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第2章
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朝食後……
4人はお茶を飲んでくつろいでいた。突然、シローのタブレットが輝きだしてコイオス神とポイベ神の3Dフォログラムが現れた。
「信心深き者たちよ」
「汝らは、シロースミレ夫婦の下、禁欲生活をしながら早期にレベル115まで上げたことは見事であった」
「よって、只今よりジェネオス、アギオスの証としてタブレットを下賜するので今日より使うのじゃ」
「なお、汝らが寝泊まりしていたキャンピングカーはシロースミレ夫妻より譲り受け、早急に空を飛べるように改造し、明日からはヨーヘーとアッコの二人だけで次の旅へと備えるのじゃ」
それだけ言われると、コイオス様とポイベ様は消えていかれた。新しいタブレットはまだ空中に浮かんだままだった。
「ヨーヘーさん、直ぐにタブレットの起動スイッチを入れてください」
シローが大声で叫んだ。ヨーヘーは直ぐにタブレットのスイッチを入れた。
「ヨーヘーさん、アッコさん、はじめまして、私は大天使ジョフィエルと申します」
「これよりお二人のお手伝いをさせていただきますので、ご用がある時はジョフィエルとお呼び下さい」
「突然で驚かれていると思いますが、お二人の現在のステータスを表示してください」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヨーヘー・カトー
【種族】人族
【年齢】25
【称号】行商人《ジェネオス》
【スキル】
コイオスの加護、ポイベ神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】115
【MP】115000
【名前】アッコ・カトー
【種族】人族
【年齢】25
【称号】踊り子《アギオス》
【スキル】
コイオス神の加護、ポイベ神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】115
【MP】115000
◇ ◇ ◇ ◇
「ヨーヘー、私、踊り子になっているよ」
「アッコ、俺の称号は行商人だ」
「ヨーヘーさん、アッコさん、称号は冒険者ギルドで登録するときの仮の職業のことです。神様から頂いたジェネオス、アギオスが本当の職業だと思っておいてください」
「シローさん、そう言えば神様が言っていたけど、このキャンピングカーは俺たちがもらってもいいのか?」
「ハイ、もちろん、中の調理道具も含めてお二人で自由にお使いください」
「ありがとうな」
「それと、シローさん、魔物を倒したときに魔石がどうのって後で言ってたよね」
「ヨーヘーさん、アッコさん、3日前に急激なレベルアップで慌てて洞窟から出てきましたが、洞窟で魔鉱石を採取しないとキャンピングカーは動かないのです」
「それと、ヨーヘーさんとアッコさんの冒険者登録をしないと路銀が全く無いので旅が始まりませんからね」
「アッコ、良かったな、神様は『明日からはヨーヘーとアッコの二人だけで次の旅へと備えるのじゃ』って言っていたから内心焦っていたんだ」
「ヨーヘー、私もよ」
「ヨーヘーさん、アッコさん、私たちもきちんと最後まで見届けてからでないと出発しませんよ」
「そりゃそうだな……アハハ」
「ヨーヘーさん、アッコさん、洞窟にご案内します。明かりは生活魔法の応用で『ライトボール』で洞窟全体を照らす事ができます」
ジョフィエルは張り切ってヨーヘーたちを洞窟の奥へと案内した。既にオークは4人で全て倒したので魔物は一匹も出て来なかった。
「アッコ、洞窟全体が虹色に光っている」
「ヨーヘーさん、アッコさん、こちらが魔鉱石になります。洞窟内の魔鉱石は全て回収して頂き、後で魔石板を精製します」
「ヨーヘーさん、『回収』と唱えて下さい」
「回収」
「うぉ、アッコ、魔鉱石が何処かに消えたぞ」
「ヨーヘーさん、驚いていないで、魔石板の抽出をしないとキャンピングカーに乗れないわよ」
「ああ、そうだったな」
4人は洞窟の外に出てきた。
「それでは今からから、魔鉱石から魔石板を抽出していただきます」
タブレットの画面にはA4サイズの魔石板が写っていた。
「アッコ、ちんちんを掴んでくれ」
「ヨーヘー、楽にしていいわよ」
アッコの手がヨーヘーのペニスを掴むと既に魔力の還流が起きてきた。二人の体が金色に輝きだして魔力の循環が最大になった。
