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第7章
霧の中の出会い~空島の愛の奇跡~
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「さぁ、クリタ島に戻ろうよ」
「了解。目的地設定します」
「目的地クリタ島に設定、オートパイロット作動、視程1キロ、コース障害無し」
この日は珍しく朝から霧が立ち込め、視界が悪かった。
ポーンポーン、「レーダー感あり。前方巨大障害物、危険です」
「シローさん、アニメに出てきそうな空島のようですが、嵐は吹いていませんね」
「そうだね、サキヒコ、空島に着陸してみようか?」
「シローさん、空島に脅威は見当たりません」
「了解、空島に着陸準備」
「了解、着陸シーケンス移行」
「補助マジックリアクターコンタクト」
「微速前進」
「ギヤダウン」
メガファライナはゆっくりと降下していき、ゆっくり着地した。
「空島の大きさは約1キロ、構造物は見当たりません」
イーライがドローンを回収しながら報告をしてくれた。
「ヒナミ、光る石」
「ホノカ、見に行こう」
「スミレさん、この石、何だか悲しそうですね」
「本当ね」
「トバナイ……ヤキトリ……」
「キュウショク…… アイナノ……」
「カナエさん、焼き鳥が食べたいの?」
「スミレさんこそ、給食が食べたいのですか?」
「「あっ、石が喋った!!」」
「シローさん、この石は『思念石』だと思います」
「イーライ、石に魂が宿っているのか?」
「そうです、この二つの光る石は、たぶん空島を作った人とその奥さんではないでしょうか?」
「イーライ、光る石を座標ボールに仮組みして喋らせることは可能かな?」
「イーライ、座標ボールの準備は出来ている」
「ネイト、ホノカ、助かる」
「くはっ、助かった」
「貴方、まずはこの方たちにお礼を言わないと」
「よくぞ見つけてくれた。私の名はバルモンだ。元航空機開発室長で階級は中尉だった」
「私はレイナ。バルモンの妻で、以前は食堂で働いていたの」
「私はシローです。この鯨型の飛行船、メガファライナで旅をしています」
「妻のスミレです」
「俺はサキヒコです。主に狙撃を得意としています」
「妻のカナエです」
「バトルメイドのヒナミとホノカよ」
「バトル執事のイーライとネイトだ」
ニヤ~ン、「この猫はみーくんMk.IIIよ」
「イーライ、ネイト、ヒナミ、ホノカ。記憶の吸い出しは終わった?」
「はい、全て完了しています。骨格はミスリル製で構築します」
「お願いね」
バトル執事たちとバトルメイドたちは二つの思念石の記憶から、男性の年齢が50歳、女性の年齢は35歳と判断し、その骨格を作り上げた。男性の職業は航空エンジニア、女性は厨師長だった。
「クリエイト・アンドロイド・エンジニア・ドクター」
「クリエイト・アンドロイド・マザー・メイトロン」
「記憶を読み取ってくれてありがとう。私はバルモン。見ての通り50歳だが、まだ若いつもりだ」
「私の体をありがとう。レイナよ。年齢は35歳なの」
「バルモン中尉、親しみを込めて『バルさん』と呼んでいいですか?」
「ああ、構わない好きなように呼んでくれ」
「レイナさん、お茶会にしましょう」
メガファライナの食堂ではヒナミとホノカがお茶の用意をし、お茶会の真っ最中だった。バルモン中尉とレイナさんは、ぽつりぽつりと記憶を呼び起こしながら、二人はウリヤノフスクの工場で知り合い結婚したと教えてくれた。
「えっ、では、お二人はロシアからの転生者だったのですか?」
「そうだ、気がついたら、石の姿で転生してこの空島にいたんだ」
「では、俺たちが見つけなかったら永遠に石のままだったのですか?」
「そうかも知れないな」
「それでも、大好きな空を飛んでいられたから、退屈はしなかったな」
「私もバルモンと一緒だったから寂しく無かったわ」
「シローもサキヒコも日本で死んで転生してきたのか?」
