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第3章
筑前煮 とヒュドラ退治
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約束の7日後、ハヤトとサクラの二人は筑前煮を持って冒険者ギルドに出かけた。シローとスミレも後をついて行った。
「セリーヌさん、ミレーユさん、うちで煮た筑前煮よ」
「サクラさん、突然どうしたんですか?」
「前の世界の料理を思い出したから作ってみたのよ、詳しい作り方はこの紙に書いておいたから貴女達も後で作るといいわ」
「サクラさん、レシピありがとうございます」
「このレシピは冒険者ギルドで使ってもいいのですか?」
「ええ、構わないわよ」
「ところで、今日はどうされたのですか?」
「ええ、旦那とこの前の報酬を受け取りに来たのよ」
「ギルマスを呼んできますね」
「ハヤト、サクラ、それにシローとスミレさん、この前はご苦労だった。まぁ、掛けてくれ」
「この前の報酬だが、キマイラ1体600枚、コカトリス1体600枚、ミスリル鉱石8000枚、オリハルコン8000枚 合計で17200枚だ」
ハヤトとシローは半分に分けて金貨86袋をそれぞれ収納にしまった。
「それから、頼みがあってな、マクリアミヤ島に調査に行ってほしいのだ」
「島にヒュドラーが住み着いた噂がでておるのだ。出来れば今直ぐにでも現地調査に行ってくれ」
「マクリアミヤ島は沖合なのでチャーター船でも1日の旅程になり、誰も行く冒険者がいないのだ」
「サクラ、どうする」
「大丈夫よ、ハヤト受けるんでしょ」
「わかりました。浮遊魔法と瞬間移動で俺たちだけで行けますので」
「じゃぁ、頼んだぞ」
ハヤトたち4人はミソフェガロ山の高台から宇宙船型ログハウスで飛び立った。マクリアミヤ島までは22分のフライトと画面に表示されていた。島の港に着陸してログハウスは一旦収納にしまった。
マクリアミヤ島はイコナムナ町の沖の島で、三女神アグライアー、エウプロシュネー、タレイアを祀る神聖な島で一般人は立ち入り禁止区域であった。イコナムナ町には三女神を祀る教会があった。
「アリエル、ヒュドラーの場所を探知してくれ」
「はい、森の中に隠れていますので、上空から対魔物ミサイルを撃ち込みましょう」
ログハウスは低空飛行で空中停止をしていた。ハヤトとシローはいつでも打てるように二人はロケットランチャーを構えていたし、サクラとスミレは赤い点が光っていないかタブレットの画面を見ていた。
「ハヤト、島の中央部に静かに近付いて」
ヒュドラーは島の中央部で寝ていた。上空からログハウスで近づいても全く気づかなかった。
「ヒュドラーを見つけたわ、ハヤト、シローさん構えて」
パシューン、パシューン、ハヤトが上空から撃った対魔物ミサイルはサンダーボルトより上位のタケミカズチを組み込んでありヒュドラーは感電死していた。
「サクラ、やったね」
「ええ、良かったね」
「スミレさん、やったね」
「ええ」
ヒュドラーは猛毒を持っているのでハヤトは凍結魔法で全体を凍らせてから収納にしまった。転移門を出して冒険者ギルドの裏に接続したのでハヤトとサクラは一瞬で帰ってきた。
冒険者ギルドの受付でヒュドラーを倒してきた事を報告したら、セリーヌさんもミレーユさんもびっくりして、ギルマスを呼びに奥へ走っていた。倉庫に案内されて、氷漬けのヒュドラーを収納から取り出した。
「こんな、大きな化け物がいたのか」
「はい、島の中央で寝ていました」
「とりあえずは、報奨金が出るので1週間待ってくれ」
「ありがとう、よくやってくれた」
ギルド職員全員に見送られて、4人は冒険者ギルドを後にした。
「シローさん、スミレさん、市場で買い物をしていきましょう」
「ええ、そうしましょう」
ダンプリングの店はハカトン市の有名店なので行列が出来ていたが、4人で並んで多めに買った。スギヤキャも多めに買った。
「じゃあ、家に帰ろうか」
「ええ、帰りましょう」
ハヤトたちが住んでいた社宅近くの森に転移門を設置してからミソフェガロ山の自宅に戻ってきた。
「信心深き者たちよ」
「我らは三女神のアグライアー、エウプロシュネー、タレイアなり」
タブレットが光って、三女神のアグライアー様、エウプロシュネー様、タレイア様が現れた。
「此度のヒュドラー討伐は大儀であった。ヒュドラーはコリレオ国から流れ着いたようで我らも困っておったのじゃ。汝らの働きは天界の神々も称賛されており、我らも加護を授ける事にしたのじゃ」
「後でステータスを見て確認をするのじゃ」
こう言われて、三女神は消えていかれた。
「「「「「ステータス・オープン」」」」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】25
【称号】大勇者《ジェネオス・神の御使い》
【スキル】
ポセイドン神、アンピトリテ神の加護 アグライアー、エウプロシュネー、タレイア、三女神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】355
【MP】355000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族
【年齢】25
【称号】大聖女《アギオス・神の御使い》
【スキル】
