神との約束を果たすために"異世界"を股にかける大冒険

雪丸大福

文字の大きさ
69 / 73
5章 ミゼリア王国編

最後の5分

しおりを挟む
「限界突破!!」

勇者がそう言った瞬間、勇者からのプレッシャーが増した。
明らかに強くなった…
限界突破と言っていた、ならステータスを上げる能力か?
そう考えていた瞬間に………

剣が目前にまで迫っていた。

「危な!」

ルリが下から上に剣を多少逸らしてくれて助かった……
なんとか下方向には回避出来たが……

「兄ちゃんやべぇよ、速度もだけど……さっきより攻撃力が上がってる……ちょっと片手痺れてる」

マジか!
ちょっと剣を弾いただけだぞ!
ルリの攻撃力でも差があるのか……
まともに受けていられないぞ!

「ふぅ……集中……」

息を整え……
狙い撃つ!

「すごいな!君達は、限界突破を使った状態で捉えられるとは思わなかった……」

素直に感心している勇者。
行動と言動が合ってないけどな!
喋ってる間に5回!斬ってきたぞ!
横からの斬撃を躱し……上段からの攻撃はルリが逸らし、突きはセルフィが弾き、隙を見つけては銃撃を何発も撃ちまくっているが……
当たらない……
かすりもしない、この状態が続くとまずいな……

「仕方ない……もう時間もない事だし……そろそろ本番に行きますか!行くぞ!セルフィ!ルリ!」
「はい!」
「おうよ!」

初めに決めていた作戦の1つ。
終わりがけに使う作戦だ、狙いは先ず……あのクソ大臣!

3発の銃弾をお見舞する。
1発だけ足に辺り、2発は勇者に防がれる

「痛いぃぃぃぃ!何をしている勇者!ワシを守れ!」

まぁ!
そう来るよね!
それが狙いなんだけど!

「ルリ!溜めろ!」
「おう!」

ルリが2本の大剣を1つに合わせ、溜めの動作に入る。
今のルリが放てる最大火力の技、ただし、隙だらけになるからな。
その間、攻撃されたらまずい……が!勇者は今大臣の守りに入っている!
攻撃は来ない!
動こうとしても大臣を攻撃するから、邪魔だろうな!

「セルフィ!5カウント!」
「かしこまりました!」

セルフィが勇者の目の前に現れ攻撃する。

三散華さざんか!」

土魔法で足を強化したセルフィの3段蹴り。
下から抉り込むように蹴り上げる!
セルフィが手で4とルリに出す。

「アイシクルフィールド……バレット、バースト!」

勇者が飛ばされた所には俺の罠!
空間をアイシクルフィールドで一時的に凍らせ、留める。
勇者を中心に2メートル程……
勇者目掛けて弾丸が四方八方から一斉に襲いかかる!
アイシクルフィールドに勇者を留め、外側から撃ち込んだ弾丸が、バーストの合図と共に、中心へと押し寄せる。
普通の奴ならこれで倒れるが、勇者相手はこの程度じゃダメだ!

俺がルリに手で3と出す

鷹爪崩落脚ようそうほうらくきゃく!」

セルフィが上空から土魔法で岩固めた脚でかかと落としをする。
カウント2

「くっ……重い!」

勇者が咄嗟に剣でガードする。

「ガラ空きだぜ、勇者、ゼロ距離射撃……」
勇者の腹部に2丁4つの銃口をピタリとくっつけ。

「アイシクルブラスターーーー!」

渾身の砲撃をぶち込む。

俺の今の最大火力魔法。

氷の魔法を閉じ込めた弾丸を左右それぞれ4つ使い、更に上級魔法、ブリザードを発動待機状態にして、右の銃、ブラックを実弾、左の銃、ホワイトから魔力弾、を同時に連写して撃ち込む技。
全部の弾丸を一瞬で撃ち込むから消耗が激しいが、かなりの威力が期待できる。

「カハッ……これは……かなり効くね……」
カウント1

まだだ!
これで倒せてたら苦労はしない!

「セルフィオーネ!」
「レイン様!」

「「双破乱舞そうはらんぶ」」

勇者の左右から俺とセルフィがそれぞれ3発ずつ殴り。
そして背中を2人で蹴り飛ばす。

もちろん方向はルリの方にな!

「ゼロだ!!ヤレ!ルリ!」

「はぁぁぁぁ!極大!破斬剣!」

ルリが2つの大剣を1つにした極大剣、
元々ある大剣2つを魔法と機械で合体させる技。
ルリ程の力が無ければ持つ事すら出来ない剣。
持ち手はそこまで大きくないが、剣がバカでかい。
なんせ横幅だけで1メートル以上はあり、縦3メートル程ある。

「奥義!」
ルリが極大剣を構え。
「はぁぁぁぁ!」
勇者が空中で体制を整え、剣を構える。
剛滅斬ごうめつざん!!!」
光連斬こうれんざん!!」

ルリの極大の一撃と勇者の光速の連撃がぶつかる。




「タイムリミットだ」

勇者の鎧が砕け散る音が響く。




「勇者!!バーンレシアを殺せ!!」




正門前、白い服に身を包んだバーンレシア。

腹から勇者が握っている剣が貫通し、背中から肉片が飛び散る姿がそこにはあった。




「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!バーンレシア様ァァァァ!」


勇者の絶叫が…………
辺りに響き渡った…………。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...