ヨーヘーはアッコにペニスを握られたので暴発しそうになっていたが、必死にこらえて魔石板10枚を作ることだけに集中した。
ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、太鼓の音が10回鳴って魔石板が空中に浮かんでいた。
「ヨーヘーさん、キャンピングカー横のスライド板を開けて魔石板を10枚セットしましょう」
ヨーヘーはスライド板を開けて魔石板を10枚セットした。
「ジョフィエル、出来たぞ」
ジョフィエルは魔石板のセット後にフライト前チェックに移行していた。
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「機内、電力供給システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「では、皆さん、キャンピングカーに乗り込んで下さい」
「ヨーヘーさんのタブレットはコクピットのくぼみにセット願います」
「セット完了確認」
「では、ヨーヘーさん、青いボタンを押し下さい。離陸します」
「テイクオフ」
ポーン、ポーン、「シートベルトを着用して下さい」
「アッコ、飛行機に乗っている気分だな」
「そうね、なんだかワクワクしてくるね」
キャンピングカーは上昇を続け、規定の12000ft《高度4000メートル》まで上昇した。
ポーン、ポーン、
「只今より、モリタイラ湾を南進してからカプロス湖で反転して帰ってくるフライトテストを行います。フライト時間はおよそ36分です」
「シローさん、俺たち本当に飛んでいるのだな」
「ええ、元の世界のプロペラ機くらいの速度で飛行していると思います」
ポーン、ポーン、
「現在の飛行速度は時速500キロ、飛行高度は4000メートルです」
「アッコ、揺れないから快適だな」
「シローさん、キャンピングカーは自動操縦なのか?」
「そうですよ、神様が作ったキャンピングカーですから元の世界より進んでいます」
「ヨーヘー、自動操縦って、運転が下手なあんたにぴったりだね」
「そうだな」
ポーン、ポーン、「これより降下します」
キャンピングカーは35分後に元の場所に着陸をしたのだった。
4人はキャンピングカーから降りた。
(話終わり)
4人はお茶を飲んでくつろいでいた。突然、シローのタブレットが輝きだしてコイオス神とポイベ神の3Dフォログラムが現れた。
「信心深き者たちよ」
「汝らは、シロースミレ夫婦の下、禁欲生活をしながら早期にレベル115まで上げたことは見事であった」
「よって、只今よりジェネオス、アギオスの証としてタブレットを下賜するので今日より使うのじゃ」
「なお、汝らが寝泊まりしていたキャンピングカーはシロースミレ夫妻より譲り受け、早急に空を飛べるように改造し、明日からはヨーヘーとアッコの二人だけで次の旅へと備えるのじゃ」
それだけ言われると、コイオス様とポイベ様は消えていかれた。新しいタブレットはまだ空中に浮かんだままだった。
「ヨーヘーさん、直ぐにタブレットの起動スイッチを入れてください」
シローが大声で叫んだ。ヨーヘーは直ぐにタブレットのスイッチを入れた。
「ヨーヘーさん、アッコさん、はじめまして、私は大天使ジョフィエルと申します」
「これよりお二人のお手伝いをさせていただきますので、ご用がある時はジョフィエルとお呼び下さい」
「突然で驚かれていると思いますが、お二人の現在のステータスを表示してください」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヨーヘー・カトー
【種族】人族
【年齢】25
【称号】行商人《ジェネオス》
【スキル】
コイオスの加護、ポイベ神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】115
【MP】115000
【名前】アッコ・カトー
【種族】人族
【年齢】25
【称号】踊り子《アギオス》
【スキル】
コイオス神の加護、ポイベ神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】115
【MP】115000
◇ ◇ ◇ ◇
「ヨーヘー、私、踊り子になっているよ」
「アッコ、俺の称号は行商人だ」
「ヨーヘーさん、アッコさん、称号は冒険者ギルドで登録するときの仮の職業のことです。神様から頂いたジェネオス、アギオスが本当の職業だと思っておいてください」