ポセイドン神、アンピトリテ神の加護 アグライアー、エウプロシュネー、タレイア、三女神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】355
【MP】355000
◇ ◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大錬金術師《ジェネオス・亜神》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】921
【MP】921000
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大魔女《アギオス・亜神》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】921
【MP】912000
◇ ◇ ◇ ◇
「サクラ、俺達って凄いことになっているのか」
「ハヤト、そうみたいよ」
「スミレさん、亜神になっているよ」
「シローさん、凄いね」
「シローさん、『神の御使い』って何ですか?」
「スミレさん、ミカエルの説明では一般の人々は使徒様と呼ばれるって言っていたよね」
「そうだと思ったわ」
「ハヤトさん、サクラさん、『神の御使い』はLV99のジェネオス・アギオスの上位になります」
「具体的に何かをする訳では無いのですが、一般の人々からは神様の使いになるので使徒様と呼ばれています」
「それから、レベルが900になると亜神になります」
「亜神は人間の姿をした神に近い存在です」
「シローさんとスミレさんは、人間の姿をした神様なのですか?」
「ハヤトさん、神様の自覚は無いので今まで通りでお願いします」
サクラとスミレさんはキッチンでダンプリングを焼いてくれた。
ハヤトとシローはスギヤキャをつまみにして焼酎の水割りを飲んでいた。
「シローさん、本当にありがとうございました」
「ハヤトさん、サクラさん、これからは二人で若手を育てていって下さいね」
「はい、そうしますね」
「シローさんとスミレさんは次の旅に出られるのですか?」
「神様から神託が出ない限り、いつ出かけるかは分からないです」
「ハヤトさんたちも神様から神託が有ると思いますし、二人で外国に行かれるのも自由です」
「実際に外国に渡っているジェネオスとアギオスのペアもいますからね」
その後、アリエルはアンギリア国に渡り亜神になったジェネオス・アギオスの話をハヤトとサクラに聞かせた。また、ナニサカ市からロキシア国に渡ったジェネオス・アギオスの話も二人に聞かせた。
「サクラ、俺たちも一度は外国に行ってみたいな」
「そうね、何処でも連れて行って」
こうして、ハヤトとサクラは外国に行く夢を膨らませながら楽しい夜は更けていったいったのだった。
(話終わり)
--------------------------------------
「セリーヌさん、ミレーユさん、うちで煮た筑前煮よ」
「サクラさん、突然どうしたんですか?」
「前の世界の料理を思い出したから作ってみたのよ、詳しい作り方はこの紙に書いておいたから貴女達も後で作るといいわ」
「サクラさん、レシピありがとうございます」
「このレシピは冒険者ギルドで使ってもいいのですか?」
「ええ、構わないわよ」
「ところで、今日はどうされたのですか?」
「ええ、旦那とこの前の報酬を受け取りに来たのよ」
「ギルマスを呼んできますね」
「ハヤト、サクラ、それにシローとスミレさん、この前はご苦労だった。まぁ、掛けてくれ」
「この前の報酬だが、キマイラ1体600枚、コカトリス1体600枚、ミスリル鉱石8000枚、オリハルコン8000枚 合計で17200枚だ」
ハヤトとシローは半分に分けて金貨86袋をそれぞれ収納にしまった。
「それから、頼みがあってな、マクリアミヤ島に調査に行ってほしいのだ」
「島にヒュドラーが住み着いた噂がでておるのだ。出来れば今直ぐにでも現地調査に行ってくれ」
「マクリアミヤ島は沖合なのでチャーター船でも1日の旅程になり、誰も行く冒険者がいないのだ」
「サクラ、どうする」
「大丈夫よ、ハヤト受けるんでしょ」
「わかりました。浮遊魔法と瞬間移動で俺たちだけで行けますので」
「じゃぁ、頼んだぞ」
ハヤトたち4人はミソフェガロ山の高台から宇宙船型ログハウスで飛び立った。マクリアミヤ島までは22分のフライトと画面に表示されていた。島の港に着陸してログハウスは一旦収納にしまった。
マクリアミヤ島はイコナムナ町の沖の島で、三女神アグライアー、エウプロシュネー、タレイアを祀る神聖な島で一般人は立ち入り禁止区域であった。イコナムナ町には三女神を祀る教会があった。
「アリエル、ヒュドラーの場所を探知してくれ」
「はい、森の中に隠れていますので、上空から対魔物ミサイルを撃ち込みましょう」
ログハウスは低空飛行で空中停止をしていた。ハヤトとシローはいつでも打てるように二人はロケットランチャーを構えていたし、サクラとスミレは赤い点が光っていないかタブレットの画面を見ていた。
「ハヤト、島の中央部に静かに近付いて」
ヒュドラーは島の中央部で寝ていた。上空からログハウスで近づいても全く気づかなかった。
「ヒュドラーを見つけたわ、ハヤト、シローさん構えて」
パシューン、パシューン、ハヤトが上空から撃った対魔物ミサイルはサンダーボルトより上位のタケミカズチを組み込んでありヒュドラーは感電死していた。
「サクラ、やったね」
「ええ、良かったね」
「スミレさん、やったね」
「ええ」
ヒュドラーは猛毒を持っているのでハヤトは凍結魔法で全体を凍らせてから収納にしまった。転移門を出して冒険者ギルドの裏に接続したのでハヤトとサクラは一瞬で帰ってきた。
冒険者ギルドの受付でヒュドラーを倒してきた事を報告したら、セリーヌさんもミレーユさんもびっくりして、ギルマスを呼びに奥へ走っていた。倉庫に案内されて、氷漬けのヒュドラーを収納から取り出した。
「こんな、大きな化け物がいたのか」
「はい、島の中央で寝ていました」
「とりあえずは、報奨金が出るので1週間待ってくれ」
「ありがとう、よくやってくれた」
ギルド職員全員に見送られて、4人は冒険者ギルドを後にした。
「シローさん、スミレさん、市場で買い物をしていきましょう」
「ええ、そうしましょう」
ダンプリングの店はハカトン市の有名店なので行列が出来ていたが、4人で並んで多めに買った。スギヤキャも多めに買った。
「じゃあ、家に帰ろうか」
「ええ、帰りましょう」
ハヤトたちが住んでいた社宅近くの森に転移門を設置してからミソフェガロ山の自宅に戻ってきた。
「信心深き者たちよ」
「我らは三女神のアグライアー、エウプロシュネー、タレイアなり」
タブレットが光って、三女神のアグライアー様、エウプロシュネー様、タレイア様が現れた。
「此度のヒュドラー討伐は大儀であった。ヒュドラーはコリレオ国から流れ着いたようで我らも困っておったのじゃ。汝らの働きは天界の神々も称賛されており、我らも加護を授ける事にしたのじゃ」
「後でステータスを見て確認をするのじゃ」
こう言われて、三女神は消えていかれた。
「「「「「ステータス・オープン」」」」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】25
【称号】大勇者《ジェネオス・神の御使い》
【スキル】
ポセイドン神、アンピトリテ神の加護 アグライアー、エウプロシュネー、タレイア、三女神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】355
【MP】355000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族
【年齢】25
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【スキル】
ポセイドン神、アンピトリテ神の加護 アグライアー、エウプロシュネー、タレイア、三女神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】355
【MP】355000
◇ ◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大錬金術師《ジェネオス・亜神》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】921
【MP】921000
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大魔女《アギオス・亜神》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】921
【MP】912000
◇ ◇ ◇ ◇
「サクラ、俺達って凄いことになっているのか」
「ハヤト、そうみたいよ」
「スミレさん、亜神になっているよ」
「シローさん、凄いね」
「シローさん、『神の御使い』って何ですか?」
「スミレさん、ミカエルの説明では一般の人々は使徒様と呼ばれるって言っていたよね」
「そうだと思ったわ」
「ハヤトさん、サクラさん、『神の御使い』はLV99のジェネオス・アギオスの上位になります」
「具体的に何かをする訳では無いのですが、一般の人々からは神様の使いになるので使徒様と呼ばれています」
「それから、レベルが900になると亜神になります」
「亜神は人間の姿をした神に近い存在です」
「シローさんとスミレさんは、人間の姿をした神様なのですか?」
「ハヤトさん、神様の自覚は無いので今まで通りでお願いします」
サクラとスミレさんはキッチンでダンプリングを焼いてくれた。
ハヤトとシローはスギヤキャをつまみにして焼酎の水割りを飲んでいた。
「シローさん、本当にありがとうございました」
「ハヤトさん、サクラさん、これからは二人で若手を育てていって下さいね」
「はい、そうしますね」
「シローさんとスミレさんは次の旅に出られるのですか?」
「神様から神託が出ない限り、いつ出かけるかは分からないです」
「ハヤトさんたちも神様から神託が有ると思いますし、二人で外国に行かれるのも自由です」
「実際に外国に渡っているジェネオスとアギオスのペアもいますからね」
その後、アリエルはアンギリア国に渡り亜神になったジェネオス・アギオスの話をハヤトとサクラに聞かせた。また、ナニサカ市からロキシア国に渡ったジェネオス・アギオスの話も二人に聞かせた。
「サクラ、俺たちも一度は外国に行ってみたいな」
「そうね、何処でも連れて行って」
こうして、ハヤトとサクラは外国に行く夢を膨らませながら楽しい夜は更けていったいったのだった。
(話終わり)
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