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第1章
遮光器土偶にコツンとされて、気がついたら異世界でした
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その夫婦、原野美佐枝と原野比呂志は、何処にでもいる還暦を過ぎた夫婦だった。娘の日向咲、婿、そして孫の慎之介と共に、五人で穏やかな日々を過ごしていた。
ある秋晴れの日、比呂志の実家にある古民家の二階を片付けていた時のことだった。築百年を超えるその家には、江戸時代から伝わる長持箪笥があり、その上には古びた木箱が積まれていた。
「この箱、随分重いわね……慎之介が忍者屋敷みたいって言ってたけど、ほんとに何が出てくるか分からないわ」
美佐枝が手を伸ばした瞬間、箱の中から転がり落ちてきたのは、奇妙な形をした土の像──縄文式の遮光器土偶だった。
「うわっ、危ない!」
比呂志が受け止めようとしたが間に合わず、土偶は彼の額に直撃した。次の瞬間、土偶の目の部分が淡く光り始め、部屋全体が震えた。
「え……なに? この光……!」
眩い閃光が二人を包み込み、床が消え、空間が歪み、音もなく二人の姿はその場から消えた。
気がつくと、二人は見知らぬ寝室のベッドの上に横たわっていた。還暦を過ぎたはずの身体は、いつの間にか若返り、二十歳前後の若夫婦の姿になっていた。
◇ ◇ ◇ ◇
二人が飛ばされた場所は、見知らぬ寝室のベッドの上だった。還暦を過ぎたはずの身体は、いつの間にか若返り、二十歳前後の若夫婦の姿になっていた。
戸惑いと不安の中、突然、部屋全体が眩い光に包まれた。空気が震え、天井から降り注ぐような神々しい声が響き渡る。
「信心深き者たちよ──」
その声は、男と女の声が完璧に調和した美しいハーモニーで、まるで心の奥に直接語りかけてくるようだった。光の中から、荘厳な衣を纏った男女の神が現れた。男神は葡萄の蔓をあしらった金の冠を戴き、女神は星のように輝くスカートを揺らしていた。
「我はバッカス──創造と祝祭を司る神。ナニサカ市の魂を守り導く者なり」
「我はアリアドネ──癒しと知恵を司る女神。この地に希望を灯す者なり」
二人の神は、若返った夫婦を見つめながら、ゆっくりと語り始めた。
「汝らは選ばれし者として、この世界に新たな命を得て生まれ変わったのじゃ。かつての名は忘れ去られ、今ここに、新たなる使命を背負う者として立つ」
「この地、ナニサカ市は我らの加護のもとに栄えし都市。汝らはこの地にて、勇者と聖女の候補として歩みを始めるのじゃ」
「恐れることなかれ。汝らの魂は元の世界にて生きておる。これは試練であり、祝福でもある」
神々の言葉は、まるで祝詞のように響き、二人の心に不思議な安心感を与えた。
「汝らは名前を忘れておるので、先に『ステータス』と唱えるのじゃ」
「「ステータス」」
目の前に半透明の小さな画面が表示され、二人の情報が映し出された。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】マリオ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】
【スキル】
バッカス神の加護
創作
【LV】5
【MP】5000
【名前】リカコ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】
【スキル】
アリアドネ神の加護
創薬
【LV】5
【MP】5000
◇ ◇ ◇ ◇
二人は画面を見つめながら、互いに顔を見合わせた。
「マリオ……リカコ……これが、今の私たちの名前なのね」
「スキルって……創作? 創薬? なんだか不思議な響きだな」
神々は静かに頷き、再び語り始めた。
「汝らは、この世界にとって特別な役割を担う者。元の世界で積み重ねてきた知恵と経験が、この地に必要とされておる」
「マリオ殿には“創作”の力──物語、道具、構造、思想を生み出す力が宿っておる。これは混乱の時代に希望を灯す力となる」
「リカコ殿には“創薬”の力──癒しと命を繋ぐ知識が宿っておる。これは病と呪いに苦しむ者たちを救う力となる」
「この地、ナニサカ市は今、静かなる危機に瀕しておる。魔物の出現、疫病の兆し、そして王都との緊張。汝らはその渦中にあって、民を導く光となるのじゃ」
「だが、急ぐことはない。まずはこの世界に慣れ、己の力を知るがよい。使命は、時が満ちれば自然と姿を現す」
神々の言葉は、まるで祝詞のように響き、二人の心に不思議な安心感を与えた。
◇ ◇ ◇ ◇
「貴方、私達これからどうなるの?」
「心配しても仕方ないし、こっちの世界で、ナミキマリオとナミキリカコとして生きていこうよ」
「そうね、そうよね」
「ねえ、マリオさん、外に出てみませんか?」
「リカコ、そうしようか」
ラノベやRPGゲームを詳しく知らない、マリオとリカコは家の外に出た。二人にはあまりにも異世界の情報が不足していて、異世界とは何なのかを、実際にこの目で見て触れて一つずつ確かめていくしか方法がないと思ったからだった。