「はいそうです。俺は最初の頃はスミレと一緒に勇者と聖女を育てる使命でしたが、気がついたらこうやって世界を旅するようになったのです」
「それは素晴らしいです。ところで、この飛行船を設計したのは君たちかい?」
「そうです。バトル執事もバトルメイドもAIクリスタル脳を持っており、能力は神の知識と同等です」
「もちろん、バルさんもレイナさんもAIクリスタル脳ですから、元の知識と合わせてかなり増えたはずです」
「うむ、そうだな。では、メガファライナの動力が魔導原子炉で制御されているのは分かったよ。それにしても素晴らしい機体だな」
「そうですね。特に什器は日本の最新式のようですね」
「イーライ、ネイト、儂と一緒にこの空島に魔導原子炉設置しようか?」
「バルモン中尉、もちろん喜んでお手伝いします」
「ヒナミさん、ホノカさん、美味しい食事とスイーツを作りましょう」
「レイナさん、教えて下さい」
メガファライナの食堂では、湯気と笑い声が混ざり合い、霧の向こうに広がる空島の輪郭が少しずつ鮮明になっていった。
「ネイト、大型魔導原子炉と補助魔導原子炉の基盤は重力鉱石で安定させよう。空島の地盤は意外と柔らかい」
「了解です、バルさん、基台を作ってからカーボンファイバーとミスリルでお椀型の底面を作りませんか?」
「その上に今の空島の地盤の一部を乗せるのです」
「うん、それなら軽量化と高速化が可能だな」
「このメガファライナも、カーボンファイバーとミスリルでできているのか?」
「はい、外殻を作ってから大型魔導原子炉と補助魔導原子炉を仕込んでいます」
「大型魔導原子炉を動かすのは飛行中だけで艦内の動力は補助原子炉で全て賄えています」
「素晴らしい機体だ」
イーライとネイトはヨダシステムの共有フォルダにこれまでのジェネオスとアギオスが開発した武器と道具があることを説明した。
「ヒナミ、ホノカ、食材の調理はこの魔導IHコンロを使っているのね」
「はい、レイナさん。煮炊きは魔導IHコンロと補助的に魔導電子レンジも使っています」
「いいわね。給食は愛なの。香りは記憶を呼び起こすのよ」
みーくんMk.IIIが「ニヤ~ン」と鳴きながら、空島の中央に小さな旗を立てた。
旗には「焼き鳥パーティ準備中」と手書きの文字が揺れている。
「この島、もっと遠くに飛ばせるかもしれんな」
バルさんが模型図を広げながら呟く。
「推進炉を補助に使えば、浮力制御と航行が両立できる」
「つまり、空島が第二のメガファライナになるってことですか?」
サキヒコが目を輝かせる。
「そうだ。この島が皆んなの家であって、ジェット旅客機の速度で旅する飛行船だ。技術魂と給食で動く船だ」
「それ、最高ですね」
カナエが笑いながら、スミレと一緒に茶器を並べる。
「焼き鳥とスイーツで動く船なんて、夢みたい」
ヒナミとホノカも、湯気の向こうでそっと微笑んだ。
「夢じゃないわ。これは皆んなの愛とナデージダが詰まっているのよ」
レイナさんが湯を注ぎながら言った。ナデージダとはロシア語で希望のことだとレイナさんがスミレさんたちに教えた。
その時、空島の地面が微かに震えた。
大型魔導原子炉が起動したのだ。
「浮力安定。推進炉、補助稼働開始」
イーライがシローに報告する。
「オストロフドッグ、起動完了。航行可能です」
ネイトが座標を確認しながら頷いた。
「では、命名しよう」
シロー艦長が立ち上がる。
「この島の名は――『オストロフドッグ』だ」
「焼き鳥と給食で動く、空の記憶船ですね」
スミレが微笑む。
「そうだ。『飛ばない鳥は焼き鳥だ』だが、飛びたい鳥は自由に空を目指す」
バルさんが空を見上げる。
「給食は愛なの。オストロフドッグにも、ちゃんと愛とナデージダを込めてあげましょう」
レイナさんがそっと手を重ねた。
こうして、霧の中から現れた空島は、記憶を紡ぎながら技術と愛によって再起動された。 旧空島の残骸は浮力を失い、静かに高山の頂に安置された。そして、新たな旅が、静かに始まろうとしていた。
