見通しの眼鏡を掛け出した。
えっ? これは一体何のイベントが始まったんですか…?
俺の眼鏡…眼鏡…。
俺の眼鏡大人気ですね!
姫騎士団で最後に俺の眼鏡を掛けたツツジが俺の元にやって来ると、その顔から眼鏡を外し俺に手渡した。
「ありがとう…兄様…」
彼女は普段は長い前髪でその目が隠れがちになっているのだが、眼鏡を外す瞬間にその綺麗な瞳がはっきりと見えた。
うわっやっぱり彼女も凄い美少女だ!
これはもしかすると漫画やアニメで言う所のメカクレさんという存在なのだろうか?
俺初めて見たよ異世界凄い!
でも俺の心は繊細なのだ、心の準備無しでいきなりドキっとさせるのはなるべくは辞めて欲しいと思う。
みんな妹だから!
俺とみんなは清らかな兄と妹の関係だから!
そんなドキっとする事されると俺は勘違いして好きになっちゃうからそういうのは禁止で!
ツツジから眼鏡を受け取った俺はそのまま自分の顔に掛けようとしたところ、横から手が伸びてきて眼鏡が取り上げられた。
その手の主はそのまま自身の顔に眼鏡を掛けると俺の顔を見て言葉をかける。
「…どう、お兄? 似合ってる…?」
優羽花は何故かちょっと頬を赤らめて俺に聞いて来た。
「ああ、似合っているよ」
優羽花は妹歴16年の俺の可愛い妹だ、どんなものでも似合う。
「…そ、そう! これはたまたまそこに眼鏡があったから掛けただけで別に深い意味は無いんだからね!」
えっ、俺の手からわざわざ取り上げて掛けたよね?
と言い掛けたけど俺はその言葉を飲み込んだ。
何か怒られそうな気がしたのだ。
俺は頬を赤らめながらそっぽを向いた妹を見ながらそう思った。
これは経験から来る学習である、俺は学習が出来る男なのだ。
妹は時には兄に対して理不尽な怒りを爆発させることもある、そしてそれを受け止めるのも兄の役目である。
だが兄としては最初から理不尽な怒りが起きないように出来るのならそれに越したことはないのだ。
「ああーずるいですわミリィお姉様! ポーラもお兄様の眼鏡掛けたいですわ!」
「ふふっ、ゴメンねポーラ。はいどうぞ」
「わあ…これがお兄様の眼鏡なのですね…。ああ、お兄様…おっきいですわ。…ねえお兄様、ポーラ似合ってますか?」
「うん? …似合っているんじゃないかな」
俺はどう答えたら良いのか一瞬戸惑ったが素直に思ったことを口にした。
ポーラ姫もミリィも凄い美少女なのだ。ちょっとサイズが大きい眼鏡でも彼女たちから合わせてくれるのである。
「あの姫様、出来れば自分も」
「はいどうぞですわシノブ」
「これが兄様の愛用する眼鏡ですか、感慨深い…」
シノブさん何かキャリアウーマン的な感じがしてとても有能そうですよ。
ちょっとポンコツな匂いも感じますけどね!
「あー団長、またしれっと抜け駆けずるいですよー。カエデも兄様の眼鏡掛けたいですー」
「モミジもです」
「わたしも」
「クレハもお願いします」
「シダレもね!」
「あたくしも」
「…私も」
姫騎士団(プリンセスナイツ)の7人の団員たちが黄色い声を上げながら一斉にシノブ団長の所に集まって来た。
「姫騎士団整列せよ! ここは一度冷静になって落ち着きなさい。そして一人づつ兄様の眼鏡を掛けるのです…わかりましたかお前たち!」
「はい、団長!」
シノブ団長の下に姫騎士団全員が綺麗に整列して順々に俺の見通しの眼鏡を掛け出した。
えっ? これは一体何のイベントが始まったんですか…?
俺の眼鏡…眼鏡…。
俺の眼鏡大人気ですね!
姫騎士団で最後に俺の眼鏡を掛けたツツジが俺の元にやって来ると、その顔から眼鏡を外し俺に手渡した。
「ありがとう…兄様…」
彼女は普段は長い前髪でその目が隠れがちになっているのだが、眼鏡を外す瞬間にその綺麗な瞳がはっきりと見えた。
うわっやっぱり彼女も凄い美少女だ!
これはもしかすると漫画やアニメで言う所のメカクレさんという存在なのだろうか?
俺初めて見たよ異世界凄い!
でも俺の心は繊細なのだ、心の準備無しでいきなりドキっとさせるのはなるべくは辞めて欲しいと思う。
みんな妹だから!
俺とみんなは清らかな兄と妹の関係だから!
そんなドキっとする事されると俺は勘違いして好きになっちゃうからそういうのは禁止で!
ツツジから眼鏡を受け取った俺はそのまま自分の顔に掛けようとしたところ、横から手が伸びてきて眼鏡が取り上げられた。
その手の主はそのまま自身の顔に眼鏡を掛けると俺の顔を見て言葉をかける。
「…どう、お兄? 似合ってる…?」
優羽花は何故かちょっと頬を赤らめて俺に聞いて来た。
「ああ、似合っているよ」
優羽花は妹歴16年の俺の可愛い妹だ、どんなものでも似合う。
「…そ、そう! これはたまたまそこに眼鏡があったから掛けただけで別に深い意味は無いんだからね!」
えっ、俺の手からわざわざ取り上げて掛けたよね?
と言い掛けたけど俺はその言葉を飲み込んだ。
何か怒られそうな気がしたのだ。
俺は頬を赤らめながらそっぽを向いた妹を見ながらそう思った。
これは経験から来る学習である、俺は学習が出来る男なのだ。
妹は時には兄に対して理不尽な怒りを爆発させることもある、そしてそれを受け止めるのも兄の役目である。
だが兄としては最初から理不尽な怒りが起きないように出来るのならそれに越したことはないのだ。
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