二人が着ている服装は、マリオはこの世界の平民が着る普通の服装でシャツとベストの組み合わせ。リカコも一般的な女性用の平民の服装で、どちらかと言えば二人とも冒険者らしからぬ格好だった。
誰かに出身地を聞かれた場合は「遠い遠い国から二人で出てきたことにしよう」と話し合って決めていた。
ナニサカ市内の大通りは大勢の人で賑わっていた。二人は迷子にならないように手をつないで大通りを歩いていた。建物は中世建築様式のような造りで、大通りの両側に並んでいるが、二人の記憶にあるヨーロッパの街並みとはどこか違っていた。
「マリオさん、教会があるわよ」
「リカコ、教会でこの世界の様子を聞いてみようよ」
マリオとリカコは、元の世界では初詣や地元の神社を大切にしていた信心深い夫婦だった。異世界に来た今、神々の姿を見たばかりということもあり、自然と教会に足が向いたのだった。
また、どこかで「神様にもう一度会えるかもしれない」という淡い期待もあった。
二人は人の流れに沿って教会の中に入ると、ステンドグラスが施された祭壇の両側にはバッカス神と妻神アリアドネの彫刻が祀ってあった。
「リカコ、俺たちの前に光って出てきた神様たちの像だね」
「こちらは、バッカス様とアリアドネ様で、ナニサカ市の守り神なのです」
司祭様は二人に丁寧に神様の説明をしてくださった。
「貴方方は、教会に来られたのは今日が初めてですか?」
「昨日、遠い国からナニサカに越してきたばかりで、まだ二人とも慣れていないのです」
「申し遅れましたが、私はマリオと妻のリカコと申します」
司祭様から、ナニサカ市はバッカス神のお働きで、主な産業はワイン造りが盛んな市だと教えてもらった。妻神アリアドネ様のスパークリングワインも人気があるらしい。ナニサカ市で作られたワインは王都ケトマスに樽廻船で運ばれており、最近では鉄道馬車の開通によりキント市にも出荷されているとのことだった。
教会では仕事の斡旋はしていないため、まずは冒険者ギルドに行って仕事のことを尋ねるよう勧められた。冒険者ギルドとは国公認の組織であり、仕事の斡旋も行っている組織で、様々な職種の人たちが所属しているという。
「司祭様、どうもありがとうございました」
「お二人に神の御加護がありますように」
教会を出て、冒険者ギルドまでは大通りを真っ直ぐ歩いて行くだけだった。二人が転生してきたのは昼の鐘の後だったが、この世界では1日に6回鳴らされる鐘の音で人々が生活していると司祭様に教えてもらった。
この世界において冒険者ギルドとは当たり前の存在なのだろうが、情けないことに二人にはその“当たり前”が分からないのであった。
続く──
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ある秋晴れの日、比呂志の実家にある古民家の二階を片付けていた時のことだった。築百年を超えるその家には、江戸時代から伝わる長持箪笥があり、その上には古びた木箱が積まれていた。
「この箱、随分重いわね……慎之介が忍者屋敷みたいって言ってたけど、ほんとに何が出てくるか分からないわ」
美佐枝が手を伸ばした瞬間、箱の中から転がり落ちてきたのは、奇妙な形をした土の像──縄文式の遮光器土偶だった。
「うわっ、危ない!」
比呂志が受け止めようとしたが間に合わず、土偶は彼の額に直撃した。次の瞬間、土偶の目の部分が淡く光り始め、部屋全体が震えた。
「え……なに? この光……!」
眩い閃光が二人を包み込み、床が消え、空間が歪み、音もなく二人の姿はその場から消えた。
気がつくと、二人は見知らぬ寝室のベッドの上に横たわっていた。還暦を過ぎたはずの身体は、いつの間にか若返り、二十歳前後の若夫婦の姿になっていた。
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二人が飛ばされた場所は、見知らぬ寝室のベッドの上だった。還暦を過ぎたはずの身体は、いつの間にか若返り、二十歳前後の若夫婦の姿になっていた。
戸惑いと不安の中、突然、部屋全体が眩い光に包まれた。空気が震え、天井から降り注ぐような神々しい声が響き渡る。
「信心深き者たちよ──」
その声は、男と女の声が完璧に調和した美しいハーモニーで、まるで心の奥に直接語りかけてくるようだった。光の中から、荘厳な衣を纏った男女の神が現れた。男神は葡萄の蔓をあしらった金の冠を戴き、女神は星のように輝くスカートを揺らしていた。
「我はバッカス──創造と祝祭を司る神。ナニサカ市の魂を守り導く者なり」
「我はアリアドネ──癒しと知恵を司る女神。この地に希望を灯す者なり」
二人の神は、若返った夫婦を見つめながら、ゆっくりと語り始めた。
「汝らは選ばれし者として、この世界に新たな命を得て生まれ変わったのじゃ。かつての名は忘れ去られ、今ここに、新たなる使命を背負う者として立つ」
「この地、ナニサカ市は我らの加護のもとに栄えし都市。汝らはこの地にて、勇者と聖女の候補として歩みを始めるのじゃ」
「恐れることなかれ。汝らの魂は元の世界にて生きておる。これは試練であり、祝福でもある」
神々の言葉は、まるで祝詞のように響き、二人の心に不思議な安心感を与えた。