「シローさん、そう言えば神様が言っていたけど、このキャンピングカーは俺たちがもらってもいいのか?」
「ハイ、もちろん、中の調理道具も含めてお二人で自由にお使いください」
「ありがとうな」
「それと、シローさん、魔物を倒したときに魔石がどうのって後で言ってたよね」
「ヨーヘーさん、アッコさん、3日前に急激なレベルアップで慌てて洞窟から出てきましたが、洞窟で魔鉱石を採取しないとキャンピングカーは動かないのです」
「それと、ヨーヘーさんとアッコさんの冒険者登録をしないと路銀が全く無いので旅が始まりませんからね」
「アッコ、良かったな、神様は『明日からはヨーヘーとアッコの二人だけで次の旅へと備えるのじゃ』って言っていたから内心焦っていたんだ」
「ヨーヘー、私もよ」
「ヨーヘーさん、アッコさん、私たちもきちんと最後まで見届けてからでないと出発しませんよ」
「そりゃそうだな……アハハ」
「ヨーヘーさん、アッコさん、洞窟にご案内します。明かりは生活魔法の応用で『ライトボール』で洞窟全体を照らす事ができます」
ジョフィエルは張り切ってヨーヘーたちを洞窟の奥へと案内した。既にオークは4人で全て倒したので魔物は一匹も出て来なかった。
「アッコ、洞窟全体が虹色に光っている」
「ヨーヘーさん、アッコさん、こちらが魔鉱石になります。洞窟内の魔鉱石は全て回収して頂き、後で魔石板を精製します」
「ヨーヘーさん、『回収』と唱えて下さい」
「回収」
「うぉ、アッコ、魔鉱石が何処かに消えたぞ」
「ヨーヘーさん、驚いていないで、魔石板の抽出をしないとキャンピングカーに乗れないわよ」
「ああ、そうだったな」
4人は洞窟の外に出てきた。
「それでは今からから、魔鉱石から魔石板を抽出していただきます」
タブレットの画面にはA4サイズの魔石板が写っていた。
「アッコ、ちんちんを掴んでくれ」
「ヨーヘー、楽にしていいわよ」
アッコの手がヨーヘーのペニスを掴むと既に魔力の還流が起きてきた。二人の体が金色に輝きだして魔力の循環が最大になった。
ヨーヘーはアッコにペニスを握られたので暴発しそうになっていたが、必死にこらえて魔石板10枚を作ることだけに集中した。
ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、ドドン、太鼓の音が10回鳴って魔石板が空中に浮かんでいた。
「ヨーヘーさん、キャンピングカー横のスライド板を開けて魔石板を10枚セットしましょう」
ヨーヘーはスライド板を開けて魔石板を10枚セットした。
「ジョフィエル、出来たぞ」
ジョフィエルは魔石板のセット後にフライト前チェックに移行していた。
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「機内、電力供給システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「では、皆さん、キャンピングカーに乗り込んで下さい」
「ヨーヘーさんのタブレットはコクピットのくぼみにセット願います」
「セット完了確認」
「では、ヨーヘーさん、青いボタンを押し下さい。離陸します」
「テイクオフ」
ポーン、ポーン、「シートベルトを着用して下さい」
「アッコ、飛行機に乗っている気分だな」
「そうね、なんだかワクワクしてくるね」
キャンピングカーは上昇を続け、規定の12000ft《高度4000メートル》まで上昇した。
ポーン、ポーン、
「只今より、モリタイラ湾を南進してからカプロス湖で反転して帰ってくるフライトテストを行います。フライト時間はおよそ36分です」
「シローさん、俺たち本当に飛んでいるのだな」
「ええ、元の世界のプロペラ機くらいの速度で飛行していると思います」
ポーン、ポーン、
「現在の飛行速度は時速500キロ、飛行高度は4000メートルです」
「アッコ、揺れないから快適だな」
「シローさん、キャンピングカーは自動操縦なのか?」
「そうですよ、神様が作ったキャンピングカーですから元の世界より進んでいます」
「ヨーヘー、自動操縦って、運転が下手なあんたにぴったりだね」
「そうだな」
ポーン、ポーン、「これより降下します」
キャンピングカーは35分後に元の場所に着陸をしたのだった。
4人はキャンピングカーから降りた。
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