続く──
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「了解。目的地設定します」
「目的地クリタ島に設定、オートパイロット作動、視程1キロ、コース障害無し」
この日は珍しく朝から霧が立ち込め、視界が悪かった。
ポーンポーン、「レーダー感あり。前方巨大障害物、危険です」
「シローさん、アニメに出てきそうな空島のようですが、嵐は吹いていませんね」
「そうだね、サキヒコ、空島に着陸してみようか?」
「シローさん、空島に脅威は見当たりません」
「了解、空島に着陸準備」
「了解、着陸シーケンス移行」
「補助マジックリアクターコンタクト」
「微速前進」
「ギヤダウン」
メガファライナはゆっくりと降下していき、ゆっくり着地した。
「空島の大きさは約1キロ、構造物は見当たりません」
イーライがドローンを回収しながら報告をしてくれた。
「ヒナミ、光る石」
「ホノカ、見に行こう」
「スミレさん、この石、何だか悲しそうですね」
「本当ね」
「トバナイ……ヤキトリ……」
「キュウショク…… アイナノ……」
「カナエさん、焼き鳥が食べたいの?」
「スミレさんこそ、給食が食べたいのですか?」
「「あっ、石が喋った!!」」
「シローさん、この石は『思念石』だと思います」
「イーライ、石に魂が宿っているのか?」
「そうです、この二つの光る石は、たぶん空島を作った人とその奥さんではないでしょうか?」
「イーライ、光る石を座標ボールに仮組みして喋らせることは可能かな?」
「イーライ、座標ボールの準備は出来ている」
「ネイト、ホノカ、助かる」
「くはっ、助かった」
「貴方、まずはこの方たちにお礼を言わないと」
「よくぞ見つけてくれた。私の名はバルモンだ。元航空機開発室長で階級は中尉だった」
「私はレイナ。バルモンの妻で、以前は食堂で働いていたの」
「私はシローです。この鯨型の飛行船、メガファライナで旅をしています」
「妻のスミレです」
「俺はサキヒコです。主に狙撃を得意としています」
「妻のカナエです」
「バトルメイドのヒナミとホノカよ」
「バトル執事のイーライとネイトだ」
ニヤ~ン、「この猫はみーくんMk.IIIよ」
「イーライ、ネイト、ヒナミ、ホノカ。記憶の吸い出しは終わった?」
「はい、全て完了しています。骨格はミスリル製で構築します」
「お願いね」
バトル執事たちとバトルメイドたちは二つの思念石の記憶から、男性の年齢が50歳、女性の年齢は35歳と判断し、その骨格を作り上げた。男性の職業は航空エンジニア、女性は厨師長だった。
「クリエイト・アンドロイド・エンジニア・ドクター」
「クリエイト・アンドロイド・マザー・メイトロン」
「記憶を読み取ってくれてありがとう。私はバルモン。見ての通り50歳だが、まだ若いつもりだ」
「私の体をありがとう。レイナよ。年齢は35歳なの」
「バルモン中尉、親しみを込めて『バルさん』と呼んでいいですか?」
「ああ、構わない好きなように呼んでくれ」
「レイナさん、お茶会にしましょう」
メガファライナの食堂ではヒナミとホノカがお茶の用意をし、お茶会の真っ最中だった。バルモン中尉とレイナさんは、ぽつりぽつりと記憶を呼び起こしながら、二人はウリヤノフスクの工場で知り合い結婚したと教えてくれた。
「えっ、では、お二人はロシアからの転生者だったのですか?」
「そうだ、気がついたら、石の姿で転生してこの空島にいたんだ」
「では、俺たちが見つけなかったら永遠に石のままだったのですか?」
「そうかも知れないな」
「それでも、大好きな空を飛んでいられたから、退屈はしなかったな」
「私もバルモンと一緒だったから寂しく無かったわ」
「シローもサキヒコも日本で死んで転生してきたのか?」
「はいそうです。俺は最初の頃はスミレと一緒に勇者と聖女を育てる使命でしたが、気がついたらこうやって世界を旅するようになったのです」