「汝らは名前を忘れておるので、先に『ステータス』と唱えるのじゃ」
「「ステータス」」
目の前に半透明の小さな画面が表示され、二人の情報が映し出された。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】マリオ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】
【スキル】
バッカス神の加護
創作
【LV】5
【MP】5000
【名前】リカコ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】
【スキル】
アリアドネ神の加護
創薬
【LV】5
【MP】5000
◇ ◇ ◇ ◇
二人は画面を見つめながら、互いに顔を見合わせた。
「マリオ……リカコ……これが、今の私たちの名前なのね」
「スキルって……創作? 創薬? なんだか不思議な響きだな」
神々は静かに頷き、再び語り始めた。
「汝らは、この世界にとって特別な役割を担う者。元の世界で積み重ねてきた知恵と経験が、この地に必要とされておる」
「マリオ殿には“創作”の力──物語、道具、構造、思想を生み出す力が宿っておる。これは混乱の時代に希望を灯す力となる」
「リカコ殿には“創薬”の力──癒しと命を繋ぐ知識が宿っておる。これは病と呪いに苦しむ者たちを救う力となる」
「この地、ナニサカ市は今、静かなる危機に瀕しておる。魔物の出現、疫病の兆し、そして王都との緊張。汝らはその渦中にあって、民を導く光となるのじゃ」
「だが、急ぐことはない。まずはこの世界に慣れ、己の力を知るがよい。使命は、時が満ちれば自然と姿を現す」
神々の言葉は、まるで祝詞のように響き、二人の心に不思議な安心感を与えた。
◇ ◇ ◇ ◇
「貴方、私達これからどうなるの?」
「心配しても仕方ないし、こっちの世界で、ナミキマリオとナミキリカコとして生きていこうよ」
「そうね、そうよね」
「ねえ、マリオさん、外に出てみませんか?」
「リカコ、そうしようか」
ラノベやRPGゲームを詳しく知らない、マリオとリカコは家の外に出た。二人にはあまりにも異世界の情報が不足していて、異世界とは何なのかを、実際にこの目で見て触れて一つずつ確かめていくしか方法がないと思ったからだった。
二人が着ている服装は、マリオはこの世界の平民が着る普通の服装でシャツとベストの組み合わせ。リカコも一般的な女性用の平民の服装で、どちらかと言えば二人とも冒険者らしからぬ格好だった。
誰かに出身地を聞かれた場合は「遠い遠い国から二人で出てきたことにしよう」と話し合って決めていた。
ナニサカ市内の大通りは大勢の人で賑わっていた。二人は迷子にならないように手をつないで大通りを歩いていた。建物は中世建築様式のような造りで、大通りの両側に並んでいるが、二人の記憶にあるヨーロッパの街並みとはどこか違っていた。
「マリオさん、教会があるわよ」
「リカコ、教会でこの世界の様子を聞いてみようよ」
マリオとリカコは、元の世界では初詣や地元の神社を大切にしていた信心深い夫婦だった。異世界に来た今、神々の姿を見たばかりということもあり、自然と教会に足が向いたのだった。
また、どこかで「神様にもう一度会えるかもしれない」という淡い期待もあった。
二人は人の流れに沿って教会の中に入ると、ステンドグラスが施された祭壇の両側にはバッカス神と妻神アリアドネの彫刻が祀ってあった。
「リカコ、俺たちの前に光って出てきた神様たちの像だね」
「こちらは、バッカス様とアリアドネ様で、ナニサカ市の守り神なのです」
司祭様は二人に丁寧に神様の説明をしてくださった。
「貴方方は、教会に来られたのは今日が初めてですか?」
「昨日、遠い国からナニサカに越してきたばかりで、まだ二人とも慣れていないのです」
「申し遅れましたが、私はマリオと妻のリカコと申します」
司祭様から、ナニサカ市はバッカス神のお働きで、主な産業はワイン造りが盛んな市だと教えてもらった。妻神アリアドネ様のスパークリングワインも人気があるらしい。ナニサカ市で作られたワインは王都ケトマスに樽廻船で運ばれており、最近では鉄道馬車の開通によりキント市にも出荷されているとのことだった。
教会では仕事の斡旋はしていないため、まずは冒険者ギルドに行って仕事のことを尋ねるよう勧められた。冒険者ギルドとは国公認の組織であり、仕事の斡旋も行っている組織で、様々な職種の人たちが所属しているという。
「司祭様、どうもありがとうございました」
「お二人に神の御加護がありますように」
教会を出て、冒険者ギルドまでは大通りを真っ直ぐ歩いて行くだけだった。二人が転生してきたのは昼の鐘の後だったが、この世界では1日に6回鳴らされる鐘の音で人々が生活していると司祭様に教えてもらった。
この世界において冒険者ギルドとは当たり前の存在なのだろうが、情けないことに二人にはその“当たり前”が分からないのであった。
続く──
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