改訂版 勇者と聖女の育成請け負います_みんなで育てれば怖くないね

にしのみつてる

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第2章

魔物退治でレベリング

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 朝食後……

「ミカエル、今日の二人のメニューを教えてくれ」
「はい、今日は魔鉱石の採取と魔物退治でレベリングを行います」

「今日、これからの予定はレベリングの前にヨーヘーさんとアッコさんのお好きな武器を一つ作ってもらいます」

「シローさん、どんな武器を持っているのか参考にしたので見せてくれ?」
「ええいいですよ」

「スミレさんも武器を見せてもらえないかしら」
「はい、私が使っているのはこのスタータクトです」

「ヨーヘー、これって私たちが昔に見たアニメの魔法の杖と宇宙海賊のサーベル銃よ」
「アッコ、俺たちの子どもだった頃はスクーターに乗った白頭巾のおっさんが鉄砲を持ってたぞ」

「待てよ、同じ白頭巾でもサングラスのおっさんも鉄砲だったな」
「あとは、時代劇の侍の刀だったし」
 ヨーヘーは昔のテレビドラマを思い出してブツブツと言いながら一人で考えだした。

「ヨーヘー、それよ」

「ミカエル、ヨーヘーさんの武器の調整をお願い」
「はい、銃身バレルを伸ばしてテレビで人気の金髪のお笑いおじさんが使っているこちらは銃はどうでしょうか?」

 ミカエルはテオスシステムをフル活用して金髪のお笑いおじさんが使っているコルトガバメント12インチモデルを画面に写していた。

「アッコ、俺はこの鉄砲にするよ」
「ヨーヘー、かっこいいじゃない」

「ヨーヘーさん、具現化魔法の発動はタブレットの画面を見ながら頭の中でコルトガバメントを強く思い浮かべるのです」

「アッコ、やってみるよ」
 ドドン、太鼓の音が鳴って空中にコルトガバメント12インチのモデルが浮かんでいた。

「次は私の武器ね」
 アッコは魔女アンドロイドのアニメを思い浮かべていた。

「ミカエル、アッコさんの武器の調整をお願い」
「はい、アッコさんの武器はアニメの魔女アンドロイドが使うレイピアに似せていますが、刃渡りをアッコさんに合わせて少し短めで60センチで調整します。機能はヨーヘーさんのコルトガバメントもアッコさんのレイピアも同じ魔導銃になります」

「ヨーヘー、やってみるわね」
 ドドン、太鼓の音が鳴って空中にレイピアが浮かんでいた。

「ヨーヘーさんも腰に剣を下げていた方が格好が付くと思いますがどうしますか?」
「俺が作りたかったのは盲目のマッサージ師の仕込み杖と思ったけど、アッコと同じレイピアを作るよ」

「ヨーヘーさん、それが無難な選択だと思います。この世界では日本刀は一般的ではありません」

「皆さん、武器の準備が整いましたのでシローさんのキャンピングカーに乗りましょう」
「では、今からメガロイメラ山の洞窟に魔石採取に向かいます」

「シローさん、昨日も聞いたけどこのキャンピングカーは電気自動車なのか?」
「ヨーヘーさん、俺もよく分かっていないのでハイブリッドと答えましたが、動力は魔石板からの魔力で動いているようですよ」


「ヨーヘー、この世界はガソリンスタンドも電気も無いのだから魔法で動くのは当たり前よ」
「あっ、そうか」

 訓練場所のメガロイメラ山の洞窟には直ぐに到着した。4人はキャンピングカーから降りた。
「では、洞窟に入っていただきますが……スミレさんはタブレットを持ったまま後ろで魔物探知をお願いします」

「洞窟の中央部にはオークの集団が70体はいますので、ヨーヘーさんが先に攻撃した後にシローさん、スミレさん、アッコさんの援護射撃が必要です」

「シローさん、赤い点がたくさんこっちに向かってくるわ」
「まずいな、見つかったようだ」
 ビッ、ビッ、ビッ、シローは重力サーベル風魔導銃グラビティサーベルを構えて先行して突っ込んできたオーク3体を倒して見本を見せた。

「シローさん、俺もやってみます」
 ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ヨーヘーはコルトガバメントを上手に使ってオークを10体仕留めた。

「次は私よ」
 ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、アッコはレイピアから雷魔法を放出してで5体のオークを倒した。

「ヨーヘーさん更に攻撃です」
 ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ヨーヘーは追加でオークを5体倒した。ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、シローが5体倒し、ビッ、ビッ、ビッ、アッコさんが3体倒した。

「シローさん、ヨーヘーさん、ラスボス戦になります」
「オークキングに向かって『メガサンダーボルト』と唱えてください」

「「メガサンダーボルト」」
 ガラガラ、ピシャーン、大きな雷鳴がとどろき、稲光はオークキングに当たって消えた。オークキングを守っていた手下のオーク38体も全て倒れたようで赤い点は全て消えていた。

 シローとヨーヘーは収納魔法でオークキングとオークを全て回収した。

「ヨーヘー、光っているね」
「アッコ、綺麗だな」


「皆さん、直ぐに洞窟の外に出ましょう」
「シローさん、スミレさん、急いで下さい」
「今の戦いでヨーヘーさんとアッコさんはレベルが75以上に急激に上がりますから急いでマンドラゴラポーションを作りましょう」

 シローたちは駆け足で洞窟の外に出てきた。

「ヨーヘーさん、アッコさん、とりあえずキャンピングカーで横になって休んでいて下さい」
「多分、すごく気持ち悪くなるはずです」

「ミカエル、周辺のマンドラゴラを表示」
「シローさん、キャンピングカーの直ぐ後ろにマンドラゴラの群生地です」
「了解」

「スミレさん、薬師の大鍋を具現化で出しますね」
 時間が無いのでミカエルも具現化を手伝った。

「シローさん、マンドラゴラはそのまま抜くと絶叫で気絶するからそっと抜くのよ」
「スミレさん、分かっっていますよ」

 シローは、とりあえず、マンドラゴラ1株を土付きで持ってきた。

「スミレさん、まずはマンドラゴラ1株を洗浄しましょう。空中に魔力水を浮かべてマンドラゴラを洗ってください」
「シローさんは、りんごと蜂蜜を具現化で作って下さい」

「ミカエル、出来たよ」
「スミレさん、魔力水を満たしたら、マンドラゴラ1本とリンゴ1個、蜂蜜を大さじ3杯です」
「全てを入れ終わったら『サンクチュアリ』です」

「サンクチュアリ」

「ミカエル、出来たわ」

 ピコーン、ピコーン、ピコーン……

「ヨーヘー、私気持ち悪い、吐きそうよ」
「アッコ、俺も二日酔いだ」
 二人はトイレに駆け込んで吐いていた。

「アッコさん、ヨーヘーさん、しっかりして、このポーションを飲んで」
「「スミレさん、ありがとう」」

「シローさんも薬を飲んで、早く」
「スミレさん、ありがとう」

「シローさん、私たちも早く飲まないと……」
 ピコーン、ピコーン、ピコーン……

 4人はどれくらい寝ていたのか検討がつかなかった。とりあえず、シローはキャンピングカーの予備も合わせて2台出していたのでそれぞれのキャンピングカーで寝ていた。

(ヨーヘーとアッコのバイタル正常)
(【LV】115確認、【MP】115000確認、スキル:創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与付与完了)
(上級魔法全取得完了)

(シローとスミレのバイタル正常)
(【LV】246確認、【MP】246000確認、スキル:創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与付完了確認)
(超級魔法全取得完了)

 4人が気を失ってキャンピングカーで寝ている間、ミカエルは4人の健康を管理していた。テオスシステムによってヨーヘーとアッコは転生3日目にしてレベル115のジェネオスとアギオスになっていた。オリンポスの神々は転生3日目でジェネオスとアギオスに成長した二人を一斉に喜びコイオスとポイベを褒め称えた。



 オークを倒して3日後の朝……ヨーヘーとアッコが転生してから既に4日が過ぎていた。

 ピピピ、ピピピ、ピピピ、ミカエルは朝6時の定刻にシローとスミレさんをアラームで起こした。
 ついでにヨーヘーとアッコもミカエルの予備アラームで起こした。

「ヨーヘー、早く起きて、目覚ましが鳴ったよ」
「アッコ、今起きるよ」

「アッコ、二日酔いは治まったよだな」
「ええ、ミサエさんが気を失う前に薬を飲ませてくれたのよ」
「そうだったか?」

「ヨーヘー、貴男、何も覚えてないの?」
「アッコ、俺トイレで吐いてから気持ち悪かったので何も覚えていないんだ」

「ヨーヘー、シャワーを浴びてからシローさんとスミレさんにお礼を言いましょう」
「そうだな」


「スミレさんおはよう、よく寝たね」
「シローさん、おはよう」

「シローさん、ごめんね先にシャワーを使わせて」
「スミレさん、どうぞごゆっくり」

 シローは鍋にお湯を沸かして、野菜たっぷりの味噌汁を作った。ミニ炊飯器をセットして4人分のお米を炊いた。それと、収納に卵があったので焼いたのだった。

 スミレさんがシャワールームから出てきたのでシローもシャワーを使った。

 ご飯が炊けたようなのでスミレさんは外にテーブルを出した。

「ヨーヘーさん、アッコさん、朝ご飯ですよ」
「「は~い」」

 シローもシャワーを浴び終わったので4人で美味しく朝食を頂いたのだった。

(話終わり)

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 コルトガバメント12インチモデル お笑いタレントがデザインしたバントライン・スペシャルとして販売されたモデルガンです。

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