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5章 ミゼリア王国編
最後の抵抗
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「裁きの時間です、ジルワール」
氷の十字架に磔にされたジルワールに向かってバーンレシアが迫っていく。
家族を殺され……国をめちゃくちゃにされ……それでも尚、凛として王族として相応しくあろうとする姿勢、カッコイイな。
「このワシを殺すのか!?この国の王になるワシを!そこのガキども!ワシを助けろ!金ならいくらでもやる!」
「なし」
「ないですね」
「ねぇな」
「なしなのじゃ」
即4人で否定する俺たち。
「なっ!?」
「俺たちは姫様の依頼で来てんだ、あんたを助けるのはねぇな、メリットないし、王にもなってないし、いろいろ無しだな、ムカつくしな」
こいつ助ける位なら姫様助けた方が印象いいだろうしな、専属冒険者的にも、セントラル的にもな。
「どうやら貴方の味方は誰もいないみたいですね、家族の、国の為!死になさい!ジルワール!」
バーンレシアが剣を振りかざし首に向けて振り下ろそうとした瞬間。
「まて!ワシを殺すとこの国が滅びるぞ!」
ん?なんだって?
剣を銃で受け止め、ジルワールを睨みつける。
「どう言う事だ?」
ジルワールに問いかける。
場合によってはかなりめんどくさいな。
「フフフ、ははは!ワシの左胸には呪具がはめ込まれておる!ワシが死ねば発動するぞ!」
死亡時に発動する何かか……
効果次第だが、国が滅ぶ程……爆発?死の煙とか?
あるいは……
「何が起こるんだ?」
「スタンピードだ、フフフ……この国にはダンジョンは無いが周りにはモンスターが沢山おる!それが一斉にここに向かって来るのだ、数百……多ければ数千だ!貴様らではどうこうすることは出来んだろ!勇者はワシの駒だしな!」
スタンピードか……
ダンジョンはこの国にはない……なら後続は無い、来たやつらを殺すだけか……
ん?
「ジルワール……貴方、よくもそんな卑怯な手ばかり……」
「バーンレシア様、ちょっと聞きたいんですがこの国の周りに出るモンスターはどんなやつが居ますか?」
「はっ……?い、いえ、周りに居るのはゴブリンやオーク、角うさぎ等ですね、強くてもオーガが稀に出てくるくらいかと、それがどうかされましたか?」
オーガ以下が数百から数千……
あれ?これって割と簡単じゃね?
と、なると、周りを壁で囲んでからやれば……
あっ、いけるわこれ。
「バーンレシア様、こいつ殺して良いですよ、問題ありませんでした」
「「はっ……?」」
2人してポカンとした顔をして俺たちを見ている
「問題ありませんと、レイン様が申しましたが?何か?」
「まぁそれくらいなら兄ちゃんなら問題ないな」
「問題ないのじゃ……わしも少し位楽しみたいのじゃ」
まぁウルナは全然何もやれてないから、もうちょっとくらい遊びたいんだろうな……
「な、何をいいおる!数千のモンスターじゃぞ!貴様ら如きにそんな事が!」
「出来ると言っているんだよ、俺たちならな」
そう……俺達ならな。
「フッ……フフフ!レインが出来ると言っているなら、私は信じましょう!心置き無く貴方を殺しましょう……フフフフフ……」
「ま、まて!許せ!たすけ……」
ゆらりと剣を構え……振り下ろし、首をはねるバーンレシア
死んだジルワールの身体から黒い煙が上がり始め、上空に広がり始め……
黒い雨が降った
氷の十字架に磔にされたジルワールに向かってバーンレシアが迫っていく。
家族を殺され……国をめちゃくちゃにされ……それでも尚、凛として王族として相応しくあろうとする姿勢、カッコイイな。
「このワシを殺すのか!?この国の王になるワシを!そこのガキども!ワシを助けろ!金ならいくらでもやる!」
「なし」
「ないですね」
「ねぇな」
「なしなのじゃ」
即4人で否定する俺たち。
「なっ!?」
「俺たちは姫様の依頼で来てんだ、あんたを助けるのはねぇな、メリットないし、王にもなってないし、いろいろ無しだな、ムカつくしな」
こいつ助ける位なら姫様助けた方が印象いいだろうしな、専属冒険者的にも、セントラル的にもな。
「どうやら貴方の味方は誰もいないみたいですね、家族の、国の為!死になさい!ジルワール!」
バーンレシアが剣を振りかざし首に向けて振り下ろそうとした瞬間。
「まて!ワシを殺すとこの国が滅びるぞ!」
ん?なんだって?
剣を銃で受け止め、ジルワールを睨みつける。
「どう言う事だ?」
ジルワールに問いかける。
場合によってはかなりめんどくさいな。
「フフフ、ははは!ワシの左胸には呪具がはめ込まれておる!ワシが死ねば発動するぞ!」
死亡時に発動する何かか……
効果次第だが、国が滅ぶ程……爆発?死の煙とか?
あるいは……
「何が起こるんだ?」
「スタンピードだ、フフフ……この国にはダンジョンは無いが周りにはモンスターが沢山おる!それが一斉にここに向かって来るのだ、数百……多ければ数千だ!貴様らではどうこうすることは出来んだろ!勇者はワシの駒だしな!」
スタンピードか……
ダンジョンはこの国にはない……なら後続は無い、来たやつらを殺すだけか……
ん?
「ジルワール……貴方、よくもそんな卑怯な手ばかり……」
「バーンレシア様、ちょっと聞きたいんですがこの国の周りに出るモンスターはどんなやつが居ますか?」
「はっ……?い、いえ、周りに居るのはゴブリンやオーク、角うさぎ等ですね、強くてもオーガが稀に出てくるくらいかと、それがどうかされましたか?」
オーガ以下が数百から数千……
あれ?これって割と簡単じゃね?
と、なると、周りを壁で囲んでからやれば……
あっ、いけるわこれ。
「バーンレシア様、こいつ殺して良いですよ、問題ありませんでした」
「「はっ……?」」
2人してポカンとした顔をして俺たちを見ている
「問題ありませんと、レイン様が申しましたが?何か?」
「まぁそれくらいなら兄ちゃんなら問題ないな」
「問題ないのじゃ……わしも少し位楽しみたいのじゃ」
まぁウルナは全然何もやれてないから、もうちょっとくらい遊びたいんだろうな……
「な、何をいいおる!数千のモンスターじゃぞ!貴様ら如きにそんな事が!」
「出来ると言っているんだよ、俺たちならな」
そう……俺達ならな。
「フッ……フフフ!レインが出来ると言っているなら、私は信じましょう!心置き無く貴方を殺しましょう……フフフフフ……」
「ま、まて!許せ!たすけ……」
ゆらりと剣を構え……振り下ろし、首をはねるバーンレシア
死んだジルワールの身体から黒い煙が上がり始め、上空に広がり始め……
黒い雨が降った
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最初の方のステータスで
加護に[]が無かった
[加護]
加護は別枠だったのでどうしようかと悩んでました
最初の方だったらもしかしたら付け忘れかも知れません
ありがとうございます
加護って、スキルなのか?
加護は別枠だと思う
加護はスキルではありません。
今回の設定では異世界を旅する世界になります
神によって世界にかけられている加護と個人にかける加護の2つがあります
世界にかけられている加護
これは、その世界に全ての産まれ、住んでいる者に適応される加護です。
ラビィの加護によって性行為に関しては皆従わないと天罰が下されます。
個人にかけられている加護
これは世界の加護を個人に対してのみ、掛けています。
この2つの違いですが
今回の物語は、異世界同士を旅することが出来ます
実は主人公達だけでなく、異世界を旅する事は他の方にも出来ます
ラビィの世界からBの世界に行くと、Bの世界の加護によって決められたルールに従わなければいけません
逆にラビィの世界に来ると、性行為に関してのルールに従わなければいけません
これは世界の加護のルールだからです
これが個人の加護の場合
レイン達が持っている双子神の加護は同じように性行為に関しての加護の力があります
これは他の世界に行った時も世界の加護と共に個人の加護も共存しますので
性行為に関してのルールも守らなければ、天罰が下され死にます
強姦する、場合は自分が死に、される場合、相手が死にます。
が、ラビィの加護を持っている者に対して他の世界の人間は強姦しようとは思いません。
これは加護の力によって、死ぬ事が分かってしまうからです
ちなみに個人の加護の場合は、他の効果も追加されることがあります
双子神の加護の場合は、魂の契約をした者同士の位置、状態、性的な興奮等を感じる事が出来ます。
今回主人公周りの女性は双子神の加護を与えられ、旅するメンバーになりますね
ユニークスキル
創造神ザ・クリエイター
クリエイト=創造
クリエイト神ザ・クリエイターって同じ意味言ってる
ユニークスキル
ゴッド・ザ・クリエイターなら通ると思う
あと神スキルをユニークに入れるのか?
ルビ振りが機能してませんでした!
創造神の読み方がザ・クリエイターですね
ユニークスキルは
通常のスキル
エクストラスキルと違い
その人個人に与えられたスキル、もしくは特殊なスキルになります
どちらにしても個人に対して特別に出されてるスキルです
どちらにしてもスキルに関しては3段階しかありませんので、神と名がついても最上級スキルとしてユニークスキルに入ります
神が与えた、神が作った
神と名が入っている、としても、ユニークより上、とはなりません。
他の小説ならそうかもしれませんが
この小説の世界は元々が神が作ったルールに沿って、神も従っているので、スキルに関してもそのような設定になっていますー