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第3章
そうだダンジョンに行こう
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ポタミアナトリ山の報奨金を受け取る1週間後まで期間が長すぎた。
1日目はハヤト、サクラの案内でハカトン市内のスイーツ観光で回って見たが、スミレさんと初日に入ったいちごパンケーキの店とクレープ店以外にはタイバンカステラの店とフルーツパフェの店を発見したくらいで大した収穫は無かった。
4人はハヤトのウッドデッキでお茶会を開いていた。
「シローさん、今からダンジョンに行ってみないか?」
「はい、是非お願いします」
シローは即答だった。
「ハヤトさん、ダンジョンの入場料はいくらですか?」
「サクラ、ダンジョンの入場料は1パーティ6人までで一律銅貨3枚だったな」
「そうよ、ダンジョンの入場料は全国一律よ」
「ところで、ハヤトさんたちのパーティ名はあったのですか?」
「サクラ、『希望の使者』だったか?」
「そうだったわね」
「ハヤトさん、『シロコロバスターズ』はどうですか?」
「シローさん、そのふざけた名前は何なの?」
ハヤトはお茶を吹き出して腹を抑えて笑い転げた
「モツ焼きからの受け狙いですよ」
「スミレさん、何かある」
「チーム筑前煮でどうかしら?」
「ハヤト、それいいかも」
「サクラさん、今日はどうしたんですか?」
「ええ、パーティ申請よ」
「これを後でみんなで食べて」
サクラはスミレさんと一緒に焼いたはちみつ入りホットケーキを受付のセリーヌさんに差し入れた。
「サクラ先輩、パンケーキですか?」
「そうよ、スミレさんと一緒に焼いたのよ」
「後で頂きます」
セリーヌさんはルンルンと後ろに持っていき、代わりにパーティ申請用紙を持ってきた。
「ハヤトさん、ご記入お願いします」
「パーティ名、『チーム筑前煮』だ」
「人数4名でお願いする」
「サクラ先輩、筑前煮って何ですか?」
「料理の名前よ、来週、作って持ってくるわね」
「へぇ~、料理の名前がパーティ名なんですか?」
「そうよ」
4人は歩いて、海洋ダンジョンに向かった。ダンジョンに向かう道の両側はテントの簡易商店が並び、お祭りの縁日のような賑わいを見せていた。4人は受付で入場料銅貨3枚を払い中に入った。
「シローさん、1階はスルーして飛ばしていこう」
ダンジョン2階は小型のオークが徘徊していた。小型オークの体高はゴブリンと変わらなかった。
パシュ、パシュ、パシュ、パシュ、ドサ、ドサ、ドサ、小型のオークはモツをドロップして消えた。
「シローさん、今夜のアテはモツ焼きだな」
「そうですね」
ハヤトは親指を立ててサインを送った。
「スミレさん、角なしラビットが飛び出すから気をつけて」
ピョンピョン、ビョーン、角なしラビットは硬い角を武器に攻撃を仕掛けてきた。パシュ、パシュ、パシュ、ドサ、ドサ、ドサ、角なしラビットのドロップ品はささみ肉だった。
「スミレさん、オッケーよ」
サクラは親指を立ててサインを送った。
「シローさん、3階に降ります」
「ハヤトさん、3階の魔物は何ですか?」
「2階よりちょっと強いオークとホーンラビットだな、偶にゴブリンもコボルトも歩いているな」
ハヤトは3階の奥に転移ポイントのセーフエリアが有ると教えてくれた。Dランクまでの冒険者はこの3階までで、これより下はCランク以上の冒険者が対象となっていた。4階と5階はゴブリンとコボルトがメインで、6階と7階はゴブリンソルジャ、コボルトソルジャだと教えてくれた。
「サクラ、前回ポイントの8階に転移だ」
「ええ、そうしましょう」
8階はミノタウロスでドロップ品は牛ロース肉でハズレは牛モツだった。
「シローさん、スミレさん、ここから本気を出して行こうか」
「「はい」」
「サクラ、援護してくれ」
バシュ、バシュ、バシュ、ブモー、ブモー、ブモー、バシュ、バシュ、バシュ、ブモー、ブモー、ブモー、ドサ、ドサ
「スミレさん、アイスランス✕3」
「「アイスランス✕10」」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、ドサ、ドサ、氷の弾はミノタウロスに刺さって消えていった。
「牛ホルモンゲットだぜ」
ハヤトとサクラさんはハイタッチしてきた。
11階、12階もミノタウロスで13階、14階はハイミノタウロスだった。
そして、15階、ボスのキングミノタウロスと戦っていた。
「メガサンダーボルト」
ガラガラ、バリーン、ブモー、ブモー、ブモー、
「サクラ、援護してくれ」
「はい」
「ハヤトさん、タケミカヅチです」
「タケミカズチ」
ガラガラ、ピシャーン、ブモーウ、ドサ、
「サクラ、宝箱だな」
「慎重に開けよう」
「うぉ~~~、宝石だな」
宝箱の中身は瑪瑙が入った革袋とアゲートの革袋だった。サクラさんとスミレさんは宝石が出てきたのでハイタッチして喜んだ。
「サクラ、ここで昼飯にしようよ」
「そうだけど、キャンピングカーはこの部屋では狭すぎて出せないわよ」
「そうだな、干し肉と硬いパンには戻れないしな」
「ハヤトさん、転移門を出してログハウスと直接繋がりませんか?」
「ああ、やってみるよ」
「サクラ、繋がった」
4人はハヤトのウッドデッキで昼食にしたのだった。昼はミノタウロスステーキを美味しく頂いた。
ハヤトは前回の攻略の時は14階まで1週間かかったと教えてくれた。シローも丁寧に戦っていたら、それくらいはかかると思った。
「ハヤトさん、武器を改良しませんか?」
「アリエル、どういうことだ?」
「はい、ハヤトさんの具現化で武器に5属性の中級魔法全てを付与するのです」
「ダイヤル式にして魔物によっては上級魔法まで使えるようにしましょう」
「アリエル、俺とサクラの武器の最適化をたのむ」
「了解しました、1時間ほどかかります」
「ミカエル、俺達の武器も最適化をお願い」
「了解です」
「ハヤトさん、16階以降の魔物は何ですか?」
「多分、ゴレームだと思う」
「そうだとすると火属性の魔法が有効ですね」
「ハヤトさん、得物の最適化が終わりました」「シローさん、得物の最適化が終わりました」
「ハヤトさん、サクラさん、今から飛空石を採りに行きませんか」
「ミカエル、ハヤトさんたちのログハウスは改造が可能なのか?」
「はい、レベルが順調に上がっているので改造可能です」
シローは、転移門を出してドーラー峠に接続した。
「では、行きましょう」
「ハヤトさん、サクラさん、BBQコンロでオークのモツを焼いて下さい」
「焼肉で大蜘蛛をおびき寄せるのです」
「サクラ、モツを焼こうよ」
「ええ、そうね」
ハヤトとサクラはBBQコンロでオークのモツを焼き始めた。煙がモクモク立ち込めてあたり一面にいい匂いが立ちこめた。ワサワサ、ワサワサ、大蜘蛛は集団でシローたち4人を取り囲んだ。
「シローさん、大蜘蛛が10匹以上よ」
「ハヤトさん、サクラさん、ファイア、アローとアイス、バレットです」
「「ファイアーアロー、アイスバレット✕10」」
「「ファイアーアロー、アイスバレット✕10」」
バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、
大蜘蛛は全て倒された。
「ハヤトさん、サクラさん、大蜘蛛の腹を裂きましょう」
「リラックス」
「シローさん、これが飛空石なのか?」
「はい、全部切り裂いて拾って下さい」
「ハヤト、サクラは必死に大蜘蛛の腹を切り裂いて飛空石はすべて回収された」
シローは転移門でミソフェガロ山のログハウスに帰ってきたのだった。
「ミカエル、最初に拾ったゴーレムの10体の核石は使えるのか?」
「ハイ大丈夫です」
「ハヤトさん、アリエルにログハウスの改造を急がせて下さい」
「アリエル、ログハウスの改造を行ってくれ」
「了解しました、明日の朝には完成します」
「シローさん、それにしても驚いたよ」
「ええ、転移門で直ぐですから」
「サクラさん、転移門だと旅の気分は全く出ないわよ」
「そうですね」
4人はモツ焼き突きながらハヤトとシローは焼酎の水割りを飲み、スミレさんが梨のワインを出したのでサクラさんも飲んだ。
「シローさん、ログハウスの宇宙船よ」
「スミレさん、おはよう」
「うわっ、かっこいいな」
(ハヤトさん、サクラさん、おはようございます)
(シローさん、おはようございます)
(ログハウスが凄いことになっていますよ、転移で外に出てみて下さい)
「うぉ~、サクラ、かっこいいな」
「ハヤトの夢だったのでしょ」
「うん、アニメのロボットベースだ」
「シローさん、アリエルはやりすぎじゃないのか?」
「想像ですが、AIクリスタル脳がハヤトさんの深層心理の奥からロボットベースを作ったのだと思います」
「何せ神様が作った脳ですから、アニメの世界を真似することは当たり前の仕様だと思うのです」
「サクラさん、新しいログハウスを見せて下さい」
4人は入口から中に入ってリビングは普通だったがロフト部分は宇宙船のコクピットそのもので背中が向かい合わせになった操縦席はフロアーから一段段上がっていた。擬似的な操舵輪が付いており、船のようでもあった。
「ハヤトさん、これはやりすぎでしょう」
「シローさん、これこそ『男のロマン』です」
ロボットアニメファンのハヤトは胸を張って言い切った。
「でも、ログハウスでは宇宙には行けませんよ」
「まぁ、それはそれで『男のロマン』なのです」
「シローさんもグラビティサーベル持ちなら『宇宙のロマン』は知っているはずです」
「まぁ、それは否定しませんが……」
「サクラさん、リビングとキッチンは普通で良かったですね」
「ええ、水回りは女の城ですからアリエルも自重したと思いますよ」
「そうですね」
二人は大笑いをした。実際に水回りはハヤトのログハウスもシローのログハウスも大差無かった。
「アリエル、目的地は任せるのでテスト飛行をしてくれ」
「はい、全てお任せください」
「絶対防御5重展開」
「圧力隔壁異常無し」
「飛空システム異常なし」
「オートバランサー作動正常」
「オートジャイロ作動正常」
「計器類オールグリーン」
「フライト前チェック、完了」
「目的地決定、オートパイロット作動」
「テイクオフ」
ポーン、ポーン、ハカトン湾を周回後、約250キロ30分のテストフライトです。
「シローさん、上空からワイバーンの攻撃の心配は無いのですか?」
「俺たちも最近飛び始めたばかりなのでワイバーンはわからないです」
「ハヤトさん、少々の攻撃は絶対防御5重展開で防ぎきれますのでご安心ください」
「現在、ログハウスに対空機関砲は付けてないのでワイバーンに遭遇した場合は屋根に出てワイバーンを迎え撃つ事になると思います」
「アリエル、任せたよ」
「ハヤト、シローさん、朝ごはんよ」
「それにしても本当に快適だな」
4人は朝ごはんを食べ、リビングで寛いだ。
ポーン、ポーン、まもなくミソフェガロ山に着陸します。
(話終わり)
----------------------------------
1日目はハヤト、サクラの案内でハカトン市内のスイーツ観光で回って見たが、スミレさんと初日に入ったいちごパンケーキの店とクレープ店以外にはタイバンカステラの店とフルーツパフェの店を発見したくらいで大した収穫は無かった。
4人はハヤトのウッドデッキでお茶会を開いていた。
「シローさん、今からダンジョンに行ってみないか?」
「はい、是非お願いします」
シローは即答だった。
「ハヤトさん、ダンジョンの入場料はいくらですか?」
「サクラ、ダンジョンの入場料は1パーティ6人までで一律銅貨3枚だったな」
「そうよ、ダンジョンの入場料は全国一律よ」
「ところで、ハヤトさんたちのパーティ名はあったのですか?」
「サクラ、『希望の使者』だったか?」
「そうだったわね」
「ハヤトさん、『シロコロバスターズ』はどうですか?」
「シローさん、そのふざけた名前は何なの?」
ハヤトはお茶を吹き出して腹を抑えて笑い転げた
「モツ焼きからの受け狙いですよ」
「スミレさん、何かある」
「チーム筑前煮でどうかしら?」
「ハヤト、それいいかも」
「サクラさん、今日はどうしたんですか?」
「ええ、パーティ申請よ」
「これを後でみんなで食べて」
サクラはスミレさんと一緒に焼いたはちみつ入りホットケーキを受付のセリーヌさんに差し入れた。
「サクラ先輩、パンケーキですか?」
「そうよ、スミレさんと一緒に焼いたのよ」
「後で頂きます」
セリーヌさんはルンルンと後ろに持っていき、代わりにパーティ申請用紙を持ってきた。
「ハヤトさん、ご記入お願いします」
「パーティ名、『チーム筑前煮』だ」
「人数4名でお願いする」
「サクラ先輩、筑前煮って何ですか?」
「料理の名前よ、来週、作って持ってくるわね」
「へぇ~、料理の名前がパーティ名なんですか?」
「そうよ」
4人は歩いて、海洋ダンジョンに向かった。ダンジョンに向かう道の両側はテントの簡易商店が並び、お祭りの縁日のような賑わいを見せていた。4人は受付で入場料銅貨3枚を払い中に入った。
「シローさん、1階はスルーして飛ばしていこう」
ダンジョン2階は小型のオークが徘徊していた。小型オークの体高はゴブリンと変わらなかった。
パシュ、パシュ、パシュ、パシュ、ドサ、ドサ、ドサ、小型のオークはモツをドロップして消えた。
「シローさん、今夜のアテはモツ焼きだな」
「そうですね」
ハヤトは親指を立ててサインを送った。
「スミレさん、角なしラビットが飛び出すから気をつけて」
ピョンピョン、ビョーン、角なしラビットは硬い角を武器に攻撃を仕掛けてきた。パシュ、パシュ、パシュ、ドサ、ドサ、ドサ、角なしラビットのドロップ品はささみ肉だった。
「スミレさん、オッケーよ」
サクラは親指を立ててサインを送った。
「シローさん、3階に降ります」
「ハヤトさん、3階の魔物は何ですか?」
「2階よりちょっと強いオークとホーンラビットだな、偶にゴブリンもコボルトも歩いているな」
ハヤトは3階の奥に転移ポイントのセーフエリアが有ると教えてくれた。Dランクまでの冒険者はこの3階までで、これより下はCランク以上の冒険者が対象となっていた。4階と5階はゴブリンとコボルトがメインで、6階と7階はゴブリンソルジャ、コボルトソルジャだと教えてくれた。
「サクラ、前回ポイントの8階に転移だ」
「ええ、そうしましょう」
8階はミノタウロスでドロップ品は牛ロース肉でハズレは牛モツだった。
「シローさん、スミレさん、ここから本気を出して行こうか」
「「はい」」
「サクラ、援護してくれ」
バシュ、バシュ、バシュ、ブモー、ブモー、ブモー、バシュ、バシュ、バシュ、ブモー、ブモー、ブモー、ドサ、ドサ
「スミレさん、アイスランス✕3」
「「アイスランス✕10」」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、ドサ、ドサ、氷の弾はミノタウロスに刺さって消えていった。
「牛ホルモンゲットだぜ」
ハヤトとサクラさんはハイタッチしてきた。
11階、12階もミノタウロスで13階、14階はハイミノタウロスだった。
そして、15階、ボスのキングミノタウロスと戦っていた。
「メガサンダーボルト」
ガラガラ、バリーン、ブモー、ブモー、ブモー、
「サクラ、援護してくれ」
「はい」
「ハヤトさん、タケミカヅチです」
「タケミカズチ」
ガラガラ、ピシャーン、ブモーウ、ドサ、
「サクラ、宝箱だな」
「慎重に開けよう」
「うぉ~~~、宝石だな」
宝箱の中身は瑪瑙が入った革袋とアゲートの革袋だった。サクラさんとスミレさんは宝石が出てきたのでハイタッチして喜んだ。
「サクラ、ここで昼飯にしようよ」
「そうだけど、キャンピングカーはこの部屋では狭すぎて出せないわよ」
「そうだな、干し肉と硬いパンには戻れないしな」
「ハヤトさん、転移門を出してログハウスと直接繋がりませんか?」
「ああ、やってみるよ」
「サクラ、繋がった」
4人はハヤトのウッドデッキで昼食にしたのだった。昼はミノタウロスステーキを美味しく頂いた。
ハヤトは前回の攻略の時は14階まで1週間かかったと教えてくれた。シローも丁寧に戦っていたら、それくらいはかかると思った。
「ハヤトさん、武器を改良しませんか?」
「アリエル、どういうことだ?」
「はい、ハヤトさんの具現化で武器に5属性の中級魔法全てを付与するのです」
「ダイヤル式にして魔物によっては上級魔法まで使えるようにしましょう」
「アリエル、俺とサクラの武器の最適化をたのむ」
「了解しました、1時間ほどかかります」
「ミカエル、俺達の武器も最適化をお願い」
「了解です」
「ハヤトさん、16階以降の魔物は何ですか?」
「多分、ゴレームだと思う」
「そうだとすると火属性の魔法が有効ですね」
「ハヤトさん、得物の最適化が終わりました」「シローさん、得物の最適化が終わりました」
「ハヤトさん、サクラさん、今から飛空石を採りに行きませんか」
「ミカエル、ハヤトさんたちのログハウスは改造が可能なのか?」
「はい、レベルが順調に上がっているので改造可能です」
シローは、転移門を出してドーラー峠に接続した。
「では、行きましょう」
「ハヤトさん、サクラさん、BBQコンロでオークのモツを焼いて下さい」
「焼肉で大蜘蛛をおびき寄せるのです」
「サクラ、モツを焼こうよ」
「ええ、そうね」
ハヤトとサクラはBBQコンロでオークのモツを焼き始めた。煙がモクモク立ち込めてあたり一面にいい匂いが立ちこめた。ワサワサ、ワサワサ、大蜘蛛は集団でシローたち4人を取り囲んだ。
「シローさん、大蜘蛛が10匹以上よ」
「ハヤトさん、サクラさん、ファイア、アローとアイス、バレットです」
「「ファイアーアロー、アイスバレット✕10」」
「「ファイアーアロー、アイスバレット✕10」」
バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、
大蜘蛛は全て倒された。
「ハヤトさん、サクラさん、大蜘蛛の腹を裂きましょう」
「リラックス」
「シローさん、これが飛空石なのか?」
「はい、全部切り裂いて拾って下さい」
「ハヤト、サクラは必死に大蜘蛛の腹を切り裂いて飛空石はすべて回収された」
シローは転移門でミソフェガロ山のログハウスに帰ってきたのだった。
「ミカエル、最初に拾ったゴーレムの10体の核石は使えるのか?」
「ハイ大丈夫です」
「ハヤトさん、アリエルにログハウスの改造を急がせて下さい」
「アリエル、ログハウスの改造を行ってくれ」
「了解しました、明日の朝には完成します」
「シローさん、それにしても驚いたよ」
「ええ、転移門で直ぐですから」
「サクラさん、転移門だと旅の気分は全く出ないわよ」
「そうですね」
4人はモツ焼き突きながらハヤトとシローは焼酎の水割りを飲み、スミレさんが梨のワインを出したのでサクラさんも飲んだ。
「シローさん、ログハウスの宇宙船よ」
「スミレさん、おはよう」
「うわっ、かっこいいな」
(ハヤトさん、サクラさん、おはようございます)
(シローさん、おはようございます)
(ログハウスが凄いことになっていますよ、転移で外に出てみて下さい)
「うぉ~、サクラ、かっこいいな」
「ハヤトの夢だったのでしょ」
「うん、アニメのロボットベースだ」
「シローさん、アリエルはやりすぎじゃないのか?」
「想像ですが、AIクリスタル脳がハヤトさんの深層心理の奥からロボットベースを作ったのだと思います」
「何せ神様が作った脳ですから、アニメの世界を真似することは当たり前の仕様だと思うのです」
「サクラさん、新しいログハウスを見せて下さい」
4人は入口から中に入ってリビングは普通だったがロフト部分は宇宙船のコクピットそのもので背中が向かい合わせになった操縦席はフロアーから一段段上がっていた。擬似的な操舵輪が付いており、船のようでもあった。
「ハヤトさん、これはやりすぎでしょう」
「シローさん、これこそ『男のロマン』です」
ロボットアニメファンのハヤトは胸を張って言い切った。
「でも、ログハウスでは宇宙には行けませんよ」
「まぁ、それはそれで『男のロマン』なのです」
「シローさんもグラビティサーベル持ちなら『宇宙のロマン』は知っているはずです」
「まぁ、それは否定しませんが……」
「サクラさん、リビングとキッチンは普通で良かったですね」
「ええ、水回りは女の城ですからアリエルも自重したと思いますよ」
「そうですね」
二人は大笑いをした。実際に水回りはハヤトのログハウスもシローのログハウスも大差無かった。
「アリエル、目的地は任せるのでテスト飛行をしてくれ」
「はい、全てお任せください」
「絶対防御5重展開」
「圧力隔壁異常無し」
「飛空システム異常なし」
「オートバランサー作動正常」
「オートジャイロ作動正常」
「計器類オールグリーン」
「フライト前チェック、完了」
「目的地決定、オートパイロット作動」
「テイクオフ」
ポーン、ポーン、ハカトン湾を周回後、約250キロ30分のテストフライトです。
「シローさん、上空からワイバーンの攻撃の心配は無いのですか?」
「俺たちも最近飛び始めたばかりなのでワイバーンはわからないです」
「ハヤトさん、少々の攻撃は絶対防御5重展開で防ぎきれますのでご安心ください」
「現在、ログハウスに対空機関砲は付けてないのでワイバーンに遭遇した場合は屋根に出てワイバーンを迎え撃つ事になると思います」
「アリエル、任せたよ」
「ハヤト、シローさん、朝ごはんよ」
「それにしても本当に快適だな」
4人は朝ごはんを食べ、リビングで寛いだ。
ポーン、ポーン、まもなくミソフェガロ山に着陸します。
(話終わり)
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