302 / 579
第302話 動ければ良い
しおりを挟む
俺は大魔王を名乗る巨人に目掛けて疾走した。
巨人の背丈は目視換算でマンションで言う所の10階ぐらい、
30メートルぐらいになるだろうか?
巨人の瞳が輝いて光線が連射される。
俺は巨人の瞳の向きで光線の射線を読んで、
飛びゆく光線と光線の間をかいくぐると
大地を蹴り上げて高速で飛翔、巨人のみぞおち部分に肉薄する。
『地ノ宮流気士術・一の型、雷迅!』
俺は利き腕の拳に気を集中させ雷状の気を纏った正拳突きを見舞う。
がごおん!
轟音と共に土くれの巨人なら瞬く間に粉砕する一撃が直撃した。
だが巨人は俺の攻撃を意に介することなく、
その巨大な腕を振り下ろす。
俺はその暴風の如き一撃を
自分の身体を回転させ衝撃を受け流して往なすと、
その勢いのままに地上へと着地する。
そして着地の瞬間に両足に気を集中させて地面を蹴り上げて、
燕の如き凄まじい速度で飛翔、再度巨人のみぞおち部分に肉薄する。
『地ノ宮流気士術・二の型、飛燕!』
俺が繰り出した超スピードの跳び蹴りは巨人のみぞおち部分を引き裂いた。
先ほど『雷迅』を撃ち込んだ場所に二度目の攻撃。
だが巨人はこの二撃目も意に介することなく、
瞳を輝かせ俺に向かって光線を射出する。
今の空中に飛翔中の状態では非物理系攻撃の回避は難しい。
『光防壁!』
俺はすかさず光属性防御魔法を行使する。
俺の身体を覆うように展開された光の壁が光線を弾き散らした。
俺は地面に着地すると再び疾走し巨人への距離を詰める。
巨人の足裏が不意に浮き上がった。
そして俺を踏み潰そうと凄まじい速度で降下してきた。
俺は全力で駆けて巨人の足の範囲外へ滑り込むように抜けると
すかさず真上へと跳んで三度、巨人のみぞおち部分へと肉薄する。
そして両手を合わせ構え気を集中させる。
『地ノ宮流気士術・五の型、流星!』
俺は両手のひらから気のエネルギー波を解き放った。
流れ星の如き気の光が巨人のみぞおちに突き刺さって大爆発を起こした。
だが…爆煙が消えた後には変わらぬ姿勢のままの巨人が居た。
「くっ…俺は三度同じ個所に気士術を叩き込んでいる。
これでも全く効かないとでも言うのか?」
「そんなことは無いぞ人間よ。
うぬの技の悉くは強さの数値としてなら3000ぐらいはあろう。
それをこうも連続で喰らっては余とて全く無傷とはいくまい。
だが所詮、この身体は余の精神の一時の器。
魔界の奥底で眠る余の真の肉体に替わる仮初めの肉体。
この身体が壊れようとも余自体には何の支障も及ぼさない。
多少壊れても余の手足として動けば良いのだ。
だから余は何も気にしてはおらぬ。
只それだけのことよ」
巨人の背丈は目視換算でマンションで言う所の10階ぐらい、
30メートルぐらいになるだろうか?
巨人の瞳が輝いて光線が連射される。
俺は巨人の瞳の向きで光線の射線を読んで、
飛びゆく光線と光線の間をかいくぐると
大地を蹴り上げて高速で飛翔、巨人のみぞおち部分に肉薄する。
『地ノ宮流気士術・一の型、雷迅!』
俺は利き腕の拳に気を集中させ雷状の気を纏った正拳突きを見舞う。
がごおん!