「それは素晴らしいです。ところで、この飛行船を設計したのは君たちかい?」
「そうです。バトル執事もバトルメイドもAIクリスタル脳を持っており、能力は神の知識と同等です」
「もちろん、バルさんもレイナさんもAIクリスタル脳ですから、元の知識と合わせてかなり増えたはずです」
「うむ、そうだな。では、メガファライナの動力が魔導原子炉で制御されているのは分かったよ。それにしても素晴らしい機体だな」
「そうですね。特に什器は日本の最新式のようですね」
「イーライ、ネイト、儂と一緒にこの空島に魔導原子炉設置しようか?」
「バルモン中尉、もちろん喜んでお手伝いします」
「ヒナミさん、ホノカさん、美味しい食事とスイーツを作りましょう」
「レイナさん、教えて下さい」
メガファライナの食堂では、湯気と笑い声が混ざり合い、霧の向こうに広がる空島の輪郭が少しずつ鮮明になっていった。
「ネイト、大型魔導原子炉と補助魔導原子炉の基盤は重力鉱石で安定させよう。空島の地盤は意外と柔らかい」
「了解です、バルさん、基台を作ってからカーボンファイバーとミスリルでお椀型の底面を作りませんか?」
「その上に今の空島の地盤の一部を乗せるのです」
「うん、それなら軽量化と高速化が可能だな」
「このメガファライナも、カーボンファイバーとミスリルでできているのか?」
「はい、外殻を作ってから大型魔導原子炉と補助魔導原子炉を仕込んでいます」
「大型魔導原子炉を動かすのは飛行中だけで艦内の動力は補助原子炉で全て賄えています」
「素晴らしい機体だ」
イーライとネイトはヨダシステムの共有フォルダにこれまでのジェネオスとアギオスが開発した武器と道具があることを説明した。
「ヒナミ、ホノカ、食材の調理はこの魔導IHコンロを使っているのね」
「はい、レイナさん。煮炊きは魔導IHコンロと補助的に魔導電子レンジも使っています」
「いいわね。給食は愛なの。香りは記憶を呼び起こすのよ」
みーくんMk.IIIが「ニヤ~ン」と鳴きながら、空島の中央に小さな旗を立てた。
旗には「焼き鳥パーティ準備中」と手書きの文字が揺れている。
「この島、もっと遠くに飛ばせるかもしれんな」
バルさんが模型図を広げながら呟く。
「推進炉を補助に使えば、浮力制御と航行が両立できる」
「つまり、空島が第二のメガファライナになるってことですか?」
サキヒコが目を輝かせる。
「そうだ。この島が皆んなの家であって、ジェット旅客機の速度で旅する飛行船だ。技術魂と給食で動く船だ」
「それ、最高ですね」
カナエが笑いながら、スミレと一緒に茶器を並べる。
「焼き鳥とスイーツで動く船なんて、夢みたい」
ヒナミとホノカも、湯気の向こうでそっと微笑んだ。
「夢じゃないわ。これは皆んなの愛とナデージダが詰まっているのよ」
レイナさんが湯を注ぎながら言った。ナデージダとはロシア語で希望のことだとレイナさんがスミレさんたちに教えた。
その時、空島の地面が微かに震えた。
大型魔導原子炉が起動したのだ。
「浮力安定。推進炉、補助稼働開始」
イーライがシローに報告する。
「オストロフドッグ、起動完了。航行可能です」
ネイトが座標を確認しながら頷いた。
「では、命名しよう」
シロー艦長が立ち上がる。
「この島の名は――『オストロフドッグ』だ」
「焼き鳥と給食で動く、空の記憶船ですね」
スミレが微笑む。
「そうだ。『飛ばない鳥は焼き鳥だ』だが、飛びたい鳥は自由に空を目指す」
バルさんが空を見上げる。
「給食は愛なの。オストロフドッグにも、ちゃんと愛とナデージダを込めてあげましょう」
レイナさんがそっと手を重ねた。
こうして、霧の中から現れた空島は、記憶を紡ぎながら技術と愛によって再起動された。 旧空島の残骸は浮力を失い、静かに高山の頂に安置された。そして、新たな旅が、静かに始まろうとしていた。
続く──
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