41 / 102
第2章
神の御使いになった
しおりを挟む
レッサードラゴンの移動とブレスでゼニト村の家が焼かれたり倒壊する被害は出てしまったが、幸いに死者は1人も出なかった。城壁の外でレッサードラゴンはサジタリアスの矢で爆破されたのでオラニオ町に被害は全く無かった。
ヒロシとサブローはオラニオ町から離れて獣人族が多く住むゼニト村の復興に全面的に協力することにした。ゼニト村周辺は豊富な森林資源に恵まれているのでヒロシとサブローはログハウスを改良して長屋式住宅を全部で500棟立てた。
ミサエさんとダリナはゼニト村と周辺の村々を回ってポーションとヒールでけが人と病人の治療をして回ったのだった。
イルクスカの街の人もオラニオ町の人もヒロシたちの活躍を見守るだけで全く手伝いはしなかった。理由は人種が違うので交易はあっても積極的に獣人族とは関わらなかったのだ。ヒロシとミサエさん、ダリナとサブローの4人だけが城壁の外で戦ったのも建前上はA級冒険者と言う理由からだったが、本音はレッサードラゴンに焼き殺されるのが怖くて誰も志願しなかったのだった。
緊急事態とはいえ、ヒロシとミサエさん、ダリナとサブローの4人は全身を金色に光らせて空中を飛ぶ姿を人々に見られたのでオラニオ町の冒険者ギルドもイルクスカの冒険者ギルドもナニサカの勇者・聖女と同じように最高の待遇にするようにモスコのギルド本部から指示が出たのだった。
サブローが冒険者ギルドでネコババされた20本のポーションはオリンポスの神々が開発したアカシックレコードシステムに窃盗の記録が残っているので黙って持ち去った犯人たちは近い内に騎士団に捕まることが決定したとラファエルが教えてくれた。
◇ ◇ ◇ ◇
「そう言えば俺たちのステータスを見るのを忘れていたね」
「そうね、レッサードラゴンの戦いの後で気持ち悪くならなかったわ」
「私は戦いが終わった夜にサブローとラブラブしていたから気持ち悪くなかったです」
「僕もダリナさんと何回もラブラブをしたので気持ち悪くなかったです」
「ダリナ、貴女たち暇があると毎日ラブラブしているの?」
「はい、だってサブローが好きだから」
「僕もダリナさんが大好きなので」
「それに気持ちいいからで~す」
「ダリナ、サブロー、ラブラブは1日に3回までよ」
「ほどほどにしておかないと頭が悪くなっても知らないわよ」
「「は~い」」
「ミサエさん、そう怒らないの」
「ラファエル、皆んなのステータスを開示して」
「はい、こちらが皆さんの現在のステータスになります」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヒロシ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】大錬金術師/神の御使い
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】380
【MP】380000
【名前】ミサエ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】大魔女/神の御使い
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
【スキル】
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】380
【MP】380000
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ダリナ
【種族】獣人族
【年齢】16
【称号】大魔女/神の御使い
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】360
【MP】360000
【名前】サブロー
【種族】獣人族
【年齢】15
【称号】大錬金術師/神の御使い
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】360
【MP】360000
◇ ◇ ◇ ◇
「信心深き者たちよ」
タブレットが金色に光って、プリアーポス様、ボナデア様、レート様の3柱の神様が現れた。
「此度のレッサー・ドラゴンの討伐及びその後の負傷者の手当は大儀であった」
「また、ゼニト村の復興に尽力したことはゼウス様とヘーラ様に褒めて頂いたので儂らも鼻が高いのじゃ」
「よって、ヒロシ、ミサエ夫婦、ダリナ、サブローは神の御使いとしてオリンポスに正式登録されたのじゃ」
「我ら4人、今後も神の御使いとして名に恥じぬよう日々精進努力致します」
4人は揃って深く礼をした。
「ヒロシさん、僕たちは神様の使いになったのですか?」
「サブロー、そうだよ」
「ミサエさん、私はこれからもティアラを付けて空を飛んでもいいのですか?」
「どうかしらね?」
ティアラは王族が付ける飾りだとダリナに説明してミサエさんは少し考え込んだ。
「ラファエル、皆んなの衣装を考えてくれ」
「そうですね、公式の場に出る時にヒロシさんとサブローさんは青の錬金術師の衣装を新調しましょう」
画面には青の錬金術師の衣装が表示されていたのでヒロシとサブローは具現化で作った。
「ラファエル、私たちの衣装を考えて」
「はい、ミサエさんとダリナさんは青の魔女衣装です」
「ダリナ、どう?」
「ミサエさんは何を着ても大人っぽくって素敵です」
「ラファエル、私のティアラは無いの?」
「ありません」
「その代わりにダリナさんは青のリボンはいかがですか?」
ラファエルが作った青のリボンは真ん中に宝石が入っていて華やかなリボンだった。
「ミサエさん、どうですか?」
「ダリナ、とても似合っているわよ」
「ヒロシさんも何か言ってあげて」
「ダリナ、青いリボンの魔女になって良かったね」
「サブローも何か言ってあげて」
「ダリナさん、ティアラも素敵でしたが、青いリボンが本当に似合っています」
「サブロー、大好き」
ダリナはサブローに抱きついてキスをした。
こうして、青の錬金術師と青の魔女の衣装が出来上がったのだった。