轟音と共に土くれの巨人なら瞬く間に粉砕する一撃が直撃した。
だが巨人は俺の攻撃を意に介することなく、
その巨大な腕を振り下ろす。
俺はその暴風の如き一撃を
自分の身体を回転させ衝撃を受け流して往なすと、
その勢いのままに地上へと着地する。
そして着地の瞬間に両足に気を集中させて地面を蹴り上げて、
燕の如き凄まじい速度で飛翔、再度巨人のみぞおち部分に肉薄する。
『地ノ宮流気士術・二の型、飛燕!』
俺が繰り出した超スピードの跳び蹴りは巨人のみぞおち部分を引き裂いた。
先ほど『雷迅』を撃ち込んだ場所に二度目の攻撃。
だが巨人はこの二撃目も意に介することなく、
瞳を輝かせ俺に向かって光線を射出する。
今の空中に飛翔中の状態では非物理系攻撃の回避は難しい。
『光防壁!』
俺はすかさず光属性防御魔法を行使する。
俺の身体を覆うように展開された光の壁が光線を弾き散らした。
俺は地面に着地すると再び疾走し巨人への距離を詰める。
巨人の足裏が不意に浮き上がった。
そして俺を踏み潰そうと凄まじい速度で降下してきた。
俺は全力で駆けて巨人の足の範囲外へ滑り込むように抜けると
すかさず真上へと跳んで三度、巨人のみぞおち部分へと肉薄する。
そして両手を合わせ構え気を集中させる。
『地ノ宮流気士術・五の型、流星!』
俺は両手のひらから気のエネルギー波を解き放った。
流れ星の如き気の光が巨人のみぞおちに突き刺さって大爆発を起こした。
だが…爆煙が消えた後には変わらぬ姿勢のままの巨人が居た。
「くっ…俺は三度同じ個所に気士術を叩き込んでいる。
これでも全く効かないとでも言うのか?」
「そんなことは無いぞ人間よ。
うぬの技の悉くは強さの数値としてなら3000ぐらいはあろう。
それをこうも連続で喰らっては余とて全く無傷とはいくまい。
だが所詮、この身体は余の精神の一時の器。
魔界の奥底で眠る余の真の肉体に替わる仮初めの肉体。
この身体が壊れようとも余自体には何の支障も及ぼさない。
多少壊れても余の手足として動けば良いのだ。
だから余は何も気にしてはおらぬ。
只それだけのことよ」
0
あなたにおすすめの小説
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜
難波一
ファンタジー
「魔法ってのは……要はエネルギーの制御だろ?」
高校生にして超人的な科学知識を持つ天才・九条迅は、ある日、異世界アルセイア王国に「勇者」として召喚された。
だが、魔王軍との戦争に駆り出されると思いきや——
「お前、本当に勇者か? 剣も魔法も、まともに使えないのか……?」
「科学的に考えれば、魔法ってのはもっと進化できるはずだ!」
剣も魔法も素人の迅だったが、「魔法を科学的に解析し、進化させる」という異端の方法で異世界の常識を根底から覆し始める!
魔法の密度を最適化した「魔力収束砲」
魔法と人体の関係を解明し、魔力を増大させる「魔力循環トレーニング」
神経伝達を強化し、攻撃を見切る「神経加速《ニューロ・ブースト》」
次々と編み出される新技術に、世界は驚愕!
やがて、魔王軍の知将《黒の賢者》アーク・ゲオルグも迅の存在に興味を持ち始め——
「科学 vs 魔法」「知能 vs 知能」
最強の頭脳戦が今、幕を開ける——!
これは、「魔法を科学で進化させる勇者」が、異世界を変革していく物語!
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界へ転生した俺が最強のコピペ野郎になる件
おおりく
ファンタジー
高校生の桜木 悠人は、不慮の事故で命を落とすが、神のミスにより異世界『テラ・ルクス』で第二の生を得る。彼に与えられたスキルは、他者の能力を模倣する『コピーキャット』。
最初は最弱だった悠人だが、光・闇・炎・氷の属性と、防御・知識・物理の能力を次々とコピーし、誰も成し得なかった多重複合スキルを使いこなす究極のチートへと進化する!
しかし、その異常な強さは、悠人を巡る三人の美少女たちの激しい争奪戦を引き起こすことになる。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強の配下たちと共に超大国を創る
瀬戸夏樹
ファンタジー
時は乱世。
ユーベル大公国領主フリードには4人の息子がいた。
長男アルベルトは武勇に優れ、次男イアンは学識豊か、3男ルドルフは才覚持ち。
4男ノアのみ何の取り柄もなく奇矯な行動ばかり起こす「うつけ」として名が通っていた。
3人の優秀な息子達はそれぞれその評判に見合う当たりギフトを授かるが、ノアはギフト判定においてもハズレギフト【鑑定士】を授かってしまう。
「このうつけが!」
そう言ってノアに失望した大公は、ノアを僻地へと追放する。
しかし、人々は知らない。
ノアがうつけではなく王の器であることを。
ノアには自身の戦闘能力は無くとも、鑑定スキルによって他者の才を見出し活かす力があったのである。
ノアは女騎士オフィーリアをはじめ、大公領で埋もれていた才や僻地に眠る才を掘り起こし富国強兵の道を歩む。
有能な武将達を率いる彼は、やがて大陸を席巻する超大国を創り出す。
旧タイトル「僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強武将と共に超大国を創る」
なろう、カクヨムにも掲載中。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる