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三十四話 【臨時休園の理由】
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アンアのお蔭でフェルの暴走は収まったが、
二度とこういった事が起きないようにと三人で決めごとを作った。
それは、連絡は必ず直ぐにするということだ。
当たり前の様な気がするが、今回の件はそれが上手く出来ていなかった為に起きたのだ。
今回の件は決めごとを決めるだけで収まったが、これもアンアの提案のお蔭であり、
もし、アンアがいなかったら今頃ウルエは物凄いめにあっていたかもしれない。
その日の夜、フェルに今日は何処に言っていたのか、何があったのかと
しつこく問い詰められたが、ウルエは迷宮に行っただけと言い切った。
その理由は簡単で、フェルお姉ちゃんに本当の事情を言ってしまったら、
かなり酷いことになってしまうからだ。
今回の件は特に言うわけにはいかない。
新しい友人と言えるのかどうかはまだ不明だが、バロンに加え、
純白のスライムにも被害が及ぶ可能性があるため、
それだけはなんとしても避けたいのだ。
何度も何度もフェルに問い詰められ涙目になった所で
観念してくれたようで今回は無事に守り切る事が出来た。
そして、翌日、昨日の出来事など無かったかのように、
朝食時に時にあの話題が出ることは無かった。
いつも以上にフェルがウルエにべったりしながらも
学園へ行き、二人と別れウルエはクラスへ向かう。
「おう、ウルエ、おはよう」
「ウルエ、おはよう」
「うん、おはよう!」
何時も通りに心地よい友人との挨拶を交わして席に着く。
(この二人、いや、此処にいる皆は機能が休みだと知っていたんだよなぁ)
そう思うとなんだか自分だけ取り残されているかのような気持ちになり
少し悲しくなったがその件はもう解決しているので直ぐに気持ちを切り替える。
「そういえば、昨日ってなんで休みになったの?」
何故臨時休園になったのかは知らされていなかった為、
ふと気になったことをウルエは友人二人に聞いてみた。
ミアは首を傾げた為理由は知らない様だ。
彼女とは対照的にゲウヌは何やら知っている様で、
何か誇らしげな顔をしていた。
「此処だけの話、特殊なルートで手に入れた情報なんだが……」
特殊なルート、それはゲウヌの家柄の関係なのだが、
家柄の関係と言うよりは特別なルートと言った方が
恰好が付くと考えた為そう言いかえたのである。
声を潜め、ウルエ達にそう話す。
「知りたい知りたい!」
「私も!」
「実はな、ここから遠くの地で戦争が起きるらしいんだ。
それもあの竜人族が絡んでいるらしい。
それに関して色々と会議していたらしい。
まぁ、戦争が始まったら此処までは被害は及ばないとは思うが、
暫く休園って形になるだろうな」
戦争がはじまりもしも学園まで被害が及び、
学園内で怪我でもされたら色々と面倒が起きるため、
保険として休園にするだろうというのがゲウヌの考えだ。
「竜人族が……怖いわね」
ミアは竜人族と聞いた瞬間に顔色が悪くなっていた。
声も若干震えており、恐怖が伝わってくる……のだが、ミアとは裏腹に――
「竜人族ってなに?」
この世間知らずは何時か本当に死んでしまうのではないか。
ウルエの発言を聞いてそんな不安を抱く二人だった。
「まぁ、ウルエだから仕方がないか。
良く聞けよ、竜人族って言うのは――人間の姿に龍の角が生えていて
自由自在に竜に変身できる種族なんだよ。
人間の姿でもその能力は魔法も何も使わずに海を割る事だって出来ると言われている。
それが竜の姿に変身して暴れたら――その時は世界が滅びるとも言われてる。
そんな危険な存在が戦争をやるかもしれないんだ、流石にウルエでもどうなるかわかるな?」
「う、うん。危険な種族なんだね……」
ゲウヌの説明を聞きそう呟くウルエだったが、
それ以上に危険な存在がかなり身近にいるため、
そこまで危険だとはおもってはいなかった。
「それにしても、そんな種族と戦争だなんて、
一体どこの種族なの?」
「ん~残念だがそれはまだ分からないんだ
分かり次第教えるから安心してくれよ!」
「うん、楽しみにしてるよ」
(戦争か……バロンさん心配だなぁ)
戦争が起きると冒険者は徴収されて戦場へ放りだされる。
それはバロンも徴収されるという事だ。
それも竜人族が相手となれば物凄く心配になるウルエ。
そんな心配を抱きつつも授業は始まり――ウルエの理解不能の詠唱の座学が始まった。
ウルエは必死になって話を聞くが……やはりちんぷんかんぷんだった。
二度とこういった事が起きないようにと三人で決めごとを作った。
それは、連絡は必ず直ぐにするということだ。
当たり前の様な気がするが、今回の件はそれが上手く出来ていなかった為に起きたのだ。
今回の件は決めごとを決めるだけで収まったが、これもアンアの提案のお蔭であり、
もし、アンアがいなかったら今頃ウルエは物凄いめにあっていたかもしれない。
その日の夜、フェルに今日は何処に言っていたのか、何があったのかと
しつこく問い詰められたが、ウルエは迷宮に行っただけと言い切った。
その理由は簡単で、フェルお姉ちゃんに本当の事情を言ってしまったら、
かなり酷いことになってしまうからだ。
今回の件は特に言うわけにはいかない。
新しい友人と言えるのかどうかはまだ不明だが、バロンに加え、
純白のスライムにも被害が及ぶ可能性があるため、
それだけはなんとしても避けたいのだ。
何度も何度もフェルに問い詰められ涙目になった所で
観念してくれたようで今回は無事に守り切る事が出来た。
そして、翌日、昨日の出来事など無かったかのように、
朝食時に時にあの話題が出ることは無かった。
いつも以上にフェルがウルエにべったりしながらも
学園へ行き、二人と別れウルエはクラスへ向かう。
「おう、ウルエ、おはよう」
「ウルエ、おはよう」
「うん、おはよう!」
何時も通りに心地よい友人との挨拶を交わして席に着く。
(この二人、いや、此処にいる皆は機能が休みだと知っていたんだよなぁ)
そう思うとなんだか自分だけ取り残されているかのような気持ちになり
少し悲しくなったがその件はもう解決しているので直ぐに気持ちを切り替える。
「そういえば、昨日ってなんで休みになったの?」
何故臨時休園になったのかは知らされていなかった為、
ふと気になったことをウルエは友人二人に聞いてみた。
ミアは首を傾げた為理由は知らない様だ。
彼女とは対照的にゲウヌは何やら知っている様で、
何か誇らしげな顔をしていた。
「此処だけの話、特殊なルートで手に入れた情報なんだが……」
特殊なルート、それはゲウヌの家柄の関係なのだが、
家柄の関係と言うよりは特別なルートと言った方が
恰好が付くと考えた為そう言いかえたのである。
声を潜め、ウルエ達にそう話す。
「知りたい知りたい!」
「私も!」
「実はな、ここから遠くの地で戦争が起きるらしいんだ。
それもあの竜人族が絡んでいるらしい。
それに関して色々と会議していたらしい。
まぁ、戦争が始まったら此処までは被害は及ばないとは思うが、
暫く休園って形になるだろうな」
戦争がはじまりもしも学園まで被害が及び、
学園内で怪我でもされたら色々と面倒が起きるため、
保険として休園にするだろうというのがゲウヌの考えだ。
「竜人族が……怖いわね」
ミアは竜人族と聞いた瞬間に顔色が悪くなっていた。
声も若干震えており、恐怖が伝わってくる……のだが、ミアとは裏腹に――
「竜人族ってなに?」
この世間知らずは何時か本当に死んでしまうのではないか。
ウルエの発言を聞いてそんな不安を抱く二人だった。
「まぁ、ウルエだから仕方がないか。
良く聞けよ、竜人族って言うのは――人間の姿に龍の角が生えていて
自由自在に竜に変身できる種族なんだよ。
人間の姿でもその能力は魔法も何も使わずに海を割る事だって出来ると言われている。
それが竜の姿に変身して暴れたら――その時は世界が滅びるとも言われてる。
そんな危険な存在が戦争をやるかもしれないんだ、流石にウルエでもどうなるかわかるな?」
「う、うん。危険な種族なんだね……」
ゲウヌの説明を聞きそう呟くウルエだったが、
それ以上に危険な存在がかなり身近にいるため、
そこまで危険だとはおもってはいなかった。
「それにしても、そんな種族と戦争だなんて、
一体どこの種族なの?」
「ん~残念だがそれはまだ分からないんだ
分かり次第教えるから安心してくれよ!」
「うん、楽しみにしてるよ」
(戦争か……バロンさん心配だなぁ)
戦争が起きると冒険者は徴収されて戦場へ放りだされる。
それはバロンも徴収されるという事だ。
それも竜人族が相手となれば物凄く心配になるウルエ。
そんな心配を抱きつつも授業は始まり――ウルエの理解不能の詠唱の座学が始まった。
ウルエは必死になって話を聞くが……やはりちんぷんかんぷんだった。
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