(話終わり)
ヒロシとサブローはオラニオ町から離れて獣人族が多く住むゼニト村の復興に全面的に協力することにした。ゼニト村周辺は豊富な森林資源に恵まれているのでヒロシとサブローはログハウスを改良して長屋式住宅を全部で500棟立てた。
ミサエさんとダリナはゼニト村と周辺の村々を回ってポーションとヒールでけが人と病人の治療をして回ったのだった。
イルクスカの街の人もオラニオ町の人もヒロシたちの活躍を見守るだけで全く手伝いはしなかった。理由は人種が違うので交易はあっても積極的に獣人族とは関わらなかったのだ。ヒロシとミサエさん、ダリナとサブローの4人だけが城壁の外で戦ったのも建前上はA級冒険者と言う理由からだったが、本音はレッサードラゴンに焼き殺されるのが怖くて誰も志願しなかったのだった。
緊急事態とはいえ、ヒロシとミサエさん、ダリナとサブローの4人は全身を金色に光らせて空中を飛ぶ姿を人々に見られたのでオラニオ町の冒険者ギルドもイルクスカの冒険者ギルドもナニサカの勇者・聖女と同じように最高の待遇にするようにモスコのギルド本部から指示が出たのだった。
サブローが冒険者ギルドでネコババされた20本のポーションはオリンポスの神々が開発したアカシックレコードシステムに窃盗の記録が残っているので黙って持ち去った犯人たちは近い内に騎士団に捕まることが決定したとラファエルが教えてくれた。
◇ ◇ ◇ ◇
「そう言えば俺たちのステータスを見るのを忘れていたね」
「そうね、レッサードラゴンの戦いの後で気持ち悪くならなかったわ」
「私は戦いが終わった夜にサブローとラブラブしていたから気持ち悪くなかったです」
「僕もダリナさんと何回もラブラブをしたので気持ち悪くなかったです」
「ダリナ、貴女たち暇があると毎日ラブラブしているの?」
「はい、だってサブローが好きだから」
「僕もダリナさんが大好きなので」
「それに気持ちいいからで~す」
「ダリナ、サブロー、ラブラブは1日に3回までよ」
「ほどほどにしておかないと頭が悪くなっても知らないわよ」
「「は~い」」
「ミサエさん、そう怒らないの」
「ラファエル、皆んなのステータスを開示して」
「はい、こちらが皆さんの現在のステータスになります」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヒロシ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】大錬金術師/神の御使い
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】380
【MP】380000
【名前】ミサエ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】大魔女/神の御使い
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
【スキル】
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】380
【MP】380000
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ダリナ
【種族】獣人族
【年齢】16
【称号】大魔女/神の御使い
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】360
【MP】360000
【名前】サブロー
【種族】獣人族
【年齢】15
【称号】大錬金術師/神の御使い
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護、レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与、ゴーレムマスター
【LV】360
【MP】360000
◇ ◇ ◇ ◇
「信心深き者たちよ」
タブレットが金色に光って、プリアーポス様、ボナデア様、レート様の3柱の神様が現れた。
「此度のレッサー・ドラゴンの討伐及びその後の負傷者の手当は大儀であった」
「また、ゼニト村の復興に尽力したことはゼウス様とヘーラ様に褒めて頂いたので儂らも鼻が高いのじゃ」
「よって、ヒロシ、ミサエ夫婦、ダリナ、サブローは神の御使いとしてオリンポスに正式登録されたのじゃ」
「我ら4人、今後も神の御使いとして名に恥じぬよう日々精進努力致します」
4人は揃って深く礼をした。
「ヒロシさん、僕たちは神様の使いになったのですか?」
「サブロー、そうだよ」
「ミサエさん、私はこれからもティアラを付けて空を飛んでもいいのですか?」
「どうかしらね?」
ティアラは王族が付ける飾りだとダリナに説明してミサエさんは少し考え込んだ。
「ラファエル、皆んなの衣装を考えてくれ」
「そうですね、公式の場に出る時にヒロシさんとサブローさんは青の錬金術師の衣装を新調しましょう」
画面には青の錬金術師の衣装が表示されていたのでヒロシとサブローは具現化で作った。
「ラファエル、私たちの衣装を考えて」
「はい、ミサエさんとダリナさんは青の魔女衣装です」
「ダリナ、どう?」
「ミサエさんは何を着ても大人っぽくって素敵です」
「ラファエル、私のティアラは無いの?」
「ありません」
「その代わりにダリナさんは青のリボンはいかがですか?」
ラファエルが作った青のリボンは真ん中に宝石が入っていて華やかなリボンだった。
「ミサエさん、どうですか?」
「ダリナ、とても似合っているわよ」
「ヒロシさんも何か言ってあげて」
「ダリナ、青いリボンの魔女になって良かったね」
「サブローも何か言ってあげて」
「ダリナさん、ティアラも素敵でしたが、青いリボンが本当に似合っています」
「サブロー、大好き」
ダリナはサブローに抱きついてキスをした。
こうして、青の錬金術師と青の魔女の衣装が出来上がったのだった。
(話終わり)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる