12 / 78
第1章
移動式ログハウスが完成した
しおりを挟む
王都ケトマスの冒険者ギルドで魔物を売ったシローとスミレさんはミカエルの提案で赤の魔女と青の魔導師がキャンプをしていたチアフィーロ市のピーラー山に瞬間移動してきた。この夜はケトマスの市場で買ってきたエビとホタテ貝の海鮮BBQで二人で盛り上がったのだった。
翌朝……
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ミカエルは朝6時の定刻にアラームでシローとスミレさんを起こしてきた。
「スミレさん、おはよう」
「シローさん、おはよう」
「ミカエル、朝早くからアラームを鳴らして今朝はどうしたの?」
「シローさん、スミレさん、おはようございます」
「今日の予定は朝食後にお二人でログハウスを建てる準備に取り掛かっていただきたいと考えたからです」
「現在、テオスシステムの共有データーを元に先のジェネオスとアギオスたちが作ったログハウスのデーターが蓄積されております。シローさん、スミレさんの思考から読み取った『平屋建てのログハウスの間取り』はこちらになります」
ミカエルはテオスシステムの共有データーからシローとスミレにふさわしいプランの間取りを選んだ。
「一応、ゲスト用の寝室を用意したプランにさせていただきました」
「スミレさん、どう?」
「ミカエル、もう一度やり直して」
スミレさんは、いくら体が若返っても子育てをすることは絶対に無いと考えていた。ましてこの世界に友達は一人もいないので誰かを自宅に招いて泊める事は絶対に無いと考えていたのだった。
「ミカエル、ゲスト用の寝室は要らないと思うからから私たちのクローゼットに変更して」
「それと、トイレとお風呂の間取りをもう少し広くして」
「スミレさん、分かりました。改良いたします」
「スミレさん、こちらが新しい間取りプランになります」
出来上がったログハウスは平屋建てでシンプルな片屋根タイプのログハウスだった。寝室はダブルベッドが充分に入る大きさに拡張されたし、隣のゲストルームだった部屋はスミレさん専用のウォークインクローゼットに変更されていた。バスルームも拡張されて大人二人がゆったりと入れる浴槽に変更されていた。最後にトイレだが男子トイレと女子トイレの2つに別れたのだった。
「シローさん、これならオッケーよ」
「では、お二人にはログハウスの材料を調達して頂きたいので飛翔でこの先の山奥に移動しましょう」
「ミカエル、キャンピングカーで飛ばないのか?」
「シローさん、伐採予定の森の上空まではキャンピングカーで移動できても着陸が出来ないからです。これからは飛翔魔法を使う場面も出てくるので慣れるためにも飛翔で飛びましょう」
「ミカエル、わかったよ」
「「飛翔」」
「シローさん、自分で空を飛ぶってちょっと怖いわ」
「スミレさん、俺から絶対に手を離さないで」
シローとスミレさんは飛翔で空に上った。ゆっくり5分ほど飛んで目的の森に到着したのだった。
「サーチ」
シローは森周辺の魔物を探知した。幸いに大型の魔物は全くいないようで周りにいるのは数羽のホーンラビットだけだった。
「シローさん、スミレさん、直径30センチ以上の木を風刃で伐採しましょう」
「風刃」
「シローさん、私もやってみるわ」
「風刃」
大木は次々と伐採され、シローは枝が付いたままの大木を収納していった。
「シローさん、スミレさん、材料は充分に集まったので転移でキャンプ地まで戻りましょう」
「「了解、転移」」
「では、シローさんはスミレさんにペニスを握ってもらい魔力を循環させてログハウスを作って下さい」
「スミレさん、お願い」
「シローさん、おちんちんを握るよ」
「スミレさん、ログハウスを作るね」
「シローさん、頑張って」
二人の体が金色に輝き魔力の循環が始まっていた。更に輝きが増したところで、ドドーンと大きな太鼓の音が鳴り目の前にログハウスが出現した。
「シローさん、素敵なログハウスが出来たね」
「スミレさん、良かったね」
二人は玄関からログハウスに入ってキッチン、リビングの間取りを確かめたのだった。シローは大木だけしか材料を用意しなかったが、ガラスやユニットバス、システムキッチンなど現代の設備は何で作ったのか不思議だったが、言わないことにした。
(シローさん、木材以外は魔鉱石とこの世界にある自然素材から錬成をしています。窓ガラスは魔鉱石の抽出が終わった岩石から石灰成分を取り出し、近くの川砂を利用して作っています。同じく、鉄製品は魔鉱石からの抽出加工品なのです)
(ミカエル、詳しい解説をありがとう)
(どういたしまして)
「シローさん、想像以上だわ、ありがとう」
「スミレさん、良かったね」
「シローさん、今日のお昼はホタテのパスタを作るわね」
「スミレさん、お願いします」
スミレさんはキッチンに備え付けの魔導IHコンロにパスタ鍋を置いた。パスタ鍋は昨日シローが具現化で作ったが、元の世界の調理道具を具現化で作成出来るのは少々驚いた。フライパンにバター、ホタテを入れ中火でさっと炒め茹でたパスタにソースをかけた。
「スミレさん、昼間だけどスパークリングワインを開けようか?」
「ええ、お任せするわ」
シローはスパークリングワインをワイングラスに注いだのだった。柔らかい日差しが差し込み、新築のログハウスは針葉樹の木の香りが爽やかだった。
「スミレさん、ホタテのパスタ美味しいね」
「シローさん、エビを入れるのを忘れていたわ」
「スミレさん、デザートのショートケーキです」
「それと、コーヒーをどうぞ」
「シローさん、ありがとう」
シローはミカエルのアドバイスを借りて具現化で元の世界の有名店のコーヒー豆とショートケーキを作ってみた。イポニアにもカッファ豆は入ってきているらしいが、ほとんどの人は飲まないので値段はどうしても高かった。
ミカエルはこの世界でもショートケーキはナトホカまで飛べば転生してきたジェネオスとアギオスが作って販売しているので食べられると言っていたが、ショートケーキ1個の値段が銀貨2枚だと教えてくれたので二人は高級洋菓子だと思ったのだった。
(話終わり)
----------------------------------
翌朝……
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ミカエルは朝6時の定刻にアラームでシローとスミレさんを起こしてきた。
「スミレさん、おはよう」
「シローさん、おはよう」
「ミカエル、朝早くからアラームを鳴らして今朝はどうしたの?」
「シローさん、スミレさん、おはようございます」
「今日の予定は朝食後にお二人でログハウスを建てる準備に取り掛かっていただきたいと考えたからです」
「現在、テオスシステムの共有データーを元に先のジェネオスとアギオスたちが作ったログハウスのデーターが蓄積されております。シローさん、スミレさんの思考から読み取った『平屋建てのログハウスの間取り』はこちらになります」
ミカエルはテオスシステムの共有データーからシローとスミレにふさわしいプランの間取りを選んだ。
「一応、ゲスト用の寝室を用意したプランにさせていただきました」
「スミレさん、どう?」
「ミカエル、もう一度やり直して」
スミレさんは、いくら体が若返っても子育てをすることは絶対に無いと考えていた。ましてこの世界に友達は一人もいないので誰かを自宅に招いて泊める事は絶対に無いと考えていたのだった。
「ミカエル、ゲスト用の寝室は要らないと思うからから私たちのクローゼットに変更して」
「それと、トイレとお風呂の間取りをもう少し広くして」
「スミレさん、分かりました。改良いたします」
「スミレさん、こちらが新しい間取りプランになります」
出来上がったログハウスは平屋建てでシンプルな片屋根タイプのログハウスだった。寝室はダブルベッドが充分に入る大きさに拡張されたし、隣のゲストルームだった部屋はスミレさん専用のウォークインクローゼットに変更されていた。バスルームも拡張されて大人二人がゆったりと入れる浴槽に変更されていた。最後にトイレだが男子トイレと女子トイレの2つに別れたのだった。
「シローさん、これならオッケーよ」
「では、お二人にはログハウスの材料を調達して頂きたいので飛翔でこの先の山奥に移動しましょう」
「ミカエル、キャンピングカーで飛ばないのか?」
「シローさん、伐採予定の森の上空まではキャンピングカーで移動できても着陸が出来ないからです。これからは飛翔魔法を使う場面も出てくるので慣れるためにも飛翔で飛びましょう」
「ミカエル、わかったよ」
「「飛翔」」
「シローさん、自分で空を飛ぶってちょっと怖いわ」
「スミレさん、俺から絶対に手を離さないで」
シローとスミレさんは飛翔で空に上った。ゆっくり5分ほど飛んで目的の森に到着したのだった。
「サーチ」
シローは森周辺の魔物を探知した。幸いに大型の魔物は全くいないようで周りにいるのは数羽のホーンラビットだけだった。
「シローさん、スミレさん、直径30センチ以上の木を風刃で伐採しましょう」
「風刃」
「シローさん、私もやってみるわ」
「風刃」
大木は次々と伐採され、シローは枝が付いたままの大木を収納していった。
「シローさん、スミレさん、材料は充分に集まったので転移でキャンプ地まで戻りましょう」
「「了解、転移」」
「では、シローさんはスミレさんにペニスを握ってもらい魔力を循環させてログハウスを作って下さい」
「スミレさん、お願い」
「シローさん、おちんちんを握るよ」
「スミレさん、ログハウスを作るね」
「シローさん、頑張って」
二人の体が金色に輝き魔力の循環が始まっていた。更に輝きが増したところで、ドドーンと大きな太鼓の音が鳴り目の前にログハウスが出現した。
「シローさん、素敵なログハウスが出来たね」
「スミレさん、良かったね」
二人は玄関からログハウスに入ってキッチン、リビングの間取りを確かめたのだった。シローは大木だけしか材料を用意しなかったが、ガラスやユニットバス、システムキッチンなど現代の設備は何で作ったのか不思議だったが、言わないことにした。
(シローさん、木材以外は魔鉱石とこの世界にある自然素材から錬成をしています。窓ガラスは魔鉱石の抽出が終わった岩石から石灰成分を取り出し、近くの川砂を利用して作っています。同じく、鉄製品は魔鉱石からの抽出加工品なのです)
(ミカエル、詳しい解説をありがとう)
(どういたしまして)
「シローさん、想像以上だわ、ありがとう」
「スミレさん、良かったね」
「シローさん、今日のお昼はホタテのパスタを作るわね」
「スミレさん、お願いします」
スミレさんはキッチンに備え付けの魔導IHコンロにパスタ鍋を置いた。パスタ鍋は昨日シローが具現化で作ったが、元の世界の調理道具を具現化で作成出来るのは少々驚いた。フライパンにバター、ホタテを入れ中火でさっと炒め茹でたパスタにソースをかけた。
「スミレさん、昼間だけどスパークリングワインを開けようか?」
「ええ、お任せするわ」
シローはスパークリングワインをワイングラスに注いだのだった。柔らかい日差しが差し込み、新築のログハウスは針葉樹の木の香りが爽やかだった。
「スミレさん、ホタテのパスタ美味しいね」
「シローさん、エビを入れるのを忘れていたわ」
「スミレさん、デザートのショートケーキです」
「それと、コーヒーをどうぞ」
「シローさん、ありがとう」
シローはミカエルのアドバイスを借りて具現化で元の世界の有名店のコーヒー豆とショートケーキを作ってみた。イポニアにもカッファ豆は入ってきているらしいが、ほとんどの人は飲まないので値段はどうしても高かった。
ミカエルはこの世界でもショートケーキはナトホカまで飛べば転生してきたジェネオスとアギオスが作って販売しているので食べられると言っていたが、ショートケーキ1個の値段が銀貨2枚だと教えてくれたので二人は高級洋菓子だと思ったのだった。
(話終わり)
----------------------------------
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる