神との約束を果たすために"異世界"を股にかける大冒険

4章 始まる冒険者生活 少年期

変異ダンジョン探索

王都近郊
王都の門から歩いて数分の距離にある初級者向けFランクダンジョン
出てくるのはゴブリン、オーク、オーガ、それに伴う上位種と変異種、まれに希少種、
全30階層からなる、階層は多いダンジョンだが、出てくるモンスターがそこまで強くないダンジョンだ、
この世界、ダンジョン内だと出てくるモンスターに、変異種と希少種が出てくる

ダンジョン以外には出ない特殊な個体だ
変異種は通常種を強くした個体、特徴的なのは身体のどこかに紫の線がある
これは魔素を過剰に取り込んで出来た個体だとセルフィが教えてくれた
過剰に取り込んだ個体なので普通よりも頑丈で強くなっている

希少種は魔素を取り込む量は通常種と一緒だが、途中で何らかの異常を起こした個体だ
魔石も通常種よりも大きくなり、素材を武器、防具に使うと普通より強くなったり、個体ごとの能力が発揮されたりするので
普通よりも高い

そんなこんなで着いたダンジョン
王都騎士によって封鎖されてるな

「誰だ！ここは現在封鎖状態である！子供は帰れ！」

職務に忠実な騎士だな
いい事だ、だが今回はゴメンな

「これ、王都許可証、邪魔するなら王から罰が下るよ？」

王から頂いた直筆の許可証と専属冒険者証
邪魔すると大変な事になるよ！
ってやつだ

「まさか！いや、これは…王家の紋章、それに冒険者証も専属の物だ…こんな子供が！？だが王命であるなら従うしかあるまい、すまなかった、どうぞ先へ」

おっ
止められるかと思ったが、職務に忠実だし、ちゃんと判断できる人だ
いい人だな

「じゃあ遠慮なく失礼します、今日戻ってくるかも分からないので気にしないでくださいね」

とりあえず最下層を目指して行ってみますか



入ってみて感じる空気
うわー
なんか変な感じだな…
嫌な感じがするな

「セルフィ、ルリ、ウルナ、何か気付いたらすぐに報告をお願い」
「かしこまりました」
「おうよ」
「了解じゃ」

さて、何かが起きているダンジョンに行ってみようか
つまらないのはやめてくれよ？
せっかくなんだ
楽しくいこうぜ